転職の適性検査とは|落ちる原因や対策法を3E、SPI等テスト別に解説

転職における適性検査の対策方法。落ちる原因と理由

最近は中途採用でも適性検査を行うことがありますよね。

転職の適性検査はどう対策したら良いの?新卒の時とは違うの?といった疑問が生まれるはずです。

この記事では、転職における適性検査の対策方法について書いていきます。

適性検査で落ちることってあるんですかね?
採用選考では、経歴や面接なども含めて総合的に合否を判断しますが、「適性検査で落ちることはない」とは断言できませんね。

\ 記事の途中に移動します /

他にも、新卒と中途の適性検査の違いや、中途採用でよく使われる適性検査の種類も紹介していますよ。
ぜひこの記事を読んで、転職における適性検査の対策をし、採用を勝ち取りましょう!

転職時の適性検査の対策方法

選考を受けている企業で適性検査があるとわかったら、次のような対策をしましょう。

  1. 問題集を購入し、問題に慣れておく
  2. ニュースや新聞で時事問題を知っておく
  3. 性格検査は一貫性を大切に、思うままに答える
適性検査は、とにかく「慣れ」が大事。

しっかり対策をすれば、問題なくパスできますよ。

問題集を購入し、設問に慣れておく

基本中の基本ですが、適性検査の問題集を購入して、解く練習をしましょう。

適性検査の問題にはある程度パターンがあるので、問題に慣れておくことで確実に対策ができますよ。

いざ検査を受ける時に少し緊張していても、問題集と似たような問題なら、落ち着いて解くことができますよね。

適性検査の対策をするなら、まずはとにかく設問に慣れておくこと。これは絶対ですね。

ニュースや新聞で時事問題を知っておく

余裕があれば、時事問題の知識とそれに対する自分の考えも持っておくと良いですね。

企業によっては、テストで時事問題の知識を問う場合があります。

志望業界に関わるニュースはもちろん、大きな政治の動きなどは構図や仕組みを頭に入れておきましょう。

また、時事問題について知っておけば、面接の対策にもなりますよ。

適性検査対策をするなら、時事問題も学んでおくとなお良いです。

性格検査は一貫性を大切に、正直に答える

適性検査における性格検査は、「あなたが思うままに、正直に答える」と覚えておきましょう。

性格検査は、解答の一貫性が重要なので、選択する項目にブレがあると低く評価されることがありますよ。

採用されたいがために、企業が望む人材に沿うように取り繕うのは、問題数が多いためなかなか難しいです。

適性検査の性格検査は、あなたの考え方をそのまま反映してくださいね。

転職の適性検査で企業が見るポイント。新卒との違い

転職の適性検査で企業が見るポイント。新卒との違い

転職の適性検査で企業が見ているのは、以下のような項目です。

  1. 社会人としての知識や責任能力が備わっているか
  2. 求める人材と合致しているか
  3. 企業との相性

新卒採用では、その人が持つポテンシャルが重視されます。

しかし、中途採用では「社会人としてどうか」を見られるので、適性検査でも社会人に必要な知識や能力が備わっているかをチェックされますよ。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

