飲食からの転職におすすめの職種!向いてない、辞めたい人は必見

飲食業界からの転職…!先輩たちが選ぶオススメの職種や、上手な転職のコツ

「休みがほとんど取れなくて、長く続けられる気がしない…」
「お昼に仕込みを始めて、店が閉まる朝方まで働きっぱなし…」
「給与がなかなか上がらないから、結婚もできるか不安…」

飲食業界で働く方には、たくさんの不安があると思います。その結果業界を離れて転職していく人たちもたくさんいます。

とはいえ、転職活動に割く時間が無かったり、どんな仕事を選べばいいか分からなかったりと、なかなか転職に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は飲食業界からの転職について、経験が活かしやすい転職先や上手な転職方法、飲食業界の方にオススメなサービスなどをご紹介していきます!

飲食業界からの転職先におすすめの職種

飲食業界からの転職先

「飲食業界での経験・スキルは、飲食業界でしか活かせない…」
ということは、決してありません。

では実際に業界を辞めていった人たちは、どんな業界や職種を選んで活躍しているのでしょうか。ここではその一部をご紹介していきます。

もちろんここで紹介するものが全てではありません。大切なのは、自分が興味を持てる仕事であること。当然ながら未経験OKの募集であれば全て応募可能ですし、意欲重視で選考をしてくれます。挑戦してみたいという強い気持ちを伝えれば全く問題ありませんし、意欲があれば活躍できると思います!

コミュニケーション力を活かして営業に挑戦

最も転職先として選ばれやすく、活躍している方が多いのが、営業職でしょう。

飲食店では、お客様や店舗スタッフなどとコミュニケーションを取る機会も多く、その経験・スキルが営業で顧客と話す際にそのまま活かしやすいといえます。

営業職は他の職種と比べても未経験からはじめられる求人が多いのも特徴です。求人数もかなり多いため、そういった意味でも挑戦しやすいでしょう。

自分の時間を大切にできる事務職

「転職したら趣味や友人との時間を大切にしたい」
「きちんと休めて、残業がない会社で、体力的に無理なく働きたい」

という方は、事務職もオススメです。

飲食業界は休みが少なく、しかも平日休みです。周りの友人と休みが合わせづらくて疎遠になったり、連休がないので旅行などにも行きにくかったりという経験はないでしょうか。また残業も多いため、平日の就業後を自由な時間に充てることも、難しかったりします。

一般事務やアシスタントなどの事務系職種であれば、基本的に業務は平日のみで、残業もほとんどありません。就業後も、土日も、自分の時間を大切にできるので、飲食業界での不満を解消しやすいと思います。

食品関連会社での仕事

食品メーカーや食品卸会社、食品系商社など、食品に関わる仕事もオススメです。

飲食業界で仕事をする中で、店舗に来てくださるお客様と接し、多少なりとも食に関するニーズに触れてきたのではないでしょうか。それを今度は食品関連会社側で、飲食店やエンドユーザーに向けて発揮できます。

職種は営業や商品開発、企画、製造管理など多岐にわたりますが、自分が興味を持てるものを選んでみてはいかがでしょうか。

飲食業界を辞めたい主な理由4選

飲食業界の転職理由

業界を離れていく人たちは、なぜ辞めようと思ったのでしょうか。ここでは特に退職理由として多いものを4つご紹介します。今のあなたの状況と似ているものがないか、振り返りながら読んでいただければと思います。

ちなみに飲食業界は他の業界と比べても離職率がとても高く、『約30%』です。飲食業界に次いで多いのが娯楽関連業界で『約20%』なので、如何に飲食業界が突出しているかが分かると思います。

