薬剤師の転職の際には、履歴書や職務経歴書の提出が求められます。一般的な履歴書や職務経歴書の書き方のマニュアルを参考にしただけでは、良い転職先に巡り合えないかもしれません。
ここでは、薬剤師が転職先に自分の強み・魅力を正しく伝えるポイントも含めて、履歴書・職務経歴書について解説していきます。
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薬剤師の履歴書・職務経歴書の書き方ポイント！
薬剤師の転職の際に、必ず必要なのが履歴書です。履歴書を書く際に、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
手書き指定の場合は黒のボールペンを使う
履歴書には、氏名・連絡先・学歴・職歴・資格などを記載します。
履歴書は、パソコンで作成することも可能です。しかし、手書きが指定されている場合は黒のボールペンを使用しましょう。
履歴書のフォーマットを指定された場合は従う
場合によっては、「JIS規格履歴書」のようなフォーマットの使用が義務付けられることもあります。
JIS規格履歴書を指定された場合は文房具店やネットショップで規格に準じた履歴書用紙を購入しましょう。
文字を間違えた場合は書き直しをする
また、手書きで記載内容を修正する場合、修正液や修正テープの使用はしてはいけません。
ミスのない仕事が求められる薬剤師にとって、誤字のある書類は悪印象につながります。新しい用紙に書き直すことをおすすめします。文字は丁寧に書くことを心がけましょう。
証明写真
履歴書の写真は、3ヶ月以内に撮影したスーツもしくはジャケットを着用したフォーマルな服装で背景なしの状態のものを使用しましょう。
写真は、裏面に氏名を書いてから枠内にのり付けします。
履歴書の学歴・職歴・賞罰
中学校の卒業から高校、大学の入学・卒業年次を順に記入します。職歴については、企業名を省略してはいけません。
また、退職した場合は「一身上の都合により退社」「契約期間満了により退社」と理由も記載しておきます。
在職中の場合は「現在に至る」「現在在職中」と記載しましょう。
履歴書の免許・資格
取得した免許・資格を記載します。
薬剤師免許はもちろん、認定・専門薬剤師の資格もある方は転職先へのアピールポイントとなるので、記載しておきましょう。
履歴書の志望動機
志望動機は、履歴書で最も重要な箇所になります。なぜその転職先で働きたいのかや自分の強みを生かしてどのように企業に貢献するのかをわかりやすく端的に伝える必要があります。
また、入社後の将来的なビジョンもあれば書いておくと良いですね。
履歴書の本人の希望欄
履歴書の本人希望欄には原則、「貴社の規定に準じます」と記入します。
年収や勤務時間などについては履歴書には記載せず、転職エージェントなどを通して転職先に伝えると無難です。
薬剤師の履歴書の記入例・見本
■履歴書・職務経歴書サンプルファイルをダウンロード（docx形式）
薬剤師の職務経歴書の書き方ポイント
A4用紙1～2枚で自分の職務経歴・スキルをアピールする
次に、薬剤師のための職務経歴書の書き方について解説していきます。
職務経歴書は、過去の業務経験や自身のスキルを伝える書類です。また、あなたの強みをアピールする書類でもあります。
アピールポイントがたくさんある場合であっても、Ａ4サイズの用紙1～2枚に簡潔にまとめましょう。
職務要約
職務要約の部分には、過去の職歴とスキルを簡潔にまとめて記載します。
在職中の場合は、現職での業務内容も記載しておきましょう。
職務経歴
職務経歴には、時系列に沿って、在籍期間・勤務先の企業・業務内容などを記載していきます。
業務内容については、1日の処方箋数や服薬指導の担当科目など、できるだけ詳しく書いておくと良いです。
経験・知識・技術
これまで担当した科目や、知識、スキル、マネジメント経験などを簡潔に記載します。
最近では、PCスキル求めている企業が多いため、使用できるソフトがあればアピールしておきましょう。
資格
資格を取得した時系列に、薬剤師免許だけではなく認定・専門薬剤師の資格も記載します。
自己PR
自己PRは、職務経歴書のなかでも一番重要になります。
自分の持っているスキルや過去の経験から、転職希望先の会社で貢献できることや入社後に挑戦したいことについて記載します。
また、役職や教育担当の経験も立派なスキルです。自分の強みについて、要点をまとめてアピールしましょう。
薬剤師の職務経歴書の記入見本例
■履歴書・職務経歴書サンプルファイルをダウンロード（docx形式）
履歴書・職務経歴書で薬剤師の転職を有利にするポイント
薬剤師の転職で、履歴書・職務経歴書でとりあげるべきポイントを解説します。
認定薬剤師・専門薬剤師の資格があれば必ず記載する
なかでも、認定薬剤師や専門薬剤師などの資格は強いアピールポイントになります。
そのため、もし認定・専門の資格を持っている場合は必ず記載するようにしましょう。
応募先の薬局やドラックストアに合わせて志望動機を記載する
志望動機については、応募する薬局・ドラッグストア・病院の状況や求める人材に合わせることが大切です。
書類審査通過後は、書類に記載の志望動機を確認しながら質問する可能性が高いです。
志望動機には、自分の経験やスキルを活かして転職先で活躍できる事をアピールしましょう。
薬剤師が履歴書や職務経歴書を記入する際の注意点
薬剤師の転職において、基本的には履歴書で落ちる事は稀です。
そのため、ミス無く必要事項を記載することが大切です。
しかし最低限、履歴書や職務経歴書について注意しておくべきことがあります。
書類のミスがないようにする
書類選考で落してしまう可能性が高まるのは、ミスの多い履歴書・職務経歴書です。
薬剤師の業務は患者さんの健康に直結する、ミスは許されない緊張感のある仕事です。
履歴書や職務経歴書で誤字脱字などが目立ってしまうと実際の仕事でもミスが多いのではないか、と疑われてしまいます。
そのため、完成した履歴書・職務経歴書は、何度か読み返しておきましょう。
履歴書・職務経歴書の書き方に自信のない薬剤師はエージェントがおすすめ
なかには、履歴書・職務経歴書の書き方に自信のない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その方は、転職エージェントに登録をしましょう。転職エージェントでは、コンサルタントによる履歴書・職務経歴書の指導を実施していることもあります。
また、転職エージェントを利用することで、履歴書や職務経歴書を作成しなくても、転職活動を行うことができます。