「副業解禁」ということで、副業やダブルワークが様々な企業で認められるようになってきました。
「働き方改革」の中で、職場以外でも知見を広めてもらったほうがいい、と考える企業が増えてきていること、あと、年収アップが以前のように期待できかくなってきているので、「自分で足りない部分は補ってね」という本音もあるようです。
特に今回紹介する「データ入力」は、英語などのスキルが不要で、タイピングができれば誰でもできるものです。
最初の副業、在宅ワークとしては、このデータ入力が簡単、かつ最適なので、この仕事について深堀りしていきましょう。
さらにパソコンすらいらない「スマホで在宅ワーク」「スマホでデータ入力」はできるのでしょうか?
あの画面で果たして、その可能性についても探っていこうと思います。
在宅ワークでデータ入力をするメリットはこれ!
- スキマ時間を有効に活用して稼ぐにはうってつけの在宅ワークです
- 初心者でも知識がなくてもパソコン1つで始められます
- スマホでもできるデータ入力の仕事があります
- 悪質な業者に引っかからないコツがわかります
- メリット、デメリットがありそれらをよく理解できます
目次【クリックして移動できます】
在宅でできるデータ入力の仕事のメリットデメリット
在宅データ入力のメリット
在宅ワークですので出金する必要がありません。会社員の副業の場合、帰宅後にデータ入力して、そのまま就寝ということもできます。テレビを見ながらでもできますし、音楽を聞きながらでもOKです。
また、主婦の方も家事をしながら、子育てをしながら在宅できるので、ちょっとしたバイト代稼ぎには有効です。
移動をしなくてもいいので、忙しい子育て期間でも無理なく、無駄な時間を省略できます。
バイトの場合、「○時~△時まで」というように勤務時間、労働時間が決まっていますが、データ入力を在宅で行う場合、時間に拘束されません。
スキマ時間を有効に活用して、お金に変えることができます。
データ入力は、同じ在宅ワークの記事執筆と違い、決められたものを入力したり、決まったワードで検索した結果を入力したりするだけなので、前提知識がいりません。
在宅データ入力の場合、仕事に押しつぶされることはありません。あらかじめ自分ができそうな仕事だけ請ければいいわけで、例えば、どこかのデータセンターに勤務をすれば、早く入力し終えても、どんどん仕事が降ってきますし、残業を強いられるケースもあります。
ハローワークなどで探さなくても、「ランサーズ」や「クラウドワークス」など「クラウドソーシングサイト」に登録すれば、すぐにできる「タスク」(画面上にデータ入力する仕事)をはじめ、何百件ものデータ入力案件をすぐに請けることができます。
在宅データ入力のデメリット
時給制の在宅データ入力の仕事は稀で(この場合、雇用契約をして在宅勤務になる)、多くの場合は「業務委託」契約になります。
業務委託は「1件300円」とか「1文字0.2円」など激安で、いくら頑張って入力しても最低時給に達しないこともあります。
専門性が必要な「記事作成」であれば、1文字数円、1時間で数千円稼ぐこともできますが、誰でもできるデータ入力にそれだけ払うクライアント(依頼者)はほとんどありません。
誰でもできるデータ入力は、ただでさえ「ダンピング価格」(不当に安い価格で仕事を請ける人が出てきて全体の相場が下がる)になりやすく、依頼者も「いかに安く使い倒すか」を考えている人がいます。
そのくせ、要求水準が高く、1つでもミスがあると怒られてしまいます。
データ入力の多くは雇用ではなく業務委託なので、後者の場合労働法が適用されません。
つまり、バイトであれば解雇する場合、予告手当などの支給が義務になりますが、前者の場合は「これでもう契約は終了です」で簡単に切られてしまいます。
勤務をしてデータ入力の仕事をする場合、パソコンは職場のものを使いますが、在宅データ入力の場合はすべて自分のものを自腹で揃えます。
もし、エクセルが必要で、自分のパソコンにインストールされていない場合、ソフトを自腹購入しなければなりません。
もし、在宅データ入力の仕事をして年間で20万円以上稼いでいた場合、確定申告をしなければならなくなるケースがあります(特に副業で行っている場合)。
これをしないと、下手をすると「脱税」になってしまいます。
ここでは深入りしませんが、給料(時給)ではなく業務委託の報酬として受け取っている場合、注意しておいてください。
データ入力の仕事内容
次に、具体的なデータ入力の仕事について紹介します。
「記事」ではないので、基本的に与えられたものをパソコン上で入力していくのがメインです。
1.情報のデータ化
紙ベースの情報を文字データとして打ち込んでいきます。
今は、一度紙をスキャンして文字データとして認識するPDF化をして、そこからコピーするという方法もありますが、文字化けなどもあり、人の手で入力してもらった方が正確です。
2.顧客データの入力
売上伝票や問い合わせがあった人、常連さんなどの顧客データをエクセルなどに入力していきます。
これをもとに、依頼者はDMを送ったりメルマガを送ったり、営業データとして活用するので、正確性が必要になります。
3.アンケート情報入力集計
アンケートの記載内容をデータ入力して集計します。
非常に手間がかかり面倒な仕事で、根気が必要になります。
いい加減に入力すると、アンケート結果が実際と大きく乖離してしまうため細心の注意が必要になります。
4.名刺や伝票の入力
名刺や伝票の内容を入力していきます。
経営に重要な影響を与えるデータですので、他のデータ入力以上に神経を使います。
人名の間違いなどは許されません。
5.テープ、録音の文字起こし
昔からある仕事ですが、録音された音声データを文字に起こしていきます。
完全に一言一句、「あー」「えー」に至るまで文字起こしするケースと、わかりやすく文章に直していく意訳のケースがあります。
6.検索結果の入力
あるワードで検索して、Googleで上位○件に出たアドレスとHPなどを入力していく仕事です。
HPではなく、画像URLの場合の場合もあります。
いちいち検索する必要があるので、根気と手間がかかりますが、特段のスキルは求められません。
在宅データ入力は初心者でもできる?
