現役CAが辞めたい・向いてないと感じる理由やオススメ転職先を紹介

CA_辞めたい_向いてない

女性のあこがれの職業のひとつであるCAですが、近年は様々な事情から離職率が高くなっています。

この記事ではそんなCAを辞めたいと思う理由や転職成功のポイント、おすすめの転職先などを現役CAが紹介していますので参考にして下さい。

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CAを辞めたい・向いてないと感じる主な理由と原因

CA_辞めたい_向いてない_理由

まず多くのCA(キャビンアテンダント)を辞めたい・向いてないと思う主な理由や原因について見ていきましょう。

周囲のCAにアンケートや口コミを聞いた結果、以下のような理由で辞めたいという人が多かったです。

  • 女性社会で職場の人間関係に疲れた
  • 職場の上下関係がきつい
  • 体力的にきつい
  • 休みが不規則
  • 慣れるとルーティンワークばかりで退屈
  • 新人時代は激務に見合わず給料が低い
  • 将来的な不安がある

女性社会で職場の人間関係に疲れた

男性のCAが増えたとは言ってもCAは女性が多い職場です。スタッフ同士の中で陰口を言われる、ミスをいつまでも責められるなどは日常茶飯事です。

先輩に気を使うことが多く、心身ともに疲れ果てて仕事を辞めたというケースは多く見られます。

職場の上下関係がきつい

CAは今だに体育会系のような上下関係があり、先輩の指示は絶対という雰囲気があります。

常に先輩の顔色をうかがって仕事をするのは精神的にきつく、CAを辞めてしまったというケースは多いです。

上とも近い内容ですが、それだけCAの人間関係は難しいのです。

体力的にきつい

狭い飛行機の空間の中で立ちっぱなしの作業からカートの移動など重いものを動かしたり、CAはイメージと裏腹に肉体労働も多いです。

また人によっては気圧の影響を受け体調を崩したり、勤務時間が不規則、ロングフライトは体力の消耗が激しいなどCAの仕事はとにかく身体に負担をかけます。

20代のうちは問題ありませんが、結婚せず30代まで働き続けることを考えると体力的にきつくて辞める人が多いのが現実です。

休みが不規則

一般のOLのように土日祝が休みということがない職業で、フライトの時刻によっては深夜に起きて空港に行く、フライトを終えてすぐに別の便で業務ということもあり、とにかく休めないと嘆くCAはたくさんいます。

友人と休みが合わないどころか自分の睡眠時間を確保するのも大変で辞めた…という事例が多くあります。

慣れるとルーティンワークばかりで退屈

CAの仕事にあこがれる人が多いですが、現実はそれほど魅力的な仕事ではなく、場所によってはトイレ掃除などもやらなければなりません。

そしてある程度仕事に慣れるとルーティンワークで同じことの繰り返しです。仕事をしていても成長や変化が感じられず、楽しみは高学歴との合コンくらいになって辞めたくなる…なんてこともあります。

新人時代は激務に見合わず給料が低い

CAの初任給はJAL、ANAともに18万円前後と、日本における大卒の初任給と比較してあまり高くはありません。

そして給与は一般企業のOLと変わらないのに、覚えることや気を使うことが多くかなりの激務です。しかも給料はなかなか上がりません。

もちろん長く勤めれば給料はそれなりに上がりますが、体力的にも精神的にもつらく管理職を目指そうにもポストの数は少ないです。

そして給与が上がるまで働いた結果、CAの多くが狙っている高収入の男性との婚期を逃す可能性もあります。その結果、辞めていく人も多くいます。

将来的な不安がある

CAは何歳になったら地上勤務に異動という決まりはありませんが、体力的な面や出産・子育てを考えるといつまで続けられるのか不安を覚える人は多くいます。

それなら早めに転職してセカンドキャリアを考えたり、CAという箔を活かして高収入や大企業の御曹司と結婚する方がいい…判断して退職や転職に踏み切るケースもあります。

CAを辞めるデメリット

CA_辞めたい_向いてない_デメリット

このようにCAを辞めたい理由はたくさんありますが、一方で実際にCAを辞めた先輩達に話を聞いて判明したデメリットもあるので確認しておきましょう。

  • CAはステイタスがあり、今までの努力を考えると辞めるのはもったいない
  • 転職理由が人間関係や体力的な理由なら転職先でも同じ結果になる
  • CAのスキルが活かせる職業が少ない
  • 事務やPC操作などの経験が少ない
  • プライドが高く使いにくいと思われる