業界別離職率
厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果より

【理由①】他業界と比較して休みが少ない

「人で不足で、休めても週に1日くらい…」
「今月は15連勤だった…」
「アルバイトが突然休むと、自分が出勤しなければならない」

このように、飲食業界では休みがなかなか取れなかったりします。
休めないと、当然体力的にキツくなり、転職へとつながってしまいます。

業種業種年間夏季休暇年末年始有給休暇
大分類小分類休日数日数休暇日数取得日数
1位メーカー自動車/輸送機器メーカー135.27.8812.8
2位メーカー電子/電気部品/半導体メーカー132.76.17.110.4
3位メーカーコンピューター/OA機器メーカー130.96.66.19.4
4位メディカル医療機器メーカー130.54.26.411.9
5位メーカー機械/電気機器メーカー130.56.26.710.8
6位メーカー設備関連/プラントメーカー129.65.57.49.7
7位メーカー家電/AV機器メーカー129.66.7713.3
8位金融リース129.42.94.715.1
9位メーカー通信/ネットワーク機器メーカー129.45.4515
10位メーカー化学/素材メーカー128.84.55.910.8
11位メーカー化粧品メーカー128.556.89.3
12位金融クレジット/信販128.55.13.89
13位サービスマーケティング/リサーチ128.356.310
14位メーカーインテリアメーカー126.75.93.812.7
15位ITEC/ポータル/ASP125.63.55.410
16位メディカル医薬品メーカー125.54.66.210.2
17位商社/流通総合商社125.44.469.8
18位商社/流通専門商社125.24.35.97.9
19位金融都市銀行124.93.74.312.6
20位ITアウトソーシング124.83.85.18.9
21位ITハードウェアメーカー124.54.15.69.2
22位ITネットワークインテグレーター124.24.85.28.6
23位小売/外食通信販売/インターネットショップ123.93.566.8
24位ITシステムインテグレータ/ソフトハウス123.73.85.210
25位メーカー鉄鋼メーカー123.44.668.3
26位金融生命保険123.35.14.810.6
27位メディカルCRO/SMO/CSO122.93.45.110.5
28位金融損害保険122.54.35.110.8
29位ITソフトウェアメーカー122.34.15.69.3
30位サービス人材サービス122.345.46.6
31位金融信託銀行122.12.93.911.4
32位金融地方銀行121.92.74.27.4
33位サービス陸運/鉄道/海運/航空121.82.73.412.3
34位メーカー日用品/文具メーカー121.155.77.1
35位金融投信/投資顧問1212.43.67.8
36位メーカーゲーム/アミューズメント機器メーカー120.557.57.9
37位メディカル薬局120.433.77.3
38位サービス教育/塾/学校120.35.25.28.6
39位メーカー食料品メーカー120.334.78.6
40位メディア新聞1203.74.47.1
41位サービス業務請負/アウトソーシング119.84.15.88
42位メディア印刷関連119.74.967.8
43位サービス介護/福祉関連119.43.23.610.7
44位サービス旅行119.43.15.110.5
45位サービス建物管理/安全作業119.15.25.97.3
46位メーカー服飾雑貨メーカー119.14.24.24.9
47位小売/外食卸業118.83.75.26.6
48位ITITコンサルティング118.84.65.59.5
49位メディア広告118.74.264.8
50位サービス士業関連118.62.95.510.8
51位IT通信/ISP/データセンター118.53.4510.8
52位建設/不動産ディベロッパー118.44.45.97.6
53位メディカルバイオ関連118.33.656.1
54位メディア出版118.13.65.17
55位メーカー建築/建材関連メーカー117.95.16.36.5
56位ITWebインテグレータ116.94.15.29.2
57位サービス電気/ガス/水道/エネルギー116.53.1510.2
58位小売/外食百貨店116.43.82.45.7
59位サービス倉庫116.43.76.34.9
60位金融信金/信組116.21.93.46.2
61位金融証券会社115.65.24.28.3
62位金融消費者金融/商工ローン/商品取引114.65.15.611
63位ITコンサルティングファーム/シンクタンク114.23.45.87.1
64位建設/不動産ハウスメーカー113.14.65.95
65位サービス設備関連/メンテナンス112.93.34.87.8
66位小売/外食量販店/ホームセンター/スーパー112.820.95.1
67位サービススポーツ/ヘルス関連施設112.43.34.67.1
68位建設/不動産不動産仲介1125.16.36.9
69位メディカル病院111.83.24.77.6
70位サービス冠婚葬祭110.32.84.22.9
71位建設/不動産ゼネコン/サブコン109.84.767.2
72位建設/不動産建設設計109.145.76.2
73位サービスホテル/旅館108.82.42.56.8
74位サービスレジャー/アミューズメント108.32.42.76.3
75位小売/外食専門店/小売店108.22.83.24.5
76位メディア放送108.23.54.76.3
77位サービス理容/美容/エステ1053.54.14.9
78位サービス芸能/芸術99.134.60.6
79位小売/外食外食/レストラン962.33.52.5
80位小売/外食コンビニエンスストア95.810.82.5
平均121.94.45.49.1