社会人としての知識や責任能力が備わっているか

転職時の適性検査で企業が見ているのは、社会人としての知識や責任能力です。

中途採用で求められるのは、即戦力。

適性検査は、あなたが社会人として必要な能力を備えているかどうかを測っていますよ。

求める人材と合致しているか

あなたが、企業が求める人材と合致しているかも、適性検査ではチェックしています。

情報処理などの能力や、協調性などの性格傾向が、希望する人材に近いか企業側が判断する材料になりますよ。

そのため、あまりにも成績が悪いと「能力不足」と見なされてしまいます。

適性検査はしっかり対策をしてくださいね。

企業との相性

適性検査では、企業との相性も判断していますよ。

企業側もあなたも、長く仕事を続けられたほうが良いですよね。

能力面や性格面の相性が合えば、離職率も低くなるので、会社とあなたの双方にとって有益なのです。

転職時の適性検査では、企業との相性を見ることで、長く働いてもらえるかどうかをチェックしています。

適性検査の種類は能力と性格

適性検査の種類は能力と性格

そもそも、適性検査ってどういうものだっけ?という方に向けて、適性検査について詳しく見ていきます。

適性検査は、大きく分けると以下の2つです。

  1. 能力検査
  2. 性格検査

テストや企業によって、両方受ける場合もあれば、どちらか一方だけというパターンもありますよ。

事前に企業に確認しておくのがおすすめです。

能力検査

あなたの情報処理能力や知識を測るのが、能力検査です。

簡単な計算や日本語の語彙、英語などを、できるだけ速くたくさん解くことが重要ですよ。

個人の能力によって差はあるものの、問題集での対策は必要不可欠ですね。

性格検査

あなたの性格の傾向を測るのが、性格検査です。

あなたがどう行動するか、どう思うかといった質問にひたすら答えていきます。

性格検査では解答の一貫性が重要なので、ありのままに答えることが大切ですよ。

ただしSPIなど、問いを抜かしてしまい解答しそびれると、成績が無効になるテストもあります。

しっかりとすべての問題に解答できているか、確認は必ずしてくださいね。

適性検査を受ける場所・webか筆記

適性検査ってどこで受けるんでしたっけ?web?それとも筆記?
テストにもよりますが、適性検査を受ける場所は以下の3つですね。
  1. 自宅
  2. 面接会場
  3. 適性検査の試験会場

