満を持して、あの日経グループが技術者専門の転職支援サイトを立ち上げました。
サイト名は「日経TECHキャリア」。
日経新聞を筆頭に、経済、ビジネス情報分野のリーディングカンパニーとして長年活躍してきた日経グループですが、「日経TECHキャリア」を通じてどのような転職支援情報を技術者へ提供しようとしているのでしょうか。
そこでまだサービスとしては新参である転職支援サイト「日経TECHキャリア」について、詳しくレポートして参ります。
目次【クリックして移動できます】
日経TECHキャリアとは
技術者特化型の転職支援サイト
日経TECHキャリアとは何かを一言で表せば
”IT、電気・電子・機械、建築・土木の技術者に特化して主に求人情報を提供している転職支援サイト”
となります。
日経TECHキャリアは技術者を対象としていますが、全ての技術者を対象としている訳ではないということです。
技術者の業種を「IT」、「電気、電子、機械」、「建築、土木」の技術者に対象を絞って、日経グループが得意とする専門性の高い転職に関わる情報を提供することにより技術者の方々へ貢献することが日経TECHキャリアの狙いなのです。
転職エージェントではなく求人情報の提供サイト
転職支援サイトと聞いて「転職エージェント」を思い浮かべた読者の方もいると思います。
日経TECHキャリア自体は求人企業を個別に紹介したり、転職活動をマンツーマンでサポートする転職エージェントのサービスは提供していません。
その代わりに日経TECHキャリアは、日経TECHキャリアの運営企業である日経BP社が厳選してパートナーシップ契約を締結した、23社(2017年9月現在)の優良転職エージェントの求人情報を提供しています。
つまり利用者は日経TECHキャリアからは直接転職サポートを受けないものの、求人へ応募(以下”エントリー”)した場合には、その求人を担当している23社の何れかの転職エージェントから必ず転職サポートを受けることできる訳です。
当サイト人気の転職エージェント | |||
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日経TECHキャリアの特徴やメリット
多数の転職エージェントの求人情報を横断的に検索できる
転職エージェントが有する求人情報はそれぞれ異なりますので、どんな求人があるか検索するには、転職エージェントの各サイトを訪問して検索を行う必要があります。
ところが日経TECHキャリアを利用すれば、提携している23社の転職エージェントの求人情報については、各エージェントのホームページを訪問することなく一括で検索を行うことができます。
更に、検索した情報の中で気になった求人については「気になる」ボタンを押すだけのワンタッチ操作で、転職エージェントが異なる求人情報であっても一元的に保管でき、情報の比較なども容易に行えます。
プロフィール公開により転職エージェントからスカウトを受けられる
日経TECHキャリアでは個人情報を除いた学歴や職務経験、保有資格など、自分のプロフィールを公開することで、転職エージェントからスカウトを受けることもできます。
スカウトのメリットは、スカウトを受けた転職エージェントからより積極的な求人紹介や支援を受けられることが期待できることと、内定を得られる可能性が高まることです。
公開されたプロフィールを見て、紹介できる求人を有していない転職エージェントがスカウトしてくることはないからです。
またスカウトは、転職エージェントから声がかかるのを待っていれば良いだけであり、利用者側から働きかける必要は一切ありませんので、忙しい方でも無理なく利用できます。
日経グループらしいお役立ち記事も充実している
お役立ち記事は日経TECHキャリアが主な対象業種としている「IT」、「電気・電子・機械」、「建築・土木」の三分野それぞれで用意されており、平日はほぼ毎日記事が更新されているという充実ぶりです。
勿論、記事内容は業界ごとのビジネス情報専門誌を発行している日経グループならではのディープで読み応えのあるものばかり。
日経TECHキャリアへアクセスすれば企業が実際に取り組んでいる最新の人事制度など、日経グループが選び抜いたホットな情報を毎日手に入れることができます。
日経TECHキャリアの使い方
日経TECHキャリアを利用して転職活動を行うにはどうれすばよいか、内定獲得までの流れを通じて日経TECHキャリアの利用方法をご紹介致します。
まずは会員登録(無料)を行う
日経TECHキャリアは求人情報の検索を行うだけ、あるいは記事を読むだけであれば特に必要な手続きはありません。
しかし、求人へエントリーする場合には会員登録手続きが必要になりますし、「スカウト」を利用できるのも会員登録者のみとなっていますので、利用するにあたって会員登録手続きしておくことをオススメ致します。
会員登録手続を行う場合には次のページにアクセスします。
(IT系の会員登録)
ご覧の通り日経TECHキャリアへ会員登録する場合、「IT」、「電気・電子・機械」、「建築・土木」の3分野から選んだ上で手続きを行う必要があります。
登録に必要な情報や項目がそれぞれ異なりますので、誤って他分野の登録ページで手続きをすることなどないよう注意してください。
自分が該当する分野の会員登録ページにアクセスしたら登録画面が表示されますので、性別や現住所、職業経験、学歴など各項目に該当する事項を入力あるいは選択します。
一通り入力が済んだら「次へ」のボタンを押し、同様に画面の指示に従って該当事項を入力する手続きを行えば登録鉄続きは完了となります。
3分野それぞれで求人検索を行う
日経TECHキャリアは求人検索も「IT」、「電気・電子・機械」、「建築・土木」の3分野それぞれ別に行うことになります。
例えば「電気・電子・機械」であれば次のページにアクセスし、画面中央にある「求人を探す」というコーナーを主に利用して検索を行います。
気になった求人があれば「気になる」ボタンをワンクリック
