働き始めた頃は残業のプロだった猫野きなこです。
私は事務職と営業職を経験したことがありますが、相手の都合で振り回されていつも残業続きでした。その結果、以下の内容が心と体に起こり始めました。
- 体の疲れが取れない
- 精神的な余裕がなくなる
- 休日に遊ぶ元気がなくなる
- 趣味の時間を楽しめない
- 食事が遅くなり成人病のリスクが高まる
このような悪影響が続いて体調を崩したりうつ病になっても、「自己責任」や「個人の管理能力が低いから」などと相手のせいにして責任を取ろうとしない会社は多いです。
私が事務員として働いていた頃は共有している仕事を頑張る人ほど残業するハメになり、電話を取らずに自分の仕事だけしている人が定時に帰っていました。個人プレーで働けると思った営業職に転職しても、先に帰るだけで文句をいうパワハラ上司もいます。
そんな上司や周りの働き方を見ていたら、自分だけ真面目に仕事を引き受けて残業するのが馬鹿馬鹿しくなりました。
私は仕事内容によって「定時で帰るための対策」を立てて実行した結果、ほぼ毎日定時で帰れるようになりました。
今回は定時退社で仕事を終らせるコツと、残業を強要する上司への対策を紹介します。
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残業を強制・強要するパワハラ上司の対策
定時に帰ろうとすると嫌がらせのように仕事を頼んできたり、「自分より先に帰るなんてありえない」と残業を強要する上司がいました。
しかし、残業する上司の様子を観察してみたら、明日でもいい仕事をダラダラとしていたり、ただの愚痴を話していたりしているだけだったりします。
無能な上司に付き合って残業する時間は本当にムダです。私が実践していた残業を強要する上司への対策を紹介します。
空気を読まない
定時に帰れない空気ってありますよね。しかし、そんなものは無視して構いません。
自分の仕事さえきちんとしていて、他人に迷惑をかけていないなら定時に帰るのは普通のことだからです。
ただ、同じ仕事を何人かで共有している場合はただの自分勝手な人になってしまうので、同じチームの人に「今日はここまで終わらせて定時に帰れるようにしませんか」と提案してみましょう。
定時直前に仕事を頼んでくる人がいる場合は「今日中にする仕事はなかったですか?」と事前に先回りして聞いておくと予防できます。
「あの人は定時には帰る人」と印象づけることで、仕事を早めに回してもらえるようになります。
空気を読んで会社にとって物分りのいい人を演じたり、残業好きな人と一緒に仕事をしても得るものは何もありません。「仕事が終われば定時きっかりに帰る」という空気を自ら作り出しましょう。
定時に帰る理由を作る
どうしても定時に帰りづらい時は、帰る理由を作ってしまいます。
- 仕事に活かす資格の勉強を始めた
- 医者の指導で健康のためにジムに通い始めた
- 体調が悪い、腰痛がつらい
- 組合や地元の集まり
- 子供や家族の体調が悪い
- 家族の手伝い(介護・お迎えなど)
定時に帰る理由はプライベートなことなので、嘘でも構いません。
お金がかかる習い事だったり、定時に帰らないと相手に迷惑がかかったり、明日の仕事に影響が出たり、追求しづらい理由がおすすめです。
ただ、体調が悪いのを理由にした場合は、遊んでいる様子をSNSで公開したり、近所でばったり会社関係の人と会ってしまったということがないように注意しましょう。
上司に対して貸しを作る
残業を回避するために、上司に対して貸しを作ることも有効な手段です。
空いた時間に「何か手伝うことありますか?」と声をかけたり、ついでにできる仕事があれば手伝って貸しを作るようにしましょう。
「自分の仕事を手伝ってくれた」という前提があれば、定時に帰ってもイヤミが言いづらくなります。
営業なら上司に文句を言わせない成績を上げることや、事務仕事なら誰よりも仕事を多くこなすことも1つの方法です。
定時退社の8つのメリット
定時退社のメリットはたくさんあります。
- 趣味の時間が増える
- 疲れが残りにくい
- ストレスがたまりにくい
- 夕食の自炊で健康的になって節約ができる
