「不動産業界」と聞くと、多くの方が「ブラック」「過酷」といったネガティブなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。確かに、不動産業界では厳しいノルマや長時間労働、パワハラといった課題が指摘されています。しかし、すべての企業がブラックではなく、環境の良い企業も存在します。
この記事では、不動産業界のブラックな側面について、実際に現場で働く人々のリアルな声をもとに、その実態や理由を徹底的に解説します。不動産業界がブラックだからヤメとけ!と言われる理由、やめとけと言われても不動産業界で働くメリット、ブラック求人を判断するコツ、不動産業に向いてないと感じた時の対処法などを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次【クリックして移動できます】
不動産業界がブラックでやめとけと言われる10の理由
1.達成できそうもないノルマを課される
「不動産営業」の人の場合、毎月「○件」というノルマがあります。
不動産はスーパーで売っている野菜とは違い、一生に一度買うかどうかの超高額商品です。
そんな高額商品をそうそう簡単に買ってくれる人なんていません。
しかしノルマを果たさないとひどいパワハラに遭い、給料が出ず、解雇されてしまいます。
売るためには時間外も休日も働かなくてはなりません。
残業代?そんなもの出るわけがないでしょう。
ノルマを果たせない社員が悪いのですから・・。
2.外回りがキツイ
不動産を売るためには、飛び込み営業で1軒1軒の家を訪ねていかなくてはなりません。
「うちは結構です」と断られるならまだマシで、「ふざけるな」「出ていけ」「この詐欺師が」と罵倒されることもあり、相当なストレスになります。
もちろん、ずっと外を歩いているので体力的にもかなりキツイことになります。
真夏とか考えるだけで恐ろしいです。
当然、全然結果が出ないと「なんでできねーんだよ!」と「詰められる」ことは必至です。
3.テレアポ営業がある
会社によっては、飛び込み営業だけではなく、電話帳を片手に、片っ端から電話をするテレアポをかけるところもあります。
電話の先は顔が見えないので、飛び込み営業以上に罵倒、罵詈雑言を浴びせられます。
無言でガチャ切りされる家はまだマシです。
相当、メンタルに堪えます。
4.古い価値観の業界である
不動産業界自体が、昭和の価値観を引きずっている古い業界です。
年功序列で上の人間は絶対、男尊女卑で体育会系で、男女で仕事内容や出勤時間まで違う、IT化せず、顧客情報を紙で管理している、気合と根性で何とかなると思っている人が多いです。
令和になっても昭和の考え方では、さすがに価値観にはついていけない人が多数でしょう。
5.大声を上げる、パワハラまがいの上司の言動、洗脳研修
毎朝円陣を組んで「いくぞー」と叫ぶVTRを見たことがある人もいるでしょう。
狂信的なあのノリは本当に引いてしまいます。
社歌の絶唱とかも序の口です。
新入社員は自分のところで研修せずに、外部の洗脳研修施設に送り込んで立派な社畜へ改造します。
そのあとは、何を言っても盲目的に従う奴隷となり、パワハラ上司へも疑問を持たずに服従してしまいます。
※ある不動産企業の「朝礼」です。公式動画としてYouTubeに上がっていますが、これがマイナスになるという判断もできない脳筋社畜として立派に改造されています。
※流石にやばいと思ったのか、現在は削除されているようです。そもそも正しいと思ってあんな動画を上げる時点でやばいのですが…。
※洗脳研修と言えば、「絶対悪」の管理者養成学校です。不動産業界の新人はこういうところに送り込まれることが多いようです。
最後に罵倒した教官が握手を求めますよね。DV彼氏と別れられない女性と同じように、厳しい後にやさしさを見せることで洗脳は完成します。
6.顧客の質が悪い可能性
管理している不動産の顧客(住んでいる人やテナントとして入っている人)がみなさん常識的な人とは限りません。
DQNだって家に住むわけで、そういう連中の相手をしないといけません。
管理する物件によっては困った連中が多数いる可能性があり、精神的にすり減ります。
繁華街などの担当の場合も大変で、夜逃げをして一晩でいなくなり、連絡が取れなくなる(家賃を回収できない)ケースも多々あると聞きます。
未払い顧客の家賃回収に回されたら地獄です。
7.些細なことで呼び出されトラブルに巻き込まれる
客の質が悪いと、些細なことで呼び出されます。
けんかの仲裁、「隣の音がうるさい」と怒鳴り込まれる、カギをしょっちゅうなくす住人がいる(物件まで行ってカギを開ける)、トイレを詰まらせる、ボヤを起こす・・・。
深夜なのに緊急ダイヤルにかけてくる人の相手をしないといけないこともあります。
そして、そういう電話をかけてくるのはたいていクレーマーです。
ああ、つらすぎます。
8.「事故」に立ち会わなければならない
「事故物件」に立ち会うこともあります。
殺人事件だけではなく、自殺をした人を発見、孤独死して白骨化した老人がいた、など精神的に相当「来る」ものがあります。
話に聞くと、「事故」に立ち会ってしまった人は、悪夢にうなされ、幽霊を見る回数が増えるのだとか・・。
9.営業は歩合制、非営業は低賃金
保険の営業のように、営業職の人は売れないと、契約が取れないと歩合給が入らないので超低賃金になります。
また、中には「ノルマはあるのに歩合がない」という、「鞭はあるのに飴がない」というひどすぎる会社も存在します。
非営業職の顧客対応、物件管理、一般職などは歩合給の部分がないので、超低賃金すぎて、コンビニで働いた方がマシという会社も多いです。
10.土日休めない、週休1日など
不動産業という性質上、勤めている人の新規物件探しも手伝うわけで、土日週末休みということはありません。
一般的に不動産業の休日は火曜日か水曜日です。
ひどい会社だと、その1日のみで週休1日、週休2日あれば恵まれている方で、隔週週休2日、月1回のみ週休2日という会社もざらにあります。
中には月に1日しか休めない会社も珍しくありません。
もちろん、ブラックな業界ですから、時間外が出ない休日出勤を強いられることもあるでしょうね。
上記のようなブラック不動産への就職を回避するには、dodaのように審査でブラックを弾いている転職サイトを利用して下さい。
公式サイト;https://doda.jp/
不動産業界でも超絶ホワイトと言われる企業もある
扱う商品が違う三菱地所や三井不動産はホワイト

