転職を考えるきっかけとは?転職理由としての伝え方の工夫もあわせて解説!

やってられないと退職を決意した女性社員

「他の人が転職を考えるようになるきっかけって何なんだろう」
「あることがきっかけで転職したいと思ったけど、これっておかしいのかな」

このような方に向けて、求職者が転職を考えるようになるきっかけについて解説していきたいと思います。

また、転職を考えるようになったきっかけを、転職理由としてうまく伝えるための工夫の仕方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

転職を考えるようになるきっかけとは?

転職のきっかけランキング2021年

参考元:doda

  1. 他にやりたい仕事がある
  2. 会社の将来が不安
  3. 業界の将来が不安
  4. 給与に不満
  5. 残業や休日の少なさに不満
  6. 市場価値を上げたい
  7. 専門知識やスキルを習得したい
  8. 倒産やリストラが横行
  9. 経験や知識を積みたい
  10. 雇用形態を変えたい

転職を考えるようになるきっかけは、ほんの些細なことから、抗いようのない現実を突きつけられるケースまで、人によってさまざまです。

上記は転職サイトのdodaが2021年に行った、2020年度における転職のきっかけとなった理由のランキングなのですが、様々な事情を抱えている方がいることがわかります。

だから、ちょっとしたことで転職を考えていたとしても、自分を責める必要などありません。
でも、自分以外の人が転職を考えるようになったのは、どのようなことがきっかけなんだろう…。
それでは、詳しく見ていきましょう。

他にやりたい仕事がある、自分がやりたい仕事ができない

自分がやりたいと思っていた仕事ができたり、本当はやりたかった仕事ができなかった場合、しばらくして「これでいいのか?」と疑問に感じて、転職を考えるようになることがあります。

新卒や中途入社で入りたい企業をじっくり検討したとしても、実際に働いてみると想像とのギャップを感じてしまうことがあるからです。

また、やりたい仕事ができていたとしても、部署間の都合などにより異動を命じられてしまうことも。

自分が希望する仕事ができないと、やっぱりつらいかもしれないな。
そうですね。それがきっかけになって転職を考えるようになる人は多いといえるでしょう。次に転職先を探す際には、やりたい仕事ができる環境を探すことを軸にして、転職活動を行うことが大切になりますね。

会社の将来性に不安を感じる

現在所属している会社の仕事内容には何の不安もなかったとしても、会社の将来性のことを考えると「転職したほうがいいのではないか」と考える人もいます。

今の会社が10年後に存続しているかどうか、というのは誰でも一度は考えたことがあるかもしれません。仮に転職を余儀なくされる場合、会社がつぶれてしまってからでは、経済的・年齢的不安を感じてしまうこともあるでしょう。

また、業績が悪くなり、新卒採用や中途採用などを行わないようになったり、会社の方針転換が頻繁に起こるようなったりすると、会社に対する不信感や不安感は増していくことに。

減給や解雇など、あまり良くないことを想像してしまうかもしれませんね。
会社の将来性を感じない、そこで自分が働くイメージが持てない場合は、転職を考えるようになるのは自然なことかもしれません。

業界の将来性に不安を感じる

会社でなく、業界そのものの将来に不安を感じて転職を考える人も多いです。

将来的にAIに仕事を奪われそうな業界や、感染症の影響で解雇が横行する業界などは、ふとした時に将来に不安を感じてしまいます。

10年後にはこの仕事はないのではないか、明日には解雇されているのではないか、という心配の中では安心して働くことなどできません。

そのため、業界に不安を感じたことをきっかけに、将来性のある別な業界に転職する人は少なくありません。

給与に不満がある

給与などの待遇面に不満を感じている場合も、転職を考えるようになることがあります。

給与は、あなたの生活を支える経済的支柱であり、仕事に対するモチベーションに大きく影響するものだからです。

家庭を持っている人の場合、給与が低いとそれだけ生活が苦しくなってしまいます。

また、頑張って結果を残したり、実績を上げたりしたのに、昇給や賞与での還元が見込めない場合、転職を意識するようになるのは仕方のないことといえるでしょう。

実際には、やっていることはほとんど変わらないのに、会社が変わっただけで給与がアップする可能性もあります。

確かにお給料が低いと、やる気が続かないかもしれないな…。
そうですね。自分の実績やスキルに自信がある場合は、よりよい待遇で迎えてくれる会社を探してみるのも1つの方法ですよ。

