多数の企業の採用担当者や人事に直接会える転職イベント・転職フェアが各地で開催されています。
この記事ではそんな転職イベント・転職フェアに参加する際の「服装」や「持ち物」、メリット、注意点、開催予定の情報などを幅広くご紹介しています。
でも、転職フェア・転職イベントを有効に活用するにはどのようなことを心掛ければ良いんだろう・・?
目次【クリックして移動できます】
転職イベント・転職フェアとは?
転職フェア・転職イベントとは、転職サイトまたは転職エージェントや地方自治体などが主催するフェアのことで、数多くの求人企業が一つの会場に集まり、一日でたくさんの企業の情報収集ができる「合同説明会」のことを言います。
開催場所に行けばさまざまな求人企業の説明をその場で聞いたり、面談で直接質問もできるので企業の社風をよりリアルに感じることができるとても便利な機会と言えます。
例えば企業が個別に説明会を開催していたとしても、移動時間等を考慮すれば1日に何社も回ることは困難ですよね。
転職フェア・転職イベントに参加すれば、1日で10社以上の企業説明を聞けますし、直接質疑応答してもらったりすることも可能です。
ただ、地方自治体などが主催している場合は地元都道府県での求人を主体としており、多くの場合、地元の都道府県で開催しています。
目的は地域の活性化や雇用対策等であり、地元での転職を考えている方やUターンで働きたいといった方が主な対象となります。
つまり参加する企業も対象となる求職者も地域性という点で限定されることが多いのが特徴です。
一方、そうした地域性がそれほど限定されない転職フェア・転職イベントは転職サイトやが転職エージェント運営するもので、開催地としては東京、大阪、名古屋、福岡といった交通に至便な大都市圏で実施されるのが一般的です。
転職イベント・転職フェアに参加するメリット
転職で有利になる
転職イベントに参加する最大のメリットは、なんといっても入社したい企業への転職で有利になる点でしょう。
転職イベントに参加していると採用担当や現役の役員と会話できるので、立ち回り次第では顔を覚えてもらったり、直接面接を受けてみないかと声をかけられます。
運が良ければその場で採用が決まることもあるなど、狙っている企業や業界があるのであれば転職イベントに参加すると非常に有利です。
また、転職イベントで会話をした実績があると、それだけ入社に対して熱意があるというアピールになるので、他にライバルがいた際に選考でも有利になります。
様々な企業のリアルな話が聞ける
先述した通り、転職フェアは一同にさまざまな企業が参加しており、個別の説明会だったらわざわざ足を運ばないような企業でも話を聞くことができます。
それまではあまり興味のなかった企業でも、採用担当者と話をしてみたら意外と興味深かったり、求めている企業像だったりするかもしれません。
無料で転職で役立つ知識を得たり相談ができる
また、転職フェアでは企業のブースを回る以外にも転職に役立つ講座や、転職に関わる悩みが相談できるコーナー、履歴書用の証明写真をプロに撮影してもらえるコーナーなどがあります。
一部有料な場合もありますが、転職で役立つ様々なサービスが無料で受けられるので、転職イベントに参加しない理由を探す方が難しいです。
企業を選ぶ判断材料になる
転職イベントでは企業から直接話しを聞けるので、HPや口コミ、転職エージェントからは聞けない情報を手に入れることもできます。
情報があればその企業が自分と合っているかや、実はブラック企業ということが何となく分かるので、入社を判断する上での材料になります。
転職イベント・転職フェアの服装や持ち物
では転職フェア・転職イベントにはじめて参加するという場合、どのようなことに留意すれば良いのでしょうか。
「転職フェアに参加したがために失敗してしまった!」といったことにならないよう、特に大切な留意点をご紹介致します。
服装:スーツが基本!
転職フェア・転職イベントの多くは参加者に対して「服装自由」と案内している場合が殆どです。
しかしその言葉を額面どおり受けとめて、私服やカジュアルな服装で参加することはオススメできません。
理由は二つあります。
一つは服装については転職フェア・転職イベントに参加している求人企業の社風や考え方がそれぞれ異なっており、カジュアルな服装を容認する企業もあればそうでない企業もあるということです。
その上で、どちらにも問題のない服装、つまり潰しが利く服装と言えばスーツとなります。
二点目としては、転職フェア・転職イベントは採用担当者と直接会って話す機会ともなりますので、一般的なビジネスマナーとしてスーツの方が望ましいからです。
以上のような理由から説明を聞きにゆきたい企業が決まっており、尚且つその企業が私服を容認しているといった場合を除けば、スーツ着用で参加するよう心掛けましょう。
転職フェア・転職イベントによってはそのまま面接になるっていうことだってあるしね。
身だしなみには気をつけようっと。
履歴書は不要だが履歴の整理は重要!