上記の表は、業界別の平均休日数一覧です。
飲食業界は全80の業界に分けて平均休日数を出しているのですが、『外食/レストラン』はなんと79位。
『コンビニエンスストア』業界に次いで2番目に休みが少ない業界となっています。この数字を見ても、如何に休めない業界かが分かると思います。

飲食業界は、身体を壊してしまう人も多いみたい…。無理をする前に、自分のためにも転職を考えてみてもいいかも!

【理由②】労働時間が長い

休みが少ないことも関係していますが、飲食業界は残業も多いため、総労働時間が長くなりがちです。

残業時間業種業種年間休日数
小分類大分類が多い順
多い順時間(80業種中)
1位49.1広告メディア49位
2位40.9新聞メディア40位
3位36.5EC/ポータル/ASPIT15位
4位36.3コンビニエンスストア小売/外食80位
5位35.8建物管理/安全作業サービス45位
6位35.3コンサルティングファーム/シンクタンクIT63位
7位34.7印刷関連メディア42位
8位33.2ディベロッパー建設/不動産52位
9位33通信/ネットワーク機器メーカーメーカー9位
10位32.6外食/レストラン小売/外食79位

この表を見ても、飲食業界は全80業界中10位にランクインしています。
残業時間は月間平均30時間を超えており、如何に多いかが分かると思います。

しかも飲食業界は残業が深夜になることも多いですし、シフトによって出退勤時間も違うため、生活が不規則になりがちです。これらを踏まえても、他の業界と比べて体力的に厳しい業界であることは間違いありません。

ここで出ているのは、あくまで残業時間として計上されているもの。サービス残業が多いお店もあるから、実際の数字はこれよりも多いかも…。

【理由③】給与が主要業界で一番安い

会社にもよるとは思いますが、飲食業界は他の業界に比べ、労働時間の割に給与額が安い傾向にあります。

順位業種平均年齢平均年収生涯年収
1位電気・ガス・熱供給・水道業41.4692万1800円2億6700万3300円
2位情報通信業40.1640万4200円2億5198万7400円
3位教育、学習支援業43.1615万9100円2億2812万円
4位金融業、保険業41.4607万9500円2億3563万7800円
5位学術研究、専門・技術サービス業41.6597万7800円2億3271万3300円
6位鉱業、採石業、砂利採取業46.5507万9200円1億9708万8800円
7位不動産業、物品賃貸業42.5487万3000円1億9875万3200円
8位製造業41.9485万8200円1億9065万7000円
9位建設業43.8465万100円1億8079万1900円
10位複合サービス事業41.6460万8000円1億7777万200円
11位卸売業、小売業40.5455万4700円1億8020万2800円
12位医療、福祉39.9420万8800円1億6426万2800円
13位運輸業、郵便業45.3420万7600円1億6354万7800円
14位サービス業(他に分類されないもの)42.8368万5200円1億4505万9700円
15位生活関連サービス業、娯楽業38.6356万500円1億4606万100円
16位宿泊業、飲食サービス業40.7332万4000円1億3313万4200円

上の表を見てみると、飲食業界は全業界の中で最低の平均給与額です。

平均年収は332万円、生涯年収は1億3,300万円で、『生涯賃金が2億円』と言われる現代において、いかに収入格差があるかが分かります。

将来、結婚して子育てをしたり、車を買ったり、家を購入したりと考えると、収入面で不安はぬぐえず、将来の希望も持ちにくいかもしれません。

子供ひとりを育てるのに2,000万円くらいかかるって言われているから、それを考えても収入は大切だね…。

【理由④】仕事がとにかく忙しくて大変

飲食業界は労働環境の過酷さから、不人気業界と認知されています。そのため慢性的な人材不足に悩む企業が多く、結果的に現場は人が足りない状態でまわすことになってしまっています。

