なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)は、全国各地に420以上の地域薬局を展開している大手調剤薬局です。
今回はそんななの花薬局(メディカルシステムネットワーク)に薬剤師として転職・就職した場合の年収や初任給、月給などを解説しています。
さらになの花薬局の特徴や実際に転職した薬剤師の口コミ評判なども紹介していますので、興味のある方は参考にして下さい。
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なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)とは？
なの花薬局は、北海道に本社を置くメディカルシステムネットワークが運営しているチェーン系調剤薬局です。
メディカルシステムネットワークは1999年に設立された比較的新しい会社ですが、急成長により約430もの店舗を展開する業界最大手の企業となっています。また、調剤薬局事業の他に訪問看護事業や医薬品ネットワーク事業など、さまざまな事業を展開しています。
なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)の特徴
多角的な事業展開で将来性あり！
メディカルシステムネットワークは、調剤薬局事業と医薬品ネットワーク事業が主な事業内容になりますが、それぞれの事業が多角的な運営をしているのが特徴です。
調剤薬局事業の柱はなの花薬局ですが、薬を調剤するというだけではなく食事のアドバイスや運動の促進、薬局を拠点にした在宅訪問医療など健康維持や管理のためのトータルサポートを行うことで顧客の囲い込みや拡大を続けています。
また、医薬品ネットワーク事業ではメディカルシステムネットワークを採用しています。
メディカルシステムネットワークではサプライチェーンマネジメントやデッドストックエクスチェンジのサービスを受けられるので、医薬品の潤滑な提供を行うと同時に調剤薬局の在庫を効率よく消化して廃棄損失を無くし、利益を高めるシステム作りを行っているのが特徴です。
さらに訪問看護ステーションの運営や介護施設やクリニックの開業サポート事業、治験施設支援事業、給食事業など薬だけに捕らわれず医療に関わる事業を多角的に展開しているので、転職をする上での将来性が高いのも特徴です。
調剤薬局では珍しく全国シェアを達成
チェーン系の調剤薬局であっても本社とその周辺エリアにしか出店できていないというところが多い中、なの花薬局では高知県と島根県は除く、45都道府県に出店しているのが特徴です。
全国に店舗があるので自宅近くでも店舗を見つけることができますし、他県で働きたいと言う場合でも、希望する県への勤務が可能です。
本社がある北海道だけで約120店舗、全国では約400店舗、OTCを専門に扱っているドラッグストア8店舗を展開しています。
なの花薬局だけでもこれだけの店舗数がありますが、さらにメディカルシステムネットワークに加盟して大規模なネットワークを作ることで医薬品のスムーズな流通経路を形成しているので、全国の店舗で仕事がしやすい環境が整っているのが特徴です。
勤務区分も自宅通勤やエリア勤務、全国勤務から選べるため、自分の理想の働き方がしやすいドラッグストアと言えるでしょう。
なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)の薬剤師年収は？
平均年収は400万と一般ドラッグストアより高い！
なの花薬局の転職時の平均年収は約400～470万円となっており、一般的なドラッグストア企業の転職時の年収と比べると給与は高いと言えます。
早ければ30代で年収500万円を達成することも可能ですから、調剤薬局業界の中で見ても年収は悪くありません。
ただし、中途採用の場合だと年齢に関係なく最初は400万円ほどの年収額がベースとなっているので、業界トップレベルの年収のスギ薬局などと比べるとずば抜けて高い年収ではないでしょう。
と言っても、中途採用の年収400万円というのはあくまでもベースですから、すべての中途採用者がこれしかもらえないわけではありません。
勤務実績や資格などで年収は変わってきますし新卒からの社員の年収は高く設定されているので、転職サイトのエージェントなどを介した条件交渉次第では、最初から500万円以上の年収を狙うことができます。
