兵庫県のおすすめ看護師求人情報【12月更新】
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兵庫県の看護師の転職市場の状況と特徴
公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020(令和2年)度の兵庫県では、看護職への求職者数1,907に対して、求人数は5,435人(求人を出している施設数は797)となっています。
求人倍率は2.85倍と全国で14番目、全国平均の2.05倍を上回る水準です。
※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf
また、JMAP地域医療情報システムの兵庫県の統計によると、2021年11月時点で兵庫県内には347の病院と、4,567の一般診療所があります。
人口10万人当たりの施設数では病院数が6.35(全国平均が6.49)、一般診療所数が83.57(全国平均が69.75)となっています。病院数の割合は全国平均よりも低く、一般診療所数の割合は全国平均を大きく上回っている状況です。
※JMAP地域医療情報システム兵庫県統計(日本医師会)より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/28
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
厚生労働省が発表している「令和2年度(2020年度)衛生行政報告例」によると兵庫県内の看護師数は57,521人と全国で7番目の水準で、人口10万人当たりの看護師数は1,052.5人で全国平均の1015.4人を上回る水準です。
兵庫県における看護師の平均年齢は41.7歳となっています。
※令和2年度(2020年度)衛生行政報告例 令和2年(2020年)末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】 第1表 就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率(人口10万対),都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計))より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
兵庫県は近畿地方で日本のほぼ中央部に位置する県です。南は瀬戸内海、北は日本海に接しており、近畿地方のなかでは最大の面積を誇ります。
南部の瀬戸内海沿岸は阪神工業地帯や播磨臨海工業地帯など日本でも有数の重化学工業の集積地で、近畿圏内では工場の数が最も多い地域となっています。一方、中部方北部にかけては農林水産業が主産業です。
県南東部の阪神間は大阪府のベッドタウンとして発展してきており、神戸市と阪神地方の人口が県全体の約60%を占めています。
世界遺産の姫路城、国宝の一条寺や鶴林寺、浄土寺などの有形文化財建造物が多いほか、多くのスポーツチームが在籍しており阪神タイガースやヴィッセル神戸、コベルコ神戸スティーラーズなど知名度の高いチームが多いのが特徴です。
交通面では大阪国際空港や神戸港といった国際的に重要な拠点があるほか、東海道新幹線やJR線、阪神・阪急・神戸電鉄などの私鉄線が整備されています。また鉄道のない地域へは路線バスや高速バスが通っていてアクセスしやすくなっています。そのため、公共交通機関を使って通勤・通学する方が多いといえます。
代表的な病院としては、下記の病院があります。
- 兵庫医科大学病院
- 神戸市立医療センター中央市民病院
- 兵庫県立西宮病院
- 国立病院機構兵庫中央病院
- 西神戸医療センター
- 神戸掖済会病院
- 兵庫県立尼崎総合医療センター
- JCHO神戸中央病院
- 神鋼記念会 神鋼記念病院
- 神戸労災病院
兵庫県の看護師の年収と平均給与(統計情報)
厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による兵庫県の看護職の平均年収は上記のとおりです。
平均年収はそれぞれ、看護師が約501.2万円、准看護師が約430.3万円、看護助手が約326.7万円となっています。
いずれの水準も全国平均の基準を上回っている状況です。
※令和2年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0
兵庫県の看護師求人に関するよくある質問
兵庫県の看護師の求人数は多いですか?
兵庫県の病院・一般診療所の人口10万人当たりの病院数は全国平均と比較して少なく、一方で一般診療所数は全国平均と比較してかなり多いのが現状です。
一方で、求職施設数と求人数は全国的に見てかなり多いといえます。そのため、求人は多いといえるでしょう。
看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、兵庫県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。
兵庫県では看護師が転職しやすいですか?
兵庫県の看護師求人の求人倍率は2.85倍で、全国平均の2.05倍を上回る水準です。
一般職業紹介における兵庫県の有効求人倍率が0.99倍(令和3年12月)であり、看護師の求人倍率の方が1.86ポイントも高い水準であることから、他の都道府県や他業種・他職種と比較すると転職しやすいといえます。
※一般職業紹介状況(職業安定業務統計)都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0
兵庫県で看護師求人が多いエリアはどこですか?
ハローワークで紹介されている求人情報によれば、兵庫県全体での看護職系の求人(看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師)は2,850件あります。
そのうち、神戸市の求人が839件(約29%)、姫路市の求人が353件(約12%)、西宮市の求人が200件(約7%)、尼崎市の求人が236件(約8%)、明石市の求人が188件(約7%)
となっており、5つの市の求人が全体の約64%を占めています。
特に兵庫県内で最も人口が多い市域である神戸市では看護職系の求人数が多い傾向にあります。
また、人口50万人規模の姫路市・西宮市・尼崎市、人口30万人規模の明石市でも求人数が多くなっています。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年5月31日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、兵庫県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。
地域名 | 人口(2020年国勢調査) | 病院数 | 一般診療所数 | 合計 |
---|---|---|---|---|
神戸市 | 1,525,152人 | 108 | 1444 | 1552 |
西宮市 | 485,587人 | 25 | 511 | 536 |
尼崎市 | 459,593人 | 24 | 450 | 474 |
姫路市 | 530,495人 | 35 | 342 | 377 |
明石市 | 303,601人 | 21 | 224 | 245 |
宝塚市 | 226,432人 | 7 | 198 | 205 |
伊丹市 | 198,138人 | 10 | 171 | 181 |
加古川市 | 260,878人 | 13 | 163 | 176 |
芦屋市 | 93,922人 | 3 | 132 | 135 |
川西市 | 152,321人 | 8 | 115 | 123 |
三田市 | 109,238人 | 10 | 75 | 85 |
※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した兵庫県の統計のうち、医療機関数(合計)が多い市町村の詳細を調査した結果(2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値)
https://jmap.jp/cities/search
このように看護職系の求人数が多い地域には、病院数・一般診療所数を合わせた医療機関の数が多くなっていることが分かります。
上記の結果より、神戸市・姫路市・尼崎市・西宮市・明石市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。
兵庫県の看護師の求人が多い業種は?
同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、兵庫県内の看護師の求人が2,261件、以下准看護師が1,237件、看護助手が360件、保健師・助産師が75件となり、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。
※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果(2022年5月31日時点)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
また、施設別の求人数でみると、病床数500以上の大規模病院の求人が全体の23.3%、病床数20~199の小規模病院の求人が17.7%、病床数200~499の中規模病院の求人が15.8%、訪問看護ステーションの求人が10.3%、診療所(無床)の求人が6.3%となります。
上記5つの施設での求人が全体の73.4%を占めているのが現状です。
※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020(令和2年)度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
まとめ
今回は兵庫県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。
兵庫県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数は全国平均よりも少なく、逆に一般診療所数は全国平均よりも多いです。看護師の求人倍率は2.85倍と全国平均を上回る水準にあり、一般職業紹介の有効求人倍率よりかなり高いため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。
求人数は多い傾向にあります。そのなかでも求人数が多い地域は神戸市・姫路市・尼崎市・西宮市・明石市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。
兵庫県で看護師として転職したいのであれば、ナースキャリアチェンジの利用がおすすめです。ナースキャリアチェンジでは、看護師のための求人情報サイトを紹介しています。うまく活用すれば自分の希望に合った転職先を見つけられたり、効率的に転職活動を進めたりすることができるでしょう。
本記事を参考に兵庫県での看護師の転職を実現させましょう。