仕事に行きたくない朝は休むべき!原因と対処法を解説!

仕事に行きたくない

この記事で分かること

  • 仕事行きたくない原因は?「一般的な原因」と「危険な原因」
  • 仕事行きたくない状態から抜け出す!8つの対処法
  • 仕事行きたくないのは甘え?うつ?チェックリスト

 

ああ…明日からまた仕事が始まる…
すごく憂鬱だよ…仕事行きたくないよ…

 

ブルー・マンデーなどという言葉があるように、日曜日の夜や連休明け・月曜日の朝に「また一週間が始まる…」と憂鬱な気分になるのは誰しも一度は経験することです。

「仕事に行きたい」という状態がずっと続く人なんていませんよ。

 

分かるよ…
月曜日の朝なんてもう最悪…吐き気もするし…
病気なのかな?どうしたらいいんだよ…

「仕事に行きたくない」という状態が長い間毎日のように続くというのは普通ではない「危険」が潜んでいるのかもしれません。

どんな状態になったらヤバイのかの判断基準も図解で分かりやすく説明いたします。

無理をすると取り返しがつかないことになってしまいます。休みましょうよ。

仕事に行きたくない、行けない、朝起きれない原因

まずは一般的に多いといわれている原因がコチラ。

【仕事行きたくない原因】

  • 上司や同僚との人間関係がストレスになっている
  • 仕事上のトラブルやプレッシャーがある
  • 疲れがたまってやる気が出ない
  • 月曜日(休み明け)で面倒くさい

このような原因で仕事に行きたくない場合は、一時的なものが多く原因が解消したりちょっとしたリフレッシュ法でまたやる気が戻ってくることもあるでしょう。

嫌だなあ~と思いながらも会社に行くと意外と大丈夫だったりすることもあります。(長く続く場合は注意が必要)

しかし次のような原因で行きたくない場合は注意が必要です。

【仕事に行きたくない危険な原因】

  • 長時間労働・過重労働で身体が悲鳴をあげている
  • 上司や先輩からのイジメやパワハラがある
  • 仕事・会社が合っていない
このような原因で「仕事に行きたくない」と思っている場合は長期化することが多く、長期化すると精神が崩壊してしまうこともあるので自分を守るために適切に対処をすることが大切です。

なお、既に「仕事に行きたくない」でなく、「仕事に行けない」となっている方は、今すぐ転職でなく退職をした方がいいです。

そのまま無理をして耐え続けようとしても取り返しの付かない事態になってしまう可能性が高いです。

原因1.上司や同僚との人間関係がストレス

【上司や同僚との人間関係がストレスで毎日辛い…】

職場の人間関係は非常につらいものがあります。好きで集まっているメンバーではなく、性格や価値観も違いますよね。

しかし1日8時間週5日という長い時間を一緒に過ごさなくてはいけません。

気の合うメンバーでもずっと一緒にいると不満が出てきたりするものなのに、苦手な人や高圧的な人とずっと一緒にいるのはとてもストレスになりますよね。

しかもそれが毎日続くのでストレスが限界に達すると「疲れた…」「もう仕事に行きたくない」となってしまいます。

原因2.仕事上のトラブルやプレッシャー

普段はそんなに「仕事行きたくない」とは思わないのに、仕事上のトラブルやプレッシャーがあるときは気分が憂鬱になって「行きたくない…」となってしまいがちです。

大きなストレスとプレッシャーが一気にかかっている状態なので、仕事に行くとそのトラブルの対応や叱責・評価が待っているかと思うとよほどの鋼の精神を持つ人でない限り「仕事に行くのが憂鬱…」となるのは当たり前のことですよね。

この場合はトラブルの解決や大きなプロジェクトが終わるなどで解消されることが多いです。

原因3.蓄積した疲れによる意欲の低下

【朝になると仕事行けないのは疲れがたまってやる気が出ないから?】

ストレスや疲れが日常的に溜まっていると週末だけでは疲れが取れず、疲れが取れないとなかなかやる気を出すことができません。

仕事が忙しい繁忙期などは特に残業や休日出勤も多く精神的にも肉体的にも疲れが溜まりやすいです。

疲れている状態では「仕事に行きたい!」とはなりませんよね。

原因4.月曜日(休み明け)で面倒くさい

【月曜日になるとやってくる「仕事行きたくない病」】

週末を楽しく過ごしたあとの月曜日(休み明け)は特に「行きたくない病」が発症しやすいときです。

幼稚園や小学校でも新学期が始まって緊張状態が続いたあとの最初の大型連休であるゴールデンウィーク明けが「行きたくない病」の一番多い時期です。

新入社員の場合でも4月に入社して緊張状態が続いたあとの連休明けは「行きたくない病」にかかる人が多いようです。

人間は誰でも、辛いことや面倒くさいことよりも自分の好きなことや楽しいことをしたいものです。楽しい時間を過ごしたあとの「現実」を受け入れられずに憂鬱になってしまうんですね。

