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看護師の給料アップの方法は?平均年収を都道府県や勤務先別に紹介!

看護師は、看護師国家試験に合格しなければならない専門職です。時間をかけて知識やノウハウを蓄積することで、評価や給与は上がっていきます。

給与の上がり方や相場は、勤務形態や勤務先病院の規模などによっても変わります。おそらく「ほかの人はどのくらいの年収を手にしているんだろう?」と気になったことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、看護師の年収にまつわるあれこれを徹底解説!年齢やエリア別の平均年収額はもちろん、年収を上げられる3つの方法もご紹介します。

  1. 看護師の性別や資格別の平均給与
  2. 看護師の年齢別の平均給与
  3. 看護師の都道府県別の平均給与
  4. 看護師の勤務先別の平均給与
  5. 看護師の役職別の平均給与

今回は上記5つのデータについて解説します。

ぜひデータ見て、自分の年収が相場よりも高いのか低いのかを比べてください。

看護師の性別や資格別の平均給与

正看護師と准看護師の男性と女性の平均年収

人事院統計書によると、看護師の平均年収は上記画像の通り男性492万4200円、女性478万4700円でした。

日本の全職種・全年齢の平均年収が男性502万円、女性268万円なので、これらと比較しても看護師はある程度高い給与を手にできる仕事だということが分かります。

参考:人事院 民間給与の実態

高度な技術・知識が必要な専門職だけあって、きちんと報酬で還元されているようですね。

勤務形態によって正看護師と准看護師に分かれますが、やはり正看護師の方が給与額は高く、年収にして70万円ほどの開きがあります。

しかし准看護師でも平均年収は男性422万3800円、女性399万5100円とある程度の水準は維持しています。

最近は男性看護師も増えてきているけど、それでも女性看護師のほうが10倍以上はいるみたい。

看護師の年齢別の平均給与

看護師の年齢別の平均給与額
※データは女性のみの平均額を算定
※平成30年賃金構造基本統計調査

看護師は技術やノウハウが蓄積されることによって、きちんと給与額があがっていくということが分かるデータです。

看護師の年収のピークは50代前半のようで、537万円代となっています。年齢に伴って給与が上がっていくことはもちろんですが、おそらくこのくらいの年代の方は役職にも就いていることから手当などが加算されていると考えられます。

20~30代の若手のうちも決して給与額が低いわけではなく、20代後半で463万円、30代前半で472万円と、同年代の多職種と比較しても高い水準の金額です。

こうして見ると、年齢と共に給与はちゃんと上がっているみたい。
急激に上がったり下がったりということもないから、「安定した給与を手にしたい」という方にオススメね。

看護師の都道府県別の平均給与

北海道 473万6000円 滋賀 475万8000円
青森 459万5000円 京都 495万3000円
岩手 470万7000円 大阪 506万8000円
宮城 467万2000円 兵庫 466万円
秋田 480万2000円 奈良 494万1000円
山形 444万1000円 和歌山 501万4000円
福島 420万4000円 鳥取 479万6000円
茨城 472万1000円 島根 453万7000円
栃木 495万円 岡山 475万1000円
群馬 439万1000円 広島 500万8000円
埼玉 485万5000円 山口 469万5000円
千葉 514万4000円 徳島 458万3000円
東京 516万5000円 香川 498万3000円
神奈川 531万8000円 愛媛 436万円
新潟 473万7000円 高知 448万2000円
富山 449万5000円 福岡 472万3000円
石川 486万4000円 佐賀 431万1000円
福井 466万1000円 長崎 426万9000円
山梨 453万円 熊本 432万7000円
長野 497万1000円 大分 419万2000円
岐阜 502万円 宮崎 403万4000円
静岡 508万9000円 鹿児島 404万4000円
愛知 477万3000円 沖縄 421万6000円
三重 515万9000円

※平成30年賃金構造基本統計調査

看護師は全エリアで平均年収が400万円を超えており、エリアを問わず高い給与をもらっていることが分かります。

その中でも特に都市部は高く、千葉・東京・神奈川・大阪は500万円を超えています。他にも岐阜・静岡・三重・和歌山・広島なども500万円以上で、地方でも給与水準が下がっていないようです。

看護師はあんまり給与に地域差がないのも特徴かも。
もちろん物価が高い都市部では給与も高いけど、地方でも400万円以上は手にできてるんだから、さすが国家資格。

看護師の勤務先別の平均給与

看護師の勤務先別の平均給与額

画像にある通り、看護師の年収は勤務先の病院や業務内容によってかなり変わります。

例えば個人経営の小規模なクリニックよりも、大学病院や総合病院のほうが給与は高めです。

ただし、クリニックはインセンティブ報酬が設定されている所も多いため、利用者から指名を受けると年収がアップし、場合によっては年収1,000万を目指せます。

大きな病院の場合は夜勤もあるため、夜勤手当が反映されている部分もあるようです。

また業務内容や専門的な技術・知識が必要な看護師は給与が高くなっています。

ちなみに同じ大学病院でも、国立より私立のほうが給与は高いみたい。病院も法人だし、それぞれの病院で給与が違うのは当たり前。転職するときは、将来的にどのくらいの収入を手にできそうかも調べておいたほうがいいかも。