勤務時間や休日に対して不満がある

労働環境も継続して働いていくためには重要な要素の1つです。

働き方改革が叫ばれている現在でも、残業が多い企業があるのも事実。なかには残業時間が月に200時間を超える企業や、休日出勤が当たり前になっている企業もあります。

人間が働く大きな理由は、生活のため。しかし、プライベートの時間が全く取れないことで、働き方に疑問を感じ、転職を考えるようになることもあります。

本当にこの仕事を続けていいのか、わからなくなってしまいそうですね。
また、長時間の残業をこなしているのに、適切な残業手当が支払われないことも。このような場合も不満が蓄積し、転職に活路を見出すようになります。

仕事にやりがいを感じられない

自分の仕事にやりがいを感じられないために、転職を考えるケースもあります。

転職サイトのリクナビNEXTの調査によると、給与や待遇よりも「やりがい」を求めて転職する人の割合は35%に上るようです。

自分の性格的な部分と、仕事に対する達成感などと一致しない場合、やりがいを感じられなくなることが多いとのこと。

やりがいを感じられる仕事を見つけるためには、まずは自分について詳しく知ることから始めてみましょう。

自分がどんなことがしたいのかわからないと、仕事も選べないですもんね。
「黙々と仕事をする方が自分に向いている」「誰かの喜ばれるような仕事がしたい」など、自分の性格的な適性に合った仕事なら、やりがいを感じながら仕事に取り組むことができますよ。

評価体制に不満がある

正当な評価してもらえない体制に対して不満を感じて、転職を考えるケースもあります。

正しく評価してもらうというのは、仕事を頑張って続けていく上で非常に大切なこと。自身の昇給や昇格にも大きく関わることです。

明らかに他の社員よりも成果を上げているにもかかわらず、さまざまな理由や事情などを絡めて評価してもらえないような環境なら、仕事に対するモチベーションも下がってしまうでしょう。

そうなると、給与アップが見込める企業や、自分を本当に必要としてくれて、しっかり評価してもらえる企業への転職を希望するようになるのです。

評価制度ってとても大切なんですね。
今でも上司の考え方1つで評価が決まってしまうことがあるようです。転職エージェントに相談すれば、評価体制や企業の内情についても情報を提供してもらえる可能性があります。うまく活用しながら、情報を集めることが大切ですね。

ヘッドハンティングを受ける

在籍している以外の企業からヘッドハンティングを受けたことが、転職にきっかけになることもあります。

ヘッドハンティングとは、ある企業が優秀で適性の高い人材を引き抜くこと。実際に直接ヘッドハンティングを受ける場合や、専門のサイトに登録しておくことでヘッドハンティングを受ける場合があります。

ヘッドハンティングを受けるということは、企業がその人材を高く評価しているということ。そのため、現職と比較して、給与面やポジションなど待遇が良い条件で迎え入れられることになります。

ヘッドハンティングかぁ、何だか憧れるな。
より高いポジションを目指したいという気持ちを持つ人がヘッドハンティングを受ければ、実際に転職へと至るケースが多くなる傾向にあります。専門のサイトに登録しておくと、ヘッドハンティングを可能性が高くなりますよ。

社風が会わないと感じる

自分は変えることができても、会社を変えることはなかなか難しいことです。なかでも、社内風土は、自分1人で変えていくことはかなり難しいといえるでしょう。

財務状況や社内の雰囲気など、入社するまでは気付くことができなかった会社のダークな一面を垣間見たとき、「本当にこの会社にいて大丈夫なのだろうか…」などと不安に感じることがあります。