できます!
データ入力は、本当に決められたことだけを打ち込む仕事なので、キーボードを叩ける人であれば誰でもできます。
記事作成のように文章校正や内容の検索調査、本当かどうかなどを調べる人はがなく、そのまま打ち込むだけなので、知識や分析力などを問いません。
もちろん、ここで慣れて、より単価が高い記事作成に移っていくのもありです。
在宅データ入力はスマホでもできる?
できますが、やや大変です。
「エクセルに入力してください」という場合、スマホにエクセルアプリがインストールされている必要があります。
また、ワードやテキストファイルで納品する場合は、こちらもメモ帳などから打ち込む必要があります。
ちなみに、こちらは「ランサーズ」のスマホサイトですが、ここでできるのは、すでに受けた仕事の管理やクライアントへのメール送信のみで、仕事の検索やタスクは、パソコン版のサイトからでないとできなくなっています。
あくまでスマホは連絡手段という位置づけです。
要は非常に面倒であり、時間もかかります。電車内で入力する場合はスマホでもいいのですが、在宅ワークを考えている場合、データ入力はまだパソコン優位です。
スマホ専用のクラウドソーシングサイトはまだ少なく、「スマホでパソコン画面を見て入力する」という手間がかかります。
タブレットであればほぼパソコンと同じ使い方ができます。
在宅データ入力は学生でもできる?
学生でも問題なくできます。
大学生や専門学生でなくても、高校生でもできるものもあります。
社会人であること、成人していることが条件ではないので、どういう職業、地位の人でも大丈夫です。
ただし、一部のアダルト案件(例えば、風俗店の情報を収集しデータ入力する仕事)は18歳未満の場合はできないかもしれませんが、そういう仕事は非常に少ないので気にしなくてもいいでしょう。
データ入力の在宅ワークの収入の相場
データ入力の在宅ワークは、残念ながらすごく稼げるというわけではありません。
スキマ時間を有効活用して暇をお金に換える、くらいの認識でいてください。1時間当たりの稼ぎで考えると、最低時給に満たないことも多く、稼ぎたいならば普通にバイトやダブルワークをした方がいいです。
相場については、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」を見てみましょう。
スマホだけだとどれぐらい稼げる?
スマホでできそうな仕事は以下のようなものです。
スマホでやるには結構大変そうです。
文字を入力する場合、スマホは予想検索で出てきてしまいますの、誤って違う予想語を選ばないように注意しないといけません。
エクセルファイル(仕事その3)などを使う場合、その手間を考えると、スマホでやるメリットはないと言えるでしょう。
スマホでのデータ入力の場合
- 1件5円~50円
- 1文字0.2円以下
が相場になります。
がっつり稼ぐならパソコンが必要
しっかり稼ぎたい場合、やはりパソコンがないとある程度ボリュームがある案件を請けることができません。
例えばこれは、テープ起こしの案件ですが
70分の文字起こし1000円~1850円という指定があります。
正直、70分の文字起こしが1時間で終わるはずもなく、半日くらいかかるでしょう(一言一句漏らさず、「えー」とかも書くという指定があります)。
時給に直すと500円あればましという感じで、パソコンで行ったとしてもデータ入力だけで最低時給を稼ぐのはなかなか大変です。
- 1件5円~2000円
- 1文字0.5円以下
が相場になります。
スマホとパソコンを使った在宅データ入力を比較表にしてみました。
スマホデータ入力 | パソコンデータ入力 | パソコン記事作成 | |
---|---|---|---|
1件 | 5円~50円 | 5円~2000円 | 100円~数万円 |
文字単価 | 0.2円/字以下 | 0.5円/字以下 | 0.1円/字~5円/字 |
参考までに記事作成も横に置きました。
稼げるのは、頭を使い分析をして他人に読んでもらう記事作成です。
ただ、スキマ時間では終わらない可能性もあり、稼ぐのが主目的ではなく、スキマ時間の有効活用や時間をお金にとにかく換えたいという人は、パソコンでのデータ入力がいいでしょう。
データ入力の在宅ワークをしたい!