某牛丼チェーン店がワンオペで問題になったことも、記憶に新しいのではないでしょうか。チェーン店や居酒屋はじめ、現場が忙しい店舗はたくさんあります。

正社員 2018年10月非正社員 2018年10月
1放送78.6飲食店84.4
2情報サービス74.4飲食料品小売56.3
3運輸・倉庫70.6メンテナンス・警備・検査55.7
4建設68.6娯楽サービス54.9
5自動車・同部品小売65人材派遣・紹介54.7
6メンテナンス・警備・検査63.6各種商品小売52.5
7家電・情報機器小売61.3飲食料品・飼料製造50.3
8農・林・水産60.8旅館・ホテル47.8
9人材派遣・紹介59.3専門商品小売46.9
10機械製造59.2家電・情報機器小売46.2

上の表は、業界別の人材不足率です。飲食店はアルバイト比率が高いため、非正規社員部門を見てみると、やはり飲食業界がトップという結果に。

実に80%以上の会社が「人材不足」と回答しています。このことからも現場がどれだけ忙しいかが分かるのではないでしょうか。

アルバイトに責任は問えないから、人手不足の負担は全部社員に来ちゃうみたいだね…。そういう意味では他の業界よりも正社員の負担が多くて大変かも。

飲食辞めたい人必見!今すぐ辞めるべき店の特徴

僕が辞めた一番の原因は人間関係でしたが、人間関係の悩みはどの業種でも共通していますよね?

ここからは「職場がこんな飲食店なら辞めるべき」といった飲食店ならではのケースを3つご紹介します。

1.休日希望や希望日でのシフトが全く通らない飲食店

配慮を感じるのならまだしも、休みの希望を一切考慮してもらえない職場もいかがなものでしょうか。

スタッフの人数の関係などで、どうしても取れないという飲食店もあります。
飲食店はよほどの人気店でない限り、慢性的な人手不足です。

自分らしい生き方を考えた時に、時間に融通の利く暮らしを求めるのであれば、働く環境を変えましょう。

2.取れるべきはずの休憩が全く取れない飲食店

働く際は、労働基準法によって、就業時間やルールがしっかりと定められています。
しかし、飲食店によっては、そんなことまるでお構いなしと言わんばかりに無茶苦茶な働き方を強要する店もあります。

僕が初めて務めたレストランも、休憩はたったの15分しかありませんでした。
当然、違法行為であり、ブラック企業です。

飲食業界は厳しい世界だからと、ついないがしろにされがちですが、決して当たり前ではありません。
就業環境に改善が見られないのであれば、出るとこに出るもよし、退職を検討するも良しです。

3.厨房では常に罵声や怒号が飛び交う雰囲気の悪い飲食店

以前、僕が勤めていたレストランはまさに、毎日罵声や怒号が飛び交う最悪な雰囲気でした。
従業員同士の陰口もあちらこちらで聞こえていました。

日々、陰湿な環境で働いていては、健全な心を保つことは簡単ではありません。
神経質な人や、繊細な人はおそらく長くは耐えられないでしょう。

職場の雰囲気や劣悪な環境は、十分な退職理由です。

飲食業界からの転職で知るべき3つのアドバイス

飲食業界からの転職についての3つのアドバイス

「いざ、飲食業界から転職しよう!」…と思っても、実際に次の仕事をスタートするまでには色々な壁があります。
ではどんな壁があり、どう対処していくべきか、ここでは3つのポイントをアドバイスしていきます。

現職からの引き留めは、冷静に対処

慢性的な人手不足に悩む会社が多いので、おそらく現職から引き留めにあうはずです。引き留められてからの退職交渉は、断るのが苦手な方にとっては意外と大変なもの…。

特に引き留めの場合は給与UPや役職など、あなたにとってのメリットを提示されることもあります。また、同情を買うような交渉をされることもあるかもしれません。ですが、あくまで自分の利益を第一に考えて、冷静な目で判断することが大切です。

例えばもし会社側から「君が辞めてしまうと、シフトが回らなくなって、お店がつぶれてしまう…他の社員にも迷惑がかかるんだよ?」などと言われることがあるかもしれません。ですが、それは決してあなたのせいではないのです。

会社は、退職リスクを踏まえて人を多めに採用しておいたり、退職後に人員補強をしたり、そもそも退職につながらないような業務環境を整えたりという責任があります。あなた自身が責任を感じることなど、ひとつもありません。