また、社内の雰囲気が自分の性格的な部分とあまりにもかけ離れている場合、自分の居場所がないと感じるようになることも。

その気持ちが大きくなってくると、本格的に転職を考えるようになってしまうのです。

でも、職場の雰囲気って求人情報だけでは把握しづらいような気がします。
そんなときも転職エージェントがおすすめです。会社の雰囲気や働く人の人となりなど、細かい情報をキャッチしていることもあるので、相談してみましょう。

上司とのそりが合わない

会社を選ぶことはできても、上司を選ぶことはできません。仕事をしていくうえで、上司との人間関係はたいへん重要になり、それが転職を考える原因にもなるのです。

実際に働いている人のなかには、上司との人間関係が上手くいっておらず、悩む人も多いもの。気持ちよく仕事をすることができませんし、仕事の進行具合も悪くなってしまうからです。

上司との関係がうまくいかないと、精神的な負担が大きくなってしまい、場合によっては身体的な影響を及ぼすこともあります。

それは働くのが辛くなるなぁ。
どうしても上司との関係が改善できない場合、気持ちよく働ける環境を求めて転職を考えるようになるのは、仕方のないことなのかもしれませんね。

同僚との相性が良くない

会社での人間関係は、何も上司との関係に限ったことではありません。職場の同僚との人間関係が原因となって転職を考える人もいます。

ほんの些細なことがきっかけとなり関係が悪化してしまったり、ときには悪意のある言動を取られてしまったりすることもあるのです。

職場にはさまざまなタイプの人間が集まります。なかには、常識的な振る舞いができない人や、誰かとつるんで陰口をたたく人などがいる可能性もあります。

人間関係でのストレスは仕事にも影響しやすいものですから、積もり積もれば転職のための行動を取るケースも少なくないんですよ。

会社の方針転換が起きる

時代の流れや顧客のニーズなどに敏感に反応しながら、生き残りのために会社が事業方針を転換するというのはよくあることです。しかし、それがきっかけになって転職を考えるようになる社員が生まれることもあります。

会社としては、最適な道を進むために方針転換を行っているので、在籍している社員にはその方針に従ってほしいと考えているでしょう。

しかし、人によっては新たな方針に従いたくないと感じることがあります。

方針転換により、自分のやりたい仕事ができなくなってしまったり、自分が望まない部署への異動を命じられたりすることもあるからです。

会社の方針転換という大きな流れと、社員個人の想いは、ときに相いれない関係となるケースがあるんですね。
実際にこのような状況へと陥ってしまったとき、仕事に対するやりがいを感じられなくなり、より具体的に転職を考えるようになります。

他にやりたいことができた

転職を考えるようになるのは、何もネガティブなことだけがきっかけになるわけではありません。

例えば、昔から夢だった業界への転職や、他にやりたいことが新たにできた場合の転職などがそれにあたります。

仕事をしながら社会人として生活していると、さまざまなことを知るようになります。

ふとしたタイミングで、昔から持っていた夢に対する気持ちや、新たに情熱を燃やせることを発見したときの気持ちが、どんどん膨らむこともあるのです。

それは夢を追ったほうがいいですね!
このような場合は、次に仕事に対するモチベーションも高くなっているので、転職先が比較的早く見つかるケースも多くなります。

結婚・出産のライフイベントを迎える

女性の転職理由で特に多いのが、結婚や出産などのライフイベントがきっかけとなって転職するケースです。

相手の男性も働いていることがほとんどですので、相手の事情に合わせたり、出産後子育てがしやすい環境へと移ったりするために、転職を選択することが多いためです。

残念ながら、女性が所属している職場によっては、産休や育休の取得・復職の制度が整っていなかったり、同僚の理解が得られなかったりすることもあり、「転職を余儀なくされる」こともあるようです。

