デイサービスの看護師バイトなら好条件の求人が豊富!子育て中の人にもおススメ
看護師として働く場合は、病院の正職員として夜勤もバリバリこなして高収入を得る道があります。一方で、体力的に続かないとか、結婚・出産を機にパート・アルバイトで働きたいという人もいます。
そんな場合は介護の分野に目を向けてみましょう。デイサービスには看護師の求人がたくさんあり、しかも条件がいい募集が多いので自分にぴったりの求人が見つかりますよ。
デイサービスの看護師バイトの仕事内容とは
医療現場で働いている看護師さんにとって介護業界のことはあまり詳しくないかも知れません。
しかし、超高齢化社会を迎える現代では、医療だけでなく介護の分野でも看護師の力が求められています。
デイサービスとは
まずデイサービスとは何なのかについて見ていきましょう。
デイサービスとは「通所ケア」とも呼ばれるもので、利用者が日中の一定時間だけ自宅からデイサービス施設に通って、食事や入浴、リハビリなどの介護サービスを受けます。
送迎も施設側が行うので、家族の負担が軽減されます。
デイサービスが利用できる対象者
デイサービスが利用できるのは、要介護1~5に認定された高齢者と、40歳~64歳までは16種類の特定疾病によって要介護状態になった人が対象です。
デイサービス施設での1日の流れ
デイサービス施設では、朝から夕方まで次のようなスケジュールでサービスを提供しています。
- 利用者さん宅にお迎えに行く
- 利用者さんが施設に到着
- 健康チェック
- お茶・レクリエーション
- 入浴
- 昼食
- 機能訓練・レクリエーション
- おやつとお茶
- 趣味の活動など
- 自宅までお送りする
タイムスケジュールや内容は施設によって異なりますし、利用者さんの状態によっても違いますが、ほぼこのような流れで1日を過ごします。
認知症対応型デイサービスもある
デイサービス施設の中には認知症の方を対象にした「認知症対応型デイサービス施設」があります。
サービス内容は一般のデイサービスと同じように食事や入浴、機能訓練がありますが、それ以外に認知症専門のケアが受けられます。
施設はグループホーム共用型、特別養護老人ホーム併設型、独立型の3種類があり、認知症の症状の改善や緩和を目指しています。
デイサービスとデイケアの違い
デイサービスとよく似た施設に「デイケア」があります。デイケアは「通所リハビリテーション」と呼ばれるもので、主にリハビリが中心です。
デイサービス同様に送迎を受けて施設に通い、入浴や食事のサービスを受けますが、医師の指示書に基づいてリハビリも行います。
デイサービス施設での看護師の役割と仕事内容
デイサービス施設の人員配置基準
デイサービス施設はその規模によって人員配置基準が設けられています。
看護師は利用定員が11名以上の施設の場合は1名以上、10名以下の場合は看護師または介護職員が1名以上となっているので、1施設にそれほど多くの看護師はいません。
管理者 | 常勤1名 |
---|---|
生活相談員 | サービス提供時間数に応じて専従で1名以上 (10名以上の事業所では、生活相談員または介護職員のうち1名が常勤) |
機能訓練指導員 | 常勤で1名以上 |
看護職員 | ・利用定員が11名以上の場合 専従で1名以上(※) ・利用定員が10名以下の場合 介護職員と看護職員のいずれかで1名 |
介護職員 | ・利用定員が11名以上の場合、人数に合わせて1名以上 ・利用定員が10名以下の場合 介護職員と看護職員のいずれかで専従1名 |
(※)ただし、病院、診療所、訪問看護ステーションとの連携により看護職員が営業日ごとに利用者の健康状態の確認を行い、提供時間帯に密接かつ適切に連携を行うことができれば専従でなくてもよい
なお、人員配置数は法改正によって変わる可能性があります。
デイサービス施設での看護師の仕事
デイサービス施設での看護師の仕事としては、次のものがあります。
- バイタルサイン(体温、脈拍、呼吸、血圧)の測定
- 入浴が可能か判断する
- 入浴介助
- 入浴後のバイタルサイン測定
- 軟膏の塗布やガーゼの処置など
- 昼食時の服薬の管理、内服の確認
- 血糖測定やインスリン注射(必要な利用者さんのみ)
- 利用者さんの状態やデータを記録
その他、必要に応じて介護職員の手伝いもします。
ただ、レクリエーションは介護職員が中心に行います。看護師はその時間内に利用者さんの状態を記録するなどの仕事を行います。
看護師のデイサービスのアルバイトは大変?
