WEB面接やスカイプ面接11のマナー!場所やスマホでやる時の準備、注意点を紹介!

WEB面接のやり方

「面接は会社に行き対面でやるもの」というイメージがありますが、最近の面接は対面ではなく、WEBやスカイプなどを使って、双方離れた場所で面接をする方法です。通常の面接とは違う「攻略法」「マナー」が必要になる場面も出てきます。

今回は新しい面接方法である「WEB面接」「スカイプ(Skype)面接」について、そのポイントを考えたいと思います。

この記事でわかること

  • カンペを使って面接を受けるメリット
  • 普段の自分をだせる!リラックスできる
  • 採用側も応募者も最終面接などの工数は省ける

 

WEB面接・スカイプ面接とは?

その名前のとおり、WEB上のインターネット回線を使って行う面接です。それでは、電話と変わらないのでは?と思われるかもしれませんが、WEB面接最大の特徴は、パソコンについているカメラを利用するため、音声だけではなく、お互いの(特にこちらの)姿も見えてしまうということです。

つまり、TV電話を使った面接とほぼ同じなので、いい加減な髪型や服装をしているとバレてしまうということです。音声だけではなく、実際に近くにはいないものの、表情や姿勢がわかるため、迂闊な態度を取ることができません。

WEB面接には

・専用回線を使ったもの(その企業オリジナルソフト)
・Skypeを使ったもの
・Chatworkを使ったもの(Chatworkとはビジネスで使うSkypeに似たソフトです)
・Facebookを使ったもの
・LINEを使ったもの

などが考えられます。あまり知られていませんが、Facebookでも通話やTV電話ができるんですね。LINEで通話している人は結構多いですが、スマホやPCのカメラで映像を見ながら会話もできます。

ただし、FacebookやLINEはプライベートなことに使うことが多いので、この段階で企業に自分のアカウントを教えて・・ということは稀で、実際には、専用回線かSkypeを使うケースが多いでしょう。

その場合、ビデオ会話の仕方はこうなります。

パソコンを利用するケース

パソコンの前に座り、ヘッドセット(イヤホンとマイクが一緒になったもの。電話のオペレーターの人が身に着けるもの)を装着して会話をします。

スマホを利用するケース

スマホを耳にかけず、自画撮りをするときのような感じで、自分の顔が見えるようにして話します。

採用面接ですので、実際にはスマホではなくパソコンを使ったWEB面接になることが多いでしょう。スマホで行い、変な姿勢で話させるくらいならば、実際に面接したほうが表情などがわかりますからね。

WEB面接やスカイプ面接11のマナー

WEB面接・スカイプ面接のマナーを図解

マナー1 服装は対面面接と同じくしっかりとスーツで決める

「私服で」と指定がある場合は別ですが、そうでない場合は男女ともに、対面面接と同じように服装はスーツを着て臨みましょう。パジャマなどもってのほかです。

女性の場合、「メイクしなくてもわかんないんじゃ?」と思うかもしれませんが、対面面接よりもよほどWEBカメラの方が近いわけですから、しっかりメイクを決めてください。

マナー2 カメラに変なものが映っていないか気を付けましょう

顔や上半身がカメラに映る中心になりますが、部屋の様子が映ってしまう可能性も否定できません。つまり散らかっている様子や、アイドルなどのポスター、趣味のフィギュアなどが映ってしまうと、ちょっと困ったことになりますよね(即NGとはならないでしょうが)。

しっかり片づけをして、カメラの背景は壁だけ、という環境を作ってからWEB面接に臨みましょう。

マナー3 周囲の雑音に注意

WEB面接で使うマイクは、自分の声だけではなく、周囲の雑音も結構拾ってしまいます。テレビや音楽CDをつけたままで面接をしていると、その音も拾ってしまう可能性があります。

当然、そんな音が入ればマイナス評価になってしまいます。ご実家で家族と暮らしている場合は、WEB面接の時間は掃除機をかけないでほしいなど、音を出さない配慮をするようにしてください。

