高卒の転職や再就職は厳しい?難しいと言われる理由と成功しやすいオススメ業種なども解説

高卒_転職_再就職_成功のコツ

この記事は高卒の方々の転職について解説しています。
↓ 高卒の就職について知りたい方はこちらの記事をどうぞ ↓

今回は、高卒で転職や再就職を成功させる方法について、実際に高卒で転職を4回成功させ、大卒以上の給与を得ている筆者が解説していきます。

高卒の転職や再就職は厳しい難しいと言われる理由、年齢・性別別の高卒で転職を成功させるコツ、収入アップを目指す際のポイント、オススメの転職サービスなどを紹介していますので参考にして下さい。

高卒で転職や再就職を成功させるのは難しい?

結論;決して難しくはない

まず結論から言ってしまうと、高卒で転職や再就職を成功させるのは決して難しくありません。この記事を書いている筆者自身も高卒ですが、4回の転職を行い、給与も転職の度に順調に上がって大卒以上に稼いでいます。

ただ高卒の転職・再就職は大卒の転職と比べ、難易度が高く成功させにくい業種や企業があるのも事実です。高卒で転職や再就職を成功させたい場合、大卒と違いただ転職活動をするだけでなく、学歴よりもスキルを重視する業種を狙うなど、後述するちょっとしたコツがあります。

高卒やそれ以下の中卒で成功している人はたくさんいる

仕事で成功できるかどうかに、学歴は関係ありません。一流大学を出ていても仕事ができない人もいますし、中卒・高卒でも成功を収めている人はたくさんいます。

ZOZOTOWN代表の前澤氏は高卒ですし、GMOインターネットの熊谷氏は高校中退。最近話題のCAMPFIREの家入氏は、高校在学中に引きこもりになり中退しています。そして経営の神様と言われる松下幸之助に至っては、小学校中退です(今とは時代も異なりますが…)。

とはいえ、転職市場においては手放しで「学歴は関係ない」といえる状況ではありません。やはり大卒と高卒の間には差があるのが実情です。そこで以下では年齢別に高卒で転職・再就職を成功させるコツを解説していきます。

高卒者が転職するのは難しい厳しいといわれる5つの理由

高卒者が転職活動において直面する主な課題とその背景を以下にまとめます。

難しい厳しいといわれる実態と理由

1. 求人応募条件の学歴制限
2. 高卒者の離職率に対する懸念
3. 学歴に基づく能力評価の差異
4. スキルや経験の証明の難しさ
5. 初任給や待遇面での格差

1. 求人応募条件の学歴制限

多くの企業が求人応募条件として「大卒以上」を設定しています。これは、特に専門的な知識や高度なスキルを要する職種で顕著であり、高卒者が応募できる求人の選択肢を狭める要因となっています。

2. 高卒者の離職率に対する懸念

企業は長期的な人材確保を重視しており、離職率の低い人材を求める傾向があります。厚生労働省のデータによれば、高卒者の3年以内の離職率は38.4%であり、大卒者の34.9%と比較して高い数値を示しています。この統計から、高卒者は早期離職のリスクが高いと見なされ、採用に慎重になる企業も存在します。

3. 学歴に基づく能力評価の差異

企業によっては、学歴を基準に基礎的な知識や能力を評価する場合があります。大卒者は大学での学業や課外活動を通じて、多様な経験やスキルを積んでいると見なされることが多いです。一方、高卒者はこれらの経験が不足していると判断され、採用時に不利になる可能性があります。

4. スキルや経験の証明の難しさ

中途採用では即戦力が求められるため、具体的なスキルや経験の有無が重要視されます。高卒者は職務経験が限られる場合が多く、これまでの経験やスキルを証明することが難しいとされています。そのため、採用過程で不利になるケースがあります。