しかし、三菱地所や三井不動産、住友不動産、森ビルといった超名門不動産会社はブラックではありませんよね。


名門不動産会社は持っている不動産の場所が全然いいんです。
- 丸の内の一等地
- 新宿や渋谷の駅周辺
- 大型路線の鉄道沿い
それらの不動産や物件はこちらから売ったり貸したりしなくても、いくらでも買いたい、借りたい人が来ます。
その中から、しっかりした法人、個人を選別して顧客にできるので、ストレスもトラブルも起きません。
場合によっては政府や自治体が顧客になることもあり、ブラック度は極めて低くなります。
仕事も営業して物件や物権を売ったり貸したりするのではなく、「丸の内周辺の再開発」「丸ビルの建設」「オリンピック関連施設の建設」など、地域振興や地域開発、コンサルティングなど知的な仕事に従事できます。
一方、その辺の不動産会社は高額商品の押し売りとDQNの相手なので、地面を這いつくばるような仕事になります。
不動産会社の中にも少数だがホワイト企業はある
つまり、要約すると以下のようになります。
ホワイト企業もありますが、基本的には大手かつ一握りなので就職や転職を希望する際には相当な戦略を持って臨まないと、悲しい結果しか生まないことになります。
以下では、現役のブラック不動産会社勤務の社員さんにインタビューし、率直にズバズバと本音を語っていただいた内容を紹介していきます。
doda(デューダ)
年代 | 20代~30代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・その他 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国(海外を含む) | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
- 土日祝休みの求人は業界トップレベル
- 大手企業や年収500万以上の求人も多数
- 研修制度で未経験でも安心
やめとけと言われても不動産業界で働く5つのメリット
不動産業界は、厳しい一面があるとされる一方で、多くの魅力的なメリットを提供しています。以下に、その主なポイントを詳しくご紹介します。
- 成果が収入に直結する実力主義
- 未経験からのチャレンジが可能
- 若いうちから昇進・昇格のチャンスがある
- 地域社会への貢献が実感できる
- 多様なキャリアパスの選択肢
成果が収入に直結する実力主義
不動産業界では、個人の営業成績が給与や昇進に直接反映されるケースが多く見られます。これは、努力や成果が正当に評価される環境を求める方にとって、大きな魅力となります。特に営業職では、固定給に加えて歩合給が設定されている場合が多く、高額な取引を成立させることで、同世代の平均収入を上回る高収入を得ることも可能です。このような評価制度は、モチベーションの向上や自己成長の促進にもつながります。
未経験からのチャレンジが可能
多くの不動産企業では、未経験者を積極的に採用しています。特に個人向けの仲介営業では、社会人経験がない方や異業種からの転職者でも挑戦しやすい環境が整っています。入社後の研修やOJTを通じて、必要な知識やスキルを身につけることができるため、新しい分野への挑戦を考えている方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
若いうちから昇進・昇格のチャンスがある
不動産業界は実力主義の傾向が強く、年齢や経験に関係なく、成果を上げた人が評価される文化があります。そのため、若手でも実績を積み重ねることで、管理職やリーダー職への昇進が可能です。早い段階で責任あるポジションを任されることで、マネジメントスキルやリーダーシップを養う機会も増え、キャリアアップを目指す方にとって大きなメリットとなります。
地域社会への貢献が実感できる
不動産業務を通じて、地域の発展や住環境の向上に直接寄与することができます。新しい住宅や商業施設の提供、空き家の有効活用など、地域のニーズに応じた提案を行うことで、社会的な意義を感じながら働くことができます。地域の価値を高め、人々の生活を豊かにする役割を担うことは、大きなやりがいとなるでしょう。
多様なキャリアパスの選択肢
不動産業界には、営業、管理、開発、コンサルティングなど、多岐にわたる職種が存在します。これにより、自身の適性や興味に応じて、さまざまなキャリアパスを選択することが可能です。また、取得した専門知識や経験は、他業種への転職や独立開業など、将来的なキャリアの幅を広げる要素となります。このような多様な選択肢は、長期的なキャリア形成を考える上で大きな利点となります。
これらのメリットを踏まえると、不動産業界は挑戦と成長の機会が豊富なフィールドであることがわかります。自身の努力や成果が正当に評価される環境で働きたい方にとって、非常に魅力的な業界と言えるでしょう。
