ハイクラス向けの転職を考えている場合、その実態や特長についてよく理解しておく必要があります。
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ハイクラス求人の具体的な定義とは?
基本的には、年収が800万円以上、部長クラス以上の役職への転職を指すことが多くなっています。
ただ、年収が800万円以下でもハイクラス求人として紹介されているケースもありますので、明確な定義があるわけではありません。
どちらにせよ、高年収とそれに見合うだけの実績やスキルを持っている人向けの求人情報といえるでしょう。
ハイクラス求人の対象となるための要件とは?
年収800万円が一つの基準であると解説しましたが、転職エージェントやヘッドハントサービスなどによって、以下のような違いがあります。
サービス名称 | ハイクラス求人の対象要件 |
---|---|
DODAエグゼクティブ | 年収800万円~ |
ビズリーチ | 年収600万円~ |
CAREER CARVER | 年収600万円~ |
JACリクルートメント | 年収500万円~ |
このように見ると、年収600万円程度を得ている人が対象になると仮定できるでしょう。
では、年収600万円を稼ぐ人材とはどのような人なのか。
一般的なサラリーマンで年収600万円を超えるとなると、役職者や役員になっていないと厳しいでしょう。
そのため、募集される年代としては、40代や50代を対象にした求人が多くなる傾向にあります。
また、サラリーマン以外なら、以下のような職種が考えられます。
- 弁護士
- 医師
- 税理士
- 会計士
- 行政書士
- 司法書士
- 公務員
こういった職種についている場合は、ハイクラス向けの求人に対象となりやすいといえるでしょう。
また、サラリーマンでも営業職や製造業など、場合によっては年収600万円を超えているケースもあり、それ相応のスキルを身につけていると判断されることが多いので、ハイクラス求人にも応募しやすいといえます。
ハイクラス求人ではどのようなスキルが必要なのか
そのため、ハイクラス求人に応募するためには、基本的なマネジメントスキルを習得していることが求められるケースが多くなります。
また、マネジメントスキル以外にも、以下のようなスキルが必要になると考えておきましょう。
- 問題意識に基づいて、課題や目標を設定できるスキル
- 自分の見解やビジョンを周囲の人に適切に伝えて動かしていくスキル
一言で言うと、ビジネスマンとしてかなり高いスキルが必要になるということです。もし、20代のうちにハイクラスへ転職したい、または年収で800万円近く稼ぎたいと考えているのであれば、まずこれらのスキルを身につけられるようにしましょう。
企業がハイクラス求人によって人材を募集する理由
一般的には、以下のような理由でハイクラス人材が求められることになります。
- 既存事業を拡大するため、その道のスペシャリストを求めている
- 会社の成長速度に対して、社内の管理体制の構築が追い付いていない
- 企業や部門を買収したことで、全体を管轄するノウハウを持った人材が必要
ハイクラス求人では、経営に近い職種や管理職での求人募集が多くなる傾向にあります。ただ、社内でそのような人材を育てていても、状況によって適任がいなかったり、育てきれなかったりする可能性もあります。
そういう場合に、外部の優秀な人材を招き入れ、そのポジションについてもらうことで、企業が抱えている問題を解決しようとするわけです。
ハイクラス求人にはリスクもある
実は、ハイクラス求人と一般的な求人との大きな違いがあります。それは、ハイクラス求人の多くは外資系企業や新興企業(ベンチャー企業)などから出されていることが多く、誰もが知るような終身雇用型の大手企業からは出されていないということです。
その理由としては、それぞれの報酬のシステムに大きな違いがあるためです。
外資系企業などの場合は、ポストは役割の一つであり、必要であれば外部から人材を招き入れることもあれば、役割を担えないと判断した場合は解雇する可能性もあります。
一方で、年功序列型の大手企業の場合、ポストというのは20~30代に頑張った「ご褒美的意味合い」が強いといわれているのです。そのため、よほどのニーズがあるケースを除いて、わざわざ外部から人材を招き入れる必要がないわけです。
つまり、ハイクラス求人では、期待に沿えなかった場合に給与の引き下げや降格、解雇などの可能性があり、長く安定して働けるといった意味合いのものではないということです。
