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看護師の年間休日の平均は?120,130日以上の職場の探し方も紹介

看護師の年間休日の平均は?120,130日以上の探し方も紹介

働く上で気になるのが、自分が休んでいる日数は看護師の年間休日の平均と比較して多いのか、それとも少ないのかだと思います。

そこで当記事では看護師の年間休日の平均日数を紹介すると共に、年間休日が120日、130日以上の職場の探し方も解説していきます。

看護師の年間休日の平均は何日?

「看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB)インデックス調査(※1)」のデータによれば、看護師の年間休日の平均日数は118日というデータが出ています。

病棟勤務の看護師の場合はカレンダー通りに休めるわけではないので、年間休日が120日になっている所が多い一般企業と比べるとどうしても少なくなってしまいます。

ただし厚生労働省の「平成29年就労条件総合調査の概況(※2)」のデータによれば、サービス業など休日が取りにくい全業種を含む、労働者一人の年間休日の平均日数は113.8日となっているので、看護師の年間休日が極端に少ないというわけではありません。

※1参照元 日本看護協会:https://www.nurse.or.jp/wlb/wlbindex/doc/bunsekihokoku.pdf

※2参照元 厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/17/dl/gaikyou.pdf

年間休日別の割合

同じく「看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB)インデックス調査」のデータによると、看護師の年間休日は120日から124日が29.5%、125日以上の施設は25.9%です。

つまり、年間休日120日以上の施設は全体で55.1%もあります。

年度別の年間休日の割合

実際120日以上の年間休日を定めている施設を年度ごとに見ると、平成24年度は47.2%、平成25年度は54.4%、平成26年度は53.9%というように、多少の増減はあるものの昔よりは確実に増えています。

ただ就業規則による年間休日の日数が増えていても体感できない、という看護師は少なくないかもしれません。

なお有給休暇の取得率は、平成27年度の調査によると8割以上取得できている看護師は13.5%と非常に少なく、4割から6割未満と回答している看護師が32.4%と最も多かったです。

つまり、ほとんどの看護師が有給を日数通りに取得できていないのが実情です。今の休みが少ないと感じている看護師は年間休日の多い職場に転職するだけでなく、有給休暇が取得しやすい職場に転職するのが最適と言えるでしょう。

看護師転職サイトは年間休日や有給取得率が知ることが可能

通常の求人媒体だと実際の休日日数と違ったり(130日と書いているのに実際に入職すると人手不足で110日ほどしか休めないなど)、有給取得率に至っては面接の段階まで知る術がありません。

そして面接の段階で有給は取れないよ、と言われても今後の生活を考えたり内定した後に断る勇気が出ず、そのまま働くことになって後悔…なんて事がありえます。

しかし看護師転職サイトはそこで働く看護師の情報を反映した実際の年間休日を記載している上に、一部のサイトならコンサルタントに有給取得率を聞いて貰うことが可能です。

そのため、年間休日120日以上で働きたい、有給はしっかり取得できる職場がいいという方は以下のレバウェル看護(旧看護のお仕事)のような、サポート体制の充実している看護師サイトを利用することをオススメします。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

看護師が年間休日120、130日以上の職場を探す方法

看護師は数字上は年間休日は少なくありませんが、、夜勤シフトが入ると休みがあっても半日は潰れてしまいますし、緊急の呼び出しで休日返上となったりすることもあるので、労働のきつさに対して少ないと感じる方は多いです。

そこで以下では年間休日が120日、130日以上の職場の探し方を紹介していきます。

特別休暇が多い求人を出している職場を探す

年間休日が120日、130日以上を狙うのであれば、まず特別休暇が多い求人を探してみましょう。

特別休暇とは、年間休日には反映されない休暇のことで、夏期休暇や年末年始休暇などが特別休暇にあたります。

これらの休暇はもらえて当然と思っている看護師もいるかもしれませんが、特別休暇は福利厚生になるため施設によっては設定していないところもあります。

最近はリフレッシュ休暇やバースディ休暇、記念日休暇といったオリジナルの特別休暇を設定している施設も増えています。

いくら求人上の年間休日が多くても休日に出勤になったり、突然シフトが変わったりするのであれば結局の所は休めません。

しかし特別休暇は普通の休日と違い確実に休むことができるので、求人を探す際はチェックしてください。

有給休暇の消化率の記載がある求人を探す

看護師が不足していたり、看護師一人あたりの業務負担が大きかったりする職場は、有給休暇が取れないためホームページや求人募集に消化率の記載がありません。

しかし本来であれば有給休暇はすべての労働者に与えられた権利で、もちろん看護師にも初年度から与えられます。また、今は労働基準法により最低でも1年で5日間は有給休暇を取らせなくてはいけないと決められています。