不動産営業のブラック求人かどうかを判断するコツ7選
不動産営業は成果主義の色が濃い業界であり、ノルマ達成のプレッシャーや長時間労働など、厳しい側面があります。しかし、すべての企業がブラック企業というわけではなく、事前に求人情報や企業の実態を見極めることで、ブラック企業を回避することが可能です。以下では、不動産業界をはじめ、不動産営業のブラック求人を見極めるコツを詳しく解説します。
1. 求人広告の表現に注意する
2. 固定残業制・みなし残業の内容を確認する
3. 歩合給が高いが基本給が低い
4. 若手社員の管理職登用の異常な多さ
5. 社員の平均年齢や定着率を調べる
6. 面接時に具体的な労働条件を質問する
7. 企業の口コミや評判を調べる
1. 求人広告の表現に注意する
不動産営業の求人広告では、求職者の関心を引くために魅力的なフレーズが多用されることがあります。しかし、これらのフレーズが実態と乖離しているケースも少なくありません。「アットホームな雰囲気」という表現は、人間関係の良さを強調していますが、実際には上下関係の圧力や過度な協調性の強要がある場合もあります。
「残業なし・定時退社」と強調されている場合、顧客対応が中心の不動産営業では完全な定時退社は難しいことが多く、実際にはサービス残業が常態化している可能性があります。「若手が活躍中」と記載されている場合も、離職率が高く、ベテラン社員が定着していない可能性が示唆されているため、慎重な見極めが必要です。
2. 固定残業制・みなし残業の内容を確認する
固定残業制(みなし残業)は、一定時間分の残業代が基本給に含まれる制度ですが、これが悪用されるケースもあります。固定残業制の場合、一定の残業時間分の手当は支払われますが、規定時間を超過した分の残業代が支払われないことがあります。特に、固定残業代に関する詳細が求人票に明記されていない場合、実際の労働時間が過剰になるリスクがあります。固定残業時間が「40時間」と記載されている場合、月に40時間を超える残業が常態化している可能性があり、実質的に長時間労働を強いられることになります。
また、基本給が極端に低く、その分を固定残業代で補っている場合、インセンティブがなければ生活が成り立たないケースもあります。固定残業代に依存した給与体系では、成果が出なければ基本給のみでの生活を強いられるリスクがあるため、固定残業代の内訳や基本給の設定には注意が必要です。
3. 歩合給が高いが基本給が低い
不動産営業の給与体系は「基本給+インセンティブ(歩合給)」という仕組みが一般的ですが、歩合給の比率が極端に高い場合は注意が必要です。高額な歩合給をアピールする求人では、固定給が低く抑えられていることが多いため、契約が取れなければ収入が大幅に減少するリスクがあります。特に「月収100万円以上可能」といった文言には要注意で、現実的には達成が難しい目標が課される可能性もあります。
また、基本給が10万円台と低水準の場合、ボーナスや退職金の計算基準となる金額も低くなるため、長期的な安定収入が得られにくいことが予想されます。基本給が低い分、営業成績が振るわない時期には生活費を賄うのが難しくなる場合もあるため、給与体系のバランスには注意が必要です。
4. 若手社員の管理職登用の異常な多さ
不動産業界は実力主義の傾向が強く、若手社員でも成果を上げれば早期に管理職へ昇進するチャンスがあります。しかし、異常に多くの若手が管理職に就いている場合は、警戒が必要です。若手社員を早期に管理職に登用することで、管理職手当で残業代を抑えるという仕組みがある企業もあります。この場合、長時間労働が常態化しているにも関わらず、残業代が支払われず、実質的なブラック労働に陥る可能性があります。
また、若手社員が多く管理職に就いている場合、教育や研修が不十分でマネジメントスキルの未熟さから、過度なプレッシャーやストレスがかかることもあります。
5. 社員の平均年齢や定着率を調べる
ブラック企業は社員の入れ替わりが激しいため、若手社員が多く、ベテラン社員が少ないという特徴があります。これを見極めるには、企業の口コミや第三者の意見を参考にするのが効果的です。企業の口コミサイトでは、現役社員や退職者の意見を確認することができます。離職率の高さや労働環境の実態について、複数の口コミを参考にして総合的に判断しましょう。
ただし、口コミには主観的な意見も含まれるため、一つのサイトだけでなく複数のサイトを利用することが推奨されます。さらに、可能であれば、現役社員や退職者に直接話を聞くことで、リアルな職場環境を把握することができます。面接時にも、社員の平均勤続年数や退職理由などについて質問することで、企業の実態をより深く理解することができます。
