ブラック企業で働く人ってどういう心境なんでしょう？
こんな待遇はおかしい！とかって思わないんですかね？？
それ、もしかしたらブラック社員かもしれません。
この記事では、ハルオサンのリアルなブラック企業あるあるを中心に、ブラック社員について書いていきます。
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ブラック社員はブラック企業で違和感を感じず働く人
ブラック社員とは、ブラック企業に勤め、そのブラックな職場環境を当たり前だと思って働いている社員のことを指します。
たまに、ホワイト企業で常軌を逸した言動・主張をし和をかき乱す、いわゆる「モンスター社員」をブラック社員と呼ぶこともありますが、ここでは明確に区別します。
ブラック社員は、ブラック企業で何も違和感を感じず働き、結果として無自覚にブラック企業を成立させてしまっている社員なのです。
ブラック社員の特徴
ブラック社員の特徴を挙げてみると、次のようになります。
- 企業に尽くすことが美徳
- 同僚にも自己犠牲を求める
- 悪意も良心もない
傍から見ると、とても正常とは思えませんね……
では、以下で詳しく見ていきましょう。
仕事に心酔し企業に尽くすことが真の美徳
ブラック社員は、自らの仕事に心酔していて、企業に尽くすことが美徳であると考えています。
法外な時間外労働や低賃金の仕事であっても、むしろそのようなブラックな環境で懸命に働くのは当然だと考えていますし、そんな自分を評価してすらいるのです。
雇用する側からすれば、まさに従順な理想の社員。
ブラック企業で当たり前に働き、過酷な労働環境に耐えることが良いという認識すらあるのが、ブラック社員なのです。
同僚にも仕事に対して自己犠牲を求める
仕事に対する自己犠牲が美徳と考えているブラック社員は、同僚にも同じく、労働に対する過剰なまでの献身を求めます。
ブラック社員がいると、新入社員にも次々とブラックな働き方が伝染していくのです。
結果として、ブラック社員自らが知らず知らずのうちに、ブラック企業を成立させてしまうんですね。
ブラック社員は、会社にいる周囲の人間にも仕事に対する過度な傾注を要求し、ブラック企業の体質そのものを自ら作り上げているのです。
言動に悪意も良心もない
傍から見たらハラスメントと捉えられるような行動も、ブラック社員は悪意も良心もなく行っています。
なぜならブラック社員は、そのようなブラックな労働環境が当たり前だと考えて疑わない、思考停止の状態になっているからです。
もはや「部下に成長してほしい」という良心や「わざとキツい仕事を与えよう」という悪意も何もありません。
ブラック社員は、ブラック企業の中でただただ職務を全うしているという感覚しか持っていないのです。
ブラック社員から逃れるための対処法は転職
単刀直入に言います。ブラック社員から逃れるためには転職しましょう。
ブラック社員の勤める会社は、そもそも相当なブラック企業です。
ブラック企業で働いて、心身共に消耗してしまっては元も子もありません。
労働組合や公的機関、弁護士への相談という手もありますが、そもそもブラック企業には労働組合がないことも多いです。
そして公的機関への相談には多くの時間がかかり、弁護士への相談は時間に加えお金もかかります。
そういった労力を考えると、ブラック企業を辞めて転職するのが、最も確実でリスクの少ない方法です。
ブラック社員から逃れるなら、早めに転職や退職を検討した方が良いですよ。
ブラック社員がいる会社の見分け方
でも、転職先でまたブラック社員に遭遇してしまったらどうしたらいいんでしょう……
- 転職サイトの求人に悪い口コミがある
- 面接でやたら褒められ歓迎されて即採用
以上の２つを確認することで、ネット＋対面の二段階でブラック社員がいないか見極めることができます。
では、詳しく説明していきますね。
転職サイトの求人で悪い口コミを確認する
実際に働いていた人の口コミを見られる転職サイトで、悪い口コミがないか確認してみましょう。
企業や社員の体質を知る材料になり、ブラック社員がいるかある程度見極めることができます。
ただし、中には悪い口コミを消したり、サクラもあったりするので、あくまでも選考を受ける前の下調べとして活用してくださいね。
転職先にブラック社員がいるか確認するには、まずは転職サイトで悪い口コミをチェックしてください。
面接でやたら褒められ歓迎されて即採用
いざ面接を受けに行ったら、褒めちぎられて過剰な歓迎を受け、しかも即採用……
もし面接でそんな反応をされたら、注意してください。
このあとハルオサンのコラムでも出てきますが、それまで受けた会社の面接と明らかに反応が違う場合は、ブラック社員がいる可能性が高いです。
面接で高評価な上に採用までされたら、つい嬉しくなっちゃいますけど……。
ブラック社員のいるブラック企業は、とにかく人材の確保に必死になっています。
そのため、面接ではかなり好意的に接してきて、その場で採用となる場合も多いです。
ブラック社員がいる会社かどうか見極めるには、面接での反応があまりにも良すぎないか確認してみてください。
コラム：ブラック企業で働く社員あるある ハルオサン
こんにちは！
ブラック企業に人生の大半を捧げたハルオサンです！
最近の悩みは知人に５０万騙し取られたショックで『血尿』が止まらない事です。
ということで、この機会に私が体験したブラック企業あるあるをまとめたのでご紹介します。
ブラック社員あるある 面接に来たら即採用