マナー4 Skypeなどのアイコン画像、プロフィールに注意

専用のWEB面接用ソフトならば問題ありませんが、SkypeやFacebookなどを利用し、すでに私用のアカウントを持っている場合は、そのアイコン写真や誰でも見られるプロフィール文に注意してください。

「アイドルの写真」や「アニメアイコン」は避けて、無難な風景画か自分の写真、デフォルトの何もない白紙にしておくのをおススメします。

趣味全開のプロフィールも削除するか、Skypeならば「○○会社の面接がんばります!」みたいにさりげなくアピールできるように変えておくのも手です。せっかくですから、自己PRにつながられるよう、ここは変えておきましょう。

マナー5 「カメラ目線」は自然な感じで

WEBカメラに目を合わせない、逆にカメラをガン見してしまうと、先方が受ける印象が悪くなります。とはいえ、芸能人でもないので「自然なカメラ目線」というのはなかなか難しいのですが、少なくともカメラに全く視線を合わせないということはやめましょう。

せっかくリラックスできるWEB面接なのですから、人の顔が見えないことをポジティブに捉えて、恥ずかしがり屋さんも前を向いて面接を受けましょう。

マナー6 カンペはOK。ただし手元に置かないように

会社の会議室にいないのですから、カンペを用意しても構いません。せっかく自室で面接を受けるメリットを最大限享受しましょう。ただ、手元にカンペを置いて下を見るのはNGです。パソコン、目線の延長にある壁に貼り付けたり、パソコンの画面に「メモ帳」などに書いたりして貼り付けておきましょう。

会社への質問(案)や、自己PRなど、カンペがあればよりスムーズに、かつ的確に(あやふやな知識ではなく)話すことができるはずです。

マナー7 携帯電話の電源はOFFかマナーモードに

WEB面接中に携帯電話が鳴らないようにしておきましょう。通常の対面面接ならば注意することですが、自分の部屋で行うため意外と忘れがちになります。
最低でもサイレントモードでバイブもならないようにしておきましょう。

着信音が鳴ったら最悪です。リスクヘッジのためには電源を切っておいた方がいいでしょうね。

マナー8 パソコンの他のソフトはシャットダウンする

マナー7と似ていますが、パソコン上の他のソフトは落としておきましょう。メールの着信音や、間違ってYouTubeなどが起動してしまったら相手の心証は悪くなります。

「お前、この面接どうでもいいのか!」と言われてしまっても言い返せませんよね。真剣度をアピールするためにも、この時は面接会場と同じ環境を自分で作らないといけません。面接会場でスマホをいじっている人なんていませんよね

面接に集中すべく、他のソフトはすべて落としておきましょう。

マナー9 事前に回線や音声のテストをしておく

パソコンでもスマホでも、ミュート設定になっていて、相手の声が聞こえなかったということはあってはなりません。また、ネットの接続環境、Wi-Fi設定なども事前によく確認しておいてください。

スマホでWEB面接を行う場合で、Wi-Fiが途切れがちならば、その時間だけ「4G/LTE回線」にしておくのも一つでしょう。面接時間くらいならば容量をオーバーすることはないはず。あくまで、面接の成功を第一に考えてください。

マナー10 お礼メールをすると好感度アップ

面接終了後はお礼のメッセージを送るといいでしょう。

Skypeならば、チャットでお礼を書いてもかまいませんが、
「チャット=話し言葉」と「メール=手紙、文書」は違うので、人事のメアドを知っているならばそちらにメールしておきます。