では、ひとつずつご説明していきます。

CAはステイタスがあるのでもったいない

CAという職業は誰もがなれるものではありません。多くの航空会社で短大・大学卒業で、語学力(TOEIC600点以上など)が求められます。

また、CAには「憧れの職業」「給料が高い」といったイメージがあり、いわゆる「ステイタスが高い職業」として位置づけられています。

CAというだけで飛びついてくる男性は多いですし、働き続けることでハイクラスの男性とのコネクションも築くことが可能です。

結婚を考えている場合はこれらは大きなメリットとなりますので、後で後悔しないためにも、なぜ辞めるのか、辞めてどうなりたいのかを明確にする必要があります。

転職理由が人間関係や体力的な理由なら転職先でも同じ結果になる

これはCAに限らず転職全般に言えることですが、「職場の人間関係がつらい」「この仕事は体力的にきつい」という理由だけで辞める場合、転職先でも同じような状況になる可能性があります。

要はどこの社会でも人間関係の悩みはついてまわりますし、楽な仕事というものは下記の記事で紹介している一部を除きそうそうないからです。

もちろん無理をして病んでしまっては元も子もありませんが、まずは職場に配置転換を求めるなどの対策を進めてみましょう。

それでも改善されない場合は転職もアリですが、辞めてどうしたいのかを今一度冷静に考えてみるといいでしょう。

CAのスキルが活かせる職業が少なく年収が下がる

CAのスキルは意外と他業種で活かせる場が少ないというのが現実です。

そのため、CA時代の年収を他業種で維持するのは結構難しいでしょう。

事務やPC操作などの経験が少ない

航空会社にもよると思うのですが、CAの業務では事務やPC操作をする経験が少ないです。

そのためCAの転職先として人気の事務系の業務をするときに苦戦します。

プライドが高く使いにくいと思われる

「CAはステイタスがある職業で我々とは違う」、「プライドが高く使いにくい」と思われやすいです。

もちろん現実にはそんなことはなく気さくな人が多いのですが、世間のイメージによる先入観だけでそう判断されることがあるのが現実です。

特に転職先や就職先の人事や重要なポストに女性がいる場合、CAという職業に羨望や妬みがあるのか、目の敵にされて居づらくなった先輩もいました。

CAを辞めるメリット

CA_辞めたい_向いてない_メリット

とここまで一通りデメリットを紹介しましたが、続いてみなさんが知りたいであろうCAをやめるメリットを解説していきます。

  • 高度な接客スキルやマナーが身についている
  • コミュニケーション力や気配りがある
  • 富裕層の人脈があるので営業に有利
  • 海外事情に精通している
  • 語学力が高く転職に有利

高度な接客スキルやマナーが身についている

CAは教育により高度な接客スキルやマナーが身についています。

研修で学んだだけでなく、日々の業務をこなすことで磨かれたものですので異業種でも即戦力として発揮できる強みだと言えます。

コミュニケーション力や気配りがある

CAは搭乗客とのコミュニケーションはもちろんのこと、厄介なCA仲間やパイロット、その他飛行機の運航に関わるすべてのスタッフとのコミュニケーションが求められる仕事です。

事前の配慮、点検・確認といった作業も日々こなし、細かい配慮や気配りも身についています。それらはどこに転職しても活かせるでしょう。

富裕層の人脈があるので有利

飛行機を利用する富裕層と顔なじみになる機会が多いCAなので、自然と人脈ができていきます。

これは結婚を見据えたり転職で営業を始めた際などさまざまな場面で有利になります。

海外事情に精通している

渡航先をはじめ海外の諸事情に精通しているので、活かせる場がたくさんあります。

語学力が高い

CAは語学力が高く、特に国際線を担当した経験があればスピーキングとリスニング能力は鍛えられています。

それは今後の転職や人生で強みになります。

CAを辞めた人の口コミ体験談

CA_辞めたい_向いてない_口コミ体験談

続いて私が聞いた実際にCAを辞めた人の体験談をご紹介します。

  • 変則勤務から解放されて身体が楽!
  • CA時代の上下関係や女性同士のいざこざに比べれば一般企業は楽
  • 将来の不安がなくなった
  • マナーが身についているのでほめられる
  • CA時代の話を聞きたがる人が多く、ちょっと自慢できる
  • 語学、マナー、海外経験など活かせるスキルが多い

変則勤務から解放されて身体が楽!