ヘッドハントを受けた人の話として、現職の年収の2倍近くを提示されたケースがあるそうですが、それは「給料が2倍になる」だけではなく、「2倍の報酬を提示する必要があるほどリスクが高い」ということにもなるというわけです。
ですから、ハイクラス求人に転職する際は、そのような事情をしっかり把握をして、自分自身でしっかり判断することが大切になります。
ハイクラス求人の特長とメリット
もし、ハイクラス向けの求人に転職したいと考えているならば、転職市場の特長やメリットなどについてしっかり把握しておくことが重要です。
非公開求人が多いこと
その理由は2つあります。1つは、ハイクラス求人では企業の上流ポストを用意されるので、そのポストの数はかなり少なくなります。そのため、このような求人そのものが希少なものとなるのです。
もう1つの理由が、ハイクラス求人は企業にとっても、転職支援サービスなどにとっても、とても重要なポジションとして扱われることが多くなります。
特に企業にとっては、経営戦力や事業戦略に大きく関わるポジションとなるため、広く一般にその内容などを知らせることに抵抗があるのです。
そのため、誰もが閲覧できる転職サイトや自社のホームページなどに募集広告を載せることはありません。
ですから、ハイクラス求人を探したいのであれば、ハイクラス向けの転職支援サービスに登録することが必要になります。
企業との高いマッチング精度が必要
ハイクラス向けの求人で採用する人材は、企業の戦略に沿った人材である必要があるためです。
そのため、必要な経験やスキルに加えて、企業が求める人物像についても明確に設定されているケースが多くなります。
一方で、求職者側から見ても、これまでのキャリアや経験を活かしたうえで、さらに上のポジションを目指して転職するわけですから、求人の内容や企業についてしっかりと吟味することになります。
このような理由から、ハイクラス求人では人材と企業の高いマッチング精度が必要になるというわけです。
グローバルな経験が必要になることも
現在では、多くの企業が海外進出を果たすようになっています。それぞれ市場を開拓するために戦略を打ち出しているのですが、その戦略を実行できるマネージャーが不足しているというのが企業の課題となっているのです。
特にハイクラス求人の場合は、海外での生産管理や新たな拠点をまとめるなど、現地で現場を管理できる人材が求められるケースも多く見られます。
そのため、現地の経済状況や海外での赴任・ビジネスの経験、マネジメントスキルなどが評価の対象になる場合が多くなります。
急成長しているベンチャー企業の求人が多い
成長スピードが速いベンチャー企業の場合、そのスピードに企業内部の体制作りや管理職を任せられる人材の育成が追い付かないことがあるためです。
また、終身雇用型の大手企業と違って、外部の人材を積極的に採用したいと考える企業が多いので、自分のキャリアアップを目指す求職者と、さらなる成長を目指す企業側との利害が一致するケースが多くなります。
大手企業で活躍して、さらに自分のスキルを高めていきたいと考えるのであれば、このような状況は歓迎できるものなのかもしれません。
M&Aや後継者継承に関連して外部から人を入れる
最近では、日本企業が海外の企業に買収されることが多くなっています。そのタイミングで経営者や管理職となる人材を外部から招く機会が多くなっているので、ハイクラス求人への需要が高まりを見せているのです。
また、現在の経営者の後継者がいないために、国内企業や特定の部署を買収する日本企業も増加の一途をたどっています。
このような事情によってキャリアアップや経営に携わるチャンスが増えているというのも、ハイクラス求人の特長といえるでしょう。
ハイクラス求人のメリットとは
キャリアアップやポジションアップが見込める
キャリアアップやポジションアップが見込めるというのが、ハイクラス求人によって転職することの大きなメリットです。
在籍している企業ですでにそれなりのポジションを獲得している場合、さらに高いポジションを目指したいと考えるのは自然なことです。
また、企業としてはそのようなポジションを生え抜きの人材に与えたいのですが、必ずしも適任がいるとは限らないのです。
そのため、企業に希望に応えてくれるのであれば、それに見合ったポジションを与えたいと考えるというわけです。
今まで以上の収入を手に入れられる可能性がある
今まで以上の収入を手に入れられる可能性がある、というのもハイクラス求人で転職するメリットといえるでしょう。