多くの転職フェア・転職イベントでは履歴書は不要としています。
ただし、転職相談コーナーを利用する場合には履歴書があった方が具体的なアドバイスを得やすいというメリットがあります。
また、そうした相談コーナーを利用しなかったとしても企業ブースで担当者と個別面談形式で説明を受ける際、担当者から履歴や職務経歴について尋ねられる場合があります。
そうした場面でまごつくことなくスムーズに回答できた方が、相手に対する心象が良くなるのは当然です。
従って写真を貼り付けたフォーマルな履歴書までの準備は必要ありませんが、自身の履歴や職歴をスムーズに回答できるよう、自分自身で紙面に書き出すなどして整理しておくという作業は転職フェア・転職イベントに参加する前にぜひとも行なっておいて欲しいことです。
転職フェア・転職イベントにはじめて参加される方々はこれらの留意点をよく踏まえ、心して転職フェア・転職イベントに臨み、ぜひとも今後の転職活動に役立てるようにしてください。
転職を考えたその時から、自分のスキルの棚卸しを意識しておくことが大切かもしれないね。
転職フェアで印象を良くするための注意点
転職フェアで、企業から好感的な印象を持ってもらうには、服装などの身だしなみだけではいけません。
企業ブース訪問時、会場内の移動時にも気を付けたいポイントがあります。
企業ブースを訪れる際は礼儀正しくする
説明を聞く際の姿勢や表情、質問をする際の声の大きさや話し方などに注意し、企業の採用担当者から「一緒に働いてみたい」「仕事に意欲がありそう」など、第一印象を良くするために意識をすることが大切です。
転職フェア・転職イベントはあくまで企業の合同説明会であり、原則として面接試験が行なわれる場ではありません。
しかしながら企業側が参加している理由は一人でも多くの求職者に自社をアピールすることだけではなく、「良い人材がいれば採用に結び付けたい」という思惑もあります。
そのため、求人企業側は説明を行なっている最中も、聞いている参加者の中に「この人物に応募してもらいたい、採用したい」という人物がいないかを当然チェックしています。
会場内では常に「見られている」という意識を持つ
企業ブースで企業の説明を受けている場面だけ緊張感をもって臨めば良く、それ以外の場面はどうでも良いかと言うとそうではありません。
企業の担当者は一人でも多くの参加者に説明を聞いてもらおうと通路などで参加者へ声をかけに行ったりしますし、他社の状況偵察を兼ね会場内を歩き回ったりもします。
もし企業ブースで説明を聞いている場面では真剣だったのに、通路を移動している際は気の抜けた表情をして歩いていたり、フェア開催企業の社員や警備スタッフに横柄な態度をしているところを求人企業の担当者から見られれば、「この人物は普段は横柄な人柄だろう」と評価されて印象を悪くしてしまいます。
従って、会場内では「誰かに見られている可能性がある」ということを意識して振る舞うことも実は大切なポイントです。
どの場面でも、どんな相手にも礼儀正しく振る舞いましょう。
転職フェア・転職イベントに限らず、普段からそう心がけたいものですね。
全国各地の転職フェアの開催予定
今後に開催される予定の転職フェア情報をご紹介します。
尚、詳細は各転職フェアを主催している企業や組織へ必ずご確認ください。
doda転職フェア
高い知名度を誇る「doda」が主催する転職フェアです。開催実績・来場者数ともに日本最大級の規模です。
開催地は主に東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市で、参加企業は東京だけでも300社以上・求人件数1千件以上と、転職フェアとしてまさに最大級規模と言えます。
doda転職フェアには大手から中小まで、また東京開催であっても東京の企業に限らず大都市圏からの求人を目論んでいる地方企業や、地元へのUターン転職を勧めたい地方自治体なども参加しています。
また転職フェアでは著名人やベテランキャリアアドバイザーの講演会も実施されていますので、そうした講演会に参加すれば孤独になりがちな転職活動の気分転換や動機付けとなったり、新たな知見の獲得にもつながったりします。
尚、doda転職フェアは入退場自由・履歴書不要となっており気楽に参加できますが、事前登録を行っておくと会場内での手続きや手間が軽減される他、図書券やギフト券などを貰える場合もありますのでお得で便利です。
開催スケジュール
マイナビ転職イベント
新卒の就職情報や「マイナビ転職」等でお馴染みのマイナビ社が主催している転職フェアの総合的な名称が、「マイナビ転職イベント」です。
マイナビ転職イベントは本年度は東京の他、静岡、福岡、広島、仙台、名古屋で開催が決まっており、全国の主要都市で不定期に開催される、こちらも大規模な転職フェア・転職イベントとして知られています。
マイナビでは転職フェア・転職イベントへの初参加が7割以上であることを公表しています。
しかもその約9割から「来場してよかった」という高い満足度を得ている点が特長です。
転職フェア・転職イベントへ初めて参加することを検討している方々にとってこの実績は、大変心強い数値と言えるのではないでしょうか。
参加の目的は「情報収集」の方が多数
参加者の多くは、転職についての情報収集が目的ということが分かります。そして、転職イベントならではのメリット「人事担当者と直接話す」ということを目的とされる方も多いようですね。
1番役立つコンテンツは「企業ブース」が圧倒的!