5. 初任給や待遇面での格差

学歴による初任給の差異も、高卒者が転職活動で直面する課題の一つです。一般的に、高卒者の初任給は大卒者よりも低く設定されており、これが生涯年収にも影響を及ぼす可能性があります。そのため、待遇面での格差を感じることがあります。

これらの要因から、高卒者の転職は一定の困難が伴うとされています。しかし、近年では学歴よりも実務経験やスキルを重視する企業も増加しています。自己分析を行い、自身の強みや適性を明確にし、それを活かせる職種や業界を選択することで、転職成功の可能性を高めることができます。

また、資格取得やスキルアップを図ることで、市場価値を向上させることも有効です。

高卒で転職・再就職を成功させるコツを年齢別に紹介

高卒の転職・再就職のコツ:20代前半の場合

  1. 面接官に経験や知識は無くてもこれから学び取っていきたいという意欲や熱意を伝える。
  2. 若手は素直さや謙虚さも重視されるので、「何も分からないので、先輩たちに指導してもらいながら成長していきたい」という姿勢を見せる。
  3. 「この先長くこの会社で働いていきたい」という想いを伝える。

20代前半の転職者に対しては、企業側も経験やスキルをそこまで求めていません。履歴書や面接では、上記のように意欲や熱意を伝えられるようにしましょう。

高卒の転職・再就職のコツ:20代後半の場合

  1. まだまだ若手なので、学習意欲や仕事への熱意があることを伝える。
  2. 社会人として当たり前のビジネスマナーや礼儀、敬語が必要になるので、面接時に立ち居振る舞いを意識する。
  3. 経験・スキルも多少期待されるので、高校を卒業してからどんなことを学び、仕事で活かせるのかを伝える。

20代後半の方は、20代前半よりも経験・スキルを見られます。面接での立ち居振る舞いや、経験をどう活かすかを伝えることが重要になります。また経験があるからと胡坐をかくのではなく、意欲的に学ぶ姿勢があることも伝えましょう。

高卒の転職・再就職のコツ:30代の場合

  1. 30代は途端に未経験での採用は難しくなるため、できるだけ経験業界・職種を選ぶ。
  2. 仕事内容をきちんと読み込んだ上で、自分の経験をその仕事にどう活かせるのかを伝える。
  3. 経験があっても謙虚さがない人はNGなので謙虚に学ぼうとする姿勢があることも伝える。

実は30代にも差し掛かってくると、学歴はそこまで重視されなくなってきます。社会人として10年以上仕事をする中で、どんな経験を積み、どんなスキルを身に着けたかが重要視されるからです。

たとえばあなたが採用する側の立場なら、以下のどちらを迎えたいですか?
・一流大学を出ていて学力はありそうだが、経験やスキルが足りない人
・最終学歴は高卒で、卒業後10年以上同業他社で経験・スキルを磨いている人
答えは一目瞭然、後者だね!
若手のうちはポテンシャルが重視されたとしても、年齢を重ねるに伴って経験やスキルが重視されるようになるよ

経験があることを伝えるのはもちろんですが、謙虚さも忘れないようにしてください。なまじ経験があると、自分のやり方を押し通したり、他の社員に横柄な態度を取ってしまったりというケースもあります。

企業はこういった転職者を嫌うので、謙虚な姿勢で既存社員と接することを、面接の場でも伝えましょう。

高卒の転職・再就職のコツ:女性の場合

  1. 女性目線が活かせる業界を選ぶ
    化粧品、アパレル、美容・健康、ウエディングなど。
  2. 女性採用がメインの職種を選ぶ
    事務職、管理系(人事・総務、経理等)、コールセンター系など。
  3. 結婚や出産も含めて明確なキャリアプランを伝え、そこに向けて努力・学習ができることを伝えて印象を良くする。

男女雇用機会均等法が施行されたのは1986年のことですが、未だに「女性は結婚や出産のタイミングで、退職や休職をしてしまう」「男性のほうが企業への忠実さや体育会系のノリがあり、マネジメントしやすい」「配置転換や異動などは、女性より男性のほうが伝えやすい」と考える経営層は多いです。