もともとの年収が低い小規模な調剤薬局だと条件交渉をしても年収アップは厳しいので、交渉の余地があるなの花薬局は高年収が期待できる企業と言えるでしょう。
なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)の年代別平均年収
なの花薬局の年収は基本給と各種手当て、賞与で構成されており基本的には年に一回の昇給があるので年齢ごとに年収は異なります。
ここでは、年代別の平均年収をご紹介します。
年齢別の平均年収
- 25歳から29歳 3,600,000円
- 30歳から34歳 4,500,000円
- 35歳から39歳 5,200,000円
- 40歳から44歳 5,900,000円
- 45歳から49歳 6,600,000円
- 50歳から54歳 7,100,000円
- 55歳から59歳 7,300,000円
- 60歳以上 7,000,000円※
※60歳以上は役職交代や嘱託になることが多いため、年齢とともに年収が減少します。
なの花薬局の場合、他の会社と比べると新卒年収が高めに設定されているので、普通に働いていても30代後半で500万円以上の年収になります。
50歳以降は平均年収が7,000,000円以上となっていますから、年齢や実績によっては50歳以下であっても高収入とされる6,000,000円を期待できるでしょう。
他の調剤薬局との平均年収を比較しても高いことが分かる！
なの花薬局の平均年収はある程度分かったとしても、他の企業より高いのかが分からないと、転職に踏み切れないという方もいるかもしれませんね。
年収アップが一番の希望条件であれば、例え働きやすい職場であってもなの花薬局より年収が高いところを狙いたいでしょう。
ですが、他の大手調剤薬局と平均年収を比較してみると、ここでもなの花薬局の年収が高いことが分かります。
調剤薬局の企業別平均年収ランキング
1位：スギホールディングス（スギ薬局） 690万円
2位：メディカルシステムネットワーク（なの花薬局） 605万円
3位：日本調剤 550万円
4位：ウエルシア薬局株式会社（ウエルシア薬局） 450万円
店舗数に関しては日本調剤やウエルシア薬局の方が多いエリアもありますが、それでもこれだけ年収に大差があるのはメディカルシステムネットワークを取り入れることで他の企業よりも収益が上がりやすいシステムを作っているからです。
多店舗展開をすれば売り上げは上がりますが、その分固定費などでマイナスになりやすいので、いたずらに店舗を増やすのではなくシステムによって収益をアップさせるなの花薬局は安定した年収が期待できます。
なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)で年収を上げる方法
転職サイトのコーディネーターに条件交渉をしてもらう
なの花薬局の年収は他と比べると高いですが、中途採用の場合は応募する人のスキルや経験によってまったく違ってくるため、例え好条件に思えたとしてもそのままの条件で採用してもらうのはもったいないです。
交渉次第では、提示されている年収よりも上がる可能性があるのは、なの花薬局の特徴でもあります。と言っても、ただいたずらに年収アップを交渉すれば上がるというわけではありません。
雇う側にとって、年収を上げても来てもらいたいという理由がなければ交渉しても却下されてしまいます。転職サイトのコーディネーターは交渉術に長けていますから、採用担当者が求める人材を的確に把握し、それに合わせてスキルや経験をアピールすることで普通なら難しい年収アップを積極的に進めていきます。
転職サイトを使わなくても転職は簡単にできると思っている方も多いようですが、転職サイトを活用すれば条件交渉などあらゆるサポートが受けられるので、高収入を希望する方は必ず転職サイトに登録をしておきましょう。
調剤薬局の内部事情を把握しておく
当然ですが、中途採用をするからには目的があります。人手不足で即戦力が欲しい、資格を持った優秀な人材が欲しい、シフトに対応できる薬剤師が欲しいなど店舗によって中途採用の目的は異なりますが、いずれにしても目的に合った人材であれば、提示している条件よりも好条件での転職が可能になります。
と言っても、個人の情報収集力ではなぜ中途採用募集をしているのか、その理由を知ることは難しいのが実情です。そこで活用したいのが転職サイトのコーディネーターです。
