車が好きで整備士の資格を取ったものの、自動車整備士は想像している以上にハードな仕事!「やめたい・・・」「転職しようかな」と悩んでいる人も多いのではないのでしょうか?
- 車をいじるのは好きだけど、正直仕事がキツイからやめたい
- せっかく国家資格を取ったので、本音はやめたいけど迷ってる
- 自動車整備士からいまさら他の仕事に転職できるの?
- 国家資格を活かせる仕事がいいけど何があるんだろう
そんな不安を抱えている方が多いと思いますので、この記事で解消しましょう!
・現状より給料がアップする
・労働条件や待遇が良くなる
・休日が増える
・ケガや事故の危険が減る
目次【クリックして移動できます】
自動車整備士の離職率|国家資格なのに高い
自動車整備士の離職率は年度によって異なりますが、「18%~20%(令和元年は18.8%)」となっており、主要産業の中では三番目に高い数字となっています。
つまり、日本の全ての職業の中でもかなり離職率の高い仕事となっているのです。
車が好きで、構造やメンテナンスに興味をもって自動車整備士の資格を取ったもの、実は離職率が高い仕事として知られています。
深刻な人手不足につながるほどの離職率の高さですが、自動車整備士は仕事をキツイと感じる『3K』が揃ってると言われています。
- K:仕事がきつい
- K:危険を伴う
- K:汚い
自動車整備士の仕事は人の命を左右するので、責任感が必要な仕事です。また整備士は国家資格が必要になります。
車をいじることが好きで一生懸命勉強して取得したけれど、いざ就職してみたら、体力仕事と責任が問われる重圧の割に、給料や労働条件に満足しない人が多いことも原因だと言われています。
人の車を含めて、自動車全般的なメカニック業務が好きな人は向いているかもしれません。しかし自分の車を好きなようにいじりたい人は、長続きしない傾向があるようです。
自動車整備士をきついと感じる主な理由
待遇が悪い
体力仕事で常に危険を伴う自動車整備士ですが、労働条件に満足していない人が多いようです。
就職したディーラーや工場にもよりますが、基本残業・休日出勤が多く、代休がないところもあるとか。仕事内容も、ただ車の修理やメンテナンスをするだけではありません。
- 車両の引き取り
- 必要部品の発注や書類の作成
- ドライブレコーダーやナビなどの設定
- 洗車や雑用
勤務時間内に終わることが難しく、毎日2時間残業が当たり前だという人もいます。リコールが発表されると、さらに仕事量が増えてきつくなるそうです。
給料が低い
国家資格を必要とする自動車整備士ですが、実は仕事の内容を考慮しても給料が低いのが現実です。自動車整備士の平均年収は約380万〜400万円。
新卒1年目の手取りは13万円程度で、5年目でも15万円程度と言われています。「10年目の先輩と5万円程度しか変わらなかった」なんていう人もいます。
しかも拘束時間が長く、肉体労働でキツイ割にお給料も低いので「転職しようかな」と考える人が多いようです。
高齢化や車離れで将来性がない
若者の車離れ・少子高齢化の加速により、自動車にのる人が徐々に減少しているのが現在の課題です。
修理代の高さから車にちょっと傷がついたり、ぶつけた程度では修理に出さず、そのまま乗り続ける人が増えた背景もあります。最近では、リペアできるグッズがカーショップで販売されているので、自分で簡単に修理する人も多いようです。
将来的に車がなくなるとは考えにくいですが、技術の進歩により事故のしにくい車が増えたり、電気自動車の普及により整備がいる範囲が限られてくるでことが予想されます。
今よりもっと自動車整備士は縮小傾向にあると言われているのです。
実際に自動車整備士をきついと思っているSNS(ツイッター)の反応
自動車整備士に仕事がきついといわれていますが、じっさいはどうなんでしょうか。ツイッター上にあった自動車整備士さんの声をまとめてみました。
早く整備士辞めて転職したい
— 自動車整備士 (@7g4cL5409dZmXzA) 2019年1月8日
ホンマに自動車整備士って給料クソや
給料良いのは一部の店舗だけ
転職したい…— YU5UKE@オレンジS15 (@yusuke15silviaR) 2018年3月22日
元自動車整備士で転職をオススメするツイート
そんな状態ですか…。そうなると休みの間に探すことが難しそうですね。
因みに探すアドバイスとして、自分も整備士からトラックドライバーに転職しましたけど、何個か候補を3個くらい作って、比べてから転職をした方が悔いが残らないです。— I.K@BE5通勤快速仕様 (@clkgtr55) 2018年10月27日
僕は自動車整備士でしたが
飲食や接客業はそういうの多いと思います(>_<)本当に心に余裕が無くなると
転職する勇気すら無くなるんだなと思いましたね
そうなる前に若い人たちには
合わないと思ったらすぐ次を探してほしいです