残念ながら世の中には同じスキルレベルなら女性より男性を採用したいという企業がたくさんあり、結果的に女性が転職市場で不利になっている実情があります。

女性が転職活動を有利に進めるためには、採用されやすい職種・業種を選ぶことと、女性ならではの強みをPRすることがポイントです。

そのため、高卒の女性で転職・再就職を成功させたい場合は女性のキャリアに理解があり、公平に転職活動を進められる求人を選ぶようにしましょう。

高卒者の就職転職で内定に近づくための9つのポイント

高卒者が就職や転職で内定を勝ち取るには、計画的な準備と戦略的な自己PRが欠かせません。以下に、内定獲得の可能性を高めるための9つのポイントを解説します。

就転職で内定に近づくためのポイント

1. 自己分析を行って適正を知る
2. 会社情報をあらかじめ調査
3. 同業種への転職も視野に
4. 資格を取得する
5. 面接での対応をあらかじめ練習
6. 転職理由はポジティブに話す
7. 即戦力になることを伝える
8. 経歴はエピソードを交えて話す
9. アピールポイントをまとめておく

1. 自己分析を行って適性を知る

まずは自分自身を知ることが出発点です。これまでの経験や得意・不得意、価値観や働き方の希望などを整理し、自分がどんな職種・業界に向いているのかを明確にしましょう。自己分析を深めることで、職場選びの軸が定まり、ミスマッチの少ない応募が可能になります。

2. 会社情報をあらかじめ調査

応募企業の事業内容や業績、社風、採用実績などを事前に調べておくことは必須です。面接での志望動機に説得力を持たせるためにも、企業理念や業界の動向、社長メッセージなどまで目を通しておくとよいでしょう。

3. 同業種への転職も視野に

異業種に挑戦することも一つの選択肢ですが、同業種・同職種への転職は即戦力としての評価が高くなりやすく、内定につながる可能性も高まります。過去の経験をそのまま活かせる点で有利です。

4. 資格を取得する

実務経験に加えて、資格があることで知識やスキルの証明ができます。特に事務系であれば「MOS」や「日商簿記」、製造系であれば「フォークリフト」「危険物取扱者」など、業界に応じた資格取得が有効です。

5. 面接での対応をあらかじめ練習

面接対策として、模擬面接やロールプレイングは非常に効果的です。想定される質問に対して、自分の言葉で簡潔に答えられるよう練習しておきましょう。第一印象や言葉遣いもチェックポイントです。

6. 転職理由はポジティブに話す

退職理由や転職動機については、ネガティブな表現を避け、前向きな姿勢をアピールすることが重要です。「より成長できる環境を求めて」「新たな業界でスキルを活かしたい」といった表現が効果的です。

7. 即戦力になることを伝える

高卒であっても、これまでの業務経験や職場で培ったスキルをもとに、「入社後すぐに戦力となれる」ことをアピールできれば、採用担当者に好印象を与えることができます。

8. 経歴はエピソードを交えて話す

単に「○年○月に入社・退職した」といった履歴だけでなく、その中で得た経験や成果、困難を乗り越えたエピソードを具体的に話すことで、人柄やスキルの伝わり方が格段に良くなります。

9. アピールポイントをまとめておく

履歴書や面接で何を伝えるかを事前にまとめておきましょう。仕事に対する姿勢、協調性、責任感、継続力など、自分の強みが明確になっていると、どの職種に応募しても応用が利きます。

高卒の転職や再就職で持っておくと有利な資格

仕事に役立つ資格を持っておくと、高卒の方でも有利に転職活動を進められます。資格取得試験には条件があり、中には大学での学位や単位が必要なものや、年齢制限があるものもあります。

