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看護師の交代制勤務。2交代制？3交代制？それぞれのメリットとデメリット

更新:2020年8月11日

看護師さんの勤務には欠かせない交代勤務ですが、２交代と3交代ではどちらがよいのでしょうか？転職を希望する看護師さんにとっては、病院を選択する上で知っておきたい情報ですね。

最近は夜勤の負担を減らそうと、早出や長日勤などイレギュラーな勤務体制を取り入れている病院もありますが、基本的には2交代か3交代が多いようです。それぞれの勤務体制のメリットやデメリット、勤務体制を決めるポイントなどをお話ししたいと思います。

看護師の2交代勤務のメリットとデメリットは？

2交代の基本的な勤務体制は、日勤と夜勤の2交代に分かれ日勤が8時間勤務、夜勤が16時間勤務としているところが基本です。時間は、日勤が8：30～17：00、夜勤が16：30～9：00というパターンが多く、夜勤回数はだいたい月に4回～6回というところが多いです。

ワンクールの勤務シフトは「日勤、日勤、夜勤入り、夜勤明け」、「日勤、日勤、日勤、夜勤入り、夜勤明け」といったパターンや夜勤のない「日勤、日勤、日勤」などのパターンも入ってきます。

それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。

交代勤務として働く

2交代勤務のメリット

休みの回数が比較的多く、連休も取りやすい
1回の夜勤手当が充実しているところが多い
夜勤のときは休憩時間（仮眠時間）が長い
病院側もシフトが組みやすいため、2交代体制の病院が増えている

2交代勤務のデメリット

夜勤の拘束時間が長く、体力的にも精神的にもしんどい
夜勤の勤務時間が長いため、忙しいと疲れてミスが増える
勤務時間が長く仕事量が多いため、忙しいと残業も多くなる

2交代の大きなメリットは、夜勤明けと夜勤明けの次の日は休みになることが多いので、休みを長く取ることができることと、休みの回数を多く取ることができることです。反対にデメリットは、夜間の勤務時間が長時間なので心身の疲労が激しいことがあげられるでしょう。

看護師の3交代勤務のメリットとデメリットは？

3交代の基本的な勤務体制は、日勤、準夜勤、深夜勤の3つに分かれ、各勤務ともそれぞれ8時間勤務となります。時間は、日勤が8：30～17：00、準夜勤が16：30～00：30、深夜勤が0：00～9：00というパターンが多く、夜勤回数（準夜勤と深夜勤）はそれぞれ月に4回～5回（計8～9回）というところが多いようです。

ワンクールの勤務シフトは「深夜、深夜、準夜勤、準夜勤」といった夜勤だけのパターンが月に2～3回と夜勤のない日勤だけのパターンが入ってきます。

3交代のメリットとデメリットも見ておきましょう。

3交代勤務のメリット

忙しくても勤務時間が短いので心身ともに楽
勤務時間が短いので仕事量が多くなく、残業も少なめ
勤務時間が短いので忙しくても集中力が持つ

3交代勤務のデメリット

シフトによっては数時間寝て、また次の勤務となるため休んだ気がしない
休みの日が少ない、連休が取りづらい
勤務パターンが3つあるので睡眠リズムが乱れやすい
病院側もシフトを組むのが難しく、変更などがあると大変

2交代に比べ3交代のメリットは、1回の勤務時間が短いため心身ともに楽なことが大きなポイントです。一方、反対に夜間の帰宅や、帰宅してもすぐに次の勤務時間がくるなど休みが短い、まとめて取れないなどのデメリットがあります。病院側も複雑な勤務シフトを組むのが難しいため、最近は2交代勤務か日勤に早出や遅出を組み合わせた2交代勤務の体制を取るところが多くなっています。

看護師の勤務体制、2交代か3交代かを決めるポイントは？

では、2交代勤務で働くか、3交代勤務で働くかをどのように決めるとよいのでしょうか。2交代にしても3交代にしてもそれぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがよいとは言い切れません。ただし、働く看護師さんの生活環境や働く科によっては、働きやすい勤務体制があるので知っておくとよいでしょう。