- 睡眠時間をたっぷりと確保できる
- お風呂に入る余裕ができる
- 本を読んだり勉強する時間でスキルを高める
- 副業でお金を稼ぐことができる
自分の時間があれば心と体に余裕が生まれ、仕事にも前向きになってメリハリのある生活が送れるようになります。
ずっと仕事のことを考えてイライラしていると性格まで歪んでしまい、恋人や友人との対人関係に影響が出てしまいがちです。
会社の愚痴を会う度に聞かされていたら相手も嫌な気分になってしまいますよね。残業した結果、プライベートがうまくいかなくなっても会社は責任を取ってくれません。
心と体を休めるために、「ノー残業デー」は自分の意志で作るようにしましょう。
定時退社で仕事を終らせる3つのコツ
定時退社のコツは3つです。
1:今日中の仕事と明日でもいい仕事を分ける
仕事内容にはそれぞれ期限があります。
残業をしていた頃はとりあえず目の前のことや簡単な内容から片付けていましたが、後で今日中にやらなければならないことが急に出てきたりしていました。
仕事を頼まれたら、必ず期限を確認するようにしてメモを取るようにします。
メールや緊急の仕事を頼んでくる人は、早めにチェックしたり声をかけて確認するようにしましょう。
机の上や引き出しにボックスを用意して、今日中の仕事と緊急でない仕事をひと目でわかるように分けておくのもおすすめです。
今日中に終わらせなければならない仕事は、午前中や早めの時間で終わらせるように最優先して作業に取りかかりましょう。
明日以降でもいい仕事は小分けにしたり、スキマ時間に少しずつ作業を進め、定時に終わらない場合はきっぱりと諦めて明日に繰り越します。
2:作業時間を正確に把握する
作業時間を正確に把握することはとても大切です。1つの仕事に対する作業時間は常に確認しておきます。
コピーや書類もダラダラと取り掛からずに「5分で終わらせる」という目標を立てて作業しましょう。
作業時間を把握しておけば、スキマ時間に「この仕事ができる」とすぐに切り替えることができます。
頭の中は常に時間を意識して、実際の時間との誤差を把握しながら作業時間の正確性を高めていきます。そうすることによって、予定したスケジュールの精度を高めることが可能です。
3:前日に1日のスケジュールを組み立てる
定時の5分前は明日1日のスケジュールを組み立てる時間にします。
今日やり残した仕事内容はToDoリストで箇条書きにして優先順位をつけましょう。
私が仕事でおすすめする手帳は30分単位で書き込めるスケジュール帳です。
作業時間を正確に把握していれば、スケジュール通りに進まないというトラブルを防ぐことができます。
まとめ
定時退社がどうしてもできない会社は、明らかに人材不足なので企業姿勢そのものに問題があります。
そういう場合は会社に人材不足を訴え、対応する気がない場合はさっさと転職したほうがいいです。
そういう会社に長くいると、辞めていった人の仕事がどんどん増えていく一方で逃げられなくなってしまいます。
残業を強要してくる上司には「自分の仕事が終わっているのに残業する理由は何ですか?」と問いただしたことがありますが、その時の上司の返事は「自分の時がそうだったから」というだけの理由でした。
その上司の帰宅時間は会社から10分でしたが、私は1時間かけて会社に通っていました。上司は結婚しているので夕食を奥さんが用意してくれていますが、当時独身だった私は帰宅してから自分で夕飯の支度をしなければいけません。このような定時で帰る理由を色々話したら何も言わなくなりました。
残業を強要する上司とは、一度じっくりと話し合う機会を作るといいと思います。
「定時退社のコツ」は作業時間を正確に把握することと、やるべきことはやること、残業できない理由を話して上司や周りの理解を得ることが大切です。
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この記事を書いた人
猫野きなこ
猫2匹と暮らしながら趣味でお絵かきしてるライターです。
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