老後の生活って不安が多いですよね。
定年後も余裕を持って老後生活を満喫したい!でも年金では無理。
言いたくなる気持ちは分かります。
歳をとって体力が衰える人もいれば、若者顔負けのレベルで働ける高齢者も少なくありません。
それなのに、どの求人を見ても「年齢:~50歳、65歳まで」という年齢制限と書いていることが多いです。
しかし定年後だからこそお金が必要になるケースもあります。
貯金や年金だけではない収入を得ることは、老後の生活はもちろん精神衛生的にも必要不可欠な要素です。1発奮起してフランチャイズなどの独立セミナーにでる方も多くいます。
●老後はどのくらいの生活費が必要なの? ⇒コチラ
●定年後や老後でも働ける仕事や業種は? ⇒コチラ
●老後で働くのに有利な資格 ⇒コチラ
●老後に仕事を請ける方法とコツ ⇒コチラ
●シニアにオススメの求人サイトも徹底解説! ⇒コチラ
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老後に必要な生活費から定年後に必要な給料はどれぐらい?
定年退職後に必要となる1カ月あたりの支出はどれくらいかご存知でしょうか。
もちろん家族人数や生活スタイルなどによっても異なりますが、夫婦2人暮らしなら収入額として20万円前後はほしいところです。
月によっては余分な出費が発生する場合もありますし、高齢になると病院のお世話になる確率も高くなるでしょう。
各種保険があるとはいえ、老後も毎月貯金できるだけの収入があるに越したことはありません。
また老後にも仕事を続けることで、足腰が弱るのを回避でき認知症防止にもつながりやすくなります。
私でもできるだろうか…
実際にどんな仕事があるのかご紹介していきましょう。
定年後や老後でも働ける仕事・業種とは
一般的に老後というと年金のみで生活しているイメージが強く、仕事から解放されて自由な余生を過ごせると思っている人もいるでしょう。
また特定の資格を持っていれば有利になる仕事もあるため、その点についても触れていきます。
なお定年後などの高齢者の雇用形態に関しては、原則「アルバイト」か「業務委託」です。
定年退職後に正社員での仕事は基本的に難しいと考えていいでしょう。
50~60代を積極的に採用している会社が多い業種としては、以下のような分野が挙げられます。
【老後でも続けられる業種・仕事】
やることは自宅でもやっていることなので、内容的にも覚えやすいのでしょう。
タクシー運転手
賛否両論ともに多数の声があったのが、このタクシー運転手という仕事です。
40代後半以上の中高年層でも転職しやすく、高齢者であっても稼ぎ続ける方がいます。
しかし、タクシー運転手は良くも悪くも「腕次第」。
泥酔客に対する対応や地理的な知識、運転を続ける体力と精神力などが問われます。
タクシー運転手は高齢者が転職しやすい仕事として需要があるものの、稼げる人と稼げない人の間には2倍以上の差があることも珍しくありません。
例えば、東京都内のタクシー運転手の平均年収は400万円と言われていますが、上は800万円を稼ぐツワモノから、下は200万円台まで存在するのが実情です。
頭の回転も良く、体力面でも有利な30代から40代前半のドライバーに比べると、年を取るにつれて不利になることも考えられるでしょう。
門戸は広くとも、稼ぎ続けるのは簡単ではないといえそうです。
また、若手タクシー運転手の増加により競争が激しくなり、相対的に高齢者の居場所が減ることも懸念として挙げられます。
またアルバイトでも歩合制を導入している会社があるので、上手くやれば正社員並みに稼ぐことも不可能ではありません。
単純計算で時給1000円の週に3日で1日6時間勤務なら、月に約7万円前後の収入になります。
時間や体力に余裕があるのなら、日数や勤務時間を増やすことも可能です。
それなら月に10~15万円の収入になります。
年金受給者ならそこに年金も加わるので、夫婦合わせれば合計で30~35万円は入ってくるでしょう。
これだけの収入があれば、老後でも貯金を切り崩すことなく生活を送ることができます。
