キャリアコンサルタント(キャリコン)とは?最短でなる方法や合格率

キャリアコンサルタント(キャリコン)になるための最短資格取得法と合格率

みなさん「キャリアコンサルタント」という仕事をご存知でしょうか?
「コンサルタント」と名前がつくくらいですから、すごく専門知識が必要で難しそうな仕事に思うのですが…。
しかし、そこまでの難関資格でもなく、かつ、今後需要が拡大して、「引く手あまた」になることが予想できる資格です。
今後に期待が持てる資格は良いですね!
もし、一生モノの仕事として何かをやっていきたい場合、この「キャリアコンサルタント」はぜひ候補に入れていただきたい資格になります。
キャリアコンサルタントになるメリットとは?
  • 国家資格で企業や学校等からの求人が増えています
  • 名称独占資格にもかかわらず合格率が50%前後と非常に高いです
  • 資格取得時には教育訓練給付金制度が利用できます
  • さらに上位のキャリアコンサルティング技能士を目指せます
  • 専門学校の養成講習を受ければ未経験者でもすぐに試験を受けられます

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタントとは

「キャリアコンサルタント」という名前は名称独占の国家資格です。

つまり、弁護士や医師と同様に国家試験に合格しないと、「キャリアコンサルタント」と名乗ることもできませんし、名刺に記載することもできません。

仕事内容は、いわゆる「キャリアカウンセラー」と呼ばれる人に似ています。

相談者がなりたい仕事やその後の仕事のキャリアについて、能力、興味、価値観などの特性、個性に配慮し、相談者に対して望ましい今後のキャリアデザインの方向性を示し、仕事の選択や能力の開発を支援する、キャリアプランや、キャリアデザインの専門家の事です。

相談者に示す「キャリアデザイン」とは、自分の今後の仕事人生について、会社に委ねるのではなく、自らプラン設計し、決定する事を言います。

これを行うのは「キャリアカウンセラー」と呼ばれる人で、その上位にある「キャリアコンサルタント」はより説得力があるキャリアプランの提示ができるので、信用度が段違いで評価をされています。

終身雇用制度が崩壊し、リストラや転職が当たり前に行われるようになる中で、相談者が主体的に自分の仕事人生を設計していくことに寄与するのがキャリアコンサルタントという仕事になります。

キャリアコンサルタントになるには国家資格が必要

キャリアコンサルタントになるには国家資格が必要

キャリアコンサルタントは、2016年に改正された「職業能力開発促進法」で規定された「名称独占の国家資格」になります。

上記の通り、この資格試験に合格しないと「キャリアコンサルタントの○○です」と名乗ることはできません(医師でない人が「医師の△△です」とは言えませんよね、それと同じです)。

職業能力開発促進法では、「第三十条の三~第三十条の二十九」ま、で26条文を使って、キャリアコンサルタントについて規定しています。
つまり、その辺の民間資格とは全く異なり、法的裏付けのあるしっかりした資格であることがわかります。

(参考条文:職業開発促進法)
第三十条の三 キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルタントの名称を用いて、キャリアコンサルティングを行うことを業とする。

第三十条の十九 キャリアコンサルタント試験に合格した者は、厚生労働省に備えるキャリアコンサルタント名簿に、氏名、事務所の所在地その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けて、キャリアコンサルタントとなることができる。

第三十条の二十 厚生労働大臣は、キャリアコンサルタントの登録をしたときは、申請者に前条第一項に規定する事項を記載したキャリアコンサルタント登録証(次条第二項において「登録証」という。)を交付する。

第三十条の二十八 キャリアコンサルタントでない者は、キャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。

キャリアコンサルタントになるために関係するのは、この辺の条文でしょうか。

試験に合格しただけではキャリアコンサルタントにはなれず、名簿に登録申請をして、キャリアコンサルタント登録証を受け取って初めて「キャリアコンサルタント」を名乗れます。