仕事をしていて求めるものは、何もポジションだけではありません。今よりも高い報酬を得られるようになりたいと考えるのは、当然のことでしょう。
一方で、ハイクラス求人を出している企業は、人材に掛かるコストを度外視する傾向にあります。つまり、企業側は「こちらが求める仕事を全うしてくれるのであれば、高いポジションと高い給与で迎え入れる」と考えるのです。それほど、優秀な人材を欲しているということです。
ハイクラス求人の多くが、このような条件となっているので、高収入を十分に見込めるのです。
これまでと同じ業界でトップを目指すことができる
ハイクラス求人に転職することで、これまで関わってきた業界でトップを目指すことができる、というのもハイクラス求人のメリットです。
業界大手と呼ばれる企業に在籍して、ある程度のポジションを確立できていたとしても、その企業が業界で2位や3位だった場合、トップ企業に対して劣等感を抱いてしまうことがあるでしょう。
業界トップの企業で働き、そのビジネスに貢献したいと考える人にとって、ハイクラス求人での転職はとても魅力的なものになります。これまでの経験を存分に活かしながら、大きなやりがいを感じられる可能性が高くなるでしょう。
全くの別業界で自分の価値を発揮できる
全く別の業界に転職して、これまでに培った自分の価値を発揮できる可能性があるのも、ハイクラス求人のメリットであり魅力の1つといえます。
社会人としての自分の能力を未経験の業界で発揮することで、ビジネスパーソンとしての視野も大きく広がることになります。
もちろん、業界が変わるということは、それぞれの業界の特性やスキルを新たに身につける必要があります。
しかし、企業側からしても、状況や事業戦略によって全く異なる業界からの知識や経験などを必要としているケースが多いもの。そのため、ハイクラス求人によって別業界から優秀な人材を採用することで、企業や事業をさらに強化できる可能性があるのです。
このような需要があるため、ハイクラス求人で別業界に転職すると、特別なやりがいを感じられるケースが多いのです。
企業の経営に関与できる可能性がある
ハイクラス求人のもう1つのメリットが、企業の経営に携われる可能性があるということです。
企業で役職やポジションを与えられている人のなかには、将来経営者として会社の運営に携わりたい、と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか?
このような場合、ハイクラス求人による転職を経験することで、企業の経営に関わる職務を担当できる可能性があります。
また、さまざまなタイプの経営者を間近で観察することができ、自然と「帝王学」を身につけることもできるでしょう。さらに、重要な人脈を増やすことも可能。
経営に携わることもでき、将来のための勉強にもなるというのは、大きな魅力となるでしょう。
ハイクラス求人と転職している人の実態
ハイクラス求人の特長やメリットについては、これまでに解説した通りですが、その実態がどうなっているのか知らないという方も多いはずです。
ハイクラス求人の現実を把握しておくことで、転職の参考にすることができるでしょう。
年収1000万円以上のハイクラス求人で多い職種
具体的には、以下のようになります。
- 経営企画・事業企画
- 経営者・COO(最高執行責任者)・経営幹部
- 経理・財務・会計職
- 営業職
- 金融系専門職
- マーケティング系職種
- コンサルタント系職種
このうち、「経営企画・事業計画」「経営者・COO・経営幹部」でのポジションが多くなっています。
これらの職種では高度な折衝能力や専門知識、高いマネジメントスキルが求められるほか、もともと給与水準が高いということもあり、ハイクラス求人となるケースが多いようです。
ハイクラス求人で人材を募集する実際の理由
- 事業の拡大を目指してスペシャリストを採用したい
- 会社が急成長していることに伴い、経営体制や役員の人員体制を強化したい
- 会社の成長に伴い、マネジメントポジションを増やしたい
- 海外拠点や新規事業の立ち上げにより、管理職を任せられる人材を採用したい
- 事業を継承していくために、世代交代を図りたい
このなかで、最も多いのはさらなる事業拡大のために、スペシャリストを確保したいというものです。先述したように、外部から人材を招き入れることで、体制を強化したいと考えている企業はかなり多いといえるでしょう。