6. 面接時に具体的な労働条件を質問する
面接は、企業の実態を直接確認できる重要な場面です。求人広告では確認できない労働条件やノルマの有無など、以下のポイントについて具体的に質問しましょう。月平均の残業時間や、残業代の支給有無を確認します。みなし残業制の場合、超過分の支給条件を明確にしておく必要があります。
不動産営業では、顧客の都合に合わせて休日出勤が発生することがあります。休日出勤時の振替休日の有無や取得条件についても確認しておきましょう。営業職ではノルマや目標設定が一般的ですが、その達成条件や未達成時の対応についても確認しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
7. 企業の口コミや評判を調べる
不動産営業のブラック求人を見極めるためには、企業の口コミや評判の調査も欠かせません。求人票だけでは、実際の職場環境や労働条件までは把握できませんが、インターネット上の口コミサイトや転職支援サイトでは、現場で働く社員の声を確認することができます。口コミサイトを利用することで、離職率の高さや労働環境の実態、企業の文化など、求人情報には掲載されていない情報を得ることができます。
口コミサイトには、現役社員だけでなく、退職した元社員の意見も多く掲載されています。特に退職理由や職場の雰囲気、上司のマネジメントスタイルなどは、入社前に知っておきたい情報です。ただし、口コミ情報は主観的な意見が多いため、1つのサイトだけでなく、複数の口コミサイトを活用して総合的に判断することが重要です。また、極端にネガティブな意見や過剰にポジティブな意見は、バランスを考慮して読み解く必要があります。
正しい情報収集と冷静な判断を
不動産営業のブラック求人を見極めるには、求人広告の表現、給与体系、管理職の年齢層、離職率、労働条件の詳細などを慎重に確認することが大切です。固定残業制や歩合給が強調されている求人には特に注意が必要です。正しい情報収集と冷静な判断によって、ブラック企業を避け、より良いキャリアを築くことが可能です。
不動産業界に向いていないと感じた時の6つの対処方法
不動産業界は、高収入のチャンスやキャリアアップの可能性がある一方で、成果主義や厳しいノルマ、長時間労働などのプレッシャーも大きいため、「自分には向いていない」と感じる人も少なくありません。不動産営業や管理業務に従事しているうちに、自分の適性やライフスタイルとのミスマッチを感じた場合、早めに次のステップを検討することが大切です。
以下では、不動産業界に向いていないと感じた場合の具体的な対処方法を解説します。
1. 自己分析を行い、向いていない原因を明確にする
2. キャリアチェンジの選択肢を検討する
3. 資格取得やスキルアップでキャリアの幅を広げる
4. 転職エージェントに相談してキャリアの方向性を見直す
5. 退職を決断する前に社内異動や業務変更を検討する
6. 精神的・身体的な健康状態を優先する
1. 自己分析を行い、向いていない原因を明確にする
不動産業界に向いていないと感じる理由は人それぞれです。まずは、自分がなぜ不動産業界での仕事に違和感を覚えるのか、原因を明確にすることが重要です。以下のポイントを自己分析してみましょう。
営業職のプレッシャーが強すぎる
不動産営業では、月ごとの契約件数や売上目標(ノルマ)を達成しなければならず、精神的に大きなプレッシャーがかかることがあります。このプレッシャーに耐えられない場合、ストレスが蓄積してパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
労働時間や休日が確保できない
不動産業界は顧客の都合に合わせて動くことが多く、土日祝日や夜間の対応が求められる場合もあります。長時間労働が常態化している企業では、ワークライフバランスが崩れ、プライベートの時間が犠牲になることもあります。
人間関係や職場環境が合わない
不動産営業はチームプレーも求められる仕事ですが、社内の人間関係や上司・同僚との関係が悪いと、職場に対するストレスが蓄積されます。競争意識が強い社風の場合、過度なプレッシャーを感じることもあります。
業務内容に興味が持てない
不動産営業は物件の案内や契約業務、アフターフォローなど幅広い業務がありますが、業務内容に興味を持てず、やりがいを感じられない場合、モチベーションが低下します。
2. キャリアチェンジの選択肢を検討する
不動産業界が向いていないと感じた場合、転職を考えることも選択肢の一つです。営業職や管理業務で培ったスキルは、異業種への転職でも十分に活かすことができます。以下のようなキャリアチェンジの選択肢を検討してみましょう。
ルート営業や法人営業への転職