ここでは高卒の方でも受験・取得可能で、かつ転職活動に活かせる資格をご紹介します。

調理師

調理に関する国家資格です。飲食店には『調理師を置くように努めなければならない』という努力目標が設けられており、取得者には手当などが支給されることもあります。

調理師の資格を持っているだけで、ある程度の調理のスキルと知識があると思われるため、選考も通過しやすくなるといえるでしょう。

◆調理師免許:二種類の取得方法◆① 厚生労働大臣が指定する調理師養成施設(調理師学校)に入学し、卒業後に住所地の都道府県知事に免許申請する
② 飲食店や給食施設などで2年以上調理業務の実務経験を積み、調理師試験を受け、合格後に住所地の都道府県知事に免許申請をする

調理師の資格を保有していると、飲食店などで重宝されるほか、食品メーカーの生産工場や商品開発現場、飲食店のメニュー開発など、職種の選択肢も広がります。

介護福祉士

介護の仕事に従事するための国家資格です。お年寄りや身体障碍者などを介護する際には資格が必要で、中でも介護福祉士は、介護の仕事に携わる方々が目指す資格でもあります。

高齢者が増え続ける中で、介護関連職種のニーズは高まり続けています。介護系の仕事は給与が安いというイメージを持たれがちですが、介護福祉士取得者に関しては資格手当が支給されることもあり、比較的高い給与を得ることができます。

何より将来にわたって仕事がなくなるリスクも低いですし、手に職を付けられるのでどんな場所に行っても仕事に困らないのもメリットです。取得の方法は大きく3つで、下記のいずれかです。

◆介護福祉士資格:二種類の取得方法◆① 福祉系の高校を出て、実務経験を9か月以上積んでから試験を受ける
② 高校を卒業して養成施設に入る
③ 実務経験を3年以上積み、実務者研修を受け、筆記試験を経て資格を取得する

⇒【保存版】介護士になりたい!資格取得から就職までのステップ

宅地建物取引士

いわゆる『宅建』です。不動産関連の事業を運営するためには欠かせない資格で、資格取得には学歴は全く関係ありません。

資格を持っているだけで不動産賃貸業者や売買業者から重宝されるため、非常に有利な資格です。その分資格取得の難易度は高く、不動産に関する法律の知識を勉強しなければなりません。

取得の方法はたった一つで、宅建資格を受験し、合格するのみ。宅建業法をはじめとする法律のマークシート問題です。

高卒の転職や再就職におすすめの業種

「この職種は大卒でなければ就けない…」というものはほとんどありませんが、中でも高卒の方が転職しやすい職種についてご紹介します。

製造関連職

メーカー関連の職種は、学歴を問わないことがほとんどです。学力云々ではなく、現場で培った技術や知識がモノを言う世界なので、高卒であっても全く問題なく採用されます。

職種も様々で、製造や加工、組み立て、検査など。機械設計や生産技術などの難易度の高い職種を除けば、未経験から始められるものばかりです。
いずれも『手に職』を付けられるものばかりなので、未経験から技術を身に付ければ、他社に行ってもつぶしが利くといえるでしょう。

運送・配送関連職

配送スタッフや、遠距離の運送スタッフなども学歴を問わないものがほとんど。運転免許さえあれば始められます。運送系は重い荷物を持つような仕事も多いですが、年齢を重ねて体力的に厳しくなって場合は配車管理など本社勤務に移ることも可能です。

介護関連職

介護の仕事も学歴は不問なものが多いです。ちなみに介護の仕事に就くためには何らかの資格が必要なのですが、被介護者の身体に触れない介護補助業務(介護スタッフの補佐)であれば、資格は必要ありません。中には介護補助の仕事をしながら現場で勉強し、資格取得を目指す方もいるようです。

介護の職種は年々需要を増しており、経験・スキルを身に付ければ今後長期にわたって重宝されるでしょう。

⇒介護士業界に未経験でも転職できる?気になる給料や必要資格をご紹介

接客・販売スタッフ

飲食店や小売店の接客・販売スタッフも学歴は関係ありません。仕事自体も難しいものではないのですぐに慣れると思いますし、経験を積めば店長やエリアマネージャー、店舗開発など、本社の仕事に移れる可能性もあります。

