宮崎県の看護師求人情報12月最新版

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宮崎県の看護師の転職市場の状況と特徴

宮崎県の看護師の転職市場の状況①

公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020(令和2年)度の宮崎県では、看護職への求職者数1,063に対して、求人数は2,075人(求人を出している施設数は556)となっています。

求人倍率は1.95倍と全国で29番目、全国平均の2.05倍を下回る水準です。

※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf

宮崎県の看護師の転職市場の状況②

また、JMAP地域医療情報システムの宮崎県の統計によると、2021年11月時点で宮崎県内には133の病院と、710の一般診療所があります。

人口10万人当たりの施設数では病院数が12.43(全国平均が6.49)、一般診療所数が66.38(全国平均が69.75)で、全国平均と比較して病院数の割合はかなり多く、一般診療所数の割合は少なくなっています。

※JMAP地域医療情報システム宮崎県統計(日本医師会)より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/45
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)

宮崎県の看護師の転職市場の状況③

厚生労働省が発表している「令和2年度(2020年度)衛生行政報告例」によると、宮崎県内の看護師数は14,631人と全国で31番目の水準となっています。

人口10万人当たりの看護師数は1,367.9人で全国平均の1015.4人を大幅に上回る水準です。宮崎県の看護師の平均年齢は39.5歳です。

※令和2年度(2020年度)衛生行政報告例 令和2年(2020年)末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】 第1表 就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率(人口10万対),都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計))より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

宮崎県は九州地方の南東部に位置する県です。日照時間・降水量ともに全国的に多く、えびの高原や鰐塚山の降水量は日本でも有数の多さとなっています。

県内所得に占める第一次産業の比率が日本で最も高く、有数の農業県であるのが特徴です。稲作では超早場米の生産地であり、野菜・果物・葉タバコ・さつまいも・大根・きゅうり・ピーマンなどの生産が盛んです。

先述の通り、かつては新婚旅行先として多くの観光客が宮崎を訪れていましたが、その後は観光資源に恵まれておらず、低迷しているのが実情です。

交通面では宮崎ブーケンビリア空港があり、国内線は東京・成田・伊丹・関西国際・中部・那覇、国際線は韓国・仁川、台湾へアクセス可能です。鉄道はJRが5路線乗り入れていますが、それ以外の鉄道は通っていません。

また通勤には路線バスやマイカーを利用するケースが多い傾向にあります。

代表的な病院としては、下記の病院があります。

  • 宮崎県立宮崎病院
  • JCHO宮崎江南病院
  • 国立病院機構都城医療センター
  • 古賀総合病院
  • 宮崎善仁会病院
  • 宮崎大学医学部付属病院
  • 藤元総合病院
  • 市民の森病院
  • 潤和会記念病院
  • 宮崎生協病院
  • 健寿会黒木病院

宮崎県の看護師の年収と平均給与(統計情報)

宮崎県の看護師の年収と平均給与

厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による宮崎県の看護職の平均年収は上記のとおりです。

平均年収はそれぞれ、看護師が約454.9万円、准看護師が約294.7万円、看護助手が約275.6万円となっています。

いずれの水準も全国平均の基準を下回っている状況です。

※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

宮崎県の看護師求人に関するよくある質問

宮崎県の看護師の求人数は多いですか?

宮崎県の看護師の求人数は多い?

宮崎県の人口10万人当たりの病院数は全国平均よりも多く、一般診療所数は全国平均値を下回ります。

一方で、求職施設数と求人数は全国的に見て標準的です。そのため、求人は多くも少なくもないといえるでしょう。

ただし、看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、宮崎県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。

宮崎県では看護師が転職しやすいですか?

宮崎県は看護師が転職しやすい?

宮崎県の看護師求人の求人倍率は1.95倍で、全国平均の2.05倍を下回る水準です。

一般職業紹介における宮崎県の有効求人倍率が1.51倍(令和3年12月)であり、看護師の求人倍率の方が0.44ポイント高い水準であることから、他業種・他職種と比較すると転職しやすいものの、看護師での転職は他の都道府県より難しいでしょう。

※一般職業紹介状況(職業安定業務統計)都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0

宮崎県で看護師求人が多いエリアはどこですか?

宮崎県の看護師求人が多いエリアは?

ハローワークで紹介されている求人情報によれば、宮崎県全体での看護職系の求人(看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師)は1,311件あります。

そのうち、宮崎市の求人が485件(約37%)、都城市の求人が272件(約21%)、延岡市の求人が117件(約9%)、小林市の求人が83件(約6%)となっており、4つの市の求人が全体の約73%を占めています。

特に宮崎県内でも人口の多い宮崎市・都城市・延岡市には看護系の求人が集中しているといえます。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月30日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、宮崎県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。

地域名 人口(2020年国勢調査) 病院数 一般診療所数 合計
宮崎市 401,339 36 329 365
都城市 160,640 27 99 126
延岡市 118,394 16 73 89
日南市 50,848 9 35 44
日向市 59,629 6 35 41
小林市 43,670 11 22 33
西都市 28,610 5 19 24
えびの市 17,638 3 14 17
串間市 16,822 2 11 13

※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した宮崎県の統計のうち、医療機関数(合計)が多い市町村の詳細を調査した結果(2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値)
https://jmap.jp/cities/search

宮崎市・都城市・延岡市の3都市は病院数や一般診療所数も多い傾向にあり、求人数の多さが伺えます。一方、小林氏は医療施設数こと多くないものの、求人が比較的多い特徴的な市域であるといえます。

上記の結果より、宮崎市・都城市・延岡市・小林市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。

宮崎県の看護師の求人が多い業種は?

宮崎県の看護師の求人が多い業種は?

同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、宮崎県内の看護師の求人が953件、以下准看護師が779件、看護助手が169件、保健師・助産師が27件で、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年6月30日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

また、施設別の求人数でみると、病床数20~199の小規模病院の求人が全体の18.4%、診療所(無床)の求人が9.4%、都道府県・保健所の求人が8.5%、病床数200~499の中規模病院の求人が8.0%、病床数500以上の大規模病院の求人が7.1%となります。

上記5つの施設での求人が全体の51.4%を占めているのが現状です。

※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf

まとめ

今回は宮崎県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。

宮崎県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数は全国平均よりも多く、逆に一般診療所数は全国平均よりも少ない状況です。

看護師の求人倍率は1.95倍と全国平均を下回る水準にありますが、一般職業紹介の有効求人倍率より高い水準のため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。

求人数は多くも少なくもないといったところでです。そのなかでも求人数が多い地域は宮崎市・都城市・延岡市・小林市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。

宮崎県で看護師として転職したいのであれば、ナースキャリアチェンジの利用がおすすめです。ナースキャリアチェンジでは、看護師のための求人情報サイトを紹介しています。うまく活用すれば自分の希望に合った転職先を見つけられたり、効率的に転職活動を進めたりすることができるでしょう。

宮崎県は求人が多いわけでもなく、看護師の求人倍率が全国平均を下回っているため、他の都道府県と比較すると転職がやや難しいといえます。求人情報サイトや転職エージェントなどを利用して、転職の成功する確率を上げることが重要です。

本記事を参考に宮崎県での看護師の転職を実現させましょう。

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