この記事に関わってくれた税理士:大河内薫@税理士
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日本一売れてる税金本の著者
税理士に対する中途採用では毎年大変堅調なニーズがあります。
しかしながら、税理士の求人数は時期によって大きく様変わりします。
税理士業務にはほぼ共通した繁忙期等があり、こうした時期的要因が税理士の求人件数と大きく関わってくるからです。
ではどの月が税理士にとって転職のベスト月となるでしょう?
この記事では税理士の転職にベストなタイミングを、税理士転職にオススメの転職エージェントと併せてご紹介します。
税理士の繁忙期と絶好の転職・就職時期を紹介
税理士の繁忙期とは
冒頭でもお伝えしたとおり、税理士の最適な転職時期は税理士の繁忙期と大きく関わります。
では税理士業務の繁忙期とはいつなのでしょうか。
税理士の繁忙期は12月から5月までの約半年に及ぶという見方もあれば、3月から5月の3ヶ月間が繁忙期とする見方もあって、
結論としてはどちらも正しいと言えるんだって。
12月は年末調整のシーズンであり、1月は償却資産の申告期限月です。
2月中旬から3月にかけて個人事業主を中心とした確定申告のピークとなり、3月下旬から5月にかけては3月末決算の法人企業の申告業務がピークを迎えることになります。
税理士事務所によっては業務の集中を避ける目的で、3月決算以外の法人企業との取引に力を入れている税理士事務所なども増えつつあります。
従ってどの税理士事務所も従前ほど3月から5月がピークとまでは言えなくなりつつありますが、依然として3月決算の法人企業が多いのは事実です。
従って繁忙期については
3月決算の法人企業を多数抱える税理士事務所にとって「中でも特に忙しい時期が3月から5月」
とまとめることができます。
税理士事務所の求人が増えるのは8月だが・・・
12月中旬頃から5月末にかけての繁忙期は税理士事務所側が面接対応や採用後の研修、業務引き継ぎなどにじっくり時間を割ける余裕がなさそうだよね…。
ということは、繁忙期は税理士の求人が積極的に行われない時期ってことか。
では6月から11月にかけてはどうかと言いますと、税理士事務所は6月からじっくりと応募者の選考や採用に取り組める余裕は生まれますが、6月、7月については求人数はそれほど増加しません。
なぜなら6月、7月は8月に行われる税理士試験に向けて直前の追い込みシーズンにあたり、科目合格者が就職活動を控えるためです。
その結果、科目合格者を含めた税理士求人が急増するのが「8月」となります。
8月の試験を終えて手応えがあった科目合格者が就職活動に乗り出してくるため、この期に合わせて多数の税理士事務所が求人をかけることになります。
従って8月は税理士の皆様にとって転職しやすい月であることは間違いありません。
しかしながら8月が年間で一番の転職月とまでは言えません。
その理由は二点あります。
【なぜ税理士求人が最も増える8月ではダメなの?】1.税理士試験から開放された科目合格者が一斉に就職先を探し始めるのが8月であるため、求人も多いが求職者数も大変多い月である。
2.8月が求人シーズンであることを税理士事務所も知っており、人材の奪い合いになりやすいこの時期を避けて求人を行おうとする税理士事務所が徐々に増えつつある。
転職のベストシーズンは「11月」・その理由は?
税理士事務所は12月の後半あたりから徐々に忙しくなることから、忙しくなる前に人材確保すべく、税理士事務所が求人をかける二番目のピークが11月に到来します。
しかも繁忙期突入直前という時期であり、求人を出している税理士事務所側も繁忙期までに採用を終えたいという切迫性が高いため、良い採用条件を獲得しやすいからです。
また、11月であれば、仮に翌月まで転職活動が長引いたとしても求人はまだありますので、慌てずに就職先を選ぶこともできるからです。
11月より12月の方が求人は多少減るものの、12月前半までは多忙ではないため、ギリギリまで税理士の獲得に動く税理士事務所の求人が12月前半までならかなりあるからです
現役税理士の大河内薫さんに転職事情をインタビュー
Twitter:https://twitter.com/k_art_u
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プロフィール
㈱ArtBiz代表/日芸出身/スーツを着ないクリエイターに優しい税理士/税知識をカジュアルに発信/いま日本で一番売れてる税金本 #フリーランス税本(漫画) の著者/発売4か月で3万6千部/#次世代士業サロン
BIG4といわれる大手税理士法人に入るには?必要な条件は?
