岐阜県の看護師求人情報11月最新版

岐阜県のおすすめ看護師求人情報【11月更新】

岐阜県の看護師の転職市場の状況と特徴

公益財団法人日本看護協会が運営するeナースセンターの登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書によると、2020（令和2年）度の岐阜県では、看護職への求職者数1,767に対して、求人数は4,314人（求人を出している施設数は702）となっています。

求人倍率は2.44倍と全国で21番目、全国平均の2.05倍を上回る水準です。

※公益財団法人日本看護協会 eナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020（令和2年）度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_3.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_5.pdf

また、JMAP地域医療情報システムの岐阜県の統計によると、2021年11月時点で岐阜県内には96の病院と、1,308の一般診療所があります。

人口10万人当たりの施設数では病院数が4.85（全国平均が6.49）、一般診療所数が66.10（全国平均が69.75）となり、いずれも全国平均を下回る水準となっています。

※JMAP地域医療情報システム岐阜県統計（日本医師会）より
https://jmap.jp/cities/detail/pref/21
※2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）

厚生労働省が発表している「令和2年度（2020年度）衛生行政報告例」によると岐阜県内の看護師数は18,724人と全国で21番目の水準で、人口10万人当たりの看護師数は946.3人で全国平均の1015.4人を下回る水準です。

また、岐阜県における看護師の平均年齢は41.6歳となっています。

※令和２年度（2020年度）衛生行政報告例　令和２年（2020年）末時点【保健師・助産師・看護師・准看護師】　第１表　就業保健師・助産師・看護師・准看護師数及び率（人口１０万対），都道府県別
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069431&fileKind=0
※令和２年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種（特掲）、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計)）より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

岐阜県は中部地方に位置する県であり、人口約195万人が暮らす内陸県です。

県の北部には標高3,000m級の山々が連なる飛騨山脈があり、平地は高山盆地などわずかしかありません。一方、県の南部（美濃地方）は伊勢湾岸から続く濃尾平野が広がり低地面積が広くなっています。

飛騨高山にある古い街並みや世界遺産の白川郷、日本三名泉の下呂温泉、岐阜城などさまざまな観光スポットがある件としても知られています。

交通面では名古屋方面から繋がる名古屋鉄道やJRなど鉄道網が整っており、名古屋駅まで30分程度で到着できるアクセスの良さがあります。また名神高速道路や中央自動車道など主要な高速道路が通っているのも特徴です。通勤は南部では電車、北部ではマイカーを利用する傾向にあります。

代表的な病院としては、下記の病院があります。

• 大垣市民病院
• 岐阜県総合医療センター
• 朝日大学病院
• 厚生会木沢記念病院
• 岐阜赤十字病院
• 中濃厚生病院
• 岐阜市民病院
• 岐阜大学医学部附属病院
• 松波総合病院
• JCHO可児とうのう病院

岐阜県の看護師の年収と平均給与（統計情報）

厚生労働省が発表している「令和2年度賃金構造基本統計調査」による岐阜県の看護職の平均年収は上記のとおりです。

平均年収はそれぞれ、看護師が約530.4万円、准看護師が約439.4万円、看護助手が約288.9万円となっています。

看護師と准看護師の平均年収は全国平均の基準を上回っており、逆に看護助手の平均年収は全国平均の基準を下回っている状況です。

※令和２年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種（特掲）、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額（産業計）
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032069529&fileKind=0

岐阜県の看護師求人に関するよくある質問

岐阜県の看護師の求人数は多いですか？

岐阜県の病院・一般診療所の人口10万人当たりの病院数や一般診療所数は全国平均値をいずれも下回る水準です。

一方で、求職施設数と求人数は全国的に見て多い状況にあります。そのため、看護師系の求人は多いと考えていいでしょう。

ただし、看護師専門の転職エージェントや転職サイトでは、岐阜県の看護師求人を豊富に取り扱っているため、転職先を見つけやすいでしょう。

岐阜県では看護師が転職しやすいですか？

岐阜県の看護師求人の求人倍率は2.44倍で、全国平均の2.05倍を上回る水準です。

一般職業紹介における岐阜県の有効求人倍率が1.64倍（令和3年12月）であり、看護師の求人倍率の方が0.8ポイント高い水準であることから、他の都道府県や他業種・他職種と比較すると転職しやすいといえます。