原因5.長時間労働や過重労働

【長時間労働や過重労働は身体だけでなくメンタルも破壊する】

長時間労働や過重労働は、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまいます。

「仕事に行きたくない」どころか「仕事辞めたい」となってしまっても当然の原因です。

一時的なものならまだしも、それが当たり前になっている会社や継続的に続く可能性がある会社は早々に見切りをつけるのがよいでしょう。

原因6.社内イジメや上司のパワハラ

【会社内でのイジメや上司からのパワハラ…怒られるのが怖い】

これは「仕事行きたくない」となるのは当たり前、当然のことです。

毎日行く会社でのイジメや上司からのパワハラは精神的ダメージがとても大きく、長く続くとうつ病などの精神疾患を患うリスクもあります。

学校などでイジメが起こった場合は親や教師が助けてくれますが、会社内でのことは誰も助けてくれないのです。

一時的なものではなく長く続くようなら改善が難しいことが多いので仕事を辞める・転職するなどの選択が必要になってくるでしょう。

出世コースから外れる?いや、脳が壊れてしまったら人生そのものがおかしくなってしまいます。とにかくこの場合の「休みたい」という気持ちは自分からのSOSです。

原因7.仕事・会社が合っていない

そもそもその仕事や会社が自分に合っていない場合もあります。

仕事内容や会社の雰囲気・社風は自分に合っているのでしょうか?仕事内容が自分の苦手なことなら、仕事自体が苦痛になってしまします。

その仕事をするのが嫌で働く意味を見出せず「仕事に行きたくない…」となってしまうのです。

会社の雰囲気や社風も自分に合っていないと自分と価値観の違う集団の中でずっと過ごすことになってしまうので精神的ストレスも大きいですよね。

その会社・仕事が自分に合っているのか、一度考えなおしてみましょう。

仕事行きたくない状態から抜け出す8つの対処法

仕事行きたくない時の対処方法

次は対処法についてご説明します。

「仕事に行きたくない…」「仕事に行くのが嫌で嫌で仕方ない…」というときは一度ためしてみてください。

対処法1. どうしても仕事に行きたくないなら会社を休む

【どうしても仕事に行きたくないときは思い切って休むべき】

まずどうしても仕事・会社に行きたくないときは思い切って会社を休んでみましょう。

どうしてもどうしても行きたくなくて、会社に電話するときのモヤモヤを乗り越え嘘の理由を言ってでも休んだとき、一気に心が解放されて突然元気になった経験はありませんか?

心が解放されてリフレッシュすることでまたやる気が戻ることもあります。

しかし解放感よりも罪悪感が強い場合はかえって逆効果になることもあるので要注意です。休んだからには仕事のことは一切考えずに好きなことをしてエネルギーを蓄えましょう。

無理は禁物。自分の心に従って辛いときには休みましょう。

限界まで頑張ってしまわないこと。実はこれはとても大切なことなんです。

上司が怖くて休むことすらできないという方もいるでしょう。

仕事で体調を崩してしまった人の多くは、あのときちゃんと休んでいれば…と後悔しています。

辛いときには休んでもいいんです。

対処法2. 朝にリフレッシュ!通勤方法を変えてみる

会社への行きかえり、朝と夕方の通勤ラッシュには辛いものがありますよね。

ぎゅうぎゅうの電車にすし詰め状態での数十分はストレス以外のなにものでもありません。

仕事に行きたくないときにはこの通勤時のストレスも余計に気持ちが滅入る原因になりかねません。

自転車で行ける範囲なら自転車通勤に変えてみてはいかがでしょうか?気持ちのいい朝に自転車で景色を見ながらの短いサイクリングは、意外と気持ちのリフレッシュになるものです。