ハイクラス求人で求職者に求められる共通スキル
- 問題意識に基づいた課題や目標を設定するスキル
- 自分の見解やビジョンを周囲に適切に伝え、人を動かすスキル
- 状況に応じて臨機応変に対応するスキル
- 立場や価値観の異なる社内外の関係者を調整したりまとめたりするスキル
- 収集・分析したデータから、新しい価値を生み出せるスキル
- 課題に優先順位を付けて解決のための計画を立てるスキル
これらのスキルは、社会人として身につけられるスキルではありますが、かなり高いレベルで求められるということを理解しておくべきでしょう。
また、企業によっては極めて高い専門知識や独自のスキルが求められることもありますので、求人情報をよく確認するようにしましょう。
年収1000万円以上のハイクラス求人を行う企業の特徴
- 外資系企業
- 大手企業
- ベンチャー企業
最も多いのが外資系企業となっています。そもそも外資系企業では、外部から優秀な人材を採用する企業文化が定着しています。
また、意外と多かったの大手企業です。実は、大手企業では終身雇用や年功序列制度が体をなさないケースが増えており、外部の人材を確保することで企業の新陳代謝を高め、古い文化を一掃したいと考えている場合があります。
ハイクラス求人で募集される役職
- 本部長・事業部長クラス
- 部長・次長クラス
- 経営者・役員クラス
- 役職なしのスペシャリスト
このように、会社にとって要職となるポジションが多いことがわかります。
管理職での転職は難しい側面もある
エグゼクティブに関する実態を調査・研究している経営者JP総研によれば、管理職以上で転職した人の約4割が「転職に失敗した」と感じているといいます。
その原因は、社風や一緒に働く人との相性の悪さを感じたり、求人情報とは違う仕事を任されたりするケースがあるとのこと。また、希望にマッチする転職先を見つけられず、現職に留まる決意をした人もいるとのことです。
ハイクラス求人が増えているとはいえ、管理職クラスでの転職は慎重を重ねるべきといえるでしょう。
ハイクラス転職に失敗する人の特徴
- 自分の能力・スキルを過信している
- プライドが高すぎる
- 仕事に対する柔軟性に欠ける
- 転職理由が明確ではない
特に、自分に対する過信やプライドの高さというのは、ハイクラス求人への転職ならではの失敗理由といえます。
いくら要件を満たしているとしても、場合によっては失敗してしまうということを理解しておくべきでしょう。
ハイクラス求人への転職を成功させるコツとは?
ハイクラス求人は自分にとっても企業にとっても求めるものが大きいため、転職の難易度は高いといえます。
そのため、以下に解説する転職成功のコツを踏まえて、正しく行動することが大切になります。
転職エージェントを利用する
転職エージェントなら、短期間で多くの求人情報を紹介してもらうことができ、複数の会社を比較することできるからです。
また、転職エージェントに登録することで、担当コンサルタントがつき、転職活動をサポートしてくれるため、転職の成功率もアップします。
特に、できるだけ早く転職したいと考えているのであれば、転職エージェントを利用するのが最も効率的な方法といえるでしょう。
ヘッドハンターを利用する
ヘッドハンターサービスとは、スカウト型の転職支援サービスのこと。登録しておけば企業側のヘッドハンターから転職のオファーを受けることができます。
企業にとって重要なポストを任せる人材を採用する場合、信頼できるヘッドハンターを利用するケースが多いので、転職に成功する可能性も高まります。
知人からの紹介を受ける
実は、紹介によって転職を果たすケースは多く、これまでに築いた人脈をフル活用して転職を成功させている例も多いのです。
この方法では、仕事内容について事前に把握しやすく、選考も有利になりやすいので、そのような機会があるのなら利用してみるといいでしょう。
知人からの紹介を受ける場合の注意点
知人の紹介によるハイクラス求人への転職の場合、いくつか注意しておきたい点もあります。
- 途中で辞退しにくい
- 環境や仕事内容にギャップを感じる
- 知人との関係性が悪化する
- 知人が上司になる
- コネクションで入社すると色眼鏡で見られる
知人の紹介だからこそ、デメリットも多くなるということをしっかり理解しておきましょう。
自力での転職活動はあまりおすすめできない
転職全体にいえることですが、転職活動を適切に行なえるかどうかが転職成功のカギを握るからです。
