ハローワークで介護職求人を探すのは危険!理由やホワイトの探し方を解説!

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ハローワークは掲載基準が緩いのでブラック企業であっても求人広告を出せます。しかも働いている人は公務員であり転職のプロではありませんから、内容も把握しないままブラック介護職の求人を紹介してくるケースは珍しくありません。

今回はそんなハローワークで介護職の求人を探すのが危険な理由や、おすすめの求人の探し方について紹介します。

ハローワークで介護職の求人を探すのが危険な理由

募集する側にしかメリットがないから

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厚生労働省が運営するハローワークは無料で求人募集が出来る、求人内容の審査が甘いなど募集する側にとってはメリットが多いものの、実のところ求職者には特別なメリットはありません。

前述した通り、転職サイトには掲載禁止になっているレベルのブラックだろうと求人を出せてしまうので、求職者からすると転職の失敗リスクが高いと言われています。

ブラック企業の求人掲載率が高い

ハローワークは表向きは労働基準法を守っている企業の求人案件しか掲載しませんが、求人案件の内容が正確かどうかを確認しているわけではありません。

そのため、実際の雇用条件とハローワークで掲載している求人案件の内容に違いがあってもバレなければ良い、という考えの企業の求人情報が載っていることが数多くあるのです。

民間の求人情報サービスは企業から広告掲載料をもらっていますが、ブラック企業の求人を載せてしまうと利用者の口コミ評価が下がるので、求人情報の正確さをチェックします。

ハローワークは口コミが悪くても潰れるわけではないため、求人情報が嘘でも本当でも関係ありません。
あくまでもハローワークは雇用情勢を安定させるための公的機関というだけで、求人内容を審査して情報を提供する仕事はしていないので、ブラック企業にとっては使い勝手の良い求人募集ツールです。

よってハローワークを使った転職活動は危険です。

希望条件ではなく募集条件を優先してマッチングをする

ハローワークは一般の求職者だけではなく、シングルマザーや障害を持った方、高齢の方など一般の求人情報サービスでは就職が難しい人でも仕事探しが出来るためのサービスを充実させています。

そのこと自体はとても良いことなのですが、その代わり求職者の希望条件に合わせた就職を斡旋するのではなく、募集条件に当てはまっていることを優先して仕事を紹介する性質があります。

無料で求人募集が出来るハローワークにはたくさんの案件が集まっているので、その分さまざまな求職者に対応できるメリットがあるものの、こちらの希望条件は後回しになってしまいます。

また、ハローワークの職員の中には非正規雇用やアルバイトの人もいるので、事務的に求人募集の条件に合っていれば仕事を紹介するということも少なくありません。

転職サイトやエージェントのサービスと同じ感覚でハローワークを利用していると、紹介された案件を自分の希望条件に適した仕事だと思い込んでしまいがちですが、実際はただ募集条件に適合しているだけだったりするので注意してください。

応募までの手続きに時間がかかる

ハローワークでは、まず求職申込書を提出しなくてはいけません。そして申込書が受理されると、ハローワークカードがもらえるので、このカードを使って求職活動を行います。

求職活動はハローワークのHPで求人情報を探すか、相談員に紹介してもらう2つの方法があります。そして応募したい求人が見つかったら相談員に応募の連絡、面接日を決める、紹介状の発行をしてもらうという工程を経て面接となります。この時点で、転職サイトなどを利用するより圧倒的に手間がかかっています。

応募までの工程の中には自宅のパソコンで出来ることもありますが、基本的にはハローワークに行かなくてはいけません。

そしてハローワークは失業保険の手続きも行っていますから、本気で求職活動をしていなくても失業保険の支給条件を満たすためにハローワークで仕事を探す人でいつも混雑しています。

そのため、求人案件を探してから応募するまでの手続きにはかなり時間がかかります。希望する仕事に就くにはタイミングも重要ですから、応募するだけでも時間がかかるハローワークを利用していると好条件の求人募集を見逃す可能性もあるのです。