営業職

学歴関係なく、実力で登り詰める仕事の代表といえば、やはり営業職です。営業は成果を出せば評価され、給与も上がっていくため、頑張りがいもあります。

転職サイトなどを見ていると、「中卒でも成果を残して年収1,000万円」といったものを目にすることも。実力次第でどこまでも給与が上がっていきますし、学歴があろうかなかろうが関係ありません。

営業は基本的にはコミュニケーションがモノを言う仕事です。経験やスキルがなくても、頑張ろうという意欲さえあれば、成果を出しやすい職種だといえるでしょう。

プログラマ・システムエンジニア

プログラマやシステムエンジニアなどの仕事も、実は学歴は関係ありません。プログラミングの知識に関しては、基本的に仕事をしながら学んでいくことになります。未経験者にとっては簡単なものではありませんが、勉強すれば誰でもできるようなるでしょう。

IT業界においてはプログラマやシステムエンジニアは必要不可欠な存在です。今後もITが求められ続ける限り、必要とされる仕事です。

キャリアアップも可能で、プログラマからスタートし、システムの設計を行うシステムエンジニアや、要件定義など最上流を手掛けるシステムコンサルタントを目指すことも可能です。

高卒でも大手に中途採用される方法

次に、大手企業への転職を目指す場合です。
大手企業は、中小企業以上に学歴によるフィルタリングを行うケースが多く、高卒というだけで書類選考すらしてもらえない会社もあります。そんな中でも、学歴をほとんど気にしないような業種もあります。ここではその一部をご紹介します。

大手の中途採用求人が多い業種を狙う

  • 自動車や家電メーカー(期間工などの製造職)
  • 不動産仲介や売買(不動産営業など)
  • 飲料メーカー(ルート営業・配送スタッフ)
  • アパレル(店舗の販売スタッフ)

上記は学歴を問われないものが多い業種です。

また、いずれも経験や知識、スキルなどが求められないものが多く、入社してから学べば一人前になれるため学歴が関係ありません。中でも製造職は、学歴不問で技術を身に付けられるため、手に職をつけたいという高卒の方にオススメです。

「成果を残してたくさんお金を稼ぎたい!」という方には、インセンティブ制度がある不動産営業がオススメです。大変な仕事ですが、その分頑張りに応じた給与がもらえるので、頑張りがいがあります。

高卒の転職や再就職で狙い目の大手企業を紹介

大手企業への転職を目指しているのであれば、企業の公式サイト内の採用ページを定期的にチェックしましょう。人気企業であればあるほど、すぐに採用枠が埋まってしまうこともあり得ます。
今回は参考までに、大手企業の求人をいくつかご紹介したいと思います。

SMBCスタッフ・サービス(三井住友銀行系)

三井住友銀行、およびその関連会社への人材紹介を行う会社です。例えば事務スタッフや窓口スタッフ、マネーライフパートナーなど様々な職種に正社員として転職できます。

学歴に関する登録条件は高卒以上で、経験なども特に問われません。
⇒SMBCスタッフ・サービスの公式サイト

本田技研工業(Honda)

あのホンダも、高卒以上(18歳以上)で応募可能です。期間従業員、つまり契約社員の募集ではありますが、ホンダに直接雇用される上に正社員登用制度もあります。

ホンダの期間工として手に職を付けられるのも大きなメリットです。
⇒HONDA期間工募集サイト

トヨタ自動車

こちらもホンダ同様に高卒以上(18歳以上)であれば応募可能で、正社員登用制度があります。経験やスキルに関係なく世界のトヨタで働けるのは魅力的です。
⇒TOYOTA期間工募集サイト

