ファーマライズの薬剤師の評判口コミ!転職成功のコツは?

ファーマライズ薬剤師

「We do perfect」を社是とする調剤薬局ファーマライズ。「薬剤師としてのスキルをもっと完璧にしたい」という人にもおすすめの転職先のひとつです。ファーマライズでの薬剤師の仕事内容、評判、年収、転職を成功させるコツなどを紹介します。

ファーマライズってどんな会社?

ファーマライズは木目調の壁にモスグリーンのソファーが配置された明るい雰囲気がトレードマークの調剤薬局です。お客様はもちろんのこと、薬剤師にとっても居心地の良い空間といえるでしょう。そんな調剤薬局を展開するファーマライズとはどんな会社なのでしょうか。

ファーマライズの事業概要

関東を中心として調剤薬局を展開中のファーマライズ。2013年からはファミリーマートと包括契約を締結しコンビニ併設薬局を約20店舗、合併した薬のヒグチを母体にドラッグストアも60店舗ほど運営しています。近年の売上高は業界第10位付近を推移、中堅どころの調剤薬局といえるでしょう。

会社名ファーマライズホールディングス株式会社
創業1984年6月
資本金12億299万円(2019年5月31日現在)
連結従業員数1,823名(非常勤含む・2019年5月31日現在)
売上高545億6,200万円(2019年5月31日現在)
店舗数343店舗(調剤薬局263店舗 2019年5月1日現在)

ファーマライズでの薬剤師の仕事内容

ファーマライズでの薬剤師の仕事は利用者の「健康と幸せを支えるパートナー」となることを目指しています。具体的には服薬指導、予防医療、在宅医療が3つの柱です。

服薬指導

ファーマライズでの服薬指導は椅子を配置した座りカウンターで丁寧に行われることが特徴です。

流れ作業ではなく個々のお客様にしっかりと服薬指導をしたい薬剤師に向いているといえるでしょう。

薬歴の電子化、電子お薬手帳を活用した安心・安全な服薬指導を行います。

予防医療

ファーマライズは「処方箋なしでも立ち寄ってもらえる薬局」を目指し、健康イベント、お薬説明会、骨密度・血管年齢測定会などを定期的に開催。

健康情報拠点として地域の方々の健康をサポートし、病気を未然に防ぐ予防医療に貢献しています。

在宅医療

薬剤師の在宅活動が保険点数化するずっと前、約20年前からファーマライズは在宅医療に取り組んできました。

医師、看護師とともに在宅医療チームの一員として働き、麻薬持続注入法などの高度なスキルが求められることも少なくありません。

クラウドを用いた最新の在宅医療連携ネットワークシステムを利用する機会もあります。

ファーマライズの将来性

近年、厚生労働省は調剤薬局に病院の門前薬局から地域のかかりつけ薬局に転換することを推奨。その一環としてかかりつけ薬局の理想形健康サポート薬局の認定を行っています。

ファーマライズではすでに健康サポート薬局に30店舗以上が認定済みですが、新時代の調剤薬局として期待されているといってもよいでしょう。

また、コンビニと調剤薬局を組み合わせた店舗など、これまでにない営業形態の開発もファーマライズならではのものです。

利用者の利便性を高めて足を運びやすくして処方箋枚数を増やす……そんな戦略のファーマライズは今後ますますの成長が見込めるのではないでしょうか。

ファーマライズの薬剤師の年収

ファーマライズで働く薬剤師

ファーマライズにおける薬剤師の年収は5年目で500万円というのがひとつの目安です。

薬剤師業界では平均的といえるでしょう。ファーマライズでの薬剤師の収入に関して詳しく調べました。

ファーマライズの新卒基本給と手当

ファーマライズの新卒基本給は22万円、薬剤師にはプラス3万円の薬剤師手当を支給。配属店舗によって最大で月額10万円までの地域手当がつきます。

また、ファーマライズは奨学金制度が充実していることでも有名です。薬学部5年生・6年生・卒業生で国家試験を目指す人に年間最大120万円が支給されます。

所定の店舗に2年間勤務すれば返済が全額免除されるというお得な奨学金制度です。

ファーマライズの中途採用基本給と手当

ファーマライズでは中途採用でも未経験ならば基本給は22万円、薬剤師にはプラス3万円の薬剤師手当というのがベースになるのは変わりません。

地域手当も最大10万円までです。ここにこれまでの経験や実績を加味した金額が上乗せされます。

したがってキャリアをどれだけアピールできるかで転職後の年収が決まるといっても過言ではありません。

中途採用ともなると、管理職待遇での採用になったり、家族を持っていたりする人も増えるでしょう。もちろん、管理職手当、住宅手当、扶養手当などもつくので安心してください。