税理士の年収水準について。転職先によって年収は違う?
※(会計事務所・税理士事務所・税理士法人・一般企業の経理部門・コンサルティングファーム)
ただしやはり例外はあって、たまーに凄く小さな会計事務所が、掘り出し物のような感じで年収が高いということはありますね。
働きながら資格を取った場合、未経験でも転職できる?
税理士の転職は何歳ぐらいまで可能?
ただし、例えば「税理士資格あり」や「業界経験10年以上」というようなスペックの場合は、40代でも引く手あまたかと思います。
大河内さんから転職先を決める際のポイントアドバイス
税理士にオススメの転職サイト・エージェントランキング
多忙な税理士の皆様が転職活動を行う場合、ご自身で転職求人サイトを使って求人を探す方法は決して効率的とは言えません。
待っているだけで求人企業の紹介を得られ、手厚い転職サポートも受けられる転職エージェントを利用することがオススメです。
数ある転職エージェントの中で、税理士の皆様へ特にオススメのエージェントはこちら。
第1位:マイナビ税理士
学生時代にお世話になったという方も多いと思われますが、マイナビ税理士は就職情報サービスの二大巨頭の一社であるマイナビ社が税理士専門で転職支援行っているエージェント事業です。
従って事業者としての信頼性や実績、経験は申し分ありません。
キャリアコンサルタントの質が高い
利用者満足度を重視している
マイナビ税理士の特徴ですが、一番はキャリアコンサルタントの資質が高いことです。
マイナビ税理士は税理士業界に精通し、尚且つ転職支援で豊富な実績を有する、マイナビ社の中でもベテランの専任コンサルタントが、税理士の皆様に対してプロフェッショナルな支援やサービスを提供します。
また、マイナビ税理士のもう一つの特徴は大手企業にありがちな良く言えば合理的、悪く言えば機械的なサービスとならないよう利用者満足度を重視していることがあげられます。
つまりプロフェショナルなサービスだけでなく、細部まで行き届いた人間味のあるサービスを提供することも同社は徹底しています。
もう一つ特徴をあげるなら、マイナビ税理士を利用している求人企業の充実ぶりです。
BIG4を初めとした大手税理士事務所から中小に至るまで、非公開案件を中心に多数の求人企業数を誇っているのもマイナビ税理士の強みと言えます。
第2位:レックスアドバイザーズ
REXアドバイザーズは、税理士・税理士科目合格者向けの転職求人サイトです。
会計職専門の転職支援エージェントで、非公開求人多数・転職満足度97.5%と実績のあるエージェントです!
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また、対応も丁寧で在職中でも利用しやすいと高評価です。
求人の質も高く30~40代の実務経験のある方にはおすすめの転職エージェントです!
第3位:人材ドラフト
人材ドラフトは、日本最大級のマッチングサイトです。求人は、税理士・会計士、経理・財務・税務担当者専門で正社員の他にもパート・アルバイトの求人情報もあります。
さらに未経験可能の求人もありますので、初めての方におすすめなサイトです。
業界トップクラスの求人数
経理・財務・税務会計分野の就職・転職に関するノウハウも豊富
信頼性を大切にした一貫したサポート体制
人材ドラフトで就職・転職した方の退職率は2%
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多くの登録者がいるのにもかかわらず、退職率が驚きの2%!!
これは、丁寧なカウンセリングで1人1人のキャリアプランをしっかり把握しているからこそできることでしょう。
第4位:会計求人プラス
会計事務所、税理士事務所など会計業界への就職・転職を強力サポートする求人サイトです。
未経験者OKの求人も多く、正社員、パート・アルバイトなど雇用形態もさまざまな求人があります。
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スカウト機能あり
WEBやメールのみで企業とコンタクトがとれる
会計系の求人サイトでは珍しいスカウト機能があるのが1番のポイントです。アピールポイントを予め登録しておくことによってスカウトを受けることが可能です。
また、変わった特長でいえば「異名で登録」でできます。
個人情報の流出を回避するしたり、在職中の方でも気軽るに登録することができます。(異名での登録でもスカウトを受けられます)
参考:日本税理士会連合会/国税庁
法会労のポイント/全労連・全国一般東京地方本部 法律会計特許一般労働組合
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