知らないならば、テレビ電話のチャットでも構いません。

マナー11 挨拶はすべての基本!面接会場にいるのと同じで

最後は挨拶です。
友人とチャットやLINEをしているわけではなく、れっきとした面接ですので、開始時と終了時には「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」とあいさつを忘れないようにしてください。
頭も必ず下げてください。
家にいる感覚でうっかり礼を忘れてしまう人がいます。しっかりカメラに撮られていて、しかもデータとして保存されることを忘れないようにしてください。面接会場が家であるだけで、あとはすべて対面面接と同じです。

web面接を検討している方は、合わせて以下の診断ツールを利用してみるのもオススメです。

30秒ほどで終了する会員登録をすれば完全無料で利用できます。540万人が登録しているdodaが用意しているので、精度も非情に高いです。

【30秒で登録完了】DODAで適職診断を試してみる   

WEB面接をスマホでやる場合の注意点

スマホは必ず固定する

コロナウィルスの影響もあってWeb面接を行う企業が増えていますが、その時に散見されるのがスマホを片手でもって面接に望む人です。

それでは画面が安定せず、場合によっては上目遣いや面接官を見下ろす形になるなど心証は決してよくありません。

そのため、スタンドに立てかける、後ろに箱を置くなどしてスマホは必ず固定した上でWEB面接に望んで下さい。

イヤホンマイク(ヘッドセット)があれば利用する

当然ですが、内蔵マイクやスピーカーと比較してイヤホン(ヘッドセット)は音質が良いです。

そのため、使用することで面接官の言葉を聞き逃さずに済むので、質問を繰り返して心証を下げてしまうリスクもありません。

また、イヤホンマイクであればこちらの声も相手にクリアに伝わるので、「何言ってるかよくわからないな…」という理由で心証が悪化し、不採用になるリスクを下げることができます。

イヤホンを付けているのは失礼じゃないかと思う方もいるかもしれませんが、WEB面接では面接官もイヤホンマイクを付けているケースが多いです。

どうしても気になる方はワイヤレスタイプの物を選び、髪の毛で隠してしまえば相手からはイヤホンを付けていることが分かりません。

背景に気をつける

先程も軽く紹介しましたが、背景には面接に不釣り合いな私物が写り込まないようにしましょう。

家だとどうしても家具や私物が映り込む場合は、大学内の自習室やコワーキングスペースをレンタルするなどしても良いです。

特に上記の場所は自宅と違い回線も安定しているので、WEB面接の最中に回線が落ちて企業側に迷惑を掛ける心配もありません。

WEB面接やスカイプ面接のメリット、デメリット

WEB面接・スカイプ面接のメリットとデメリット

最後に、WEB面接を行うメリットとデメリットを簡単にまとめておきます。

今後、こうした面接の需要はどんどん高くなっていくはずなので、この形式をあらかじめ知って、慣れておくことが重要になります。

応募者側のメリット

1.時間や場所が関係ない、移動時間がかからない

家で面接できますから、会社に行く必要がありません。また、本社が今住んでいるところから遠方にあり(採用されれば引っ越すくらい)、交通費と移動時間がかかるようなケースならば、家で面接ができるこの方式は、いろいろ助かります。

遠方で、面接に行くのを挫けてしまいそうな求人であっても、これならばチャレンジできますよね。

2.費用が掛からない、少なくて済む

会社までの交通費はもちろんですが、この方式を利用する企業ならば、手書きの履歴書に証明写真を貼って出せ、ということはまずないでしょう。相手の顔を確認するためにWEB面接をしているわけで、おそらくエントリーの段階では、顔写真の画像データをアップロードしてもらうよう指示があるはずです。

3.リラックスした状態で面接を行える

面接に当たっての注意点は上で書きましたが、そうは言っても、会社までスーツを着て革靴を履いていくのと、自宅の部屋で面接を受けるのでは、緊張度が違います。慣れない環境、アウェーに行くよりも、はるかに気持ちは楽でしょう。

会社で面接する場合は、会社に入る瞬間から周囲に見られて迂闊なことはできませんが、WEB面接ならば回線がつながるまでは、リラックスした姿勢でいられます。「会社に着いて、終わって出るまでが面接」と比べて「回線がつながっている時だけ面接」の方が、緊張感も維持できますし圧倒的にメンタルにとってもやさしいです。

