岡山県のおすすめ看護師求人情報【12月更新】
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岡山県の看護師の転職市場の状況と特徴
公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020(令和2年)度の岡山県では、看護職への求職者数814に対して、求人数は2,948人(求人を出している施設数は727)となっています。
求人倍率は3.62倍と全国で4番目、全国平均の2.05倍を大きく上回る水準です。
※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf
また、JMAP地域医療情報システムの岡山県の統計によると、2021年11月時点で岡山県内には159の病院と、1,313の一般診療所があります。
人口10万人当たりの施設数では病院数が8.42(全国平均が6.49)、一般診療所数が69.53(全国平均が69.75)となり、病院数は全国平均を上回る水準、一般診療所数は全国平均を下回る水準となっています。
※JMAP地域医療情報システム岡山県統計(日本医師会)より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/33
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
厚生労働省が発表している「令和2年度(2020年度)衛生行政報告例」によると、岡山県内の看護師数は24,240人と全国で13番目の水準となっています。
また、人口10万人当たりの看護師数は1,283.6人で、全国平均の1015.4人を大きく上回る水準です。
岡山県の看護師の平均年齢は39.4歳です。
※令和2年度(2020年度)衛生行政報告例 令和2年(2020年)末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】 第1表 就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率(人口10万対),都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計))より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
中国地方の南東部に位置している岡山県は、瀬戸内の気候と地勢が整っているため、古くから独自の文化圏として歴史を刻んできた町です。現在でも中国地方・四国地方の交通網の要所として発展し続けており、JR西日本の主要路線である山陽本線と山陽新幹線や、中国自動車道や山陽自動車道といった西日本の交通事情においては欠かすことができない大動脈が県内を横断しています。
県内を流れる高梁川・旭川・吉井川といった3つの一級河川による豊富な水源と、温暖で日照時間が長いことから、水稲や麦、果樹の生産が盛んです。特に白桃やマスカット、ピオーネなどの生産量は日本一を誇ります。また、県の北部の蒜山高原ではジャージー牛の放牧がおこなわれており、チーズやヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品も多く生産されています。
有名な観光スポットには国宝に指定されている吉備津神社や旧閑谷学校のほか、後楽園や岡山城、備中高松城跡、倉敷美観地区などがあります。
通勤面では私鉄線は少ないものの、JR線や路面電車、バス路線などが充実しているため、岡山市内の公共交通機関での通勤はしやすいでしょう。ただし、それ以外の地域ではほとんどがマイカー通勤となっているため、勤務先によって手段の変更が必要になります。
代表的な病院としては、下記の病院があります。
- 川崎医科大学附属病院
- 岡山大学病院
- 岡山赤十字病院
- 岡山済生会総合病院
- 川崎医科大学総合医療センター
- 岡山市立市民病院
- 心臓病センター榊原病院
- 倉敷中央病院
- 国立病院機構岡山医療センター
- 労働者健康安全機構岡山労災病院
岡山県の看護師の年収と平均給与(統計情報)
厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による岡山県の看護職の平均年収は上記のとおりです。
平均年収はそれぞれ、看護師が約458.7万円、准看護師が約394.6万円、看護助手が約319.2万円となっています。
看護師・准看護師の平均年収は全国平均の基準を下回っていますが、看護助手の平均年収は全国平均を上回る状況です。
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
岡山県の看護師求人に関するよくある質問
岡山県の看護師の求人数は多いですか?
岡山県の病院・一般診療所の人口10万人当たりの病院数では全国平均を上回り、逆に一般診療所数は全国平均を下回っています。
全国的に見て、岡山県における求職施設数と求人数は標準的といえます。そのため、求人は決して多くないといえるでしょう。
看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、岡山県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。
岡山県では看護師が転職しやすいですか?
岡山県の看護師求人の求人倍率は3.62倍で、全国平均の2.05倍を大きく回る水準(全国で4番目に高い)です。
一般職業紹介における岡山県の有効求人倍率が1.5倍(令和3年12月)で、看護師の求人倍率の方が2.12ポイントも高い水準であることから、他の都道府県や他業種・他職種と比較するとかなり転職しやすいといえます。
※一般職業紹介状況(職業安定業務統計)都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0
岡山県で看護師求人が多いエリアはどこですか?
ハローワークで紹介されている求人情報によれば、岡山県全体での看護職系の求人(看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師)は1,658件あります。
そのうち、岡山市の求人が531件(約32%)、倉敷市の求人が393件(約24%)、津山市の求人が92件(約6%)、総社市の求人が47件(約3%)、玉野市の求人が157件(約9%)、笠岡市の求人が55件(約3%)、となっており、6つの市の求人が全体の約77%を占めています。
特に岡山市と倉敷市は岡山県内でも人口が多い地域であることから、看護系の求人も多く募集されているといえます。また、玉野市では人口規模の割に求人数が多いのが特徴といえます。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月29日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、岡山県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。
地域名 | 人口(2020年国勢調査) | 病院数 | 一般診療所数 | 合計 |
---|---|---|---|---|
岡山市 | 724,691 | 55 | 578 | 633 |
倉敷市 | 474,592 | 36 | 297 | 333 |
津山市 | 99,937 | 9 | 74 | 83 |
総社市 | 69,030 | 3 | 38 | 41 |
玉野市 | 56,531 | 7 | 38 | 45 |
笠岡市 | 46,088 | 5 | 32 | 37 |
※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した岡山県の統計のうち、医療機関数(合計)が多い市町村の詳細を調査した結果(2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値)
https://jmap.jp/cities/search
このように岡山県内で人口・病院数・一般診療所数が多い地域に、看護系の求人が集まっている状況です。
上記の結果より、岡山市・倉敷市・玉野市・津山市・笠岡市・総社市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。
岡山県の看護師の求人が多い業種は?
同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、岡山県内の看護師の求人が1,224件、以下准看護師が766件、看護助手が315件、保健師・助産師が42件となり、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月29日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
また、施設別の求人数でみると、病床数20~199の小規模病院の求人が全体の22.6%、診療所(無床)の求人が11.5%、病床数200~499の中規模病院の求人が10.3%、訪問看護ステーションの求人が10.1%、デイケアセンター・デイサービスの求人が6.8%となります。
上記5つの施設での求人が全体の61.3%を占めているのが現状です。
※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
まとめ
今回は岡山県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。
岡山県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数は全国平均よりも多く、逆に一般診療所数は全国平均よりも少ない状況です。看護師の求人倍率は3.62倍と全国平均を大きく上回る水準にあり、一般職業紹介の有効求人倍率よりかなり高いため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。
求人数はそれほど多いとはいえません。そのなかでも求人数が多い地域は岡山市・倉敷市・玉野市・津山市・笠岡市・総社市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。
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岡山県は求人倍率が高いため、他府県と比べると転職活動がしやすいですが、求人サイトや転職エージェントを利用すればさらにスムーズに転職を目指せます。
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