知らなかったお店やカフェを見つけたり、季節の移り変わりを肌で感じることで毎朝の小さな楽しみを見つけることができるかもしれません。

軽い運動にもなるので、会社に着く頃にはすがすがしい気持ちになることができます。

対処法3. 意識改革!考え方を変えてみる

【物事をポジティブに捉え前向きな気持ちになれる考え方をしてみる】

「仕事なんてお金のためにやってること」と開き直った考え方をすることも効果があります。

自分の人生において「今の仕事」を重く考えすぎるとしんどくなってしまします。

本当に無理だと思えば辞めればいい。その会社を辞めたところであなたの人生が終わるわけではないのです。

「今の仕事」を辞めて一歩外の世界に出てみれば、驚くほどいろんな会社・いろんな仕事があるはずです。

日本には380万を超える企業と1万7千以上の職種があるのです。一つの会社・一つの仕事にとらわれなくても良いのです。

対処法4. 自律神経を整えてセロトニンの分泌を促す

【涙が止まらない時は…自律神経を整えてセロトニンの分泌を促進する

セロトニンは「幸せホルモン」といわれていて「仕事がんばるぞ!」という前向きな気持ちになるのに欠かせないホルモンです。

しかしこのセロトニンは自律神経の乱れや体内リズムが乱れると分泌されにくくなってしまいます。

セロトニンをきちんと分泌させるポイントは体内リズムを整えて朝ごはんをきちんと食べること。

朝食を食べることでも体内リズムが整いますし、セロトニンの材料であるたんぱく質が摂取できるのでセロトニン分泌促進にも効果大です。

【セロトニンを分泌させるポイント】
・早寝早起きを心がける
・毎日決まった時間に起きる
・朝起きたらカーテンを開き太陽の光を必ず浴びる
・一日の活力の源である朝ごはんはバランスを心がけてしっかり食べる

対処法5. 仕事に行きたくない原因と向き合う

【ちゃんと向き合えば意外と早期に解決できる場合もあるかも】

仕事に行きたくない原因がある場合はそれが解消することで気持ちは元に戻ります。

会社での人間関係・仕事上のトラブル・仕事には関係なく私生活の方でのトラブルが原因かもしれません。

原因になっているトラブルが解決されれば自然と「仕事行きたくない」という気持ちは消えていくはずです。

仕事上のトラブルやミスは潔く謝って早期解決に努めましょう。

社内の人間関係のトラブルも長引くと厄介なので早めに話し合いの場を作り解決できることは解決する方向で動きましょう。

対処法6. 職場の環境や長所短所を冷静に見直す

【今の職場環境に問題はない?客観的に見つめ直してみよう】

今の職場に長時間労働過重労働はないでしょうか?

上司からのパワハラはないでしょうか?

一度冷静になって職場環境を見直してみましょう。今の職場のよいところ・悪いところを紙に書きだしてみるのもオススメです。

書き出すことで頭の中を整理でき

「今の職場のいいところが一つもない…なんのために働いてるの?」

「あれ、意外といいところもある。こことここを解決できればいい環境になるかも」

など新しい発見もあるかもしれません。

異動で解決できる場合は異動願いを出してみるのもひとつです。自分の力で改善が見込めない場合は転職することも視野に入れましょう。

対処法7. 仕事に行きたくない状態が続くようなら転職も視野に

【仕事行きたくない気持ちが強すぎて精神が壊れるくらいなら転職を考えよう】

その仕事・会社は自分に合っているのでしょうか?

今後もずっと続ける価値のある仕事や会社でしょうか?

仕事・会社に行きたくない原因が解決できないものであれば転職を考えてみるのもひとつです。

身体が拒否反応を起こすほど辛いなら続ける必要はないのです。

日本には380万を超える企業と1万7千以上の職種があるのです。

自分に合う仕事や会社を見つけて転職することは一番の解決方法になります。

まだ仕事を辞めるのはためらうなあ…と思うときは、ネットで色んな求人をチェックしておきましょう。

自分に合う条件の良い転職先が見つかればすぐに転職できる「選択肢」になります。

今の会社だけでなく他の選択肢があると「まあ、この会社がダメなら辞めればいいんだし」と心が軽くなります。

対処法8. 毎朝の吐き気はうつ病かも?休職or退職を!