在宅ワークのはじめ方
「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトや、「@SOHO」「WEBライターjp」「Indeed」などで探してみるといいでしょう。
ハローワークや転職サイトは「雇用契約」を結ぶ働き方のための求人を探すところで、在宅の業務委託型の案件はほとんどありません。
ランサーズ等のサイトに登録して、サイト内でタスクを行うか、@SOHOやIndeedで個別に業務委託契約を結んで仕事を始めます。
※特にクラウドソーシングサイトについては以下の記事に詳しい記述があります。
コンスタントに仕事を貰うには「ランサーズ」や「クラウドワークス」の「プロジェクト」でデータ入力求人を探すか、個別に結んだ契約で結果を残していきます。
結果を残すと言っても、個人の考え、分析やSEO対策された文章などはあまり関係がないデータ入力です。
何よりも大切なのはこの2点!
- 納期を絶対に守る
- 入力されたデータに誤りがない
単純作業がゆえ、ミスがないよう細心の注意を払って結果を残しましょう。
ミスがない仕事を納期までに納品できれば次の依頼が来ますし、条件(単価等)がよくなり、クライアントから指名が増えるかもしれません。
安全に仕事を貰うならランサーズ
どのサイトからデータ入力の仕事を請け負った方がいいのかわからない場合、まず「ランサーズ」に登録してみてはいかがでしょうか?
ランサーズには3つの大きなメリットがあります。
1.仕事の件数が日本最大級
ランサーズをオススメする最大の理由は、スマホで作業することができる仕事を含めて、データ入力の案件件数で日本最大級の数を誇っていることです。
仕事の件数が多いと自分に合う仕事が見つかる可能性が高いですよね!
「タスク作業」の件数が約400件、データ入力系の仕事もある「ライティングネーミング」のカテゴリーだとなんと73万件!の仕事があります。
ここならば、データ入力初心者の方でもトラブルなく仕事ができ、かつそれなりに稼げる仕事があるはずです。
2.「エスクロー」システムで安全性が大変高い
ランサーズをオススメする一番の理由は「エスクロー」があることです。
「エスクロー」とは、ランサーズが仕事の取引を仲介して、取引の安全性を保証するサービスのことです。
つまり、報酬未払いでクライアントが消えてしまうリスクが回避できます。
正式に書面でデータ入力契約を交わせれば問題ないのですが、ネット上でのやり取りはそういうものを省略して、結局報酬を受け取れないということがままあります。
発注相手と顔を合わせることもなく、ネット上だけで仕事が成立するクラウドソーシングは、支払いを求めて発注者と会うといったことも容易にできませんので、一般的な商取引以上に未払いリスクが高まります。
3.未経験者でも取り組みやすい仕事が充実している
いくら仕事の数が多くとも経験がシビアに問われるような仕事ばかりでは、はじめて仕事へ取り組もうという方にとっては参加しにくいですね…。
しかし、ランサーズであれば、初心者であっても参加できる仕事も充実しています。
特に「タスク」と呼ばれているカテゴリーは、初心者の方でも取り組みやすい仕事が充実しています。
タスクとは、ランサーズのサイト上で直接入力作業が行えるシステムで、身分証明書をランサーズに提示しているなどの一定の登録条件を満たした会員であれば発注者側からの選別を受けずに、誰でも作業に参加できます。
まずこのやり方でデータ入力の要領を掴んでみるといいでしょう。
クラウドソーシングサイトランキング | |||
---|---|---|---|
ランサーズ | 案件数NO.1!最大手のクラウドソーシングサイト | 公式HP | |
クラウドワークス | ユニークな案件が豊富 | 公式HP | |
サグーワークス | 高単価な案件も多数 | 公式HP |
危険なサイトと安全なサイトの見分け方
パソコン(場合によってはスマホ)さえあればいつでもどこでもできる仕事は、例えば育児などで家を空けることができない主婦の方が、家事や育児と並行しながら取り組めるため人気が高いのですが、その人気に目を付けて金儲けをたくらむ悪徳業者(サイト)もあるようです。
実際にあった悪質データ入力クライアント事例
「どんな文でも買い取ります」というサイト(クライアント)は実は高額ライティング講座の勧誘サイトだった!