求人掲載企業の審査が緩い

無料で求人募集が出来るハローワークには、企業が頭を下げて求人情報掲載をお願いするイメージがあるかもしれません。

しかし、実際のパワーバランスは企業の方が上になります。あまり知られていませんが、ハローワークは国から一定の求人数を保つようにと指示されているため、ハローワークから企業に求人募集をして欲しいとお願いをすることがよくあるのです。

国としては有効求人倍率を上げることで日本経済が活性化しているという体裁を作りたいのかもしれませんが、そのためにハローワークが利用されているとしたら、ハローワークの求人は非常に危険と言えるでしょう。

そして求人を出して欲しいとお願いする立場なのに、求人募集条件の正確さや事業内容をチェックして、実態と違う場合は注意するなんてことは出来ませんから、必然的に求人審査が緩くなりブラック企業の求人が増えるという構図になるのです。

ハローワークの求人票の内容と実際の労働条件の違いに対する苦情は、平成29度だけでも8,000件を超えています。

※厚生労働省 ハローワーク求人ホットラインより

企業審査が緩いのは求人する企業にとってはメリットになりますが、介護職求人を探す側からすればブラック介護施設で働くことになるかもしれないという怖いデメリットになります。

ハローワークで介護職の求人案件を探す時の注意点

介護士_ハローワーク_注意点

厚生労働省が運営するハローワークでは、当然ですが労働基準法に反する求人募集は載せません。

しかし、企業の実態をチェックするわけではないため、実際の仕事や待遇とは異なる求人内容を載せるブラック企業が多いのです。

いくら普通の求人案件に見えても、ブラック企業の案件には特徴があるので、見分け方を覚えておきましょう。

情報の更新日がいつになっているか

ハローワークに限らず、求人募集で必ずチェックしておきたいのが情報の更新日です。

求人情報は新しいものほど閲覧率が高くなるので、きちんとした会社で採用したい人材の応募がない場合、求人情報をこまめにチェックして更新します。

ブラック企業は、募集を出したらそのまま放置ということが多いので、更新日がかなり古くなっています。また、ずっと出し続けているのであれば人の入れ替わりが激しい、採用してもすぐに辞めてしまうという状態なのかもしれません。

営業職や接客業であれば長期間募集が続くのも珍しくありませんが、介護職は1度人員が揃えば募集は打ち切りますし、専門職ですから待遇や労働環境が整っていればすぐに辞めてしまうこともないので長期間求人募集を掲載することもないでしょう。

いずれにしても情報の更新日が古いもしくは掲載期間が半年以上経っている求人はブラックの可能性があるので気を付けてください。

「急募」と記載されている

「急募」というだけで一概に怪しい求人とは言えませんが、介護職は元来人員に余裕を持たせておく必要がある職種なので、「急募」となっている場合は職員が大量離職したり、突然辞められてしまったりしたのかもしれません。

大量離職や引き継ぎをしないような退職者が出る職場は、普通に考えてまともな職場とは言えないでしょう。

「急募」となっていて労働条件の待遇も良ければすぐに応募したくなりますが、安易に決めず会社のホームページや口コミなどもチェックしてからにするのが正解です。

求人情報に空欄が多い

履歴書に空欄が多ければ採用する側からすると就職への本気度が感じられない、誠実さがないという印象を与えるのと同じで、求人情報に空欄が多い企業はいい加減なところが大半を占めております。

そこまで考えずに空欄の多い求人募集を出している施設は、労働環境を整える、働きやすい労働条件を完備することになんて微塵も頭が回らないでしょう。

きつい言い方ですが、働く人にとってもっとも重要な求人情報をしっかり記載しない企業は求職者を馬鹿にしています。求職者に真摯に向き合わない施設は、ほぼ確実にブラックと考えて良いでしょう。