最近はタクシードライバーになりたい人専用の求人サイトなども増えてきているので、興味がある人は以下の記事を参考に求人を探してみてください。
清掃員
タクシー運転手と同様に高齢者であっても転職しやすい仕事に、清掃員があります。
しかし清掃員は収入が低い傾向にあり、清掃員のみで生活を成り立たせることは厳しいのです。
清掃員の平均時給を調べてみると、東京都こそ1004円と1000円台をキープしているものの、大都市圏を離れてしまうと一気に700円台まで落ち込んでしまいます。
年金を受給できている現役の高齢者であれば生活を成り立たせることは可能ですが、20年後、30年後に日本の年金制度が現在の水準を保っている保証はどこにもありませんよね。
むしろ、現在20代から30代の人間は、「果たして生きている間に受給できるのか」という点が話題にあがるほど。
マンション管理人(夫婦住み込みなど)
都市部では一軒家よりも分譲マンションや賃貸マンションのような集合住宅に対する需要が高くなっています。
それに比例するように、マンション管理人の求人が掲載されることも多いのです。
マンション管理人のうち高齢者向けのものとしては、住み込みの求人が挙げられるでしょう。
例えば60歳や65歳で会社を定年退職し、その後に夫婦で住み込む形で勤務するという例があります。
その場合、家賃はもちろんのこと、水道光熱費の一部も雇い主側の負担となり、一見待遇が良い仕事のように見えますよね。
しかし、職場と住居が同一ということは、裏を返せばプライベートの時間が侵食されるということにも繋がるのです。
加えて、住民から要望やクレーム対応など、精神的な負担になる内容も少なくありません。
報酬面も、夫婦二人分ということで考えるとそれほど恵まれていないケースがあり、この仕事を終の棲家としてしまうのはリスクが伴うように感じます。
参考:現場従業員の年齢構成比(総務省「労働力調査より」) 一般社団法人マンション管理業協会
警備員
ときに「楽な仕事」として紹介されることもある警備員の仕事ですが、実際は体力と忍耐力が必要です。
また、勤務する現場にもよりますが、時間帯が不規則になりがちな側面もあります。
特に最近はセキュリティに対する意識が高まっているため、従来よりも警備に求められる内容が高度化し、肉体的にも精神的にも負担が大きくなる仕事と考えられるでしょう。
IT技術への対応や警備体制の厳重化など、高齢者が定年退職後にのんびり勤務できる仕事、という内容ではなくなっていくと予想されます。
また、有事の素早い対応という意味で考えても、高齢者より若手の人材を育成するケースが増えていくでしょう。
家事代行
女性の方でしたら、家事代行サービスやベビーシッターに登録するのが一番無理なくスキルを活かせる仕事かもしれません。
家事や育児を何年もこなしてこられたシニア女性なら、多くの方がかなりの家事スキルや生活の知恵をお持ちでしょう。
そのため50代や60代で資格を持っていない女性でも問題なく働くことができ、定年のない仕事でもあるので安定して無理なく稼ぐ続けることが可能です。
しかも近年は共働き世帯や単身世帯が増え、家事代行のニーズは確実に存在します。
時給も一般的なアルバイトやパートよりも高く設定されていることが多いのでおすすめです。
基本的に「契約した家事」のみを行えばよいので、体力面に自信がないシニアの方でもできる範囲の家事で契約すれば問題ないでしょう。
飲食業
マクドナルドなど大手飲食チエーンがシニア枠でのアルバイト採用を積極的に進めているのはよく知られていることです。
しかし、それ以外でも意外な理由でシニア層を積極採用している企業があります。
シニア積極採用例1.熟練の技を演出?
例えば、客席から調理場が見える形式のレストランの場合。客から見て、若者が調理するよりも歳を重ねた人が調理している方が、熟練の技で調理しているように錯覚して美味しく感じるそう。
その思い込みを利用してブランド価値を高めるために未経験のシニアを積極採用している企業もあるのです。
シニア積極採用例2.早起きは三文の徳?
