誰かに依存した幸せでいいの?彼氏に夢中な自分が嫌いでブログを開設した/著 山城さくら

山城さくらさん

こんにちは、山城さくらです。
前回は退職時の周囲の反応を振り返る」という記事を事を書きましたが、私は1年半前、新卒から8年務めた会社を辞め、フリーランスになりました。

独立当初はブログ一本でしたが、ありがたいことに、この1年半で、ライター・イベント登壇・PR動画出演・イベント企画など幅広いお仕事をいただけるようになりました。

ブログから得たことは、それだけではありません。

ブログがあったから独立を決意できたし、ブログがあったから今の交友関係ができて、ブログがあったから夢だった「時間と場所にとらわれない暮らし」を叶えることが出来ました。

そのくらい、ブログはわたしの人生を変えてくれた大切なものです。

今日は、そもそもなぜブログを始めようと思ったのか?そのきっかけとなったことをお話していきたいと思います。

彼氏で頭がいっぱいのOLでした

当時、大好きな彼氏がいました。優しくて仕事もできて考え方も大人で…もう我を忘れるくらい夢中になっていました。

超多忙だった彼の力になれるなら、楽しかったしやりがいのあった仕事だってさっさと退職して家事のサポートをするでもいいと思ったし、このままいけば“彼が私を幸せにしてくれる”と結構本気で思っていました。(いつでも会社を辞めて彼の転勤についていけるように、手に職をつけようとネイリストの資格までとったw)

山城さくらさんの後ろ姿

 

でもそんな毎日は幸せなことばかりではなく、他に趣味もなかった私は彼で頭がいっぱいになりすぎたゆえ、必要以上に彼の女友達に嫉妬したり、1ミリもでない結婚話にやきもきしたり。幸せなはずなのに、いつもモヤモヤモヤモヤ。今思えば完全なるメンヘラでしたw

そして、あるときハッとしました。

え、わたしの人生このままでいいの?

もっとやりたい事とかないの????

私は彼のことで頭がいっぱいになっている自分が好きじゃなかったし、結構しんどかったんです。そして、きっと彼もしんどかったと思います。

そのとき、自分のためにも彼のためにも、もっと他に夢中になれることをみつけようと決めました。

ブログが仕事になるという衝撃

当時は「デコログ」というブログサービスが流行っていて、いつも見ていたブロガーさんが東京でトークイベントをやるという告知が。何かが変わるかもしれないと、いつも彼氏にべったりだった休日を久しぶりに自分だけの用事に使うことに。

トークイベントの内容は、たしか「女性の活躍」とか「SNSを使った仕事」とかそんな感じだったと思います。

正直内容はほとんど覚えてないのですが、 初っ端の自己紹介でそのブロガーさんの「職業」がブロガーということに、「ブログって仕事なの!?!?」と驚いたことだけは覚えています。

確かにブログを見ている限り、特定の会社勤めしている(むしろ仕事をしている)投稿が一切なかったので、ずっと不思議には思っていたのですが、まさか私が毎日みていたそのブログこそが仕事だったなんて…ほんとうに衝撃的でした。

山城さくらさんの画像

 

そのまま興奮しながら帰宅し、速攻ブログについてググりまくりました。

どうやら、世の中にはブログで稼いでいる人はたくさんいるらしい。そして資格やスキルがなくても始めることができ、専業としてやっている人もいるらしい。。。。。

静岡の田舎で生まれ育ち、地元企業に就職して、当たり前のように会社員をしていたわたしは、思いきり価値観をぶっ壊されました。そのくらい刺激的で、新しい世界を覗いたような気がしてすごくワクワクしたのを覚えています。

そして、勢いでその日にブログをはじめることに。

右も左もわからないまま、とにかくググりまくってなんとか自力で開設。

彼氏にだけ言って、でもリアルの知り合いには誰にも言わずに内緒で記事を更新。次の月にはブログを学ぶオンラインサロンにも入りました。

他人に依存しない楽しさを知る

そして、2ヶ月後。ほんとうに感動した初収益。

彼氏に依存していた私が、自分のために自分を変えるために自分で行動した。そしてそれが小さな成果として現れた瞬間でした。

なんの資格も取り柄もない私が、会社でもなくバイトでもなく自分の力だけで稼いだお金。たった18円でしたが、会社の初任給よりも嬉しかったのを覚えています。

ほんの少しだけ自信もついたし、なによりブログは新しい世界をのぞかせてくれる、しっかり自分のために頑張れる場所でした。日常生活も「ブログのネタになるかも」という気持ちからどんどん行動的に。行ってみたかったけど先延ばしにしていた場所にいってみたり、一人旅をしてみたり。

そして、彼氏に依存していた頃よりも、自分のやりたいことを見つけてからのほうが気持ちも穏やかでいられるようになった気がします。

そして、いつしか「彼氏をサポートして生きたい」という夢は「時間や場所に囚われない暮らしをする」ことに変わり、ブログを始めて約半年でわたしは独立を決意。

人に幸せにしてもらうのではなく、自分は自分で幸せにする。自分の人生をしっかり歩くことの楽しさにやっと気がつくことが出来ました。

あなたはどう生きますか?

先にも書きましたが、私はブログがあったから独立を決意することができ、交友関係や、仕事の幅が広がり、そして「時間と場所に囚われない暮らし」を叶えることができました。

そして、何よりも変わったことは、自分の人生を生きてるなと思えることです。

今までは、当たり前のように決まった道をそのまま進んできたし、それはそれで楽しかったです。

でも心の中では、東京に住んでみたいとか、もっと自分で稼いでみたいとか、挑戦したい気持ちはずっとありました。でも“今さら無理”だと決めつけ、そして今の幸せから抜けるのも怖くて。自分の気持ちに蓋をし、楽な方に流されてきました。

でも今は自分としっかり向き合い、やりたいことは必ず挑戦するし、ちゃんと自分を幸せにしてあげられるようになりました。

 

“ブログを始める”たったそれだけのことで、ここまでわたしの考え方や選択は変わりました。あのとき、自分の異常に気がついて良かったし、そして変わろうとするわたしを引き止めず応援してくれる彼氏で本当に良かったです。

山城さくらさんの笑顔

年齢なんて関係ない、環境だって関係ない。何をはじめるにも、勇気はいりますが「変わりたい」という気持ちさえあれば人は変われるんだなと身をもって実感しました。

以上、私がブログを始めたきっかけでした。この記事が誰かの一歩を踏み出すきっかけになれたら幸いです。

この記事を読んでくださっている方で、すでにブロガーの方もいらっしゃると思います。

皆さんのブログを始めたきっかけはなんでしたか?(人のきっかけってあまり聞いたことがないから気になる)

ぜひツイートで教えてください!全部拾いに行きます!!

ちなみに当時の彼とは、独立を決意したタイミングで別れてしまいましたが、いつも背中を押してくれた彼には本当に感謝しています。あんなにべったりだったのに今となってはもはや「戦友」で熱く仕事の話をし合える良い関係です。

撮影:水野陽介(@mizunote_net)

この記事を書いた人

時間と場所にとらわれず、その時の気分でやる事も暮らす場所も決めたいと思い、8年勤めた会社を辞めてフリーランスになりました。ライターとブログ運営をしています。今の目標は朝型になること…早起きむずかしい…https://pomu.me/skrninjin/