ファーマライズのボーナス

ファーマライズのボーナスは年2回、6月と12月に支給されます。基本給の4ヶ月分が相場で、上司評価の査定によるバラつきもほとんどなく勤続年数が同じ薬剤師はほぼ同額をもらえるそうです。

ボーナスの平均支給額を見てみると、30歳で72万44円、40歳で95万8,190円、50歳で10万円704円と50歳頃までは順調に増加。しかし、その後は定年まで微減傾向が見られます。

ファーマライズの休暇制度、福利厚生、研修制度

ファーマライズで働く女性薬剤師
お客様ひとりひとりとしっかりと向き合い、生涯にわたって平均的な収入を期待できるファーマライズ。

なかなか働きやすそうではありますが、休みの取りやすさなどはどうなっているのでしょうか。

ファーマライズの休暇制度・福利厚生

ファーマライズは週40時間勤務の1ヶ月変形労働制になっています。このため変形休日制になりますが、年間休日は120日ほどです。

年末年始・慶弔の特別休暇、出産・育児・介護休暇制度なども整備されています。

産休や育休の取得率は100%と公表されていますが、女性にとって働きやすい環境といえるのではないでしょうか。

医療機関を利用した際に補助を受けられる医療費補助制度があり、インフルエンザの予防接種なども格安で受けられます。

会員制公休リゾートホテル「エクシブ」を特別価格で利用できる一方で、薬剤師賠償責任保険もあるなど多角的な福利厚生完備です。

ファーマライズの研修制度

ファーマライズの中途採用組への研修は配属店舗での先輩社員とのOJT研修が中心となります。

やはり、接客業なので机上の理論よりも実務で必要なスキルを養うことが大事ということでしょう。管理職を目指す人には店長研修、エリア長研修、リーダー人材育成研修などもあります。

また、健康サポート薬局として健康情報提供、予防医療推進、高齢者サポートを行うための資格取得に向けた研修会なども人気です。

これからますますニーズが高まると予想される、かかりつけ薬剤師としてのスキルを高めたい人にもおすすめです。

ファーマライズのユニークなインターンシップ

ファーマライズではアロマテラピーを予防医療のツールのひとつとして活用。

新卒向けのインターンシップでもアロマテラピーに特化したプログラムを実施しています。中途採用者にもアロマテラピー検定へのサポートがあり、資格取得後は手当支給もあるそうです。

ファーマライズの評判やクチコミ

ファーマライズは女性が出産や子育てを経験しながら続けやすい企業ということがわかりました。

しかし、じつはブラック企業というような危険はないのでしょうか?元社員、現役社員からの評判、クチコミなどを調べてみました。

休日出勤が多かった

私の配属先はとにかく休日出勤が多くて大変でした。営業時間が長く、スタッフが少ない店舗だったせいだと思います。次月のシフトが出るのも月末ギリギリでなかなかプライベートの予定も立てられなくて。お昼休みをとれないことも結構ありました。研修の時に他店の人と知り合って、勤務状況を聞いてみたらお休みもしっかりとれてるみたいで……。私もそういう店舗に配属されてたら今でも働いてたかなと思います

残業代で結構稼げる!

うちの会社の基本給は薬剤師業界の中では平均か、それよりちょっと下ですよね。でも、私はガッツリ稼ぎたいので結構残業入れてますよ。うちは「座りカウンター」で服薬指導をするのが大きな特徴ですが、そうするとお客さんも少し落ち着いた気持ちになるんでしょうか。前に働いていた調剤薬局よりもクレーマーに遭遇する確率もグンと落ちて心穏やかに働けています(笑)。だから長時間勤務をしてもあまり精神的な負担になりません。今月も残業でバリバリ稼ぎたいと思います

きれいな店舗を期待してたのに

ファーマライズといえばアロマの取り扱いがあるなどオシャレな調剤薬局というイメージだったんですけど、私が配属されたのは狭いドラッグストアでした。薬のヒグチだった頃のままでごちゃごちゃと商品が並んでいて……。もちろん移動希望を出したんですけど、なかなか順番が回ってこなかったので結局辞めてしまいました