そのため、きちんと消化させている職場は優秀な看護師を集める材料にもなるので、求人に堂々と誇るように消化率を記載されていることが多いです。

有給休暇がちゃんと取れる職場であれば、年間休日と合わせて130日の休日を達成することも難しくありません。

補足:有給休暇付与は勤労継続日数で決まる

有給休暇は雇用形態も職種も関係なく与えられるもので、労働義務がある日でも申請をすることで労働義務を免除してもらえる休暇です。

ただ取得するには2つの条件を満たしている必要があります。

1つは雇われた日から6ヶ月間継続して勤務していること、もう1つは6ヵ月の期間中に全労働日の8割以上出勤したことです。

つまり、勤労継続日数が6ヵ月未満であったり、全労働日の8割を満たしていない場合は有給休暇は与えられません。

そのため、転職後すぐには有休休暇を取得できないということは覚えておきましょう。

医療機関以外の職場の求人を探す

総合病院や大学病院といった入院施設のある医療機関は24時間365日稼働しているので固定の休みが取りづらく、シフトも変則的になりやすいので年間休日が120日となっていても実際には110日程度しか休めない…ということもあります。

もちろんきちんと休みを取らせてくれる医療機関もありますが、年間休日をしっかり休みたいという看護師は資格を活かせる医療機関以外の職場にも目を向けてみましょう。

例えば一般企業の医務室や治験コーディネーター、フィールドナースなどは夜勤がない上に土日や祝日が休めて、なおかつ看護師の資格を活かすこともできます。

休日はカレンダーや会社の営業日に合わせるので急な出勤もありませんし、給料も職場によっては病院看護師よりも稼ぐことができます。

看護師転職サイトを利用する

年間休日が120日、130日の職場を効率よく探すなら転職サイトを利用するのが一番です。

会員登録後にフリーワード検索などで、「休日150日」等で検索すれば、条件を満たした求人が見つけられるでしょう。

転職サイトは専任のコンサルタントが希望条件に合った求人情報を紹介してくれますし、条件交渉も代行してくれるので、最初に「年間休日◯◯日以上の職場が良い」と伝えれば、条件を満たした職場だけを紹介してもらえます。

また、医療機関に人材を紹介しているので内部情報にも詳しく、休日や有給がきちんと取得できているかなど、自分では知り得ない情報を教えてもらうことも可能です。

求人情報の数もハローワークなどの一般の求人媒体より多いですし、会員のみが閲覧できる高待遇の非公開求人などもあるので、年間休日120日以上の転職を希望している方は転職サイトに登録しておけば損はありません。

看護師が年間休日の多い職場を探すときの注意点

求人情報の年間休日を鵜呑みにし過ぎない

前述した通り、求人票の年間休日日数を鵜呑みにするのはNGです。

記載されている条件が必ず履行されるとは限らず、ブラック病院だと完全に無視されるケースすらあります。

看護師不足が続く中、企業は少しでも応募を増やすために実情と異なる高待遇を記載することもあるので、必ず応募する前にコンサルタントを通すなどして確認をしましょう。

特別休暇が年間休日日数に含まれていることがある

年間休日をチェックするときに確認しておきたいのが、その日数に特別休暇が含まれていないかどうかです。

少しでも待遇を良く見せるため、求人によっては特別休暇を年間休暇日数に含めていることがあります。

良心的な求人募集であれば年間休日の後に「特別休暇を含む」「有給休暇を取得した場合を含む」などの記載がありますが、中には何も記載していない職場もあるので気をつけてください。

何も書いていない場合は特別休暇が含まれているのか判断しにくいですが、年間休日が「○○日から○○日」というように曖昧な場合は含まれている可能性が高いので、チェックするときの目安にしましょう。