親の介護が必要になる

結婚・出産以外のライフイベントとして、親の介護が必要になり転職するケースもあります。

高齢化が進行する日本においては、介護施設への入所は簡単ではありません。そのため、自分で介護をしなければならなくなり、仕事をやめたり、職を変えたりすることがあります。

家庭環境の変化はある意味で避けられないものなぁ。
そうですね。このような場合、転職は仕方のないこと。柔軟に対応していきたいですね。

体調を壊してしまう

激務やハラスメントなどによって心身ともにボロボロになってしまうことで、転職を考えるようになることもあります。

仕事をしていると何らかのストレスを感じることはよくあります。しかし、仕事が忙しすぎたために病院に行くこともできず、気が付けば働けるような状態ではなくなってしまうことも。

本格的な体調不良に陥る前に、今の仕事の在り方について真剣に考えることが大切ですよ。
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年齢別の転職を考えるきっかけ

これまで解説してきた通り、転職を考えるようになるきっかけは人によってさまざまです。

そこで、年齢別による転職のきっかけについて紹介していきます。

20代に多い転職のきっかけ

20代の人が転職を考えるようになるきっかけには、以下のようなものが多いといわれています。

  • 給与や評価制度、勤務時間、待遇への不満
  • 他にやりたい仕事が見つかった

新卒などで同時入社した場合、在籍年数が増えるにつれて、会社の評価制度や昇給の具合がわかってくるようになります。なかには、同期入社の社員に待遇面で大きく水を開けられることも。

勤務時間など労働環境などから「こんな仕事は続けられない」と考えて転職を希望するケースが多いようです。

新卒のときって、わからないことが多いですもんね。
社会人を経験することで、本当にやりたいことがわかるケースも多いとのこと。将来的に諦めてしまうことがないよう、転職のための行動を起こすようになるともいわれています。

30代に多い転職のきっかけ

30代での転職のきっかけは、以下のようなものが多くなります。

  • 給与面や待遇面での不満
  • 会社の将来性に対する不安

30代に突入すると、経験を積んだ中堅社員として働いている方も多くなります。なかには、役職に就いてマネジメントをしている方もいらっしゃるでしょう。

このように経験値を増えることによって、周り方の評価を客観視できるようになりますし、若いころよりも会社に対する明確な不安や不満などを感じることも多くなります。

確かにいろんなことがわかってしまう年代ですね。
そのため、現在の自分をより高く評価してくれる企業や、待遇の良い企業への転職を考えるようになるといわれています。

40代以上に多い転職のきっかけ

40代の方の転職でも、会社の評価制度や将来性などが転職のきっかけになることが多いといえます。

ただし、待遇の良さより、やりたい仕事や安定できる仕事を転職先として探すようになるのが、40代の特徴。

また、40代の入ると自分の老後の生活についてより具体的に考えるようになりますし、親の介護なども始まるため、安定して長く働ける企業への転職を考える方が多くなるそうです。

年齢を重ねると、さまざまなことが関係してくるんですね。
会社の倒産やリストラが転職するきっかけになる場合も、他の年代と比較して多いといえますね。

性別による転職のきっかけ

女性特有の転職のきっかけ

女性特有の転職のきっかけとなるのは、以下のような内容が多いといわれています。

  • 結婚や出産などのライフイベント
  • キャリアアップや評価、待遇に対する不満

先述したように、結婚や出産を機に転職を考えるようになる女性は多い傾向にあります。

これは、現状の勤務内容では仕事ができなくなるため、やむなく転職する場合や、マタハラ・パワハラを受けるなど、女性に対する理解の少なさから転職に迫られることがあります。

また、女性のキャリアアップに対して前向きな環境が整っていない企業が少なからず存在する現在の日本。

結婚や出産などでいつか辞めるだろうから女性に要職を任せない、昇進させないといった風土が定着している企業から、転職しようと考える女性が多いといわれています。

何だかひどい話だなぁ…。おめでたいことなのに…。
もちろん、すべての企業がそうではありません。産休や育休から復職しやすい企業も増加しています。ですが、女性が働きやすい環境がさらに整うには、また時間が掛かりそうですね。