職業能力開発促進法 厚生労働省

キャリアコンサルタント(キャリコン)になるための最短の近道

キャリアコンサルタント(キャリコン)になるための最短の近道

職業開発促進法ではキャリアコンサルタントになるための方法として、次の条文を規定しています。

第三十条の四 キャリアコンサルタント試験は、厚生労働大臣が行う。
2 前項のキャリアコンサルタント試験(以下この節において「キャリアコンサルタント試験」という。)は、学科試験及び実技試験によつて行う。
3 次の各号のいずれかに該当する者でなければ、キャリアコンサルタント試験を受けることができない。
一 キャリアコンサルティングに必要な知識及び技能に関する講習で厚生労働省令で定めるものの課程を修了した者
二 厚生労働省令で定める実務の経験を有する者
三 前二号に掲げる者と同等以上の能力を有すると認められる者として厚生労働省令で定めるもの
4 厚生労働大臣は、厚生労働省令で定める資格を有する者に対し、第二項の学科試験又は実技試験の全部又は一部を免除することができる。

厚生労働大臣が行う試験に合格しないとダメで、その試験の受験資格が「第三十条の四の3」になります。
それぞれ見ていきましょう。

(職業開発促進法 第三十条の四の3 の各項の解説)

 これは厚生労働省が指定した教育機関で講習を終えた人ということです。何が指定された講習なのか、それについては、「厚生労働大臣が指定する講習」を行う教育機関の講習の受講が必要になります。

 これはキャリアカウンセラー、職業相談の実務を3年以上行っている人、ということです。
キャリアコンサルティングによる支援対象者が、「労働者」(労働者、学卒就職希望者含)であることや、相談の内容・目的が職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上に関するものであること、さらに、キャリアコンサルティングが一対一で行われるもの(少数グループワーク含む)という仕事が条件です。

つまり、窓口で相談を受けていただけでは条件を満たさない可能性があるということになります。

 これは、キャリアコンサルティングが国家資格になる2016年以前に、一定のキャリアカウンセリングに関する資格の養成講習を受けた人、という意味で、現在新しくこの条件に当てはまる人はいません。経過措置だと考えてください。

なお、「第三十条の四の4」については、後述の「キャリアコンサルティング技能士1級または2級」の科目or実技試験に合格した人を指します。これも未経験者には関係ありません。

つまり、実務経験がない未経験者がキャリアコンサルタントになるためには、近道というか道は1つしかなくて、それが、厚生労働省が指定した教育機関で養成講習を受講するということになります。
それ以外の方法はない、と考えていただいて結構です。

キャリアコンサルタントの受験資格があるか確認

まったくの未経験者であれば、養成講習を受講するしかないのですが、過去にキャリアカウンセラー関連の資格を取得したり、講座を受講したりしていた人は、新たに養成講習を受けなくても受験資格があるかもしれません。確認してみてください。

未経験者は養成講習を受講するんですね!

また、2016年以前に特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会により指定された機関の試験に合格して「標準レベルキャリア・コンサルタント」の資格(民間資格)を取得している人は、試験を受けずに、登録のみで、国家資格である「キャリアコンサルタント」になることができます。

  • 未経験者、キャリア関係の講習を受けたことがない人→養成講習受講
  • 以前に何らかのキャリア関連資格を持っていたり、講座を受講した人→受験資格があったり、そのまま「キャリアコンサルタント」になれる可能性がある

と覚えておきましょう。

キャリコン初心者なら認定講習の受講・修了が最短!講座比較

キャリコン講座比較

キャリアカウンセラー関連初心者で、講習を受けてキャリアコンサルタントの受験資格を得たい人は、それぞれの講習を比較していただくのをおススメします。

以下に、いくつかの専門学校等のキャリアコンサルタント養成講習の比較表を作ってみました。
中には、キャリアコンサルタントの受験資格とともに、民間のキャリアカウンセラー関連の資格を取得できるところもあります。

まぁ、キャリアコンサルタントさえ取得してしまえば、他の民間資格はそれほど意味がないので(キャリアコンサルタントのほうが上位資格なので)、民間資格の取得抜きに、安さや講習内容で選んでいただいても構いません。

ヒューマンアカデミー日本マンパワーリカレント
なしCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
通信+通学通信+通学通信(+通学)通学
最短2.5か月3か月(通信)6か月7か月(56日)
10日(通学)10日(通学)
324,000円324,000円393,120円490,320円
日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会キャリアカウンセリング協会
CMCA認定キャリア・カウンセラーGCDF-Japanキャリアカウンセラー
通学+自宅通学+自宅
14日(通学)12日(通学)
35.5時間(自宅学習)49時間(自宅学習)
345,600円378,000円