例えば「今日は晴れですね」、「昨日私は海へ行った」等、日本語として成立しているフレーズであれば必ず◯00円以上で買い取るというクライアントや、データ1件入力○00円!というサイトがありました。
この好条件につられてかなりの方がこのサイトへ登録手続きを行ってしまいましたが、実際には、サイト事業者が運営している高額なライティング講座を受講し、テストに合格しなければならないという条件がありました。
事業者側は高額なライティング講座の受講料を支払わせることだけが目的で、形式上テストを行い不合格にすることで最初から文を買い取る気などなかったのです。
危険なサイト、怪しいサイトの見分け方3つのポイント
ではどうすれば見分けることができるか、3つのポイントをご紹介します。
1.事業者の氏名、連絡先、住所を明示していないサイトは注意
データ入力の仕事を探せるサイトに限らず、お金のやり取りが発生するサイトを利用する場合の鉄則とも言えますが、サイト運営事業者の氏名や会社名、連絡先、住所などが明示されていないサイトは絶対に利用してはなりません。
2.事前にお金を要求されるサイトはNG
仕事を受注し、報酬をもらっていない段階、例えば登録時などにサービス料や研修費と称してお金の支払いを求めてきたら危険なサイトと判断して構いません。
3.業務内容詳細を説明していないサイトもNG
データ入力、特にスマホ上で手軽に、簡単に行える仕事は誰でも取り組みやすいため、通常高額な報酬にはなりません。
また、高額な報酬が発生する仕事であれば、支払う発注者にとってもリスクが大きくなりますので誤解やトラブルが生じないよう業務内容を詳細に説明するものです。
楽?きつい?実際にデータ入力の在宅ワークをしている人の口コミ評判
最後に実際に在宅でデータ入力をしている人の口コミをまとめてみました。実際のところはどうなのでしょうか?
プログラミング再開までのリハビリも兼ねて、まずはデータ入力のバイトからチャレンジしてみようかしら。在宅かつPC関係で自分のペースでってなると他にあるかな…
収支を黒字にもっていきたいけど、とりま収入0を脱出したい。2年後、黒字になってればいいやくらいの気持ちでいこう。
— みかづき@U2C管理人(一応やってます (@yagyu_mikazuki) March 16, 2019
ご存知の方も多いと思いますが、私は在宅データ入力の仕事してます。出来高制ゆえ、昼間だけでは足りず、夜もちびこが寝てから明け方まで??の奴隷でした。が!流石に無理が祟り(若い頃とはチガウンダセ??)仕事の出来が悪過ぎて夜の時間をカット!
何年かぶりにぐっすり眠る日々。頭が超クリアに— ふたば?? (@futaba_niji) January 28, 2019
夜3時間のパートのために車で往復1時間の通勤をする友達は、母子家庭の母。
パートに行く前に子供が泣いてかわいそうと言う。
在宅ワークはどうだろか?ちょっと調べてみたら、スマホでもできるアンケートとか、データ入力とか。1日2時間で月3万円程度か。
あいた2時間で息子とご飯食べれるなー— ヤマシタショウタ (@kusataropapa) January 23, 2019
私もブログを書けない期間でも、パソコンを使ったデータ入力の在宅ワークを3年ほど続けています。
小さな力でも必要とされているという実感に何度も救われています。 https://t.co/dmmWLWvuJo— Kanami(かなみ) (@kanamii_jp) December 2, 2018
元SEの立場でクラウドワークスからデータ入力系の在宅ワークを拾ってくると「この作業はこのツールで簡便化できるな」の連続でチョロい
— なまやかちゃん(水を吐くナマコ) (@namayaca) September 9, 2017
口コミを見てみると、「稼ぐ」とい意味ではそこまで稼げないようですが、子育て中の主婦の方や病み上がりの方のリハビリとしてはうってつけだと言えます。
またシステム系の人だと、ほぼ自動でデータを収集→入力することもできるようで、お気軽なバイトとして小遣い稼ぎができます。
本気で稼ぐのではなく、スキマ時間の有効活用のためには、在宅データ入力がおすすめだということがわかります。
副業で稼げる!安全な在宅ワークの探し方 まとめ
まとめ
- データ入力は誰でもできる在宅ワークの1つ
- 与えられたデータの入力や簡単な検索結果の入力でOK
- 自分で考えたり分析したり文章を考えたりする必要はない
- 行うのは自分のパソコンが必要
- 単価は安く1件数円~100円程度なので数をこなす必要がある
- 納期を守り正確にデータ入力するのが仕事以来のコツ
- 悪質なサイトに騙されない、仕事前にこちらがお金を払うことはあり得ない
- 大手クラウドソーシングサイト「ランサーズ」ならばリスクが低い
- スマホでできるものがあるが手間がかかり単価も低めである