男性特有の転職のきっかけ

男性特有の転職のきっかけとなるのは、以下のような場合です。

  • 今後の生活のためより待遇の良い企業を探す
  • 親の介護が必要になる

女性がライフイベントにより転職すると、キャリアチェンジを伴うケースが多くなります。そのため、家庭の収入の比重は男性の方が重くなりやすい傾向にあるでしょう。

そのため、今後の生活や子どもの進学のことなどを考え、給与や労働環境などの待遇の良い企業への転職を考えることが多くなりやすいといわれています。

男性が生活を支えるケースがまだまだ多いですもんね。
また、親の介護が必要になる場合、家族での協力が不可欠となる場合があり、男性が転職して介護がしやすい環境を求めることも考えられるでしょう。

きっかけから転職をする最適なタイミング

これまで、転職を考えるきっかけについて解説してきました。

何かのきっかけがあって転職を考え始めると、そのまま転職活動に突入してしまう場合があると思います。

しかし、転職にはそれぞれ適切なタイミングがあります。

企業が人材を求める時期

転職について真剣に考えているなら、中途採用を実施する企業が人材を求める時期に転職するのが大切です。

なぜなら、企業にとってあなたがいくら優秀な人材であったとしても、応募するタイミングによっては不採用となる場合があるからです。

中途採用を行う企業には、それぞれ「採用計画」と「予算」があります。そのため、人材を大々的に募集するタイミングを狙って応募するほうが採用される可能性が高くなるのです。

企業が中途採用を実施しやすい時期としては、年始である1月と年度が始まる4月が最も多くなります。

どちらも、新たに仕事を開始する節目であり、体制を新たにして事業を展開する企業が多いためです。

これらの時期を狙って転職活動を行うのが、最も効率が良く、採用されやすいということになります。

自分の調子がいいタイミング

中途採用が行われる時期以外にも、転職活動を行うのに適したタイミングがあります。それは、あなた自身の調子が良いときです。

自分の調子が良いときは勝ち癖が付いていることが多いため、採用担当者など社外の人物と話しているときでも印象が良くなりやすいのです。

確かに、調子がいいときは表情も明るくなりやすいですし、自分の言葉でテンポ良く話したりすることが多くなります。

そのため、選考ではあなたの経歴やスキルなどにプラスして評価されやすくなるといえます。

波に乗っていると感じたときは、転職エージェントに相談するなど、転職について前向きに考えたほうがいい結果につながりやすいかもしれません。

最適な転職の伝え方

転職を考えるきっかけがネガティブなものであった場合、選考でそれをそのまま伝えてしまうとマイナス評価になってしまい、転職がなかなか実現できなくなってしまうこともあります。

ここでは、適した転職理由の伝え方について紹介しますので、転職活動を行う際の参考にしてほしいと思います。

理由を上手く説明する

転職を考えるきっかけがネガティブな要素だった場合、それを転職理由としてそのまま伝えるのはリスクが高くなります。

そのため、例えネガティブな転職理由だったとしても、前向きな言葉に言い換えましょう。

面接で転職理由を質問される理由について考えてみるとよくわかると思います。

転職活動における面接で採用担当者が確認したいのは、以下の2点です。

  1. 応募してきたい人材が自社で活躍できそうかということ
  2. 入社後のすぐに辞めてしまうようなことがないかということ

そして、辞めてしまわないかを確認するために質問されるのが、転職理由(=退職理由)に対する質問なのです。

もしそこでネガティブな転職理由をそのまま話してしまうと、採用担当者は「当社に入社しても同じ理由ですぐに辞めてしまうのではないか」と懸念してしまうことになります。

いくら、その企業への適性が高かったとしても、マイナス評価になってしまい、採用に至らなくなることもあるんですよ。

そのため、転職理由を聞かれたときには、「必ず前向きな言葉に変換して伝える」ということが鉄則です。

転職を考えるきっかけとなったことがネガティブな要素だったとして、転職によって何を実現させたかったのか、よく考えてみましょう。

前向きな言葉に変えるだけで、気分も変わりますもんね!
きっかけになった事の裏側にある「あなたの想い」を導き出すことができれば、前向きな言葉に変換できるはずですよ。