その中でもし気になった求人があれば「気になる」ボタンを押すと気になる求人リストへ速やかに保存されます。
そうすれば気になる求人情報のみ呼び出して、じっくりと検討できるようになります。
エントリーする場合は「詳細を見る」ボタン→「この求人にエントリーする」ボタン
ヒットした求人の中で詳細情報を知りたいものがあった場合には、各求人情報ごとに表示されている「詳細を見る」という緑色のボタンを押します。
すると求人の詳細情報が表示されると共に、エントリーも行えるようになります。
詳細情報を確認した上で求人にエントリーすることを決めた場合には、詳細情報画面の上部と下部の2ヶ所に表示されている「この求人にエントリーする」ボタンを押します。
ボタンを押したら応募用の画面が表示されますが、会員登録を行っている場合には既に入力している個人情報が自動的に反映されているはずです。
念のため登録情報に間違いがないか、ブランクになっている項目がないかを確認し、もしブランクになっている項目があれば該当事項を入力します。
入力情報の確認が済んだら、後は送信ボタンを押すだけでエントリー手続きは終了となります。
日経TECHキャリアで採用されるまでの流れ
まず求人担当の転職エージェントのコンサルタントから連絡が入る
エントリー手続きが済んだら、エントリーした求人を担当している転職エージェントのコンサルタント(または「キャリアアドバイザー」など、具体的な呼称名は転職エージェントによって異なります)から連絡が入ります。
連絡方法はメールか電話になりますが、例えばエントリーした求人の締め切りが迫っている等緊急性が高いような場合にはコンサルタントから電話連絡が直接入ると考えられます。
ヒアリング→書類選考に進む
コンサルタントから連絡が入った後のプロセスは、そのコンサルタントと直接やり取りを通じて進行することになり、日経TECHキャリアを利用する場面は特になくなりますが、参考までこの後の流れもご紹介しておきます。
1)コンサルタントによる電話ヒアリングもしくは面談
エントリーした求人に対する動機や転職に関する希望や条件など、コンサルタントによるヒアリングが電話、もしくは面談を通じて行われます。
2)必要書類の提出→書類選考
求人の選考は通常書類選考から行われますので、コンサルタントを通じて必要な提出書類の提示を求められます。(求人企業によっては書類選考のプロセスがない場合もあります。)
必要書類が整ったらコンサルタントを通じて求人企業側へ提出されますので、求人企業側で書類選考が行われることになります。
採用面接→内定
書類選考を通過したら、求人企業の本社などで採用面接が行われます。
その際、面接日程についてはコンサルタントが間に入って日程や時間調整を行ってくれますので、一方的に日時を指定される心配はありません。
また、面接が不安だという方はコンサルタントへ面接指導を仰ぐことができます。
コンサルタントは仲介役として求人企業側の考えやニーズを理解していますので、それらを踏まえてどう回答することが望ましいかなど、適切なアドバイスを提供してくれます。
面接も合格となれば内定です。
内定を正式に受諾すればコンサルタントを間に挟んで、最終的な入社条件を確定させた上で雇用契約を締結し、入社という流れになります。
以上が内定までの流れと、日経TECHキャリアの基本的な利用方法です。
日経TECHキャリアの注意点・デメリット
日経TECHキャリアにはご紹介したような優れた特徴やメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。
- 日経TECHキャリアが提携している転職エージェントの全ての求人情報を検索できる訳ではない。例えば各転職エージェントが有する「非公開求人」の情報はそれぞれの転職エージェントへ登録しないと情報を得ることはできない。
- 日経TECHキャリアが提携している転職エージェント以外の転職エージェントは選ぶことはできない。
- 転職エージェントを介さずに直接応募できる求人がない
- 必ず転職エージェントを間に挟んでやり取りを行う必要があるため、却って不便な場合もある。
日経TECHキャリアを利用したY氏の口コミレポート
Y氏(土木系エンジニア・男性・30代後半)
「日経には日経新聞だけでなく「日経コンストラクション」でもお世話になっていましたし、信頼も厚かったですね。
ちょうど転職を考えていたこともあり、日経の転職支援サイトなら大丈夫だろうと考え、日経TECHキャリアを使ってみることにしました。
最初の印象は・・・正直言いますとあまりよくありませんでした。
トップページの「求人を探す」欄はITの方専門だったため、土木は検索できないものと誤解してしまいました。
土木専門の求人検索ページがあることはその後わかりましたが、トップページの求人がIT
だけというのは土木のエンジニアとしては今でも不満があります。
ただ、その点の不満はあるものの、求人情報は間違いなく充実しています。
7月にオープンしたばかりなのに建築・土木の技術者向け求人数が約5千件程度あることには驚きました。
スタートでこれだけの数を揃えることができるというのは、さすが日経ですよね。
また、給与など魅力的な条件の求人もかなりありましたので、年収アップを目指している私にとっては役立つサイトになりそうです。
新着の求人情報も続々と届いていますので、今後が楽しみなサイトであることは間違いないですね。」
日経TECHキャリアの評判やデメリットまとめ
今回はまだサービスして日が浅い日経TECHキャリアについて解説をしました。
優れたサービスではあるのですが、転職サイト最大のメリットである好条件の非公開求人が見れない、直接応募ができないので不便など、デメリットも多い印象でした。
そのため、個人的には日経TECHキャリアでなくdodaなどの転職サイトを2~3社利用し、好条件の非公開求人を比較しつつ応募することをおすすめします。
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