それぞれの会場で、さらにwebか筆記で受けることになりますよ。

場所と形態は企業から指定されるので、指示に従ってくださいね。

会場やwebか筆記かによって、出題内容や形が異なるテストもあるので、よく確認して対策しましょう。

転職時の適性検査でよく出るテストの種類

転職時の適性検査でよく使われるテストは、次のようなものがありますよ。

  1. SPI3
  2. 玉手箱
  3. SCOA
  4. 3Eテスト
  5. Cubic
  6. 内田クレペリン検査
  7. Y-G性格検査

特に、SPI3と玉手箱は頻出です。性格検査だけなら、内田クレペリン検査やY-G性格検査もよく出ますよ。

テストごとに詳しく見ていきましょう。

SPI3 会場ごとに個別の対策

選考時の適性検査で、最も利用されているのがSPIです。新卒採用の時に受けたという方も多いですよね。

SPIは中小企業から大手まで、業種を問わず幅広く使われていますよ。

現在のバージョンはSPI3で、分野は言語(国語)と非言語(算数)に分かれています。

問題自体は誰でも解けるものですが、かなりのスピードで解答する必要があります。

また、会場や受ける形態によって出題範囲や形式が異なるため、同じSPI3でも企業の指定に合わせて対策しなければなりません。

よく利用されるのは、テストセンターでの受験です。

とりあえず対策するなら、まずはテストセンターの出題範囲を完璧にしましょう。

玉手箱 企業によって問題の種類や難易度が異なる

玉手箱も、主に自宅受験型の適性検査としてよく利用されていますね。

分野は言語(国語)と計数(算数)に分かれ、さらにその分野の中で3種類の問題形式に分かれています。

玉手箱の大きな特徴は、その3種類の問題形式のうち、1種類だけがずっと出題されること。

どの問題形式を選択するかは企業によって異なりますよ。

玉手箱もかなりスピーディーに解答する必要があるので、どの問題形式が出題されても大丈夫なように、しっかりと対策をしてくださいね。

SCOA 知能より学力重視

SCOAは、SPI3や玉手箱といった知能検査とは異なり、学力検査の傾向が強いテストです。

出題分野は言語・数理・英語・常識(理科・社会)で、解くためには中高で習った基礎知識が欠かせません。

「知らないと解けない」問題が多いので、事前の対策は必須ですね。

一方で、勉強をすれば確実に解けるので、あらかじめ問題集でしっかり対策をしておきましょう。

3Eテスト 問題は易しいが速度と正確性が大事

3Eテストは、足し算や図形と数字の法則、文字を並べ替えて単語を作るなどの問題を、繰り返し解いていくテストです。

他のテストと比べると問題自体の難易度は低いですが、それだけに最後まで解ききれなかったり解答を間違ったりしてしまうと、低い評価に繋がりますよ。

3Eテストは、出題パターンを知って練習しておけば問題なく解けるので、しっかりと対策をしましょう。

Cubic 論理や図形が高難度

Cubicは、長年適性検査として利用されてきた実績のあるテストで、出題範囲が広いという特徴があります。

分野は、言語・数理・論理・図形・英語があり、企業によって難易度や解答時間が異なります。

特に、論理や図形が出題される場合は要注意。他のテストと比べても高難度の問題が出ますよ。

事前に出題分野は知らせてもらえることが多いので、しっかりと確認した上で対策をしてくださいね。

内田クレペリン検査 1桁の計算を繰り返す

内田クレペリン検査は、一桁の簡単な計算を、1分ごとに行を変えて行うテストです。

時間内にどれだけ正しく計算ができるかと、時間の経過による集中力やミスの変化を読み取り、能力や性格を総合的に判断しますよ。

内田クレペリン検査も、事前に問題集で対策しておくのがおすすめです。

速い計算の練習はもちろん、独自の解答用紙に慣れておくことで本番も余裕を持って解けますよ。

Y-G性格検査 120の問いに解答

Y-G性格検査は、120問の問いに対し「はい・いいえ・どちらでもない」の3択で答える性格検査です。

注意すべき点は、「どちらでもない」を選びすぎないこと。結果の信頼性があやしいと見なされたり、あまり良い評価をもらえなくなります。

なるべく「はい・いいえ」で解答し、あまりにも迷う問いにだけ「どちらでもない」と解答してくださいね。

問題数も多いですが、問題は決して飛ばさず、すべて答えましょう。

転職の適性検査で落ちる原因と理由

転職の適性検査で落ちる原因と理由

転職の適性検査で落ちてしまう原因って何なんでしょうか?

適性検査で落ちるのは、次のような理由が考えられますね。

  1. 能力検査の対策が不十分
  2. 性格検査で大きく矛盾する解答をした
  3. 緊張して焦った

転職の適性検査ではとにかく対策が大事。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

能力検査の対策が不十分

転職時の適性検査に落ちてしまう最大の原因は、能力検査の対策が不十分だからです。

能力検査は「対策さえすれば誰でもそこそこできる」もの。それは企業の担当者もみんな知っています。

対策すればできるのに、対策せず悪い結果を出す人間を採用したいとは思わないですよね。

能力検査の結果でせっかくの採用機会を逃さないように、しっかりと対策しましょう。

性格検査で大きく矛盾する解答をした

性格検査で大きく矛盾する解答をしてしまうのも、適性検査に落ちてしまう原因の一つです。

最初にも書きましたが、性格検査はとにかく解答の一貫性が大事

解答が大きく矛盾していては、そもそも正確な結果を出すことが困難なのです。

自分を良く見せようと繕ったりせず、ありのままのあなたで解答するようにしてくださいね。

緊張して焦った

転職の適性検査で、緊張して焦ってしまうのも理由として考えられます。

テスト本番は1回だけと思うと、どうしても緊張してしまいますよね。

緊張しがちな方は、とにかく人の何倍も完璧に適性検査の対策をして、「これだけ対策したから大丈夫」と自分に言い聞かせて挑んでください。

そして、テストによっては残った時間で最後に見直しができるので、自分の解答を今一度確認しましょう。

適性検査は事前の対策でパスできる

最後に、転職における適性検査の対策についておさらいしておきます。

まとめ
  • 問題集を購入し、問題に慣れておく
  • ニュースや新聞で時事問題を知っておく
  • 性格検査は一貫性を大切に、思うままに答える

転職時の適性検査は、企業に見られるポイントや落ちる原因を知った上で、しっかりと問題を解いて対策すれば、確実にパスできますよ。

万全の対策で、余裕を持って挑みましょう!

ぜひこの記事を参考に、あなたも適性検査を通過して、転職を成功させてくださいね。