介護系の仕事は体力が必要と言われますが、デイサービスの場合は比較的自分で動ける人が多いため、体力的にはそれほど大変ではないと言えるでしょう。
デイサービス施設で看護師が働く場合の注意点
ただ、やはり介護が必要な利用者さんが対象なので、さまざまな面で配慮が必要になります。
特に次の点に注意しましょう。
- 利用者さん到着時はバタバタする中でバイタルサインの測定を行うので、手際よく進めることが大切
- 入浴が可能かどうかを的確に判断することが必要
- 入浴中や入浴後に体調に異変がないか注意すること
- 服用する薬が変更になっている場合があるので、利用者さんごとに薬のチェックをしっかり行うこと
- 食前に服用する薬があるので飲み忘れがないように注意すること
- 利用者さんの転倒や危険行動がないか常に確認すること
利用者さんの体調が急変したときはどうすればいい?
現場では利用者さんの体調が急変することがありますが、看護師が治療にあたるということはありません。
急変時はまず管理者に相談して、救急車を呼んでもらいます。その間の応急処理などは必要に応じて行いましょう。
看護師のデイサービスのバイトの待遇や条件は?
最後にデイサービスの看護師のバイトについて、募集内容や待遇、条件などを確認しておきましょう。
看護師のデイサービスのバイトの給料
一番気になる給料ですが、アルバイト求人の場合は時給で計算されるところが多いようです。
一般的な待遇や条件の例は下記の通りです。
給与 | 時給1,600円~1,900円 |
---|---|
資格 | 看護師、準看護師 |
雇用形態 | パート、アルバイト、派遣(紹介予定派遣) |
勤務形態 | 日勤(夜勤なし) |
勤務日数 | 週2~3日から可能 |
勤務時間 | 8:30~17:30(※) |
(※)時短勤務相談可能なところもあります。
デイサービスのバイトの福利厚生
看護師がデイサービスでの仕事をバイトでする場合、各種社会保険は加入条件を満たせば加入できます。
デイサービスの看護師バイトのメリットとデメリット
デイサービスで看護師がアルバイトとして働く場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
デイサービスで看護師がバイトする場合のメリット
次のように多くのメリットがあります。
- 看護師が少なく、頼りにされる存在なのでやりがいがある
- スタッフ間の人間関係の悩みが少ない
- 医療機関(特に急性期病棟)勤務のような責任が少ないので気持ち的に楽
- 高度な看護技術が求められないことが多い
- 準看護師でも働ける
- ブランクがあっても働ける
- 日勤のみで夜勤がない
- 土日祝は休みのところが多い
- 勤務日数や勤務時間の希望を聞いてくれるところが多い
- 50代以降でも募集がある
デイサービスで看護師がバイトする場合のデメリット
一方、次のようなデメリットもあります。
- 医療施設でのアルバイトと比較すると時給が低い
- 最新の医療情報や知識、技術の取得、向上ができない
- 業務内容に物足りなさを感じることがある
- 看護師が1名なので利用者さんの急変時の対応が不安
これらがデメリットになりますが、最新の医療現場の緊迫した状況で働くことにストレスを感じている人は、デイサービスでのアルバイトは比較的気持ちも時間もゆったりとできるのでおススメです。
デイサービスでの看護師バイトについて~まとめ
デイサービスは要介護認定を受けた人が施設に通ってサービスを受けるものです。
利用者さんは日帰りで施設の車で送迎をします。看護師は通所した利用者さんのバイタルサインの測定や入浴の介助、服薬管理などを行います。
合間に介護職員のサポートをすることもあります。また、利用者さんの状態を記録することも大きな仕事です。
勤務は日勤のみで夜勤がないこと、土日休みがほとんどであること、看護師の数が少ないので人間関係で悩むことが少ないといったメリットがあります。
一方、医療機関に比べると時給が低い、最新医療の情報や技術の習得が難しいといったデメリットもあります。
ただ、ゆったりと仕事をしたいという人やブランクがある人、子育て中で夜勤や残業は避けたいという人はいい条件の求人が多いので探してみるといいでしょう。