熊本県の看護師求人情報11月最新版

熊本県のおすすめ看護師求人情報【11月更新】

熊本県の看護師の転職市場の状況と特徴

公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020（令和2年）度の熊本県では、看護職への求職者数1,497に対して、求人数は4,398人（求人を出している施設数は757）となっています。

求人倍率は2.94倍と全国で11番目、全国平均の2.05倍を上回る水準です。

※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020（令和2年）度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf

また、JMAP地域医療情報システムの熊本県の統計によると、2021年11月時点で熊本県内には204の病院と、1,211の一般診療所があります。

人口10万人当たりの施設数では病院数が11.74（全国平均が6.49）、一般診療所数が69.67（全国平均が69.75）となり、病院数は全国平均を上回る水準で、一般診療所数は全国平均をやや下回っています。

※JMAP地域医療情報システム熊本県統計（日本医師会）より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/43
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）

厚生労働省が発表している「令和2年度（2020年度）衛生行政報告例」によると、熊本県内の看護師数は24,097人と全国で14番目の水準となっています。

人口10万人当たりの看護師数は1,386.2人で全国平均の1015.4人を大きく上回る水準です。熊本県の看護師の平均年齢は42.8歳です。

※令和２年度（2020年度）衛生行政報告例　令和２年（2020年）末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】　第１表　就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率（人口１０万対），都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和２年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種（特掲）、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計)）より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

熊本県は九州本島の中央部に位置する県で、福岡県・大分県・宮崎県・鹿児島県と接しているほか、有明海を挟んで長崎県とも面しています。県の東部（阿蘇地方）は日本を代表する山地となっており、阿蘇カルデラを持つ阿蘇山や九州山地の山々がそびえています。

農業産出額が多く、トマトやいぐさ、葉タバコ、すいか、宿根カスミソウが全国1位の出荷額、栗、なす、しょうが、ユーストマ、オリーブが全国2位の出荷額、いちご、メロンが全国3位の出荷額を誇ります。

有名な観光スポットとしては世界遺産に指定されている三角西港や三井三池炭鉱万田坑のほか、熊本城、八千代座、村浜軒などが挙げられます。

交通面では熊本空港が有しているほか、九州新幹線や鹿児島本線を始めとしたJR線、熊本市内を走る熊本市電、熊本電気鉄道などの私鉄線など、鉄道網は比較的充実しています。

熊本駅周辺や熊本市内であれば公共交通機関を使って通勤できますが、それ以外の地域ではほとんどがマイカー通勤となっています。

代表的な病院としては、下記の病院があります。

• 国立病院機構熊本医療センター
• 熊本大学医学部付属病院
• 熊本市立熊本市民病院
• 熊本機能病院
• 済生会熊本病院
• 熊本中央病院
• くまもと森都総合病院
• 熊本赤十字病院
• 大腸肛門病センター高野病院
• 熊本地域医療センター　など

熊本県の看護師の年収と平均給与（統計情報）

厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による熊本県の看護職の平均年収は上記のとおりです。

平均年収はそれぞれ、看護師が約424.4万円、准看護師が約331.1万円、看護助手が約275.4万円となっています。

いずれの水準も全国平均の基準を下回っている状況です。

※令和２年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種（特掲）、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

熊本県の看護師求人に関するよくある質問

熊本県の看護師の求人数は多いですか？

熊本県の人口10万人当たりの病院数は全国平均よりもかなり多く、一般診療所数は全国平均をやや下回る水準です。

一方で、求職施設数と求人数は全国的に見て多いです。そのため、求人は多いといえるでしょう。

ただし、看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、熊本県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。

熊本県では看護師が転職しやすいですか？

熊本県の看護師求人の求人倍率は2.94倍で、全国平均の2.05倍を上回る水準です。

一般職業紹介における熊本県の有効求人倍率が1.53倍（令和3年12月）であり、看護師の求人倍率の方が1.41ポイントも高い水準であることから、他の都道府県や他業種・他職種と比較すると転職しやすいといえます。

※一般職業紹介状況（職業安定業務統計）都道府県（受理地）別 労働市場関係指標（実数、季節調整値）より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0

熊本県で看護師求人が多いエリアはどこですか？

ハローワークで紹介されている求人情報によれば、熊本県全体での看護職系の求人（看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師）は2,027件あります。

そのうち、熊本市の求人が828件（約41%）、八代市の求人が149件（約7%）、天草市の求人が120件（約6%）、玉名市の求人が88件（約4%）、山鹿市の求人が72件（約4%）となっており、5つの市の求人が全体の約62%を占めています。

特に熊本県最大の都市である熊本市（人口74万人）や12万人の人口を有する八代市、人口7万人の天草市では、看護系の求人が集中しているといえます。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果（2022年6月30日時点）
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、熊本県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。

地域名	人口（2020年国勢調査）	病院数	一般診療所数	合計
熊本市	738,865	92	551	643
八代市	123,067	10	102	112
天草市	75,783	14	53	67
玉名市	64,292	4	52	56
宇城市	57,032	8	37	45
合志市	61,772	5	30	35
荒尾市	50,832	5	40	45
山鹿市	49,025	6	33	39

※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した熊本県の統計のうち、医療機関数（合計）が多い市町村の詳細を調査した結果（2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値）
https://jmap.jp/cities/search

山鹿市を除く4つの都市は求人数とともに医療施設数（病院数・一般診療所数）も多くなっていることが分かります。

上記の結果より、熊本市・八代市・天草市・玉名市・山鹿市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。

熊本県の看護師の求人が多い業種は？

同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、熊本県内の看護師の求人が1,442件、以下准看護師が1,057件、看護助手が230件、保健師・助産師が65件となり、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果（2022年6月30日時点）
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

また、施設別の求人数でみると、病床数20~199の小規模病院の求人が全体の29.2%、病床数200~499の中規模病院の求人が16.1%、訪問看護ステーションの求人が7.5%、診療所（無床）の求人が7.2%、介護老人保健施設の求人が6.6%となります。

上記5つの施設での求人が全体の66.6%を占めているのが現状です。

※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020（令和2年）度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf

まとめ

今回は熊本県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。

熊本県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数は全国平均よりも多く、一般診療所数は全国平均よりも少ないです。

看護師の求人倍率は2.94倍と全国平均を上回る水準にあり、一般職業紹介の有効求人倍率より高いため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。求人数が多い地域は熊本市・八代市・天草市・玉名市・山鹿市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。

熊本県で看護師として転職したいのであれば、ナースキャリアチェンジの利用がおすすめです。ナースキャリアチェンジでは、看護師のための求人情報サイトを紹介しています。うまく活用すれば自分の希望に合った転職先を見つけられたり、効率的に転職活動を進めたりすることができるでしょう。

熊本県は求人数も多く求人倍率も高いため、他の都道府県と比較すると転職しやすいですが、よりスムーズに転職活動を進めたいなら求人情報サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスの利用をおすすめします。

本記事を参考に熊本県での看護師の転職を実現させましょう。