不動産営業で培ったコミュニケーション力や提案力は、ルート営業や法人営業でも役立ちます。これらの職種では、新規開拓よりも既存顧客のフォローが中心となるため、営業のプレッシャーが軽減されることがあります。
バックオフィス業務への転職
不動産業界の知識を活かして、賃貸管理、物件管理、契約業務、総務・人事 などのバックオフィス業務にキャリアチェンジすることも可能です。これらの職種は営業ほどのプレッシャーがなく、安定した業務環境で働けるメリットがあります。
接客業やサービス業への転職
不動産業界で培った顧客対応スキルや提案力は、ホテル業界、旅行業界、販売・接客業 などのサービス業でも高く評価されます。異業種への転職も視野に入れてみましょう。
3. 資格取得やスキルアップでキャリアの幅を広げる
キャリアチェンジをスムーズに進めるためには、新しい業界や職種で必要とされるスキルや資格を取得することが有利です。不動産業界での経験を活かしつつ、以下の資格取得を目指すことで、転職先の選択肢を広げることができます。
宅地建物取引士(宅建士)
不動産業界での知識を活かして宅建士の資格を取得すれば、不動産関連のバックオフィス業務や賃貸管理業務へのキャリアチェンジがスムーズに進みます。
ファイナンシャルプランナー(FP)
不動産取引に関わる資産運用やライフプランニングの知識は、ファイナンシャルプランナー(FP)としてのキャリアにも応用できます。金融業界への転職も視野に入れることができます。
ITスキル(プログラミング・WEBマーケティング)
異業種への転職を検討する場合、ITスキルの習得も有効です。特にWEBマーケティングやSEO対策 の知識は、幅広い業界で求められています。
4. 転職エージェントに相談してキャリアの方向性を見直す
不動産業界からの転職を検討している場合、転職エージェント に相談することで、キャリアの方向性を見直すことができます。転職エージェントは、求職者のスキルや適性に合った職種・業界を提案してくれるだけでなく、業界ごとの労働環境や収入の違いについても詳しくアドバイスしてくれます。
キャリアの可能性を広げる提案
転職エージェントは、自分では気づかなかった新しいキャリアの選択肢を提案してくれることがあります。異業種への転職も含めて、幅広い選択肢を検討することで、自分に合った職場環境を見つけることができます。
面接対策や書類添削のサポート
未経験の業界へ転職する場合、履歴書や職務経歴書の書き方に工夫が必要です。転職エージェントは、応募書類の添削や模擬面接のサポート も行ってくれるため、転職成功の確率を高めることができます。
非公開求人へのアクセス
転職エージェントは、一般には公開されていない好条件の非公開求人 にもアクセスできます。自分の条件に合った求人情報を得るためにも、転職エージェントの活用は非常に有効です。
5. 退職を決断する前に社内異動や業務変更を検討する
不動産業界に向いていないと感じた場合でも、すぐに退職を決断するのではなく、社内異動や業務内容の変更 を検討するのも有効です。不動産会社では、営業以外にも物件管理、事務、経理、法務など、さまざまな部署があります。
社内異動で営業以外の職種にチャレンジ
営業職のプレッシャーが強すぎる場合、社内で物件管理や契約業務、バックオフィス業務への異動を希望することで、プレッシャーの少ない環境で働ける可能性があります。
業務内容の変更で自分に合った役割を模索する
営業職でも、法人営業やルート営業など、顧客層や営業スタイルが異なる分野 への異動を希望することで、環境の変化によってモチベーションが回復することがあります。
6. 精神的・身体的な健康状態を優先する
不動産業界のストレスや長時間労働で、精神的・身体的な健康が損なわれている場合 は、転職やキャリアチェンジを早急に検討することが必要です。無理を続けると、うつ病や過労による体調不良につながる恐れがあります。
適切なタイミングで休職・転職を検討
体調に異変を感じた場合は、早めに休職や転職の準備を進めましょう。健康を最優先に考え、無理をせず自分に合った働き方を模索することが大切です。
適性に合った新たなキャリアの道を見つけよう
不動産業界に向いていないと感じた場合は、自己分析を行って原因を明確にし、キャリアチェンジの選択肢を検討することが重要です。営業職のプレッシャーや長時間労働にストレスを感じている場合は、バックオフィス業務や異業種への転職を視野に入れるのも一つの方法です。
また、資格取得やスキルアップを通じてキャリアの幅を広げることで、より自分に合った職場環境を見つけることができます。転職エージェントを活用して、自分の強みや適性に合った新たなキャリアの道を見つけましょう。
渋谷のブラック不動産会社勤務のOさんにインタビュー!