【毎朝吐き気がある…うつ状態やうつ病の疑いがあるなら休職するor仕事を辞める】

すでにうつ状態やうつ病になっている疑いがある場合はなるべく早く専門医に診てもらいましょう。

診断書をもらえば休職することができます。まだいけると思ってはいけません。

無理をせずに徹底的に休むことが必要です。

「もう休むのは飽きた」となってもさらに数か月何もせずに休むくらいではないと克服できません。

休職するのが金銭的にも一番いいですが、無理な場合や一切のしがらみが嫌な場合は退職を考えてもよいでしょう。

退職する場合生活するのに金銭的な不安はありますが一番大事なのは自分の身体です。

実家を頼ったり貯金を崩したりしてでも休養が必要な場合は休養しましょう。

とはいえ、仕事に行くたくないと思わせるような企業は、そもそも正当な手段で退職をしようとしても「許さない」「やめるなら訴える」などと言ってくる可能性が高いです。

そんな時に最適なのが退職代行!専門家が法律知識も交えて退職させてくれます

退職代行サービス Re:Start

Re:Start(リスタート)
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成功した時に多少の費用は発生しますが、無理に仕事に行ってうつ病や取り返しの付かない病気になるくらいなら退職代行を使って退職したほうが絶対に良いです。

甘え?仕事行きたくない病の進行状態チェック

【仕事に行きたくなさすぎる!コレって病気?重症度をチェックしてみよう】

仕事に行くのが憂鬱なんてみんなが経験することでしょ?
こんなに行きたくないのは、自分の「甘え」なんじゃないかな?

真面目な人ほど「これは甘えだ」と思って我慢してしまう場合が多いです。

みんなこれぐらいは我慢しているものだと自分を押し殺し、限界まで耐えて…

ある日突然、朝起きて身体が動かなくなったなんてことも実際にあります。

「仕事に行くのが辛い…行きたくない…」

これは甘えなのか?それとももしかして「うつ」なのか?この気持ちに対してどう対処すればいいのか分からなくなりますよね。

今の自分がどんな状態なのかをしっかり判断することで、それに応じた対処や身の振り方を考えることができるのです。ここでは「今の自分がどんな状態なのか」をチェックしていきましょう。

仕事行きたくないときの心の健康状態チェック

まずは自分の今の状態を上の図に当てはめてみてください。

・左半分の症状×「一時的」⇒①正常範囲内
・左半分の症状×「継続的」⇒②自律神経の乱れの疑い
・右半分の症状×「一時的」⇒③うつ状態の疑い
・右半分の症状×「継続的」⇒④うつの疑い

①~②の場合は「辛いときは仕事を休んでもいいし、休まなくてもいい」

③~④の場合は「絶対に休むべき」です。

レベル① 日曜日の夜や月曜日の朝が憂鬱なのは正常範囲内


「仕事行きたくない…」と思っているほとんどの方がこれにあたるのではないでしょうか?日曜日の夜や月曜日の朝に憂鬱になるのは社会人なら誰もが経験することです。

「サザエさん症候群」とおなじような言葉で「ブルー・マンデー」という言葉があります。

世界的に広く使われている言葉で「連休明けの月曜日は憂鬱になる」という意味です。日本だけでなく世界中の人が月曜日の憂鬱を感じているということですね。

社会人になって新しい人間関係の中に放り込まれ、周りの人たちと上手くやっていきつつ仕事を覚え、日々の任務をこなしていく。

人間関係で悩むことや上司に怒られること、仕事がうまくいかないスランプの時期もあるでしょう。気持ちに波があるのは普通のことです。

レベル② 涙が止まらない…自律神経の乱れ


原因が解消されたはずなのに「仕事行きたくない…」という憂鬱が続く・なぜかわからないけど涙がでる。

もしくは原因がずっと解消されないなどの理由で症状が一時的でなく継続的に続く場合は吐き気や頭痛などの身体症状はないものの、その前段階として注意が必要な状態といえるでしょう。

自律神経が乱れはじめ、ホルモンの分泌がうまくいっていない可能性があります。

ストレスを継続的に受け続けると自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてきます。

自律神経の乱れはよくあることでストレスを軽減することで自然に治りますが、放っておくとうつ病の入り口になります。あまり続くようなら注意が必要です。

レベル③ 朝に吐き気や腹痛がある・体調不良になる:うつ状態かも?


「行きたくない」という気持ちとともに、吐き気や頭痛など、体に症状が出てしまっている場合は要注意信号です。

この状態では吐き気止めや頭痛薬はあまり効果がありません。

例えば吐き気の場合、通常の吐き気は胃腸に問題があり、消化しきれずにもたれる、食当たり、水当たりになるなど明確な原因があり、吐き気という結果が出るのですが、行きたくない&吐き気の場合は、お腹に問題があるのではなく、自律神経や交感神経がすでにおかしくなっている可能性があります。