3交代のシフトだと休みが削られる

たとえ年間休日の多い職場であっても、3交代のシフトだとどうしても実質的な休日は減ってしまいます。

というのもよくある日勤が8時から16時30分、準夜勤が16時から23時30分、深夜勤が23時から8時30分という3交代シフトの場合、休日までのスパンは短いのですが、準夜勤や深夜勤に休日がかぶってしまいます。

夜勤から休日をはさんで日勤となると休日は寝ているだけとなってしまいがちなので、年間休日が多くても丸1日休める日はほとんどありません。

そのため、面接の際、あるいは事前にエージェントを通してシフトの形態もしっかりチェックすることが重要です。

看護師の施設別の年間休日の違い


看護師の年間休日の平均は118日前後ですが、施設によって休日数は異なります。

職場に対する希望条件はいろいろあると思いますが、年間休日が多い方がよいという看護師は施設による休日日数の違いも知っておいた方が効率よく求人募集を探せます。

総合病院の年間休日

総合病院は規模によって年間休日がばらばらですが、平均は125日と他の施設よりも多くなります。

給与面に関しては特段優れているとは言えないものの、その代わり福利厚生を手厚くして看護師の離職を防ぐ傾向にあるため、誕生日休暇や結婚休暇など特別休暇を設けているところが増えています。

規模の大きい総合病院だと給与が高いだけでなく、福利厚生によって年間休日が130日という病院もあります。有給休暇と合わせれば130日以上の年間休日を取得できるでしょう。

ただ規模の大きい病院は研修や勉強会への参加が義務づけられていることもあり、その場合は休日に出勤しなくてはいけない点にだけ注意しましょう。

特に研修や勉強会への参加が任意の病院だと休日に参加しても出勤にならず給与も出ないので、総合病院への転職を考えている方は事前に確認をしておきましょう。

クリニックの年間休日

クリニックは個人経営や家族経営の施設が多いので、大病院と比べると福利厚生の面で劣ります。

年間休日も平均105日と最低日数前後で算出している所が多いので、年間休日が多い職場を探している看護師にはおすすめできません。

しかし、クリニックには入院施設がないのが一般的なので夜勤はありませんし、救急治療を行わない性質上休日出勤もないというメリットがあります。

募集要項に記載されている年間休日が変更になることはないので、求人票の年間休日が多いクリニックだと休みが多くて身体への負担が少ないのでオススメです、

また、インセンティブを採用している所が多く給与も高いです。

保育施設の年間休日について

保育施設の場合、ほとんどが土日、祝日が休みとなるので年間休日は120日以上というところが多いです。

また、基本的に夜勤はなく残業も病院看護師や保育士より短いため、休みに関する不満の声はあまり聞かれません。

ただ保育施設で働く看護師の年収は平均350万円と、病棟看護師よりは低くなるのがネックです。

確実にしっかりお休みを取りたいという方には向いていますが、医療技術や知識を得られる職場ではありませんから、将来的に病院の看護師に戻りたくなった場合は、転職活道に苦労する可能性があることは覚えておきましょう。

一般企業の医務室の年間休日について

一般企業の場合、土日祝日のお休みに加えて夏期休暇や年末年始休暇があり、しかも医療施設よりも長いので年間で平均130日も休むことができます。

大学病院や規模の大きい総合病院でも年間休日が130日取れる事はありますが、一般企業の医務室の場合は救急対応もありませんし夜勤もありません。

さらに休日返上でやらなくてはいけない業務もないので、家庭と仕事を両立させたい看護師やプライベートを重視する看護師にはお勧めの職場です。

看護師の年間休日まとめ

看護師は休みが少ないイメージがありますが、平均の年間休日はむしろ日本人の平均よりも多いです。決して少ないわけではありません。

しかしいくら就労規則で決められていても、職場の状況によって休日出勤になったり有休が取れなかったりするので、十分に休みが取れていないようであれば転職を検討するのがベストです。

激務をこなす看護師にとって、仕事から離れて心と体をゆっくり休められる休日はとても重要です。

オンとオフのメリハリをつけることは看護の質にも関わってくるので、目に見える年間休日だけではなく、病院の内情に詳しい転職サイトを利用して実際に休みが取れるかなど確認しながら転職活道を進めていきましょう。

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