そのため、転職エージェントやヘッドハンターなど、何らかの転職支援サービスを受けたほうが転職の成功率は格段にアップします。
希望の転職を実現させるために、とても重要なことですので覚えておきましょう。
事前の準備と柔軟な対応力が必須
というのも、転職が完了するには、3~6ヶ月もの期間が必要になるからです。
しかも、ハイクラス求人では転職の難易度が高いため、転職活動期間がさらに長引く可能性もあります。
そのためには、事前にしっかりと準備をして、効率的に転職活動を進めていくことが大切になるのです。
また、予期しないことが発生した場合でも、対応できる柔軟性も重要な要素です。転職を実現させるためにはどうしたらいいのか、しっかり考えるようにしましょう。
転職エージェントを利用してハイクラス求人に転職する際のポイント
転職エージェントには複数登録する
転職エージェントを利用する場合は、複数のエージェントに登録するのが基本となります。
その理由は、担当のコンサルタントが転職の是非に大きく影響することに加え、優秀なコンサルタントに出会えるかどうかは運次第となるからです。
転職エージェントに登録する際は、基本的に担当のコンサルタントを選ぶことはできません。そのため、いくつかの転職エージェントに登録をして、多くのコンサルタントと接触することが大切です。
そのなかで、一番相性の良いコンサルタントを選択すれば転職活動のサポートも安心して任せることができるでしょう。
信用できる転職エージェントかどうかを見極める
また、信用できる転職エージェントかどうかをしっかり見極めることも大切です。
現在では、数多くの転職エージェントサービスが提供されており、なかにはあまり信用できないものも含まれています。
以下のような特徴が見られたら、そのエージェントを信用しないほうがいいでしょう。
- 応募や内定後の返答など意思決定をかなり急かしてくる
- 求人をとにかく大量に紹介してくる
- コンサルタントなどと連絡が取れない
- 企業との意思疎通がうまくいっていない
このような転職エージェントは、求職者の希望ではなく、エージェントの都合を優先する可能性が高いといえます。あなたの大切な転職をこのようなエージェントに任せてはいけませんので、注意してください。
担当のコンサルタントが合わない場合は変更する
担当のコンサルタントが合わないと感じた場合は、すぐに変更を申し出ましょう。
先述している通り、コンサルタントとの相性は転職の成功に大きく影響します。ですから、話しにくさや考え方の不一致などを感じたら、できるだけ早く申し出るようにしましょう。
担当者の変更は、転職エージェントにとって大きな問題ではありませんので、情を移すことなく、転職を成功させるために必要な行動をとりましょう。
コンサルタントからの連絡には反応する
担当コンサルタントからの連絡には、必ず反応するようにしましょう。
というのも、反応しなければすでに転職が決まったのでは…、と判断されることがあり、転職支援が後回しにされる可能性があるからです。
コンサルタントからしても、積極的にコミュニケーションを取れる求職者なら、採用される確率が高いと考えるので、それだけ多くの求人紹介を受けられるようになります。
企業の実態を必ずチェックする
ハイクラス求人への転職では、必ず企業の実態をチェックするようにしましょう。
転職エージェントから受け取る情報のほとんどは、企業側から受け取るものになります。ただ、それだけを鵜呑みにするのはおすすめできません。
公式ホームページや口コミサイトなどを利用して、できるだけ生の声をチェックすることが大切です。
ハイクラスの転職におすすめの転職エージェント
具体的には、以下の転職エージェントがおすすめです。
公開求人 | 非公開求人 | 対象年代 | 対応地域 | |
ビズリーチ | 8万9000件 | 非公開 | 30~50代 | 全国+海外 |
JACリクルートメント | 7000件 | 2万件 | 30~50代 | 全国 |
ランスタッド | 1200件 | 1万1000件 | 30~50代 | 全国 |
それでは、それぞれの詳細について見ていきましょう。
ビズリーチ
ビズリーチ
年代 | 30代~50代 | 雇用形態 | 正社員 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国・海外 | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
- ハイクラス求人を豊富に取り扱う転職エージェント!
