介護助手(「介護補助職」、「介護補助員」)は資格がなくてもなれる?
介護助手とは、介護施設などで、介護職員を助ける仕事です。
介護職員の仕事の中で、食事介助や入浴介助などの身体に触れる仕事については、資格を持っていなければできません。
一般的に、身体に触れなくても行える業務を行うのが介護助手です。
介護助手と看護助手の違い
一方、看護助手は、病院などで、介護を行う仕事です。
介護助手の仕事内容
病院で働く場合
介護助手の仕事内容は、入院患者さんの介護を行うことです。
しかし、病院での清掃や洗濯といった業務は、清掃員や洗濯専門業者などに外部委託されている場合も多く、身体介護もできる看護助手が求められることが多いです。
老人ホームで働く場合
老人ホームの介護助手の仕事は、施設によっても異なりますが、居室の清掃やベッドメイク、洗濯、レクリエーションの提供、入居者の話し相手、買い物などです。
このような買い物代行サービスを行っている施設では、介護助手が行うことが多いです。
訪問介護で働く場合
介護助手が訪問介護で働く場合、生活援助という介護サービスを提供することになります。生活援助というのは、ホームヘルパーが提供するサービスの分類のうちの1つです。
生活援助のサービス内容は、掃除や洗濯、調理などです。訪問介護計画書に沿って、サービスを提供します。
サービスを提供した後には、その内容について、簡単に書いて記録に残します。
そんな介護助手の気になる給料は?
※介護職員は介護福祉士などの資格を持っているため、資格手当などがプラスされているのでその分給料が多くなります。
介護助手はアルバイトでもできる!平均時給は?
時給は地域や施設によっても異なりますが、930円~1050円程度のことが多いようです。
介護助手のときに資格をとって転職!どんな資格がおすすめ?
介護助手として就職する際、無資格からその仕事をスタートすることがあります。
また、できることが広がるだけではなく、給料面からみても資格を取得することはとてもおすすめです。
そこで、介護助手として働きながら取得すると今後の仕事に有利な資格をご紹介します。
介護職員初任者研修
・介護の基本や介護や心とからだのしくみ、老化や認知症および障害の理解などの、高齢者や障がい者のことやその介護のことを知る。
・医療との連携、福祉サービスの理解、コミュニケーション技術や生活支援技術などの、医療や福祉に関する分野を知る。
・講義や実習・演習を通して学ぶ。
研修の最後に行われる試験に合格することで資格を得ることができます。
また、この資格を取得することで、身体に直接触れて行う、排せつ介助や入浴介助、食事介助などを行うことができるようになり、仕事の幅が広がります。
実務者研修
研修は、全450時間にもおよぶカリキュラムになっています。ただし、そのうちの130時間については、介護職員初任者研修と内容が重複しています。この為、介護職員初任者研修を終了している方については130時間分は免除される仕組みです。
介護福祉士
介護福祉士資格は国家資格です。
実務者研修を修了しており、かつ、3年以上の実務経験がある方が受験資格を得ることができます。介護福祉士は、専門的な介護の知識を活かして高齢者や障がい者の介護を行います。
転職するなら資格も支援してくれる転職エージェントに登録するのがおすすめ♪
そういった環境のほうがやる気が出ますよね。そんな職場と巡りあうためには転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントに登録すると、あなたの理想の施設を探してもらうことができます。
もちろん、資格取得に力を入れてくれるような施設を探してもらうこともできますよ。
まとめ:介護助手はこんな人に向いていいる!
介護の仕事には興味があるけれども、自分にできるのかな?と思って躊躇している方にとって、介護助手の仕事は、少しずつ介護の世界を知っていくことにもうってつけです。
また、話し上手、聞き上手さんにもおすすめです。高齢者の方は、たくさんの経験からあふれんばかりの話のネタを持っています。そんな方々とコミュニケーションをとれる方にも向いています。