どこに行っても、ゴミのように追い払われたのに、
なぜかこの会社・・・
面接で何を言っても褒められる・・・・
「きみいいね～やる気があるね～」
そして面接の終わりにこう言われるのです。
「じゃあ、いつから来れる？」
待遇がクソなのでブラック企業は常に人材不足！
しかし待遇を良くすることも出来ません。
『従業員から労働力を搾取する』
というのが主なビジネスモデルになっているからです。
人材が『人財』なのです。
ブラック企業あるある 朝礼で洗脳
ブラック企業が一番力を入れる時間が朝礼です。
社員を朝の時間にきっちり洗脳しておくことで、
その日一日を必死に働かせることが出来るからです。
私がいた会社では朝礼が始まると・・・
まず円陣を組みます。
ここから朝礼が始まります。
社員Ａ：「今日も頑張るぞぉおおおおおおお！」
一同：「おおおおぉおおー！」（社員一同）
社員Ａ：「今日成績一番で帰ってくるのはオレだ！」
社員Ｂ：「いやオレだ！」（手を上げる）
社員Ｃ：「オレだ！」（手を上げる）
社員Ｄ「オレだ！」（手を上げる）
「オレだ！」「オレだ！」「オレだ！」「オレだ！」・・・・・・
一同：「うおおぉおおぉ！！！！」
・・・・・・・はい。
いろんなパターンありました。
『待遇の悪い会社ほど、
朝礼に気合が入ってる事が多い』
そんな気がします。
会社に凶器あるある
会社にバット。
カバンに刃物。
あるある当たり前。
ブラック企業には危険がいっぱい！
社長はこんな過激なことも言います。
「契約取れるまで帰るな！」
「ちゃんと涙流して土下座して頼んだのか？」
「相手の社長を怒らせた？じゃあもう一回行ってこい」
ブラック企業にいた我ら『無能社員』は、何度でも何度でも間違いを繰り返しました。
『本当に怒らせちゃいけない会社や団体』を怒らせてしまう事だってある。
上司にボコボコに殴られたこともある。
酒やドレッシングを無理やり飲まされる事も・・・
常に危険と隣り合わせの職場です。
みんな心が病んでいく・・・・
でも社員が忍ばせている凶器は自衛の手段では無い。
（最悪の時は大丈夫！コレがあるから大丈夫だ！）
そう思えるから、心が少し安らぐんだと思います。
凶器が心のよりどころだったのです。
ブラック企業あるある 人間じゃなくなる
私が管理者になった時に、部長からこう言われました。
「ピリピリした空気を出し続けろ！」
■とにかく常にイライラしていろ。
■逆らったら何をされるかわからない！そう思わせろ。
■大声で意味も無く社員を呼び出せ！
■椅子や机を蹴り上げて大きな音を出せ！
■定期的に社員の背後で舌打ちをしろ。
こんな生活が続くと・・誰もが上司の顔を伺いだす。
社畜の完成である。
私はこの指示を守れず。
「管理者に向いていない」と言われ降格しました。
どうも飼うよりも、飼われる方が向いていたらしい。
わんわん。
ブラック企業あるある 社畜に休日は無い
せっかく調教した社畜も柵（会社）の外に出ると、
うちの会社がおかしいことに気づいてしまう。
だから休日もイベントをする。
■夏はバーベキュー
■冬は鍋パーティー。
社員はみんな平日も祝日も、いつでも一緒！
ブラック企業あるある アットホーム。
「ブラック企業から抜け出そう」と言う人はいても、
「家族から抜け出そう」なんて人はいませんよね？
結婚すると仕事が増える
結婚した社員はそう簡単に会社から抜け出せない。
だからブラック企業社員は結婚した途端・・・・
みんなが『嫌がる役職』に就かされたり。
みんなが『嫌がる場所に転勤』させられたりする。
いま自分が辞めたら、家族はどうなる？
両親は？奥さんは？お腹にいる子供は？
（不安にさせたくない、自分が頑張らなきゃ・・）
そういう気持ちにつけ込むわけです。
日本の労働者を縛る時はお金や法律よりも、
『良心』で縛るのが一番効率が良いですからね！
ブラック企業あるある 変な会社には変な同僚がいる。
私の会社では
何かしらの『トラブル』があると・・・・
ザワザワと話し合う私たちの背後から、
静かに現れる同僚がいた・・・・
その同僚は慌てふためく私たちに、
優しくそっと語り掛けます。
「心配ないよ！超越すれば良いんだ」
（超越・・・・・？）
私たちが対応策を話し合う中で、
同僚は『超越』という単語を繰り返すばかり。
私たちが何を尋ねても、返ってくるのは『超越』
「それだって超越すれば問題なくなるじゃない？」
「それも同じ！超越すれば良いだけでしょ？」
超越・・・超越・・・超越・・・超越・・・・
彼はなぜ自分の話が理解されないのか？
全く理解できない様子でした。
うつろな表情で首をかしげ彼は言います。
「なんでみんな超越ができないのぉ？」
超越者
・・・・・うーんなんでかなぁ？
ブラック企業に勤める事は『苦行』にも見える。
休みも無く続く激務。
上司や取引先からの厳しい叱責。
無限とも思える過酷な生活の中で・・・・
何かを『超越』した人間が生まれて来る・・
ことも・・・ある・・・・・わけないか・・・
悪気は無かったのかもしれませんが、
とにかく仕事の邪魔でした。
上司が優しくなる魔法の言葉がある
問題です。
問.ブラック上司から「大丈夫か？」と声をかけられた時に、最も評価してもらえる返答を答えなさい。
ただし、すでに１０日間連続で会社に泊まり込み、月の残業時間は３００時間を超えているものとする。
正解：
「いやぁ・・仕事って・・
最高に楽しいですよね！」
★仕事最高！
おわり
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