ヒューマンアカデミーなら2カ月半で目指せる

ヒューマンアカデミー

表を見ていただくとわかりますが、専門学校の「ヒューマンアカデミー」は他と比較して

  • 講習費用が最も安い
  • 「通学+通信」タイプでは最短

という特徴があります。

通信講座を受けながら、3か月かからずに講習を終えて、キャリアコンサルタントの受験資格を得られるのはとてもメリットがあります。

また、専門学校の中でもヒューマンアカデミーはメジャーなので、各種サービスも充実しています。
友人紹介割引や学割もあり、実際にはさらに安く受講できるケースもあります。

キャリアコンサルタント養成講座 | ヒューマンアカデミー

GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラムなら最短12日間!

GCDF-Japan

もう一つ紹介したいのが、最短で受験資格を得られる専門学校です。「GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム」を受講すれば、最短12日でキャリアコンサルタントの受験資格を得ることができます。

併せて自宅学習も必要になりますが、家にいる時間をすべてそれに注ぎ込めば、本当に2週間かからずに受験資格が得られます。

「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」という民間資格も得られるのでコスパは悪くないです。
数か月かかる通信講座は厳しいという人はぜひ検討してみてください。

GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム(国家資格キャリアコンサルタント養成講習)

費用を抑えるなら専門実践教育訓練給付金が利用可能

キャリアコンサルタント養成講習の多くは、ハローワークの「教育訓練給付金制度」(専門実践教育訓練給付金)の適用を受けられます。

厚生労働省が指定した職業訓練の講座を受講した場合

  • 講座の受講料の最大50%(限度額40万円)が戻ってくる
  • キャリアコンサルタント試験に合格してキャリアコンサルタントとして登録し、1年以内に働き始めた場合さらに20%が戻ってくる
つまり、しっかり勉強してキャリアコンサルタントに合格して働き始めれば、70%の受講料が給付される(戻ってくる)という素晴らしい制度です。
これを利用しない手はありませんね!

教育訓練給付金制度については受けられないケースもあるため(すでに自分で開業してしまった場合など)、一度ハローワークに聞いてみるといいでしょう。この制度を知っているのと知らないのでは雲泥の差です!

キャリアコンサルタントの資格難易度と合格率

キャリアコンサルタントの試験を受けるための受験資格については、ご理解いただけたと思います。

そこで、実際のキャリアコンサルタントの試験の難易度や合格率はどうなのでしょうか?
以下の表にまとめてみました。

回数実施団体学科/実技受験者合格者合格率
1回キャリアコンサルティング協会+日本キャリア能率協会学科2195170877.8%
実技2376142560.0%
2回キャリアコンサルティング協会+日本キャリア能率協会学科1910144575.7%
実技2373152964.4%
3回キャリアコンサルティング協会+日本キャリア能率協会学科2211142164.3%
実技2510158663.2%
4回キャリアコンサルティング協会+日本キャリア能率協会学科211845221.3%
実技233532313.8%
5回キャリアコンサルティング協会学科105851348.5%
実技77355772.1%
日本キャリア開発協会学科168786751.4%
実技128284265.7%
6回キャリアコンサルティング協会学科142891764.2%
実技117189076.0%
日本キャリア開発協会学科1796110561.5%
実技143995566.4%
7回キャリアコンサルティング協会学科107357553.6%
実技90963670.0%
日本キャリア開発協会学科161788654.8%
実技1373102474.6%

大体「学科試験」の合格率が50%前後、「実技試験」の合格率が70%前後ですね。
そこまでの難関資格ではなさそうですね。

キャリコン試験は厚生労働大臣が登録した2機関が認定

キャリコン試験は厚生労働大臣が登録した2機関が認定

そして注目していただきたいのが、この試験、2つの団体が実施していて、どちらかに合格すれば良いということ。

キャリアコンサルタントの統括団体はなく、「キャリアコンサルティング協会」と「日本キャリア開発協会」どちらかの試験を受けて合格すればいいのです。

この2機関の試験ですが

  • 学科試験は同一問題同一日時
  • 実技論述試験は別問題同一日時
  • 実技面接試験は別問題別日程

となっています。

つまり、ある回のキャリアコンサルタント試験は、両団体の併願はできず、どちらかに申し込みその日程で行わないといけません。

どちらかの機関の試験を受けて、合格すれば、受けた団体でキャリアコンサルタントを申請して認定されます。

学科試験の科目は共通です。

試験科目は次のとおりです。

  • 職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
  • キャリアコンサルティングの理論に関する科目
  • キャリアコンサルティングの実務に関する科目
  • キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
  • キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目