会社側のメリット

1.優秀な人材を確保しやすい

遠隔地から応募がしやすいということに加えて、WEB面接をする各種設定などができる人ということで、ある程度ITスキルを持った人をフィルタにかけることができます。

この面接ができる人ならば、採用後、取引先や社内での打ち合わせで、同じようにWEBを使った会議を滞りなく進めることができる、ということです。

2.面接を録画、保存できる

WEB面接最大のメリットは、面接中の動画をデータとして保存できます。これによって面接官の属人的な要素を排除でき、あとからみんなで動画を見直して、公平な選考ができます。面接の場にいた人しか選考に加われないのでは、面接官の好き嫌いも入って、本当に会社にとって必要な人材なのか、判断できませんからね。

公平な選考ができるWEB面接のメリットはとても大きいといえます。

3.採用コストを減らせる

会議室を予約する必要も、外部の会場を予約する必要もなく、会場費やそこまでの移動費を削減できます。「地方選考会場」を設定している企業は、そこまでの新幹線代や飛行機代、宿泊費がかかることもあります。

そういう地方まで行くためのコストや、面接官を拘束する時間的ロスもWEB面接を導入することで、様々なコストを削減できるのは大きなメリットになります。

WEB面接のデメリット

応募者側、採用側(企業側)双方共通のデメリットもあります。

1.WEB面接に慣れていない

WEB面接は今のところ一般的なものではありません。非対面のコミュニケーションに慣れていないため、表情などをどう作っていいのかわからないこともあります。面接のためのソフトやアプリの起動方法がわからず、面接時間に間に合わない、面接ができなかったというケースもあり得ます。

マイクに向かって話しているつもりでも、実際には音声を拾えていなかったなど、予想外のトラブルが起きるかもしれません。

2.通信回線が途切れる

LINE通話をしたことがある人ならわかると思いますが、電話回線ではなく、ネット回線で通話していると、結構頻繁に回線が途切れてしまいます。通話ですらこうなのですから、より容量が重いビデオ通話ならば、回線が途切れてしまうリスクは高いでしょう。

話の佳境で、重要なことを話していたのに回線が遮断されて、一気に気が抜けてしまった、そういうことはあるかもしれません。

WEB面接、Skype 面接を導入することで、メリット、デメリット双方ありますが、メリットの方が多く、デメリットも技術が向上したり、もっと簡単にビデオ通話ができる環境になったりすれば克服できます。つまり、メリットの方が圧倒的に多く、今後さらにWEB面接が広まっていくことが予想されます。

つまり、喫緊の面接でWEBを使わない人も、この記事をよく読んで対策を練っておいた方がいいということです!

今後の転職市場に先んじる意味でも、WEB面接、Skypeなどの通信ソフトを使った面接の対応も怠らないようにしてください。

WEB面接やスカイプ面接11のマナー まとめ

・スマホや高速回線の発達でWEB面接を採用に取り入れる企業が増えている
・企業に行かずに、自宅で面接ができるので採用側、面接者双方にメリットが多い
・WEBカメラの性能が良くなっているので表情などもバッチリわかる
・服装は対面面接と同様しっかりスーツを着る
・周囲の雑音、携帯の着信音、PCの他のソフトの音など「外部の音」が入らない配慮をする
・WEBカメラに自室にある変なものが映らないように気を付ける
・ソフトのアイコンは自分自身である。無難なものに変えて、プロフィールも修正する
・せっかく自宅で受けるのだから、相手が見えない場所にカンペなどを仕込んで準備してもいい
・面接会場にいないのだからリラックスして臨みましょう!

web面接を検討している方は、合わせて以下の診断ツールを利用してみるのもオススメです。

30秒ほどで終了する会員登録をすれば完全無料で利用できます。540万人が登録しているdodaが用意しているので、精度も非情に高いです。

【30秒で登録完了】DODAで適職診断を試してみる