山口県のおすすめ看護師求人情報【12月更新】
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山口県の看護師の転職市場の状況と特徴
公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020(令和2年)度の山口県では、看護職への求職者数338に対して、求人数は1,038人(求人を出している施設数は256)となっています。
求人倍率は3.07倍と全国で7番目、全国平均の2.05倍を上回る水準です。
※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf
また、JMAP地域医療情報システムの山口県の統計によると、2021年11月時点で山口県内には141の病院と、1,019の一般診療所があります。
人口10万人当たりの施設数では病院数が10.51(全国平均が6.49)、一般診療所数が75.93(全国平均が69.75)となり、いずれも全国平均と上回る水準となっています。
※JMAP地域医療情報システム山口県統計(日本医師会)より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/35
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
厚生労働省が発表している「令和2年度(2020年度)衛生行政報告例」によると、山口県内の看護師数は17,919人と全国で23番目の水準となっています。
人口10万人当たりの看護師数は1,335.2人で全国平均の1015.4人を大きく回る水準です。山口県の看護師の平均年齢は42歳です。
※令和2年度(2020年度)衛生行政報告例 令和2年(2020年)末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】 第1表 就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率(人口10万対),都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計))より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
山口県は本州の最西端に位置しており、三方向が海に開かれつつ東西には中国山地が走る自然豊かな都市です。概して温暖な気候で風水害や地震が比較的少なく、住み良い件として認識されています。
県庁所在地は県の中央部にある山口市ですが、人口・経済規模で県下最大の都市となっているのが西部にある下関市です。
山口の県魚にも指定されているふぐの産地としても知られており、下関市にある南風泊市場が日本一の市場取扱量を占めています。
また瀬戸内海側(山陽地方)は重化学コンビナートを中心とした工業(瀬戸内工業地域)、都高速道路網などを生かした流通網が発展しており、日本海側(山陰地方)は農業や漁業などの第一次産業と観光業などのサービス産業がメインとなっています。
主な観光スポットとしては世界遺産に指定されている萩反射炉、大板山たたら製鉄遺跡、松下村熟、国宝に指定されている功山寺、住吉神社、瑠璃光寺などがあります。
鉄道網は山陽本線・山陰本線、山陽新幹線などのJR線がメインで、私鉄は第千セクター線のみとなっています。一方、道路網は中国自動車道・山陽自動車道・山陰自動車道・下関自動車道など充実しています。
通勤は県西部では鉄道でも可能ですが、それ以外の地域となるとマイカーでの通勤者が多いといえます。
代表的な病院としては、下記の病院があります。
- 山口大学医学部附属病院
- 国立病院機構岩国医療センター
- 山口県立総合医療センター
- JCHO徳山中央病院
- 周南記念病院
- 山口赤十字病院
- 小郡第一総合病院
- 国立病院機構岩国医療センター
- 国立病院機構下関医療センター
- 山口県済生会豊浦病院 など
山口県の看護師の年収と平均給与(統計情報)
厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による山口県の看護職の平均年収は上記のとおりです。
平均年収はそれぞれ、看護師が約492万円、准看護師が約380.7万円、看護助手が約290.2万円となっています。
看護師の平均年収はかろうじて全国平均を上回っていますが、准看護師・看護助手の平均年収は全国平均の基準を下回っている状況です。
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
山口県の看護師求人に関するよくある質問
山口県の看護師の求人数は多いですか?
山口県の人口10万人当たりの病院数や一般診療所数は全国平均値を上まっています。
一方で、求職施設数と求人数は全国的に見てかなり少ない状況です。そのため、求人は少ないと認識しておいた方がいいでしょう。
ただし、看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、山口県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。
山口県では看護師が転職しやすいですか?
山口県の看護師求人の求人倍率は3.07倍で、全国平均の2.05倍を大きく回る水準です。
一般職業紹介における山口県の有効求人倍率が1.57倍(令和3年12月)であり、看護師の求人倍率の方が1.50ポイントも高い水準であることから、他の都道府県や他業種・他職種と比較すると転職しやすいといえます。
※一般職業紹介状況(職業安定業務統計)都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0
山口県で看護師求人が多いエリアはどこですか?
ハローワークで紹介されている求人情報によれば、山口県全体での看護職系の求人(看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師)は1,138件あります。
そのうち、下関市の求人が192件(約17%)、山口市の求人が192件(約17%)、宇部市の求人が157件(約14%)、周南市の求人が74件(約7%)、岩国市の求人が112件(約10%)、防府市の求人が97件(約9%)となっており、6つの市の求人が全体の約72%を占めています。
特に人口25万人の下関市や人口19万人の山口市、人口16万人の宇部市など、山口県内でも人口の多い市域では求人数が多いといえます。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月29日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、山口県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。
地域名 | 人口(2020年国勢調査) | 病院数 | 一般診療所数 | 合計 |
---|---|---|---|---|
下関市 | 255,051 | 25 | 221 | 246 |
山口市 | 193,966 | 17 | 141 | 158 |
宇部市 | 162,570 | 19 | 135 | 154 |
岩国市 | 129,125 | 17 | 100 | 117 |
周南市 | 137,540 | 15 | 96 | 111 |
防府市 | 113,979 | 10 | 70 | 80 |
山陽小野田市 | 60,326 | 6 | 52 | 58 |
下松市 | 55,887 | 3 | 42 | 45 |
光市 | 49,798 | 6 | 30 | 36 |
※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した山口県の統計のうち、医療機関数(合計)が多い市町村の詳細を調査した結果(2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値)
https://jmap.jp/cities/search
山口県内には人口が10万人を超える市が6つがあり、その6つの市が求人数が多いトップ6を占めています。
上記の結果より、下関市・山口市・宇部市・岩国市・防府市・周南市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。
山口県の看護師の求人が多い業種は?
同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、山口県内の看護師の求人が794件、以下准看護師が609件、看護助手が179件、保健師・助産師が34件となり、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月29日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
また、施設別の求人数でみると、病床数200~499の中規模病院の求人が全体の24.9%、病床数20~199の小規模病院の求人が20.7%、訪問看護ステーションの求人が6.2%、デイケアセンター・デイサービスの求人が5.5%、診療所(無床)の求人が5.3%となります。
上記5つの施設での求人が全体の62.6%を占めているのが現状です。
※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
まとめ
今回は山口県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。
山口県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数や一般診療所数は全国平均よりも多い状況にあります。
看護師の求人倍率は3.07倍と全国平均を大きく上回る水準にあり、一般職業紹介の有効求人倍率よりかなり高い水準のため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。
一方で、全国的に見た場合の求人施設数や求人数は少ない傾向にあります。そのなかでも求人数が多い地域は下関市・山口市・宇部市・岩国市・防府市・周南市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。
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特に山口県は求人倍率こそ高いものの求人数が少ないため、希望に近い条件の求人を探すためにも求人情報サイトへのアクセスは必須です。転職サイトや転職エージェントを利用しながら効率的に転職活動を進めましょう。
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