CAの仕事はかなり変則的です。国内線は1日に何便か搭乗しなければなりません。

国際線は時差ボケとの戦いで、体調管理がかなり大変でした。転職したら、変則勤務から解放されて、身体がかなり楽になりました。

CA時代の上下関係や女性同士のいざこざに比べれば一般企業は楽

男性CAが増えたとは言っても女性が多い職場で、上下関係や人間関係で気を使う場面がたくさんありました。

一般企業に転職して、もちろん気は使いますが、CA時代ほどのいざこざがないので気持ちが楽になりました。

将来の不安がなくなった

自分は何歳までCAができるのだろう……と常に不安を感じていました。結婚や出産した後の仕事が想像できず、不安しかない状態だったのでした。

でも一般企業に転職してからは、定年退職まで働けるという安心感があります。産休や育休を取っても復職している人が多い職場なので心強いです。

マナーが身についているのでほめられる

自分では当たり前になっているのですが、ちょっとしたマナーや気配りが転職先ですごくほめられました。

CA時代に身についたことが役に立っていると思います。

CA時代の話を聞きたがる人が多く、ちょっと自慢できる

転職先の飲み会やランチ会なのでCA時代の話を聞きたがる人が多いことに驚きました。

ささいなエピソードを話すだけでも盛り上がるので、ちょっと自慢できるのがうれしいです。

語学、マナー、海外経験など活かせるスキルが多い

語学力やマナー、海外事情などCAの仕事で培われたスキルが活かせる場面が結構多くあることがわかりました。

転職する際に、転職エージェントの担当者にも「○○の仕事で活かせますよ」とアドバイスいただき、自分では考えていなかった仕事に就けたのはメリットだと思います。

CAから転職を成功させるポイント

CA_辞めたい_向いてない_転職成功のポイント

CAが転職を成功させるにはどうすればいいのか、ポイントをご紹介します。

  • 自分の強みを整理する
  • CAの経験や強みをどういった業界・職種で活かしたいかを考える
  • 今後の人生設計やキャリアプランを考える
  • 転職エージェントのアドバイスを聞く
  • CA時代のプライドは捨てる
  • 転職先の雰囲気を事前に調べる

自分の強みを整理する

まず、自分の強みを整理してみましょう。語学力やCAとしての経験のほか、自分でも気づいていない強みがあるはずです。

「こんなこと、誰でもできるんじゃないかな」と思うようなささいなことも書き出してみてください。

CAの経験や強みをどういった業界・職種で活かしたいかを考える

次にその経験や強みはどんな業界・職種で活かせるか、また活かしたいかと考えてみましょう。

じっくりと考えてみると意外とたくさんあることに気がつきますよ。

今後の人生設計やキャリアプランを考える

独身の人も既婚の人も、CAを辞めてからの人生設計を考えることが大切です。独身の人は結婚、出産、子育てを想定して仕事を探す必要があります。

既婚の人は子どもの年齢や自分の年齢を考えて定年まで働くかどうかといった人生設計やキャリアプランを考えましょう。その上で希望に合う求人を探すことが大切です。

転職エージェントのアドバイスを聞く

自分で考えるべきポイントはいくつかありますが、なかなか自分のことを客観的に見ることは難しいものです。

そこでおすすめなのが転職エージェントに登録して、担当のアドバイスを聞くことです。アドバイザーはさまざまな業界の事情を把握していますし、求職者の気持ちも理解してくれます。

さらに自分では気づいていない強みやアピールポイントを教えてもらえます。登録は無料なので、ぜひ利用してみましょう。

CA時代のプライドは捨てる

転職のポイントやノウハウはいろいろありますが、転職を成功させるには一度CAとしてのプライドを捨てることも大切です。

花形職業で多くの人から憧れの視線を浴びる存在で、企業の社長や芸能人、著名人とも親しくなる機会があります。しかし一般企業ではそんなことはまずありません。

そういったことが知らず知らずのうちに態度や言葉に出てしまうことがあるので、注意しましょう。

転職先の雰囲気を事前に調べる

転職したいところが絞られてきても、応募する前にさらに詳しく調べる必要があります。特に応募先の雰囲気をよく調べておきましょう。

自分で調べるのは難しいので、転職エージェントの担当者に聞くと教えてもらえます。

実際にCAを辞めた人によくあるQ&A

CAを辞めて転職を考える人によくあるQ&Aをご紹介します。

Q:CAを辞めたいと思うがもったいないでしょうか?