から出題されます。

問題は実技試験が2機関で内容や評価の基準が微妙に異なるため、得意不得意を見極めて、得意な形式が出る機関で受けた方がいいんです。

そこで、実技試験の違いを見ていくことにしましょう。

なお、両機関ともに

  • 実技論述試験:50分
  • 実技面接試験:ロールプレイ15分、口頭試問5分
  • 実技試験(論述と面接合計)150点中90点以上で合格

という枠組みは同じです。

違うのは実技の内容になります。

キャリアコンサルティング協議会の試験内容

論述試験はは配点の40%以上の得点が必要です。
かつ、面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに満点の40%以上の得点が必要になります。

ポイントは、キャリアコンサルティング協議会の実技試験では、問題解決に向けた多面的なフレームワークを重視し、それを促すカウンセリングができるかが問われます。

つまり、主体は相談者であるものの、コンサルタントによって「関係構築→問題把握→目標設定→方策提案」という型に悩みをはめて、そのフレームワークで解決を目指すやり方です。
よくわからないのですが…
ある程度、相談者の悩みを型にはめて、そこから多面的に解決方法を模索してく方法ですね。

「多角的な視点を持ちつつ、フレームを用いて問題解決をイメージできるカウンセリング」がキャリアコンサルティング協議会の実技試験で問われます。

日本キャリア開発協会(JDCA)の試験内容

論述試験はは配点の40%以上の得点が必要です。
かつ、面接は評価区分「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」ごとに満点の40%以上の得点が必要になります。

ポイントは、日本キャリア開発協会(JDCA)の実技試験では、相談者の自己理解を深めるためのカウンセリングができるかが問われます。

つまり、主体は相談者であり、相談者に自己理解を深めてもらい、自問自答を促す中で、キャリアデザインをしてもらうという流れになります。
このアプローチを「経験代謝」と言います。
ん…つまりどういうこと?
「相談者自身が経験代謝を用いて自問自答してもらうように促し、自己理解を深めるカウンセリング」が日本キャリア開発協会の実技試験で問われるということです。

※試験内容はそれぞれ箇条書き

試験内容、受験料のまとめ

以上をまとめて表にしてみました。

同一日時別日程A別日程B(Aと違う日)
試験機関共通キャリアコンサルティング協会日本キャリア開発協会キャリアコンサルティング協会日本キャリア開発協会
試験験区分学科実技
筆記試験論述試験面接試験
出題形式択一式記述式ロールプレイ+口頭試問
問題数四肢択一のマークシート方式事例記録を読み、設問に解答する逐語記録を読み、設問に解答する受験者がコンサルタント役になり模擬面接を行う。その後口頭試問を行う。
50問1問1?2問ロールプレイ15分/面接5分
試験時間100分50分50分
評価区分「態度」「展開」「自己評価」「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」
合格基準100点満点で70点以上の得点面接と合わせ150点満点で90点以上論述試験と合わせ150点満点で90点以上
足切り論述試験の満点の40%以上各評価区分40%以上の得点
受験料(税込)8,900円29,900円(論述+面接)

どちらの機関が簡単、難しいということはありませんが、受験者が少ないキャリアコンサルティング協会のほうが多少合格率が高い傾向になります。あとは、面接試験等の評価区分で選ぶべきでしょう。どっちがおススメ!とはいいがたい現状があります。

キャリアコンサルタントには取得資格によってレベルがある

キャリアコンサルティング技能士

国家資格である「キャリアコンサルタント」ですが、実はそれより難しい「上の資格」として「キャリアコンサルティング技能士」(キャリアコンサルティング技能検定)というものがあります。

厳密には「キャリアコンサルティング技能士」(キャリアコンサルティング技能検定)は国家資格ではなく「国家検定」であり、「キャリアコンサルタント」よりも能力がある人を証明する検定試験です。