仕事内容が曖昧に書かれている

求人情報には、「やりがいのある仕事です」「アットホームな環境で働けます」など仕事内容が曖昧に書かれているものがあります。

一見、ポジティブな仕事内容に思える文面ですが、これだけではどういった仕事内容なのかがまったく分かりません。介護職の場合はある程度仕事内容が決まっていますが、それでも施設ごとに介護の内容は変わります。

リハビリのお手伝いだけという施設もあれば、入浴介助や買い物の付き添いをする施設もあります。もし転職理由が体力の問題だった場合、入浴介助のような重労働は難しいでしょう。

例え仕事内容が決まっている介護職であっても、どういった介護をするのか、仕事内容はとても重要です。

仕事内容を記載しないのは募集が来ないほどハードだったり、雑務が多かったりする可能性もあるので、曖昧なことしか書かれていない求人募集は避けた方がよいかもしれません。

ハローワークを利用するデメリット

介護士_ハローワーク_デメリット

ハローワークで仕事を探すのは悪いことではありませんし、少しでも求人案件の幅を広げたいという方にとっては利用価値があるかもしれません。

ですが、転職活動している方にはデメリットの方が多いことを理解しておく必要があります。

ハローワークだけに頼ってしまうと、思うように転職活動が進まない理由をご説明します。

転職活動の効率が悪くなる

今はハローワークの求人でも、スマホやパソコンから閲覧できるので、いつでもどこでも求人案件を探すことはできますが、気に入った求人案件があっても、ハローワークの求人情報の多くは紹介状が必要です。

紹介状をもらうためにはハローワークに出向いて担当者に書いてもらわなくてはいけないので、混雑状況によってはかなり時間がかかります。

応募したい求人案件を見つけてハローワークへ行って、となるとその間にその案件は募集を終了してしまうかもしれません。

しかし介護士向けの求人情報サービスであれば、電話やメールで連絡をするだけで担当者が面接までの段取りを取ってくれますから、スムーズに転職活動ができます。

しかし、ハローワークの転職活動はまだまだアナログな部分が多いため、思うように転職活動が進められないというデメリットがあるのです。

相談員は転職のプロではない

ハローワークの相談員は、転職や就職に関する相談や悩みを受付けてはくれますが、結論から言えばプロではないので、相談したからといって解決してくれるわけではありません。

特に転職に関しては相談員は転職することへの不安や前職への不満などを理解できないので、有用なアドバイスももらえないでしょう。

その理由は、相談員は基本的に公務員だからです。公務員の人はほとんど転職をしませんから、スムーズな転職方法や転職を成功させる方法などを知りません。

テニスをしたことがないスポーツショップの店員さんにテニスのことを聞いても分からないのと同様に、転職をしたことがない相談員に転職に関することを聞いても分かるはずはありません。

ハローワークは国が運営しているので、相談すればなんとかしてくれるのではと思うかもしれませんが、相談員は配属されたからそこで仕事をしているだけですから当てに出来ないのもハローワークのデメリットです。

ハローワークは行政機関なのでマッチングは期待できない

ハローワークは行政機関の1つですから、求人情報を出す企業も求職者も無料で利用出来ます。無料なのはハローワークのメリットですが、これが相談員の転職サポートの質を下げるデメリットに繋がっています。

民間企業が運営している転職エージェントや求人情報サイトは、企業の仲介料や広告掲載料で成り立っています。利用する企業が多ければその分利益も上がるシステムなので、利用者を増やすためにさまざまな努力をしますし、転職を成功させて会員の満足度をアップするため徹底的にサポートをします。

しかしハローワークは税金で運営されていますから、積極的にマッチングをして求職者の満足度がアップさせる必要はありません。

国に指示されている求人数さえ確保しておけばいいので、求職者が就職してもしなくても業務に支障がでることもありません。

つまりハローワークで転職の相談をしても、本気で就職のことを考えてマッチングしてくれません。これはスムーズな転職活動をしたい方にとってはデメリットです。

ハローワークを使わずに介護の転職を成功させるには?