それでも自信がないので、引き留めに左右されずに決めたいという方は、退職交渉前に転職先から内定をもらい、その旨も併せて企業に伝えるのが良いかもしれません。

年収が減ってしまうことは多少覚悟を

飲食業界は決して平均給与額が高い業界ではありません。それでも、ある程度長く仕事をしてきたのであれば、経験や実績が評価され、給与は上がっているのではないでしょうか。

飲食業界を離れて別の業界で働くということは、一度経験やスキルを白紙に戻してスタートを切るということ。ほとんどの場合、年収額は減ってしまうでしょう。

とはいえどんな業界でも、経験を積み、実績を残していけば、しっかりと給与は上がっていきます。
最終的には飲食業界を大きく超える収入を手にできることもあるので、長い目で努力することが大切です。

仕事が忙しくて転職活動ができないときは…

「転職したいのはやまやまだけど、仕事が忙しすぎて転職活動すらできない…」

という方もいるはずです。退職してから転職活動をしようにも、仕事が絶対に決まるという保証はないため、収入がなくなるリスクを回避するためにも仕事をしながら転職活動がしたいという気持ちは理解できます。

ただ、本気で転職活動がしたいのに忙しすぎてできないという場合は、思い切って退職するのも一つの手です。企業によっては選考期間1~2週間などすぐに内定を出してくれるケースもあります。

退職はリスクですが、退職することで覚悟も決まるかもしれませんし、何より1日のすべての時間を転職活動に割けるというメリットもあります。

今より良い仕事に就くためには、ある程度のリスクも覚悟しておくべきかもしれません。

飲食業界からの転職にオススメのサイト・サービス

オススメの転職サイトと転職エージェント

転職活動をする際に、必ずといっていいほど活用するのが、転職サイトや転職エージェントなどのサービスです。世の中にはたくさんのサイト・サービスが溢れていて、どれを選べばよいか悩むと思います…。

そこで今回は、転職サイトと転職エージェントの中から、特に飲食業界からの転職を考えている方にオススメのものを2つずつご紹介したいと思います!

転職サイトのメリットは、自分自身で興味が持てる求人を探せる点です。特に未経験から仕事を始めようとした場合、何が自分に向いているのか、どんな仕事をしたいのかなどが、定まっていないケースもあると思います。興味が持てたものはとりあえず応募してみて、徐々に絞っていくのも手だと思います。

対して転職エージェントのメリットは、転職のプロであるキャリアコンサルタントが転職活動をサポートしてくれる点です。

求人探しや履歴書作成、面接の練習、条件交渉、退職交渉など、全ての面でフォローしてくれます。仕事をしながらだと忙しくて転職活動に割く時間がないと思いますが、エージェントのサービスを活用することで上手に進められます。

【転職サイト】掲載数は業界トップ!リクナビNEXT

リクナビNEXT

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【転職エージェント】転職サイト機能と併用できる!DODA

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  • 全国各地で転職フェアやイベントが開催されている。

doda(デューダ)

年代20代~30代雇用形態正社員・契約社員・その他
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
おすすめ度

【転職エージェント】若手に特化した、マイナビエージェント

マイナビエージェント

転職エージェントは主に経験者やハイクラスに特化した求人を扱っていますが、このマイナビエージェントは若手に特化した珍しいエージェントです。転職が初めての方にも手厚くフォローしてくれると評判で、サービス解説をマンガ形式で行っていたり、若手向けサービスであることが随所から分かります。

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飲食を向いてないと感じて辞めた人の体験談

しらぼー
今働いている店を辞めたい。
僕も以前、料理人として働き、退職と転職を経験しています。
そこで今回は経験者として、飲食店を辞めるための方法と、必要な心構えをお伝えします。
辞めたいのに辞められないと悩んでいる方は、ぜひ一度ご覧ください。