※一般職業紹介状況（職業安定業務統計）都道府県（受理地）別 労働市場関係指標（実数、季節調整値）より
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032166004&fileKind=0

岐阜県で看護師求人が多いエリアはどこですか？

ハローワークで紹介されている求人情報によれば、岐阜県全体での看護職系の求人（看護師、准看護師、看護助手、保健師、助産師）は1,261件あります。

そのうち、岐阜市の求人が320件（約25%）、以下大垣市が118件（約9%）、多治見市が85件（約7%）、各務原市が80件（約6%）、中津川市が59件（約5%）、可児市が57件（約5%）となっており、6つの市の求人が全体の約57%を占めています。

特に人口約40万人の岐阜市や人口約16万人の大垣市、人口約14万人の各務原市など、岐阜県内でも人口の多い市域の求人が多くなっています。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果（2022年5月27日時点）
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

JMAP地域医療情報システムの地域別統計によれば、岐阜県内で病院や一般診療所が多い地域は下記のとおりです。

地域名	人口（2020年国勢調査）	病院数	一般診療所数	合計
岐阜市	402,557人	32	356	388
大垣市	158,286人	8	111	119
高山市	138,896人	9	103	112
各務原市	144,521人	4	98	102
多治見市	106,732人	4	74	78
可児市	99,968人	4	54	58
関市	85,283人	2	50	52

※JMAP地域医療情報システム地域別統計で調査した岐阜県の統計のうち、医療機関数（合計）が多い市町村の詳細を調査した結果（2021年11月時点の地域内医療機関情報の集計値）
https://jmap.jp/cities/search

他の都道府県と異なる点として、高山市や関市といった病院数・一般診療所数が比較的多い市域であっても求人数が少ない地域があります。

特に人口約14万人の高山市はハローワークでの求人数が39件しかなく、他の地域と比較して少なくなっているのが特徴的です。

上記の結果より、岐阜市・大垣市・多治見市・各務原市・中津川市・可児市では看護系求人が多い傾向にあるといえます。

岐阜県の看護師の求人が多い業種は？

同じく、ハローワークで紹介されている求人によると、岐阜県内の看護師の求人が1,034件、以下准看護師が756件、看護助手が129件、保健師・助産師が55件となり、看護師と准看護師の求人数が圧倒的に多くなっています。

※ハローワークインターネットサービスでのリサーチの結果（2022年5月27日時点）
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html

また、施設別の求人数でみると、病床数200~499の中規模病院の求人が全体の12.7%、病床数20~199の小規模病院の求人が12.2%、訪問看護ステーションの求人が11.6%、診療所（無床）の求人が10.8%、その他の医療系の求人が7.4%となります。

上記5つの施設での求人が全体の54.7%を占めているのが現状です。

※ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書2020（令和2年）度 第1章求職・第2章求人・第3章応募・就職状況より
https://www.nurse-center.net/nccs/scontents/NCCS/html/pdf/2020/202_4.pdf

まとめ

今回は岐阜県の看護師の転職市場の状況や特徴、看護師の平均年収などを紹介しました。岐阜県の看護師の転職事情では、人口10万人当たりの病院数や一般診療所数は全国平均よりも少ない状況です。

一方、看護師の求人倍率は2.44倍と全国平均を上回る水準にあり、一般職業紹介の有効求人倍率より高いため、他の業種・職種と比較すれば看護師の転職はしやすいといえるでしょう。

求人数は多い傾向にあります。そのなかでも求人数が多い地域は岐阜市・大垣市・多治見市・各務原市・中津川市・可児市で、求人が多い職種は看護師または准看護師となっています。

岐阜県で看護師として転職したいのであれば、ナースキャリアチェンジの利用がおすすめです。ナースキャリアチェンジでは、看護師のための求人情報サイトを紹介しています。うまく活用すれば自分の希望に合った転職先を見つけられたり、効率的に転職活動を進めたりすることができるでしょう。

本記事を参考に岐阜県での看護師の転職を実現させましょう。