シニアが早朝に強いという特質を活かした雇用例が弁当工場の早朝勤務です。年齢を重ねた人は往々にして早起きの方が多いのですが、若い人ほど朝に弱いもの。寝坊でしょっちゅう遅刻してこられるとたまったものではありません。シニア層は責任感が強い方が多いので、遅刻や無断欠勤のリスクも回避できます。
早起きで仕事への責任感も強いシニア層は、早朝から稼働している弁当工場にとって、非常に心強い味方といえます。
もちろん働く側にとっても、早朝勤務は一般的な時間帯よりも高い時給に設定されている事が多いためメリットがあるのです。
老後で働くのに有利な資格
これは老後の仕事に限らないことです。
高齢者でも働ける職場は、元々資格を必要としない業務が基本なので、資格がないと就けない(あるいは有利になる)という仕事自体が少ないのです。
資格が必要な仕事に就く人以外にとって、資格が就職に有利となるケースは稀と言えます。
資格取得にかかる費用、難易度などを総合的に考えると「ぜひとも取得しておくべき資格」とオススメするには無理があるかも知れませんね。
現実問題としてシニアの仕事に役立つ可能性がありそうな、これらの資格をご紹介しましょう。
●フリーランス・独立開業も可能な職種に役立ちそうな資格
●資格取得の難易度が高くないと思われる資格
第二種自動車運転免許
先述した「タクシー運転手」などの仕事に就きたいと考えているのであれば、第二種自動車運転免許は取得しておいたほうがいいでしょう。
調理士・栄養士
定年退職後に自分のカフェや飲食店を起業するつもりなら、調理士や栄養士の資格を持っておくと役立つかもしれません。
調理師
飲食店・惣菜販売店・給食施設などで2年以上の実務経験を経たのち、調理師試験に合格することが条件。合格率は比較的高い部類です。
栄養士
高卒以上で栄養士養成施設で最低でも2年以上学ぶのが受験の条件です。栄養士として実務経験を積んだあとに管理栄養士の試験を受けることも可能。
クリーニング師
クリーニング師は国家資格。合格率は60%前後ですので、比較的合格しやすい資格と言えそうです。
クリーニングの仕事はシニアでもやりやすい仕事だと言えます。割合年齢層が高めの求人も多いので、この資格を持っていると再就職の際にも有利かもしれません。
整理収納アドバイザー
部屋が片付かない原因を見つけ、考え、解決に導く片付けのプロのこと。「断捨離」という言葉が世の中に浸透し、片付けは必要と分かっていながらもどうやって整理したら分からない人が多い現代。
整理収納アドバイザーの資格は今とても人気です。部屋の収納・片付け全般の知識が学べます。この知識は家事代行で役立つ可能性があります。
マンション管理士
マンション管理組合の様々なトラブルを解決したり、適切なアドバイスを行うことが主な業務。国土交通省が認定する「国家資格」の一つでもあります。
受験資格に年齢や学歴は関係ありませんので何歳でも受験は可能です。
※ただし合格率は非常に低く、8%前後です。
マンション管理人になるのに必ずしも必要というわけではありませんが、持っていると有利かも知れません。
シニアクラウドソーシングで在宅ワークを行う
今の世の中は人手不足が叫ばれながらも、まだまだ働ける高齢者に十分な仕事が行き渡っていません。そして、働く意欲はありながらも体力的には衰えていく一方のシニア層に用意されているのは、よりによって体力仕事という皮肉な現実。
そこでジョブシフトが提案するのは、シニアの方こそデジタルスキルを身につけるべきだということ。
それぞれの業界で活躍されてきた経験や知識を、クラウドワーキングという方法で活かすことが出来るのではないでしょうか。
例)
●看護師の仕事をしていた人が看護についてのライターをする
●元教師が教育についてのブログを立ち上げる 等..
シニア世代はパソコンが苦手な方も多いと思います。しかし、「シニア世代の経験値」+「パソコンのスキル」=「無限の可能性」を秘めています。
ここ数年でネットを介して仕事の受発注ができる「クラウドソーシング」が一気に広まりつつあります。
業務の内容はさまざまですが、年齢・性別・地域を問わず仕事を請け負うことが可能です。
オススメは日本最大級のクラウドソーシングであるランサーズです!