やはり、皆さん企業担当者と直接話したい、情報収集がしたいというだけあって、6割の方が企業ブースを大いに活用されたようです。
開催スケジュール
会場では講演会も実施される他、キャリア相談コーナーなども用意されていますので具体的な転職先の業種や職種がまだ固まっていないという方は相談にのってもらうのも良いでしょう。
尚、この点はdoda転職フェア同様、事前登録をしておくと当日の受付等がスムーズです。
事前登録を行えばギフト券も貰えますので、参加するなら事前登録を済ませてから参加するようにしましょう。
エージェントなので、アドバイザーがマンツーマンで徹底サポート。マイナビ転職よりもワンランク上の転職活動が期待できますよ。⇒マイナビエージェントの詳細
リクナビネクスト(NEXT)転職フェア
リクナビNEXTに事前登録しておけばこの転職フェアに参加できます。さまざまな企業の担当者と直接会って話ができる上、画面上で求人を検索しているだけでは探し出すことのできない企業と出会える可能性もあります。
一日会場を回るだけで、日頃の転職活動ではなかなか回りきれない程の数の企業の説明を聞くこともできるので、それだけでも大きなメリット。
企業のブースに行って説明を聞くだけではなく、各種セミナーや相談会、イベントも無料で参加できます。
「本気」で転職を考えている方はもちろん、「なんとなく」転職も視野にいれている、という温度感の方でも、どなたが参加してもきっと何か得るものはあるはずです。
昨年、東京や大阪で開催された「はじめての転職フェア」は大盛況でした。
今後の予定は
7/20(土)大 阪:グランフロント大阪
7/28(日)名古屋:吹上ホール
が決まっています。
また、最近は「好きなまちで働く転職フェア」が熊本を皮切りに開催されています!
もちろん、情報を入手次第、当サイトでもいち早くお知らせいたします。
Re就活
Re就活は20代に特化した転職サイトで、転職が初めてで不安という人が安心して参加できる「転職博」です。
Webや求人票だけではわからない企業のリアルを近い距離で知ることができます。
過去の参加者のニーズや傾向から出展企業を厳選し、キャリアチェンジしたい人・キャリアアップをはかりたい人どちらでも満足できる求人企業のみが参加しています。
長く働きたい女性のための転職イベント
女の転職type公式:https://woman.type.jp/s/event/
クローバー就職フォーラム(障害者の方を対象とした就職フェア)
クローバー就職フォーラム
クローバーナビ公式:http://www.clover-navi.com/forum/
転職イベント・フェアのメリットや開催情報まとめ
今回は転職で非常に有利になる転職イベント・転職フェアについてご紹介しました。
正直、参加は無料なのにこれだけのメリットがあるので転職イベントに参加しない理由を探す方が難しいです。
そのため、迷っていたらとりあえず最寄りの転職フェアに参加してみることをおすすめします。
おすすめは全国各地で開催をしている、dodaの転職フェアです。下記から無料登録するだけ利用できます。
doda(デューダ)
年代 | 20代~30代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・その他 |
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対象エリア | 全国(海外を含む) | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他 | ||
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