関連ページ:期間工の地図 │fromジョブシフト

サントリー

実はあのサントリーも、高卒以上で正社員を募集しています。こちらは未経験ではなく、飲食店経営者向けの募集となっています。
例えばアルバイトなどで飲食店に勤務していた方(5年以上)であれば応募可能です。

飲食店向けに業態開発やメニュー提案、飲み方開発などのコンサルティングを行う仕事です。
⇒SUNTORY経験者採用ページ

高卒が収入アップ転職を目指すなら知っておきたい情報

高卒での転職を考える際、「収入面でどのくらい期待できるのか」「大卒や専門卒と比べて差はあるのか」といった点は多くの方にとって関心の高いテーマです。ここでは、高卒者が知っておきたい収入に関する実情や傾向、収入アップを目指すためのポイントをわかりやすく解説します。

高卒と大卒の平均年収の違い

国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」によると、学歴別の平均年収は以下のように差があります。

学歴平均年収
高卒約370~390万円
短大卒約400~430万円
大卒約500~550万円

このように、高卒と大卒では年間で約100万円以上の開きが出る場合があり、特に若いうちはこの差が少なくても、年齢が上がるにつれて広がる傾向にあります。基本給の差だけでなく、昇進・昇給のスピードにも違いが出るため、長期的な収入格差につながりやすい点に注意が必要です。

職種によっては高卒でも高収入を狙える

一方で、学歴よりも実績やスキルが重視される業界・職種では、高卒でも高収入を実現している人も多数います。具体的には以下のような分野です。

  • 建設・土木系(職人・施工管理など)
  • 製造業(技能職・工場オペレーター)
  • 営業職(特にインセンティブ型の不動産・保険など)
  • IT・Web系(独学や専門学校出身者も活躍)
  • 運送・物流業界(長距離ドライバーなど)

これらの職種は、即戦力としての貢献度が評価されやすく、スキルや実績次第で年収500万円以上を目指すことも可能です。

転職回数と年収の関係

高卒者に限らず、転職回数が多すぎると年収アップの足かせになることがあります。企業側は「すぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を持つため、継続的に働ける人材としてアピールすることが大切です。

ただし、正社員としての転職で実績を積んでいる場合や、スキルアップを伴った転職であれば、年収アップの転職は十分に可能です。

転職先選びで収入の差がつくポイント

高卒者が転職で収入アップを狙う場合、以下のような観点から求人を選ぶと効果的です。

  • 昇給制度が明確かどうか
  • インセンティブ制度があるか
  • 年齢や学歴ではなく成果で評価される文化か
  • 業界自体に将来性・伸びしろがあるか

また、転職サイトに登録する際には、条件検索の際に「高収入」「年収400万円以上」などのフィルターを使って絞り込むことも有効です。

スキルや資格取得で収入アップを狙う

高卒者にとって資格やスキルは、収入アップの大きな武器となります。特に以下のような資格は求人の幅を広げ、待遇交渉でも有利になる可能性があります。

  • 簿記(事務職・経理職など)
  • フォークリフト・玉掛け(製造・物流業界)
  • 電気工事士・施工管理技士(建設業界)
  • 営業職におけるFPや宅建(不動産・金融系)

資格取得のために勉強したプロセスそのものも、面接時のアピールポイントとなります。

高卒の転職・再就職におすすめの転職エージェントやサイト

企業の公式サイトだけでなく、転職サイトを使った転職活動も効率的です。
転職サイトに数千~数万の求人が掲載されており、高卒で応募できるものも多々あります。あなたのニーズに合った求人がきっと見つかるはずなので、ぜひ活用してみましょう。

また転職サイトとは少し異なる、転職エージェントというサービスもあります。専任のキャリアコンサルタントが仕事探しや応募書類の作成、面接日程の調整、条件交渉など様々な面で転職活動をサポートしてくれるサービスです。

転職活動は一人で進めるため何かと孤独ですが、転職のプロであるキャリアコンサルタントがサポートしてくれれば心強いと思います。ということで今回は、特に高卒の方にオススメな転職サービスをご紹介します!

