看護師の求人探し、自分ひとりで活動するときの注意点や方法は?
看護師の求人探しは、知人や友人からの紹介や看護師求人サービスなど他の力を借りずに自分ひとりですることも可能です。周囲に気兼ねすることなく、自分のペースでできるので気楽にできることがメリットといえます。
ですが、アドバイスが受けられなかったり正しい情報が手に入らなかったりするデメリットもあるので、ひとりでおこなう求人探しには注意しておきたい点があります。今回は、ひとりで看護師求人探しをおこなう場合の注意点や流れについてお話ししたいと思います。
看護師の求人探し、1人でおこなう場合の注意は?
1)採用情報は直接電話をして正しい情報を確かめよう
1人で求人探しをおこなう場合、採用情報は病院のHPやハローワークのインターネットサービス、看護師求人サイトなどの情報から集めることができますが、実際、現在も募集しているかは分からないのが現状です。反対に、どこにも採用情報が載っていなくても募集中であるケースもあります。
そのため、まず自分が就職したいと思う病院やクリニックを見つけたら、病院に直接電話をして看護師募集の有無を確認するか、最初はメールで問い合わせてもよいでしょう。小さなクリニックだと師長が採用担当も兼任している場合もあるので、忙しい午前中などは避けて午後2時~4時くらいの間に問い合わせるのが無難でしょう。
2)病院のHPや口コミなどからできるだけ情報を集めよう
1人で求人探しをおこなう場合は、詳しい情報や病院の内情などは全く入ってきません。病院のHPや口コミサイト、友人や知人などの話しからできるだけ情報を集めて、どんな病院かをまず見てみるとよいでしょう。
口コミサイトは、患者さんが実際に投稿しているサイトなどがあれば、ある程度信憑性があると思いますが、どの情報も信用しすぎるのは禁物です。正しい情報や詳しい採用情報は自分で直接病院に確認するしか方法はありませんので、一つの情報、噂として持っておく程度にしましょう。
3)必ず見学に行って、病院の雰囲気や条件を確かめよう
就職したい病院が見つかれば、見学を必ずお願いしましょう。情報が全く入らない1人での求人探しは、実際に病院を見てみないと詳しい情報や条件、雰囲気が分からないので、必ず見学に行って話しを聞いて、自分の目で見て就職するかどうかを確認することが大切です。
見学時は履歴書を持参し、自分の経歴や条件を書き込んで、先方の病院と条件の食い違いがないかも確認しておきましょう。子育て中で院内保育園を希望する場合は、空き状況によっては就職できない可能性もあるので希望する場合は先に伝えておくことが大切です。
4)就職するか否かはきちんと伝えよう
お互いの条件が合い、見学、面接と進んで先方が「是非うちの病院に・・・」と言われた場合は、そのときに返事をしなくても必ず就職するか否かは必ず連絡を入れるようにしましょう。転職や途中採用の場合、内定通知などはなく、口約束で内定となる場合も多いです。
お互い曖昧にならないように、就職するかどうかの確認はしておくことが大切です。先方が「内定を決定するかどうか連絡します」と言った場合は、先方の連絡を待てばよいでしょう。
5)内定後、就職までの日程調整も忘れずに
内定が決まれば、実際にいつから働きはじめるのか、制服の採寸や事務手続きなど日程の調整もきちんと自分でおこなう必要があります。
基本的には病院側から○日にきて下さいと指定されると思いますが、子どもがいる場合、保育園の入園調整で実際に働き始めるまでに余裕を持たせたい場合などはきちんと伝えて日程の確認をおこなっておきましょう。
看護師の求人探し、1人でおこなう場合の実際の流れ
1人で求人探しをおこなう場合の注意点を踏まえ、実際の流れも見ておきましょう。
①病院探し | 病院のHP、ハローワークのネットサービス、看護師求人サイトなどから就職したい病院やクリニックを3~4つ程度探す。 |
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②情報集め | 口コミ、友人や知人の情報、インターネットなどから情報をできるだけたくさん集めて精査する。 |
③電話で看護師募集の有無を確認 | 実際に働いてみたい病院があれば、電話で看護師採用の有無を必ず確認します。 |
④見学 | 見学に行って採用条件や雰囲気、看護師長さんの看護観や価値観などを通して働きやすい病院がどうか判断する。 |
⑤面接 | 面接をおこないます。服装やお化粧、面接のノウハウは自分で勉強する必要があります。 |
⑥内定 | 内定をもらう。辞退したい場合は必ず先方に連絡を入れましょう。 |
⑦日程調整 | 採用までの日程を調整する。子どもの保育園がある場合はお慣らし保育期間を考慮して就職日時を決めましょう。 |
⑧就職スタート | 実際の就職スタート |
いかがでしたか?自分1人で求人探しをおこなう場合は、全て自分でしなければいけないので大変ですが、時間に余裕を持って求人探しを始めれば、自分のペースでゆっくり病院を選ぶことができますし、きちんと納得するまで活動を続けることができるので、自分に合った病院を探すことができるでしょう。
ただし、情報が無い分、間違った情報や噂に惑わされて迷ってしまうことがないよう、積極的に見学に行って、自分の目で確かめることが大切です。
1人での求人探しに行き詰ったら、看護師求人サービスを利用することも可能
1人での求人探しは何かと大変なこともあるので、もし行き詰ったり、迷ったりした場合は、その時点で看護師求人サービスを利用したり、ハローワークに出向いて色んな情報を仕入れたり、相談をすることも可能です。
最後まで全て1人でしないといけないとは思わず、まずは1人で自分のペースで求人探しをしてみて、迷ったらその時々で助けを求めるとよいでしょう。