必要なものは基本パソコンとネット環境、あと業務を遂行するのに必要なスキルのみ。
得意不得意はあると思いますが、パソコンスキルがある人なら老後の生活費を稼ぐのには最適な方法と言えるでしょう。
スキルが無い場合も、なにか目標を立ててIT系の資格や試験にチャレンジしてみては?実際に触ってみると案外、苦手意識が解消できるかも知れませんよ。
【初心者におすすめのIT資格】
●パソコン検定試験
●microsoft office specialist
上手く稼げる人であれば、月に30万円以上の収入を得ることも不可能ではありません。
【個人事業主として仕事を請け負う】
クラウドソーシングで仕事を請け負う場合も立場は「個人事業主」となりますが、内容としては業務委託です。
業務委託はクラウドソーシングに限らず、一般企業との間でも契約は結べます。
固定費や完全歩合制など、報酬制度は企業との契約によって異なりますが、現役時代に広げた人脈などを活用すれば一定の収入にはなるでしょう。
ただ自身で交渉・手続きなどを行わなければならないので、そういう業務が苦手な人には向いていないかもしれません。
このような場合のためにも、リサーチや目標設定、経営全般に対する知識を学んでおくことが大事なのです。
Lancers(ランサーズ)
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60歳~70代でも働きたい!老後の仕事を探す方法
では、実際に中高齢者が仕事を見つけるための方法についてご紹介しましょう。
シニア向けのアルバイト求人の探し方から派遣に登録する方法までを幅広くピックアップします。
求人サイトから応募する
老後のアルバイトを探すなら、シフトワークスというアルバイト求人サイトがおすすめ。年代別のおすすめ求人が探せます。
どんな仕事でもいいから手っ取り早くシニア向けの求人が見たい!という方にはとてもオススメです!
シフトワークスのサイト内で「60代~(シニア)活躍中」の条件でも絞り込めます。こちらのやり方でも見てみましょう。
派遣スタッフとして派遣会社に登録する
アルバイトと比べると安定性は劣りますが、派遣スタッフとして働く方法もあります。
業務内容は現場によりけりですが、主に肉体労働が中心と考えていいでしょう。
日雇いや週雇いなどさまざまですが、日程の融通性は高いのがメリットです。
関連記事:はたらこねっとの評判と口コミ
こちらの会社では60代の方が活躍しています!シニア活躍中の企業は意外とたくさんあるので探してみてもよいかもしれませんね。
老後の収入源を作っておくことも大切
ただ、中には働くだけの元気や気力がないという人も多いと思います。
そんなときにまた「中高年向けの求人で仕事を探して働いてください」と言われても困ってしまうでしょう。
でも年金だけでは生活が苦しい…。
例えば現役時代に賃貸用不動産を購入しておき、定年と同時にローンが完済できるようにしておけば、上乗せの収入となります。
あるいは国民年金・厚生年金に加えて、確定拠出年金にも加入するなどの方法もありでしょう。
このような定期収入を得る方法はいくつもあり、調べれば他にもさまざまな手法が見つかります。
シニア世代にオススメのサイトランキング
シニア世代の仕事を探すのにオススメのサイトをご紹介します。
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派遣では日本最大級の求人情報サイト。事務系の求人を中心に多種多様の業種があります。
老後こそ「資格」よりも「知識」と「技術」を!
さまざまな仕事や資格を紹介いたしましたが、本気で「老後はこの仕事に懸ける!」という気概がなければ、どの資格も取得しただけで終わってしまいます。
パソコンを使いこなせるようになり、ブログやアフィリエイトなどに挑戦するシニアの方々も最近は確実に増えてきました。しかし、リサーチやマーケティングを疎かにしているとあっという間に足元を救われてしまいます。
パソコンのスキルを上げることと同時に「マーケティング」についても徹底的に学んで戦略を立て、目標を定めるようにしましょう。
これは老後に他の分野で起業する場合でも同じことが言えます。調理師免許を取得して飲食店を開業しようとしている人も、相当の努力と覚悟が必要ということを覚えておいてください。
また、新たな仕事に再就職しようと考えている人も同様です。