転職のきっかけを客観的に説明する

次に意識しておきたいのは、転職を考えたきっかけについて、できるだけ客観的に説明するということです。

転職理由について質問した採用担当者は、あなたの愚痴や不満を聞きたいわけではありません。

そのため、「給料が安い」「休みが少ない」などといった漠然とした転職理由を聞いたところで、評価することができないのでより具体的かつ客観的に伝わるように説明する必要があります。

例えば、休みが少なかったことを伝えるためには、「×日間連続での勤務が常態化していて改善されなかった」とか「3ヶ月のうちに休みは×日しかなかった」などと伝えれば、誰でも聞いてその状況を理解することができるはずです。

また、それらの要素に対して、自分なりに解決するための努力をしたことを付け加えておくことも重要です。

どうしてですか?
課題に対して自主的に行動できるかどうかというのは、ビジネスパーソンとしての問題解決能力に関わるからです。

客観的な状況説明に加え、それに対してどのようなアクションを起こしたのか、というところまでをセットにして伝えれば、採用担当者に前職での状況とあなたの社会人としてのスキルを伝えることができます。

何から何まで話さないようにする

転職理由や退職理由を話すときは、あったことや感じたことすべてを話す必要はありません。

応募する企業に入社することで解決できることだけを話すようにしましょう。

繰り返しになりますが、採用担当者はあなたがすぐに辞めてしまわないかを確認しようと思っています。

そのため、必要がない要素について話すのは、リスキーといわざるを得ません。

特に人間関係がきっかけで転職したいと考えた場合は注意すべきでしょう。

というのも、人間関係の問題はどんな企業に所属したとしても起こりうる事柄だからです。

しっかり準備していないと、焦って不必要なことまで話してしまいそうですね。
応募先の面接に対する対策を講じるときは、転職理由について最小限の返答にとどめるようにすることが大切です。

好ましい転職理由の伝え方の例

ここでは、転職理由として好ましい返答例について紹介します。

―回答例―
前職では、朝8時から夜12時までの勤務が常態化していました。同僚とともに増員やアウトソーシングなどの提案を行いましたが、全く受け入れてはもらえない状況が続いていました。このまま継続して勤務するのは難しいと判断し、転職したいと決断したのが理由です。

誰が聞いても長いと感じる労働時間が具体的に述べられており、同僚と提案していることから個人の問題ではないことがわかります。

解決のための行動も起こしたうえで、改善が見られないことから転職を決意したという流れで、わかりやすく説得力のある説明といえます。

好ましくない転職理由の例

一方で、好ましくない転職理由の回答例は以下のようなものです。

―回答例―
上司との関係が悪かったため退職を決意しました。細かいことでも注意してきたり、長時間叱られたりすることもあり、上司は自分のことが好きではなかったのだと思います。御社では心機一転頑張りたいと思います。

人間関係の好き嫌いを転職理由として答えるのはよくありません。先述した通り、当社でも同じことが起きるのではないかと懸念されてしまうでしょう。

上司との関係性が悪いことを転職理由にするのであれば、非合理性などを客観的に説明する必要があります。また、「より自分らしく働きたいと思った」などと伝え方を工夫しなければなりません。

転職のきっかけや伝え方まとめ

今回は転職のきっかけについて解説しました。

転職を考えるようになるタイミングは人によってとなります。

そのため、他人のことではなく、自分がどう思うのかを軸にして考えるようにしましょう。

また、転職理由の伝え方についても解説しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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