アロマの知識も深めることができた

いわゆる門前薬局に勤務していた頃は激務でした。でも、こちらに転職してからは穏やかなペースで働くことができていると思います。サポート制度を利用してアロマテラピー検定に合格することもできました!調剤スキルを磨くのももちろん大事ですが、アロマテラピーという新分野にチャレンジできたのはよかったです

地域の皆様の役に立てるやりがい

在宅医療スタッフの一員として地域の皆様のお役に立てるのは大きなやりがいがありますね。以前はドラッグストアに勤務していて接客メインだったので、自分が医療従事者と忘れてしまうことも(笑)。これからは、ますますかかりつけ薬剤師としてのスキルを磨いていきたいです

ファーマライズに転職する方法

ファーマライズの評判を調べてみると、店舗によって忙しいこともあるものの概ねホワイト企業であることがわかりました。

では、実際に転職を成功させるにはどうすればよいのでしょうか。

ファーマライズの公式サイトをチェック

ファーマライズの公式サイトには新卒採用情報、中途採用情報ともに常時掲載されています。こまめにチェックしてみるのもよいでしょう。

中途採用情報は正社員募集中の店舗一覧もあります。

もし、自分が働きたい店舗の求人があったらさっそく面接希望のエントリーボタンを押してみましょう。調剤未経験、実務ブランクありでもOKです!

転職エージェントに登録する

仕事をしながら転職活動をしていて「そんなに毎日ファーマライズの公式サイトばかり眺めていられないという人もいるかもしれません。そんな時は転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントとは転職希望者と企業をマッチングする人材紹介サービスです。

転職エージェントに登録をして「ファーマライズの◯◯エリアで求人が出たら教えて欲しい」などと伝えておけば連絡をもらえます。面接日の設定、年収の交渉などもお願いできて一切お金がかからないというのもうれしいポイントです。

転職エージェントを利用するメリット

インターネットでファーマライズの口コミをどんなに調べていても、自分が働きたい店舗の情報にヒットするとも限りません。

しかし、転職エージェントには希望店舗の情報をピンポイントで集めることなども依頼できます。

なかなか漏れない内部情報を転職エージェントから入手できるのは大きなメリットといえるでしょう。

ファーマライズへの転職成功のコツ

転職エージェントは転職希望者のスキル、キャリアなどをファーマライズに積極的に売り込んでくれます。

しかし、面接にのぞんだ時にしっかりと自己アピールできるかどうかも大事です。こればかりは転職エージェントは代行できません。

面接にのぞむ前には、希望している店舗を利用者として見学して、具体的なエピソードを折り込みながら面接官と会話できるようにしておきましょう。

また、かかりつけ薬局を目指すファーマライズとビジョンが合致していることも大事です。

自分がどのようなかかりつけ薬剤師になりたいのか考えをしっかりとまとめておくようにしてください。

ファーマライズへの転職におすすめの薬剤師サイトランキング

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最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。

  • ファーマライズは関東を中心して「座りカウンター」の調剤薬局を展開。薬剤師はお客様と丁寧に向き合える。一部、コンビニ併設薬局やドラッグストアもある。
  • ファーマライズでの薬剤師の仕事内容は服薬指導、予防医療、在宅医療の3つが柱。
  • ファーマライズの年収は薬剤師業界のほぼ平均並み。ボーナスは年2回、各種手当も充実している。
  • 産休、育休制度は取得率100%で女性が働きやすい職場と考えられる。
  • 休みの取りやすさ、残業などは配属先によってかなり異なる。
  • 管理職を目指す人のための研修の他、アロマテラピー検定へのサポートもあり、資格を取得すれば手当もつく。
  • ファーマライズの評判を調べると、配属先によっては忙しいこともあるが概ね働きやすいことがわかる。
  • ファーマライズへの転職は転職エージェントの利用がおすすめ!

現在のところ調剤薬局最大手というわけではありませんが、かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師の重要性が高まりつつある昨今、将来性は十分といえそうなファーマライズ。

過去20年間、地域医療に積極的に取り組んできた積み重ねは強みといえるでしょう。

地域の方々の健康をサポートする薬剤師として働くことは大きなやりがいを感じることもできます。

ぜひ転職先の候補のひとつとしてみてはいかがでしょうか。