看護師の役職別の平均給与

看護師の役職別の平均給与額

上記はあくまで一般的な役職です。病院の規模や制度によって多少役職配置は違うと思います。

まずは一般看護師からはじめ、経験を積むと主任として現場管理や指導、シフト管理などを行うようになっていきます。その後、現場の看護師のまとめ役である看護師長、そして看護師のトップである看護部長へとキャリアアップしていくのが一般的です。

当然ながら役職が上がるにつれて職務の幅は広がり、責任は大きくなります。それに伴い、上記の表のように給与額も上がっています。

上の役職ほど人数も少なくなるけど、その分給与はかなり高いですね。大きな病院だと、各病棟に師長・副師長がいることもあるから、役職者を狙うなら大学病院や総合病院がいいかも。

看護師が今より年収や給与をアップさせる方法

当たり前ですが、仕事をするからにはより高い給与をもらいたい…!というのが本音だと思います。

では看護師としてこの先も働いていく中で、どうすれば給与を上げていくことができるのでしょうか。ここでは給与を上げる代表的な3つの方法をご紹介します!

看護師長などの役職を目指す

【方法①】役職に就く

勤務先の病院によって役職の種類などに違いはあると思いますが、主任や副師長、看護師長、看護部長などの役職に就けば、役職手当などによって給与が上がります。

ではどうすれば役職に就くことができるのでしょうか?

①看護師として経験を積む

一般的に主任クラスになるまでに10年はかかると言われていますが年数に関わらず、技能や能力を踏まえて決められる職場も最近では増えています。

②役職者に必要な知識を研修で学ぶ

役職者として必要な心構えやマネジメントスキルなどは、現場での仕事だけでなく研修を通じて学ぶこともできます。病院によっては研修を受講させてくれることもあるので、制度が無いか確認をしてみましょう。院内研修などを行っているケースもあります。

③転職する

現職の病院では上のポジションが詰まっているという場合は、思い切って転職するのも手です。看護師はまだまだ女性が多い職場なので、出産などを機に退職してしまい、30代の方が少ないケースがあります。小規模な病院・クリニックであれば主任クラスの役職者が不足しているケースも考えられますので、その病院を狙って転職してもよいかもしれません。

スキルを必要とされる仕事に転職する

方法②】より難しい仕事に就く

仕事内容を変えることで給与を上げることもできます。例えばクリニックよりも、より専門性が求められる分野、例えば病棟看護師や美容クリニック看護師、ER看護師など。こうした看護師の求人を狙って転職先を探してみましょう。

ちなみに、給与が高いということは、それなりに仕事が難しかったり、責任が重かったりという背景もあります。少しだけ解説してみます。

①病棟看護師

クリニックの看護師と違い24時間の交代勤務なので、夜勤が発生します。

夜間の勤務は体力や生活の面で負担が大きいと思いますが、夜勤手当などが発生するので給与も高くなります。

②美容クリニック看護師

美容クリニックは資本力がある病院が多く、勤務している医師や看護師の給与が高いことが多いようです。

ただし、人気があり倍率が非常に高いので、美容に関する知識も必要になります。

③ER看護師

いわゆる救急看護師です。搬入患者のトリアージや急変時の迅速な対応など、他の看護師にはない大変さがあります。

精神的な負担も大きいですが、その分給与額は高くなっています。

より給与が高い職場に転職する

方法③】より給与が高い病院で働く

給与水準が今よりも高い病院に移るのも、給与を上げる方法の一つです。

小規模な病院よりも大規模病院のほうが給与は高く、公立の病院よりも私立大学が運営する病院のほうが一般的には給与が高いようです。

このように働く病院の規模や種類によって給与額が違うので、転職サイトや転職エージェントの求人を見ながら、今より収入がよさそうな病院を探してみましょう。

年収をアップさせたい看護師にオススメの転職サイト3選

ではどのように転職先を探せばよいのでしょうか。

縁故やハローワーク、直接連絡をするなど、転職活動には様々な方法があります。しかしその中でも情報量が多く、最も効率的に転職活動を進められるのが、転職エージェントです。

実は看護師専門の転職エージェントはたくさんあり、数千件もの求人が掲載されているサービスもあります。

また転職エージェントは、単に求人を探すだけでなく、専任のキャリアアドバイザーが求人探しや履歴書作成のサポート、面接の練習、面接の日程調整、内定後の条件交渉などを全て行ってくれます。

仕事をしながらの転職活動は忙しくて余裕がないと思いますが、転職エージェントを活用することで効率的に進めることができます。

今回は特にオススメな看護師専門の転職エージェント上位3つをご紹介します!