A:CAのキャリアを活かせる仕事はたくさんあります

A:CAを辞めても退職せず地上勤務に就く方法、他の航空会社でCAを続ける方法があります。

また、CAを目指す人のために講師をする道、航空関連や旅行業で働くなど今までの経験や学んだことが活かせる方法があるので探してみましょう。

Q:CAになることだけを目指してきたので、自分に合う職業がわかりません

A:自分で思う以上に適職はあります

CAの業務ではさまざまなことを身につけているので、自分が思っている以上に向いている仕事は見つかります。

まずは転職エージェントに登録して相談してみると、アドバイスが受けられるのでおすすめです。

Q:CAの仕事に疲れて休みたいけどブランクがあると不利ですか?

A:問題ありません

そんなことはありません。少し休んで将来設計を考えるといいですよ。

もちろん4年も5年も休んでしまえば影響は出るでしょうが、半年や1年くらいならそれほど不利になることもありません。

Q:今の会社は辞めたいがCAという職業は続けることは可能ですか?

A:他航空会社でCAをすればOKです

たとえば今が国内航空会社なら外資系航空会社への転職(その逆で外資系から国内航空会社への転職)すれば大丈夫です。

前職から妨害をされるようなことはないですし、むしろスキルや経験があるので歓迎されるでしょう。

求人などをみるとフライト業務だけでなくCAの教育など地上職もあるので、フライト業務が嫌で辞めたいなら一度探してみましょう。

CAをやめた後におすすめの転職先

CA_辞めたい_向いてない_転職先

CAの経験やスキルを活かせる転職先をご紹介します。

  • ホテルのコンシェルジュ
  • ブライダル業界
  • マナー講師・CA養成講師
  • 秘書
  • 営業
  • 広告・企画

CAを何年か経験すると給与はそれなりに高額になっています。そのため、一般企業での事務職では年収的にも業務内容を見てもやりがいを感じられないでしょう。

CAの経験やスキルを活かせる職業としては、ホテルのコンシェルジュがあります。ホテルのコンシェルジュはお客様の依頼を受けて、レストランを紹介したり、予約を取ったりします。おすすめの観光エリアや飛行機・鉄道の乗り継ぎを質問されることもあります。国内外の渡航経験があるCAならではの気配りが活かせる仕事だと言えます。

ただし、ホテルのフロント業務も行うケースが多いので、事前に業務内容や勤務時間などをよく確認することが大切です。

また、企業のマナー講師やCAを養成する講師としても活躍の場があります。実際にCA経験者でマナー講師や企業研修講師に転職する例は多くあります。

マナーや気配りができるという点では秘書やブライダル関連の仕事にも向いています。コミュニケーションスキルが高い人が多いので営業職としても活躍できるでしょう。

CAからの転職におすすめのサイト

このようにCAが転職して活躍できる場はたくさんありますが、自分ひとりで求人を探すのは大変です。CAの転職に強いエージェントを活用してみましょう。おすすめの転職エージェントをご紹介します。

1位:doda

doda(デューダ)

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業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
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  • 土日祝休みの求人は業界トップレベル
  • 大手企業や年収500万以上の求人も多数
  • 研修制度で未経験でも安心

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CAスキルが重宝される職場の求人も多いので、登録時にCA経験があることを記載しておくと様々なところで歓迎されます。

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公式サイト:https://doda.jp/

2位:女性の転職 マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント
年代20代~30代(特に20代)雇用形態正社員
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタントその他
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CAを辞めたい・向いてない~まとめ

CAは競争率が高く、多くの女性があこがれる職業です。しかし体力的にも人間関係にも大変なところがあり、辞めたいと思う人も多くいます。

CAの箔があれば結婚でも転職でも問題なく成功するかと思いますので、一人のCAとして成功することを祈っています。