転職サイトは、企業から依頼されて募集をかけるので、その際に募集理由を聞いていることがあります。
また、大手の転職サイトであれば企業とのパイプがあるので、どういった人材を求めているのかを具体的に聞いてもらうことも可能です。
求めている人物像が分かればそれに合わせて履歴書を作成することで条件が良くなる可能性もあるので、交渉だけではなく内部の情報収集も転職サイトにお願いしましょう。
なの花薬局に転職した薬剤師の口コミ
研修も評価対象になるので積極的にスキルが磨ける
以前の会社は、休日に研修を受けなくてはならず、もちろん休日出勤手当もなくまったくやる気になれませんでした。
スキルを磨きたくても、研修に出れば休み無しとなるので惰性的に薬剤師を続けていたのですが、なの花薬局は研修に出るとそれが給与の評価に反映されます。
自分のスキルアップに繋げられる有意義な時間を過ごしながら、それが仕事としての評価にもなるので一石二鳥です。
キャリアアップも狙うようになり、以前よりも充実した毎日を送っています。
スタッフ同士の仲が良いので働きやすい
女性が多いこともありますが、とにかくスタッフ同士の仲が良いというのが転職後の第一印象でした。
日替わりでお菓子を持ち寄って休憩時間に食べたり、上司からもおやつの差し入れがあったりして、こういった雰囲気の職場は初めてです。
以前野職場では業務に追われて、残業や休日出勤などを押しつけ合う感じだったため、スタッフ間もぎすぎすして仕事場の雰囲気も最悪でしたが、なの花薬局は和気あいあいと楽しく働けるので精神的にも満足しています。
福利厚生をしっかり活用できる
病院勤務では福利厚生があっても利用できなかったので、家庭との両立が難しくなり、転職サイトで福利厚生がしっかりしているところを希望し、紹介されたのが大手のなの花薬局でした。
なの花薬局では育児休暇もきちんと取れますし、休んでいる間はe-ラーニングで勉強できます。
復職してからも時短勤務で対応してもらえますから、子育てや家事との両立も無理なくこなせるので、転職して良かったと思います。
研修制度が整っているのでブランクを気にせず働ける
子育てのために一度離職し、5年ほどのブランクがあったので、初心に帰るつもりで研修制度が整っている調剤薬局を転職サイトで探してもらいました。
なの花薬局を選んだのは、ただ実践的な研修を受けるだけではなく、スキルアップのための研修も受けられるからです。
しっかりした研修システムだったので、スムーズに現場復帰できたのも有り難いですが、ブランクがあっても他の調剤薬局より好条件で雇ってもらえたのも嬉しかったです。
これからは、さらに年収アップを狙って研修を続けていくつもりです。
調剤薬局で残業がないのはすごい！
調剤薬局でとにかく嫌だったのが、必ずといっていいほど毎日ある残業でした。
しかも、一定の時間を超えるとサービス残業になりますし、強制的に出席しなくてはいけない勉強会はタイムカードを押してからの参加でした。ただこういった状況が嫌で、なの花薬局に転職しました。
なの花薬局は募集要項にあった通り、残業はほぼありませんし、あったとしても30分程度なので許容範囲です。これだけ残業のない調剤薬局は初めてです。
将来性が高いので安心できる
なの花薬局は、母体がいろいろな事業を展開しているところに惹かれました。
調剤薬局業界は飽和状態なので、薬剤師として働くには不安を感じることもありますが、なの花薬局なら在宅医療など違う分野にも進出していますし、独自のメディカルシステムネットワークで収益も高いですから、安心して長く働けそうです。
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なの花薬局の薬剤師の年収や口コミまとめ
安定した基盤を持つなの花薬局は、薬剤師として働く上でモチベーションとなる年収の高さはもちろん働きやすさも兼ね備えている魅力的な調剤薬局です。
人材育成にも積極的なので、定期的に求人募集をかけていますから、タイミングがあえば転職をするのは難しくありません。
ただし、条件の良い求人案件が掲載されているのは転職サイトです。
一般の求人情報サイトや紙媒体は、人員不足による店舗単体の募集なので、そこまで良い条件の求人案件は載っていません。
なの花薬局に好条件で転職するには、求人数の多い転職サイトに登録して、希望条件にあった案件を紹介してもらう、もしくは条件交渉をしてもらうのが転職成功への一番の近道です。