ヒカリエのそばにこんな40年前の価値観を持った会社があるとは・・、ハロウィンの時は大変な騒ぎでした(笑)。


営業については別会社なので、内装工事に立ち会ったり、水道トラブルなどに対応したり。


精神論でシバきあげるというよりも、みんな考えるのをやめているので、「ダウナー系のブラック企業」です。
数字を上げようとか、そういう覇気がなく上の言うがままという感じです。


繁華街の工事に立ち会うので、これらのお店は、夜の営業が終わって工事になります。
いうまでもなく時間外手当はありません。


休日は毎週日曜日と第二土曜日です。シフト制の土曜休日が毎月もう1回ありますが、出勤を言い渡されることもあります。
つまり「隔週土曜日休日」ですらないのです。
住宅手当なんてものはありません。


ちなみにパソコンが3台で、うち1台は社長のコネで入った無能社員のYouTube観賞用になっています。
意外なことにWindows10なんです。
YouTubeを見るにはその方がいいのでしょうか?


社長は「これなら情報漏洩の心配がない」と胸を張っていますよ。
コピーされて流出することは念頭にないようです。


あと、男女で出勤時間、退勤時間が違います。
社長、専務以外の人には一切役職がないんです。
つまり、「部長」も「課長」もいないんですよ。
保険や年金は違法だと思うんですが・・。


うちの会社、残業代の申請書が存在しないんです。
でも、毎日定時になるとみんな無言でタイムカードに打刻します。
「名ばかり管理職」というわけではなく、平社員なのに残業代を請求する方法がないんです。