- 登録後はヘッドハンターからのスカウトを待つ仕組み!
- 高収入の求人情報が豊富で、年収1000万円以上の求人も多数!
ハイクラス求人でおなじみの転職エージェントで、テレビCMで目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ビズリーチの特長は、何といっても高収入案件を豊富に取り扱っているということです。年収1000万円を超える求人情報も多いため、ハイクラス転職を目指す方にはぜひおすすめしたい転職エージェントです。
また、コンサルタントの転職サポートを受けるのではなく、同じくビズリーチに登録しているヘッドハンターからスカウトされる仕組みになっているのもポイント。
シビアに判断されますが、自分の市場価値を適切に知ることができます。また、スカウトを待つため、転職活動に時間がない場合でも、有力な転職先に巡り合いやすいというメリットもあります。
転職エージェントには珍しく、一部が有料サービスとなっていますが、それだけハイクラス転職を実現させやすいため、積極的に利用することをおすすめします。
JACリクルートメント
次に紹介するハイクラス転職におすすめの転職エージェントが「JACリクルートメント」です。
こちらもハイクラス求人を豊富に取り扱う転職エージェントで、30年以上の実績を誇る老舗サービスです。
特長としては、ハイクラスながらも上質な求人が揃っていること。エグゼクティブや取締役などへの転職が可能ですが、求人数は2万件程度なので、かなり厳選された情報を扱っているのがわかります。
また、外資系企業に強いJACリクルートメントは、企業ごとにコンサルタントが異なる仕組み。つまり、それだけコンサルタントが企業のことを熟知しているということです。そのため、あなたのハイクラス転職をしっかりサポートしてくれるというわけです。
魅力的な求人が多く、コンサルタントも優秀なJACリクルートメントなら、ハイクラス転職を実現させる可能性がかなり高いといえるではないでしょうか?
JACリクルートメント
年代 | 30代~50代 | 雇用形態 | 無期雇用 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国・海外 | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
- 大手企業など、高収入のハイクラス求人を多く取り扱う転職エージェント!
- 求人の質が高く、優良企業の求人の出会える可能性大!
- コンサルタントも優秀でハイクラス転職をしっかりサポート!
ランスタッド
最後に紹介する転職エージェントが「ランスタッド」です。
ランスタッドは、人材派遣事業をメインに、世界の30ヶ国以上で人材サービスを提供している世界最大級の外資系転職エージェントです。
公開されている求人情報の80%が年収800万円以上の高収入求人となっており、多くのスペシャリストに支持されています。
さらに、取り扱う求人情報の80%が非公開求人となっているため、登録することで他の転職エージェントでは巡り合えない情報を得られる可能性も高いといえます。
日本国内だけではなく、海外への転職にも強いランスタッドなら、幅広い転職先からあなたにピッタリの企業を見つけることができるでしょう。
ポイント
- 世界最大級の人材サービス企業が運営する外資系転職エージェント!
- 公開求人の80%が年収800万円以上の高収入求人情報!
- 非公開求人も多数取り扱い、海外への転職にも強い!
ハイクラス求人を目指すならまずは実態を知ることから始めましょう!
ハイクラス求人は、求人数が少なく、転職の難易度が高いという特徴があります。ただし、転職を実現できれば、ポジションや報酬に加えて、大きなやりがいを得ることができます。
まずはその実態を知り、必要な情報を仕入れながら、転職活動を行うことがカギとなります。本記事を参考に、ハイクラス求人への転職を成功させましょう。