監修者のブログ:https://shirabou.hatenablog.com/about

当時勤めていた店は劣悪な環境で逃げ出したい一心でした。

もしかするとあなたも苦しい日々に耐え続けているのかもしれません。
ですが、ストレスが強くかかる日々は、健康な心身のために一刻も早く抜け出すべきです。

飲食店で働き続けるのが辛いなら、そこはすぐに辞めるべき

出勤するのがつらい

今の職場で働くことは苦しいですか。
もし、職場に出向くことさえも苦しく、ストレスを感じるなら、すぐに辞めるべきです。

過度なストレスは、時に身体だけでなく、心まで壊れてしまうことがあります。
自分の将来を守ることができるのは、他でもないあなた自身です。

僕は過去にレストランを2ヶ月で辞めた自分に感謝している

六本木ヒルズ

突然ですがここで少し、僕の過去の体験をお話させてください。
僕は、専門学校を卒業後、六本木ヒルズにある某有名レストランに就職しました。
ずっと憧れていたその場所は、とても華やかで、希望に溢れた魅力的な環境でした

ですが、勤務が始まった途端始めに思い描いていた理想は、幻想だったと気が付きます。
朝から晩まで17時間の勤務、賄いは食べられない、先輩やシェフから怒鳴られる毎日。
当時の僕は、なんの為に働いていたのか、自分はどこに向かっているのか全く分かりませんでした。

就職からたった1カ月。
気付けば僕は、職場に怖くて行けなくなっていました。

うつ病になり、料理人の夢は諦め、働くことが怖くなっていた料理人時代

僕は当時、軽いうつ病のような状態になっていました。

朝が来ることが怖くて、夜はなかなか寝付けない。
職場を思い出すだけで、息が苦しくなど、健康体とは程遠い異常な状態でした。

しらぼー
結果僕は、新卒で入社したレストランを2カ月で退職しました。
今でも、よく2カ月も働いたな、と自分でも関心してしまうほど壮絶な日々でした。

現在は、料理は趣味で、新たに挑戦したいことに向き合えている

アウトドアブランドに転職し 現在はフリーライター

そして、現在は料理とは趣味の距離感で付き合えています。
退職後は、キャンプが好きだったこともあり、アウトドアブランドに転職。

現在は、フリーライターとして、新たな道に挑戦できるまでに回復しました。

しらぼー
つまり、辛い現状から抜け出す勇気があれば、理想の自分を追い求めることができます。

僕は、当時2カ月という早さで退職することに不安がありました。
ですが、今は「あの時よく辞めてくれた」と当時の自分に感謝しています。

あくまで、これは僕のお話ですが、環境を変える勇気は誰でも持っているのではないでしょうか。

飲食店を辞める際には断固とした姿勢が大事

今辞められては困る

退職を決断するときは、辞めた後のお店のことを考えるのは辞めましょう。

話を切り出した際に、「今辞められては困る」などと都合のいいことを言ってくるかもしれません。
ですが、それはあなたには一切関係のないことです。

責任感などから、後腐れを気にしてはいけません。
辞めると決意できたなら、芯を持って押し通しましょう。

場合によっては、「代わりが見つかるまで待ってくれ」と退職を却下されるかもしれません。

事前に申し出れば退職をする権利があります。

会社都合で勝手に引き延ばすことは、正当な理由がない限りできません。
当然、労働環境が劣悪であれば、有利なのはあなたです。

もし、不当な対処をされた時は、労働基準監督署に相談しましょう。
力になってくれるはずです。

もう二度と関わることはないのだから、店長や同僚を怖がる必要はない

しらぼー
退職してしまえば、基本的に二度と関わることはありません。
職場の同僚という関係値がなくなれば、上司も赤の他人です。

ですから、退職の意思を伝えることを恐れる必要はありません。
あなたは、向いてないと感じた仕事なんてやめて、淡々とすべきことをするだけです。

「飲食店で働き続けるのが苦しいならすぐに辞めていい」まとめ

飲食店は忙しく、体力も必要な厳しい仕事です。
厨房の雰囲気や料理長からのパワハラなど職場環境が劣悪であれば、さらに苦しくなります。

無理をして働き続けても、いいことはほとんどありません。
反対に、心身の健康や大切な時間を失ってしまいます。

環境を変えるために、理想の自分のために、勇気を持ちましょう。
退職するという決断は、あなたに安らぎをもたらすはずです。

しらぼー
高知県在住のフリーランス。
過去には辻の料理学校を首席で卒業し、恵比寿の三ツ星レストランへ就職。
様々な経験を経て現在はライターや料理人もやっています。

監修者のブログ:https://shirabou.hatenablog.com/about