「キャリアコンサルタント」資格ができる8年前(2008年)にできた検定です(つまりこちらの方が早く設置された)。

「資格」ではなく「検定」なので、厳密には少々違うのですが(※)、実質「キャリアコンサルタント」の上位資格扱いとなっています。
名刺等に書く場合は「1級キャリア・コンサルティング技能士」、「2級キャリア・コンサルティング技能士」のように等級を明示する必要があります。

法的根拠は 職業能力開発促進法第47条第1項になります。

厚生労働大臣は、厚生労働省令で定めるところにより、事業主の団体若しくはその連合団体又は一般社団法人若しくは一般財団法人、法人である労働組合その他の営利を目的としない法人であつて、次の各号のいずれにも適合していると認めるものとしてその指定する者(以下「指定試験機関」という。)に、技能検定試験に関する業務のうち、前条第二項の規定により都道府県知事が行うもの以外のもの(合格の決定に関するものを除く。以下この条及び第九十六条の二において「技能検定試験業務」という。)の全部又は一部を行わせることができる。

受験するためには条件があり、

  • 3年~10年のキャリアカウンセラーとしての実務経験
  • 「キャリアコンサルタント」資格

などが必要になります。

「キャリアコンサルタント」を飛ばして「キャリアコンサルティング技能士」を受験するのは結構難しいと思ってください。

キャリアコンサルティング技能士1級2級の違いは?

キャリアコンサルティング技能検定が求める能力水準によって異なります。
1級は「指導レベル」、2級は「熟練レベル」とされています。

受験者数や合格率も違います。

  • 1級:合格率数%~10%台 受験者500名前後
  • 2級:合格率20%~30%  受験者3000名前後

もし、「キャリアコンサルタント」を取って、さらに研鑽を積みたい人は、こちらの「キャリアコンサルティング技能士」に挑戦してみてもいいでしょう。

キャリアコンサルタントの求人にはキャリコンサーチ検索が便利

キャリアコンサルタントの求人にはキャリコンサーチ検索

いずれにせよせっかく取得した「キャリアコンサルタント」や「キャリアコンサルティング技能士」を生かして働きたいですよね。

転職サイトや転職エージェントを使って求人を探してももちろんいいのですが、国家資格「キャリアコンサルタント」専門のコンサルタント登録サイトがあります。

このサイトは求人が掲載されているのではなく、「キャリアコンサルタント」の方が登録して、キャリアコンサルタントを探しているクライアントとマッチングするためのサイトです。
これは便利ですね!
「待ち」の姿勢になりますが、ここに登録している人は国家資格「キャリアコンサルタント」を持っている人ですから、企業や学校等の注目度も高く、きっと良い依頼が来るはずです。

このサイトを利用できるのは、民間資格のキャリアカウンセラーの人ではなく、国家資格の「キャリアコンサルタント」の方のみです。
ですので、せっかく取得した国家資格です。ぜひ合格したあかつきには登録してみてください。

キャリアコンサルタント(キャリコン)になるための最短資格取得法と合格率 まとめ
  • キャリアコンサルタントは名称独占の「国家資格」である
  • 専門学校の養成講習を受ければ実務経験なしでも受験できる
  • 民間の「キャリアカウンセラー」と比較して信頼性が段違い
  • 最短通学2週間弱でキャリアコンサルタントの受験資格が得られる養成講習がある
  • 通信教育で数か月かける方法もある
  • 合格率は学科50%前後、実技70%前後
  • 「キャリアコンサルティング協会」と「日本キャリア開発協会」の2機関が同一学科試験、別の実技試験で試験を行っている
  • 「キャリアコンサルティング協会」と「日本キャリア開発協会」では実技試験の内容に違いがある
  • 「キャリアコンサルティング協会」と「日本キャリア開発協会」の実技試験は評価区分も異なるので、自分が得意な方、目指したいコンサルタントの姿に近い方で受験する
  • 面接試験(実技試験)は2機関で別日である
  • キャリアコンサルタントの上位に位置づけられる「キャリアコンサルティング技能士1級、2級」の国家検定試験があるので向上心がある人は挑戦しても良い
  • 「キャリアコンサルタント」だけが登録できる仕事マッチングサイトがある