20代前半やフリーターにおすすめ

まずは、20代前半の経験が浅い方や、正社員経験がないフリーターの方にオススメなサービスの紹介です。

JAIC【ジェイック】

JAIC(ジェイック)

年代20代・フリーター・未経験雇用形態正社員
対象エリア全国
業界SE/Webエンジニア営業職事務/アシスタントその他
おすすめ度
ポイント
  • 高卒の方もしっかりサポート
  • 定着率90%以上
  • 正社員求人のみを紹介

JAICは、転職エージェントと研修を組み合わせたようなサービスです。登録後、JAICが開催する講座を受講。この講座では、社会人として必要なビジネスマナーや心構え、面接での受け答えの仕方などを学びます。

転職活動前に社会人として必要なことを身に付けられるので、特に経験が浅い方やフリーターの方には人気の高いサービスです。講座を全て受講した後は、JAICが提携する企業と面接へ。双方が合意すれば、晴れて正社員としてその企業に就職できます。

ハタラクティブ

ハタラクティブ

ハタラクティブ
年代20代・未経験雇用形態正社員
対象エリア東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都・福岡
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 20代未経験の転職に強い
  • フリーターからでも大丈夫
  • 求人掲載は実際に取材した企業のみ

ハタラクティブは20代のための転職サービスで、フリーターや既卒者、第二新卒者だけに絞った求人を掲載しています。

転職エージェントサービスなので、専任の就活アドバイザーがマンツーマンで人生相談やキャリア相談などに応じてくれます。転職エージェントには珍しく『社会人経験ゼロでもOK!』とうたっており、掲載されている求人の約50%が高卒でも応募可能です。

ニートからの就職なら:就職shop

就職ショップ(就職SHOP)

年代20代・既卒・フリーター・第二新卒雇用形態正社員
対象エリア首都圏・関西
業界SE/Webエンジニア営業職建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント
おすすめ度
ポイント
  • 大手リクルート系列の安心感
  • 交通アクセスの良い相談カウンター
  • ほぼすべての求人が書類選考なしで面接できる

就職shopは、大手リクルートが運営する20代向けの転職支援サービスです。8000件以上の求人を保有しており、そのすべてが『書類選考なし』で面接に進めます。ポテンシャル重視の求人ばかりなので、当然学歴不問の求人も多数あるようです。こちらも転職エージェントサービスなので、登録後はコーディネーターが仕事探しから入社までをサポートしてくれます。

また実店舗も構えているので、気軽に店舗に足を運んで転職の相談をすることもできます。

バイトルNEXT

【バイトルNEXT】正社員・契約社員の転職・就職の求人・仕事探し

バイトル_広告
年代全年代雇用形態正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート
対象エリア全国
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職不動産専門職経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • アルバイトから正社員へステップアップ
  • 未経験やブランクOK
  • 案件数は4万件以上!

バイトルNEXTは、バイト経験を活かして次のステージに進む方を応援する転職サイト。掲載されている求人のなんと【80%以上】が高卒以上でも応募できる求人です。また、基本的には未経験募集が中心で、職種の幅も多様。営業や事務職はもちろん、物流、建築、飲食、サービス、美容、介護といった職種が掲載されています。

20代後半、30代以上におすすめ

20代後半の方や30代以上の方は、すでに7年~20年近い社会人経験があると思います。ゆえに全くの未経験募集というよりは、少しでも経験を活かせるような求人を探すケースも多いのではないでしょうか。
そんな方々にオススメな転職サービスをご紹介していきます。

doda(デューダ)

doda(デューダ)

年代20代~30代雇用形態正社員・契約社員・その他
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 幅広い世代、幅広い業種を取り扱う
  • 転職サイトとエージェント両方の機能を持つ
  • 非公開求人数含む求人数が約12万件