ハローワークでも介護職求人はたくさん扱っていますが、わざわざ効率の悪い転職活動をする必要はありません。

ブラック企業に当たるリスクが高いハローワークを利用するよりも、効率よく今よりも良い介護施設に転職する方法は他にもあります。

ここでは、希望する職場への転職を成功させる方法をご紹介するので、転職活動の参考にしてください。

転職エージェントを利用する

自分だけで転職活動をするのは不安がある、何から始めれば良いか分からないという方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは各職業の専任のエージェントが、希望の条件や理想の職場などをヒアリングした上で条件を満たしている求人案件を紹介してくれます。

ハローワークでは介護職の求人案件は待遇も条件も似たり寄ったりで希望条件を満たすものは見つからなかったかもしれませんが、転職エージェントでは非公開求人も取り扱っていますから、一般の求人情報には出回らない好待遇の求人案件を紹介してもらうことができます。

紹介してもらった案件で気に入ったものがあれば履歴書の作成方法や面接のスケジュール調整、面接の練習など採用に向けたサポートを受けられるので、ハローワークと違って効率よく転職活動ができるのが魅力です。

ハローワークより求人数が多い求人サイトに登録する

ハローワークは、有効求人倍率を上げるために多くの求人案件を掲載していますが、それでも介護職専門の求人サイトと比べると求人数は劣ります。

ホワイトな介護施設であれば、介護職のような専門職の求人は求人サイトや転職エージェントを利用した方が優秀な人材が集まることを知っています。

そしてハローワークだとマッチングも上手くいかないことも知っていますから、求人サイトを利用する施設が多いのです。

転職エージェントも求人数は多いですが、エージェント主導型の転職活動になるので、自分のペースでじっくり転職活動を進めたいという方は求人サイトを利用しましょう。

求人サイトでは、会員登録をするだけでピックアップ求人や新着求人を効率よく得杖案できますし、気に入った求人案件があれば自分のタイミングで応募できます。また、求人サイトの多くは企業側から逆オファーが出来るスカウト機能があります。

実務経験や職歴、希望の条件などをチェックして、企業側が求める人材だと判断すると、応募しなくてもスカウトが来るので、自分からアクションを起こすのが苦手という方にもおすすめです。

スカウト企業は好待遇の非公開求人が多いので、登録しておくだけで希望の職場に転職することも可能です。

ハローワークはブラック求人をチェックするツールとして活用

失業保険をもらいながら転職活動をする場合は、ハローワークの求人情報も利用してみましょう。

と言っても、ハローワークで求人案件を探すのではなく、ブラック企業を確認するツールとして利用できるのです。

転職エージェントや求人サイトの案件で不安がある場合、ハローワークに求人情報がないか確認をすれば、ブラック介護施設かどうかを判断する材料になります。

ハローワークの求人で募集していなければブラックではありませんし、長期間掲載されていればブラックの可能性があります。

基本的にハローワークの求人と転職エージェントなどの求人がかぶることは少ないですが、ブラック企業の中にはいろいろな媒体で求人募集をするところもあるので、自分が応募しようとしている介護施設がブラックかをハローワークの求人でチェックしてみましょう。

ハローワークの介護求人まとめ

今回はハローワークで介護士求人を探す場合の注意点やリスクなどを紹介しました。

政府は働き方改革やブラック企業撲滅のため様々な案を出していますが、それがハローワークの求人に落とし込まれているわけではありません。

あくまでも企業のために無料で求人を掲載するお役所の1つです。もちろんハローワークでホワイトかつ希望の仕事に就ける人もいますが、より確実に希望の介護職求人を探すのであれば、しっかりお金を貰って転職を成功させることを仕事にしている転職エージェントや求人情報サイトを利用するのがベストです。

転職支援サービスはハローワークと違ってブラック企業は掲載禁止にするため安全な求人案件だけを取り扱っていますし、面接や条件交渉などの強力なバックアップ体制も整っていますから理想の職場への転職を可能にしてくれます。

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