私は40代半ばなんですが、他の会社なら高卒の1年目くらいでしょうか。
もちろん、時間単価を出すと東京都の最低賃金を下回ります。


社長室に呼ばれて、小言と一緒に渡されます。
これなら、いくら支給したのか証拠は残らないですからね。


と言っても、月給額面20万円ですから・・・。
私の場合は入社1年未満なので、この基準すら適用されず「寸志」になります。


受けるなら自費で勝手に、と言われました。


1年以上在籍する社員には、法律の下限(10日)の有給が与えられますが、「暗黙の了解」で、実際に使えるのは3日、ないし4日となっています。


私の会社に20代社員はいないんです。男女ともに0名。
みんな人生を踏み外し、生きる希望を失った中年ばかりです。




社長が若い時は社長とのゴルフが必須だったと聞きました。
採用面接で、ゴルフをしない人は落とすんです。




プライベート施設を会社名義で保有しているのは、不動産会社だから思いつく悪知恵なんでしょう。


社員名簿に書かれている人には年賀状は強制です。
こうやって「相互監視」させるのかもしれません。


ここはメンテナンスなんで、パワハラをする気力もない人がほとんどです。


鍋に顔を突っ込むとかはないと信じたいですが・・。


だって、世襲社長とコネ入社の社員が牛耳っていて何も知識がないから、報連相も業務マニュアルもなく「とにかく客先に行ってっこい」で終わります。


こんな会社ばかりで働いていますね・・。


前の会社は罵倒されました。
「動のブラック」と「静のブラック」があるみたいですね。
3か月前とか法律(2週間前)よりも前に意思表示しないとやめられないかどうかはわかりません。
うちの会社の就業規則自体が違法ですからね。


ああ、これ、見たことがあります。
ただ圧倒的に多いのが、管理している不動産のテナントのポスターです。
貼ったって誰も行かないのに。

不動産会社ですが自社の室内が壊れているとかありますか?

ケチというか物持ちがいいというか。
社内の蛍光灯の3分の1には電灯がはめられていません。

例えば、VR(バーチャルリアリティー)を使って、物件へ行かなくても内覧できるようになるとか?

ただし、都合が悪い部分は見せたくないので、壁に穴が開いていたり、実際はもっと狭かったりするような物件がごまかせなくなるかもしれず、新技術は使いたがらないかもしれません。

なんで入社したんですか?率直にそれがわからないのですが・・・。

これまでは派遣社員が主だったのですが、ここらで正社員になって生活を安定させたかったんです。
正社員として採用してくれたのがここだけでした。
不動産の資格を取ったことも、不動産業界への転職を促しました。
まさかここまでブラックだとは・・。


まだ1年に満たないのですが、体力的にもきつくて。
不動産業界はもうやめようと思っています。また派遣でいいや。
不動産業界がブラックでやめとけと言われている理由まとめ
今回は不動産業界がやめとけと言われる、ブラックな実情を紹介しました。
Oさんの自己分析や自分が置かれている状況、転職方法について思うところはありますが、敢えて書きません。
みなさん自身、今回の記事を読んでどうお考えでしょうか?
結局、40歳過ぎてろくに(正社員としての)職歴がなく、転職回数が多い人を雇う会社はブラック企業しかないということです。
厳しいことを言いますが、手遅れになる前に1日でも早く転職をすることをおすすめします。
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静のブラック不動産会社は人を手遅れにする
「静のブラック」「動のブラック」という概念は新鮮でした。
積極的にパワハラや恫喝をするだけがブラックではなく、従業員へお金をかけることを放棄し、労働条件を整備しない会社で放置プレイというのも、なかなかつらいものがあります。
社員全員が考えることを辞めた奴隷になっているのも、静のブラックの特徴なんでしょう。
鎖につないで放置すれば、それを「是」と判断する社員がいるということですね。
無期懲役の受刑者もこんな感じなのでしょうか(以前の無期懲役は20年ぐらいで出所できましたが、最近は本当に出てこれないようです)。
そういう会社があのきらびやかなヒカリエのそばにある、というのは日本の大きな闇を感じずにはいられません。
酷使し、痛めつけるだけがブラックではないということをOさんへのインタビューで知りました。
もしホワイト企業に就職したい、あるいは不動産業界でも比較的ホワイトな企業に転職したいという方は、審査がないのでブラックの温床となっているハロー○ークやインデ○ードでなく、マイナビやdodaのように審査でブラックを弾いている転職エージェントを利用して下さい。
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そのため求人の質が高く、コンサルタントも国からの固定給じゃなく顧客の転職を成功させることでお給料を貰っているので、真剣度やサポートの質が段違いです。
不動産業界への転職を検討しているなら、貴方の人生のためにもハロー◯ークなどでなく転職エージェントを活用することをおすすめします。
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