つまり、お腹の状態は正常なのに、脳や神経がおかしくなっているため、「気持ち悪い」と感じてしまうんですね。

そうなると、うつ病などの精神疾患の入口です。早急に仕事を休むことが必要です。少なくとも数日休むのが大事。

なお、この段階でも「仮面うつ病」と言ってすでにうつ病に羅患している可能性もありまったく油断できません。

体の症状が治まれば、徐々に行ってもいいという気持ちは戻ってくるかもしれませんが、そうではない場合専門医にかかるレベルだと思ってください。これを放置すると、動けなくなる可能性もあります。

「行きたくない」という気持ちだけではなく、体そのものがSOSを出していて、休むことを求めています。

最悪の事態にならないためにも休みましょう。これでは会社に殺されてしまいます。生活するために働いているのに、その結果として生活できない体になるのは明らかにおかしいですよね。

レベル④ 朝起きたら身体が動かない・動悸がする:うつ病の疑い


「行きたくない」という気持ちだけではなく、体そのものが動けなくなり、抑うつ感でベッドから出られないような状態が2週間以上続くとうつ病を疑うことになります。

一度うつ病になってしまうと、物理的に脳が「動け」という信号を出せなくなるので「行きたくない」どころかそういうことすら考えられなくなります。

両足を骨折した人に「気合で走れ」というのは無理な話ですよね。

うつ病は脳がやる気や体を動かすエネルギー、信号を出せなくなっているので、もう気合とはそういう次元ではなく、体そのものが活動できなくなっているのです。

うつ病になると不可逆的に動けなくなりますが、前段階、「うつ状態」ならば改善が可能です。だから、「行きたくない」と思えるうちにしっかりと休むことが大切です。

行きたくない気持ちに加えて、なんともいようがないドキドキ感、不安感、焦燥感を感じたらそれが「うつ」です。最初の段階で手を打てば「うつ病」前段階で踏みとどまることができます。

うつ病になってしまうと、障害者手帳の取得や障害年金を受給できるレベルになります。

つまり、普通の人が病気になってしまったレベルではなく、事故で脊髄を損傷して一生車いすになった、脳梗塞で半身マヒが残ってしまった、というような一生物の障害になります。

 

一見するとうつ病はわかりませんが、脳の中は完全に普通の人のそれではないんです。

「急に仕事にいけなくなった!」そうなる前に仕事は休むべき

【心のエネルギー(やる気)の限界がくる前に:辛いときには仕事を休むべき理由】

人はなぜストレスを受けると憂鬱になったりやる気がなくなったりするのでしょうか?

人のやる気(心のエネルギー)は無限に湧き出てくるわけではありません。日々の生活の中で、貯める⇒使うを繰り返しています。

使う(日中の活動・ストレスへの対応)

貯める(睡眠・リラックス・リフレッシュ)

使う(日中の活動・ストレスへの対応)

貯める(睡眠・リラックス・リフレッシュ)
仕事のやる気の循環を図解で解説

このように、毎日使っては貯めてを繰り返して日々を過ごしています。

ストレスを受けると多くのエネルギーを消費しますが、また貯めることができます。

このサイクルがうまくバランスを保っている間は、心のエネルギーの貯蓄があるので多少のストレスがあっても耐えることができます。

しかし、長期間にわたり毎日強いストレスを受けていると貯めるのが追い付かなくなり、エネルギー不足になってしまいます。

エネルギー不足の状態では辛くしんどいですが、まだエネルギーが尽きたわけではないのでがんばることができます。

しかしエネルギー不足の状態で無理をしすぎると、やがて心エネルギー(やる気)は尽きてしまします。これが「うつ」です。

重要なのは「尽きる」前に「貯める」ことです。

心のエネルギー不足のときに休まず毎日強いストレスを感じながら仕事に行けばどうなるでしょうか?少しずつ少しずつ心のエネルギーは減っていき、やがてなくなってしまうでしょう。

だからその前に「休む」ことがとても大切です。本当に辛いときは仕事を休んでエネルギーを蓄えるべきなのです。

会社・仕事に行きたくない、行けない朝は休むべき!まとめ

  • 「会社行きたくない」「仕事行きたくない」は心身に負荷がかかっているというサイン
  • どうしても仕事に行きたくないときは休んだほうがいい
  • リフレッシュしたり考え方を変えることで対処できる場合も
  • 人間関係がリセットできて状況が好転するならば移動願いもアリ
  • 朝に涙や吐き気があるようならうつ病の疑いも。一刻も早く対処すべき
  • 休まないでうつ病になってしまえば、治療しない限り元に戻ることはない
  • 行きたくない気持ちを放置した時の人生へのリスクが大きすぎる
  • 会社・仕事に行きたくない状態があまりにも続くなら転職したほうがいい