CMでもおなじみDODAは、転職サイトと転職エージェントの両方の機能を有するサービスです。両機能があるため、求人数は業界でも圧倒的な13万件以上(非公開求人を含む)。求人数が多いということは、それだけ自分に合った仕事も見つかりやすいということ。しかも転職エージェントサービスもあるので、自分だけでの転職活動が難しいと思ったらいつでもプロのキャリアコンサルタントにサポートを依頼できます。

未経験募集よりも経験者募集のほうが充実しているサイトなので、これまでの社会人経験の中で培ったものを活かしたいという場合はオススメです。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

年代全年代雇用形態正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・業務委託・FCオーナー・その他
対象エリア全国・海外
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • リクナビNEXTのみの限定求人が多い
  • 正社員求人多数
  • グッドポイント診断で高卒ならではの強みもわかる

リクルートが運営する転職サイトです。転職サイトとしては業界最大の規模を誇り、転職に成功した方の8割がリクナビNEXTを使っていたというデータもあるほど。求人数が多いため、経験者を狙った求人に出会える可能性も高いといえます。もしどのサイトに登録するかを悩んでいるようであれば、まずはリクナビNEXTがオススメ。サービスごとの特徴が分からないうちは、最も求人数が多い転職サイトを選ぶのがベターです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント_公式
年代20代~30代雇用形態正社員・派遣社員
対象エリア全国(主に関東・関西中心)・海外もあり
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 非公開求人含む求人数は業界最大級
  • 実績と信頼で利用者数もダントツ
  • ホワイトカラー・正社員求人が多い

こちらはリクナビNEXT同様にリクルートが運営する、転職エージェントサービスです。転職サイトのリクナビNEXTと比べると、エージェントサービスということもあり、レベルの高い求人が中心です。より経験を活かして転職先を探したい場合には、こちらがオススメです。

ハイクラス求人が多いため学歴が大卒以上に設定されているものも目立ちますが、検索条件でキーワードに「高卒」や「学歴不問」を条件に探せば、高卒からOKという求人も意外と多いことがわかります。

ビズリーチ

ビズリーチ

ビズリーチ
年代30代~50代雇用形態正社員
対象エリア全国・海外
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 年収600万以上の求人が大半!
  • スキルに応じて直接スカウトが届く
  • 17,000を超える企業が登録しているので求人も豊富

ビズリーチは今より収入を増やしたい方におすすめの転職サイトです。年収600万を超える求人が多数あり、登録している企業も17,000社を超えています。

また、スキルに応じてそれを活かせる職場のスカウトが届くので、既に一定の社会人経験やスキルがある20代後半~30代の方には非常におすすめです。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント
年代20代~30代(特に20代)雇用形態正社員
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタントその他
おすすめ度
ポイント
  • 様々な業種の土日祝休みの優良求人あり
  • エージェントのサポート体制が圧倒的
  • 給与交渉から退職報告、引き継ぎまで代行

高卒の転職や再就職まとめ

高卒の転職や再就職まとめ

  • 高卒でも転職や再就職は難しくはない
  • 同じ「高卒」でも年代別に転職成功のコツが違う
  • 高卒でもある程度の年齢なら学歴よりも経験を重視される
  • 高卒が取得しやすい資格は調理・介護・宅建
  • 高卒でも大手に転職できる方法はある

冒頭でも述べたように、高卒でも転職や再就職は十分に可能です。
ただ、世の中には学歴フィルタを設定している業種や企業も多く、そのジャンルに転職をする場合は非常に困難です。
そのため、学歴フィルタのない業種、スキルや経験が重視される業種で転職活動をすることで、高卒であっても大卒以上の給与で働くことができます。
世の中には「学歴なんてどうでもいい。結果が全てだ」「学歴よりも、人柄や熱意を大切にしたい」という企業もたくさんあります。
今回の記事で紹介した内容を参考にしていただきながら、あなたに合った求人に出会えることを祈っています。

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