【1位】マイナビ看護師のおすすめポイントと口コミ

マイナビ看護師
◆ポイント

  • 33,000件以上の豊富な求人数
  • 人材業界大手のマイナビが運営しているという信頼性
  • 求人だけでなく看護師の転職に役立つコラムが豊富

マイナビ看護師のおすすめポイント(ジョブシフト調べ)
転職サイトや転職エージェントをはじめ、様々な人材サービスを運営するマイナビ。名実共に、リクルートと並ぶ業界最大手企業のひとつです。

運営会社の規模や実績も、利用に当たって安心できるポイントといえるでしょう。

求人数も業界トップクラスで、たくさんの選択肢の中から仕事を選びたいという方にはオススメです。◆マイナビ看護師利用者の口コミ
①紹介される件数が多い(年齢:30代 性別:女性)
他にもいくつかサイトを併用していたんですが、一番紹介数が多かったのがマイナビ看護師でした。私は転職先に関しての要望が多かったので、転職が決まるまでに40は求人を見せてもらったと思います。おかげ様で納得できる病院に転職することができました。

②コンサルタントが親切(年齢:40代 性別:女性)
マイナビ看護師を使う前に利用していたサイトは、コンサルタントと合いませんでした。私の年齢や経歴のことが原因でもあるとは思いますが、条件を緩和するように高圧的な態度で言われ、信頼ができなくなっていました。マイナビ看護師のコンサルタントの方はまったくそんなことがなく、いつも親身に相談に乗ってくれます。

③ユーザーが多いからか、なかなか決まらない…(年齢:30代 性別:女性)
求人数は多いと思いますが、ユーザーも多いのか、他サイトと比べて倍率が高いような気がしました。面接に進んでもなかなか通過せず、最終面接で落選した病院もいくつかありました。

【2位】ナース人材バンクのおすすめポイントと口コミ

ナース人材バンク
◆ポイント

  • 求人数は業界トップクラスの約20万件
  • 転職に役立つ『おすすめコンテンツ』が豊富
  • 年間10万人が利用しており、紹介実績はNo.1

ナース人材バンクのおすすめポイント(ジョブシフト調べ)

ナース人材バンクは、看護師専門の転職エージェントにおいておそらくトップとなる、約20万件の求人を取り扱うサービスです。これほどに求人数が多いサイトは他にありません。

また他のサービスと違い、キャリアパートナーは地域専任です。その地域の看護師の転職情報に詳しいキャリアパートナーが相談に乗ってくれるので、より細かなアドバイスをもらえます。

◆ナース人材バンク利用者の口コミ

①ほかのサイトに掲載されていない求人が多い(年齢:40代 性別:女性)
こんなにたくさん掲載されているサイトは他にないと思います。他では紹介してもらえなかった小規模な病院も多いですね。私はクリニック希望だったので、とても助かりました。

②コンテンツが役立った(年齢:20代 性別:女性)
『美容クリニックへの転職』とか『ナースの転職知恵袋』とか、転職に役立つ情報がたくさん得られました。転職のことってなかなか周りの同僚には聞けないので、こういった情報を教えてもらえるのがありがたいです。

③求人情報が薄い(年齢:20代 性別:女性)
確かに求人数は多いと思いますが、情報のほぼ全てが『ご登録後、お問い合わせください』と問い合わせ後に教えてもらえるものばかりで、情報量自体は薄いと思います。

【3位】レバウェル看護(旧看護のお仕事)のおすすめポイントと口コミ

レバウェル看護とは

◆ポイント

  • 11万件以上の豊富な求人数
  • 看護技術に特化したQ&Aサイト『ハテナース』
  • エージェントの質がかなり高い

レバウェル看護(旧看護のお仕事)のおすすめポイント(ジョブシフト調べ)

レバウェル看護は、全国に支社を持つ人材業界大手のレバレジーズが運営するサービスです。イメージキャラクターに女優の杏さんを起用しています。

11万件以上という求人数の多さはさることながら、サポートの質も申し分がありません。

◆レバウェル看護(旧看護のお仕事)の利用者の口コミ
①『ハテナース』は今でも使っています(年齢:30代 性別:女性)
レバウェル看護のサイト内にあった『ハテナース』は、転職した今でも使っています。看護に関してのかなり専門的な情報がたくさん掲載されていて、職場で聞きにくいことや、知識のある人がいないときなどは参考にしています。

②地方求人も多い(年齢:20代 性別:女性)
夫の転勤先の宮崎で転職先を探していたのですが、地方求人もたくさん掲載されていて助かりました。宮崎県だけでも1000件近く求人がありましたし、最終的に4つの病院の中から選べるくらいの選択肢の多さだったと思います。

③コンサルタントは他社と比べていまいち…(年齢:40代 性別:女性)
最終的には別のサイトで転職しました。コンサルタントの質が、他と比べていまいちだった気がしています…。求人数やサービスの質は問題ないとは思っています。

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