いい会社は少数ですがありますからね!— ゆーすけ【赤松選手全力応援】@赤松会 (@Akamatsu38y) 2017年9月25日
逆に自動車整備士からの転職を反対する人のツイート
自動車整備士でも働きにくい所だと本当に働きにくい。ディーラーがしんどいから民間整備の所へ行きゃラクだろと思い転職するのは間違いである。殆どの所は叩き上げの職人だらけの所なので厳しいどころか”全て”を叩き潰されるので相当な覚悟が無きゃ行ってはいけない。
— 八神はやての如く (@flowpausekazu) 2016年11月20日
自動車整備士から転職した人のツイート
これじゃあ自動車整備士不足になるのも納得ですよね。
自分も10万以下とかありましたが、転職してなんとか普通の生活続けてられてます。— あっすー@XRPと時々TRX (@kumakuma074) 2017年9月24日
自動車整備士は給料悪いよ。給料悪い上に土日出勤でオタ活できなくて転職した俺が言うんだから間違いない。
— いばらきのアキラ (@akira_AE056) 2017年9月24日
ツイッター上には「自動車整備士の仕事に満足している」というツイートよりも、「自動車整備士をやめたい」、「自動車整備士から転職した」というツイートの方が圧倒的に多かったです。
きつい自動車整備士から転職するメリット・デメリット
自動車整備士から転職するメリット
自動車整備士をやめるメリット
- ・現状より給料がアップする
- ・労働条件や待遇が良くなる
- ・休日が増える
- ・ケガや事故の危険が減る
自動車整備士をやめると、主に物理的なメリットが生じます。自動車整備士以外にも労働条件や給料がいい仕事はたくさん!
今よりも労働条件が良くなるので、生活や気持ちにゆとりがでるでしょう。どんな仕事でもケガをする危険性はありますが、現場や作業系以外の仕事に転職すれば、自動車整備士よりも安全に仕事ができる確率が高いです。
自動車整備士から転職するデメリット
自動車整備士をやめるデメリット
- ・せっかく取得した自動車整備士の資格がムダになる
- ・車が好きで就職したのに関係のない仕事でやりがい・楽しさを感じにくい
自動車整備士をやめると、主に精神的なデメリットが生じます。まず、せっかく取得した自動車整備士の資格を生かせなくなることです。
「学校まで行ったのにもったいない」「一生懸命勉強したのに」など資格を生かせないことに対して、マイナス面がでてきます。
自動車整備士の仕事を選んだ人は「車が好きだから」「車をいじることが楽しい」といった理由で就職しても多いはず。
まったく車と関係ない業種に転職したときに「大変だったけど、やっぱり整備の仕事が楽しい」と実感する人もいるようです。
仕事の労働条件や給料も大事だけど、仕事内容にやりがいを求めている人は、自動車整備士に再び転職する人もいるようです。
自動車整備士におすすめの転職先
- 自動車以外の製造業
- 自動車の営業職
- トラックドライバー
- タクシードライバー
- 損害保険のアジャスター
自動車整備士からの転職先としておすすめなのが、上記の5つです。
どれも自動車整備士としての資格や経験を活かすことができるので、即戦力や高待遇が期待できます。
応募した際の採用率もかなり高いでしょう。
自動車整備士から異業種へ転職するコツ
自動車整備士にかかわらず、元の仕事とまったく違う職種に転職をするときは、転職支援サービスを利用してみましょう。
転職支援サービスをうけるメリット
- 今までのスキルや経験を踏まえてプロが適職を提案してくれる
- 自分の希望労働条件や給料を考慮してもらえる
- ・面接対策や職務経歴書の書き方も細かくサポートしてくれる
異業種への転職は、仕事のスタイルや常識だけでなく、採用基準も異なります。自分のペースとスタイルで転職活動を進めるのもいいですが、転職支援サービスを利用すると効率的です。
客観的に市場価値を判断してもらえるので、今の自分に適した仕事を紹介してもらえます。また採用されるまで細かくサポートしてもらえるのも魅力的です。
自動車整備士の資格を活かして転職する方法
もちろん、資格を生かした転職もおすすめできます。
自動車整備士から異業種へ転職したいなら、資格を活かせる職種・企業を多く取り扱いしている転職サイトやエージェントを利用するのが、転職を成功させるコツなのです。
きつい自動車整備士の転職や離職率まとめ
・自動車整備士の離職率が高いのは3Kが揃っているから
・転職のメリット・デメリットではメリットのほうが多い
・自動車整備からの異業種へ転職するコツは転職支援サービスを受けること
「整備士の資格しか持っていない」なんて、不安になることはありません。もちろん、資格を生かした仕事もたくさんあります。
まずは「転職支援サービスを利用してどんな仕事が向いているのか?」について考えてみましょう。