関西・九州方面で有名な「ディスカウント ドラッグコスモス」をチェーン展開しているコスモス薬品。
売上の半分以上は食品という他のドラッグストアにはない特色があり、近隣住民に親しまれている店舗も少なくありません。そんなコスモス薬品は薬剤師の転職先としてどうなのか検証しました。
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コスモス薬品ってどんな会社?
地域の生活をより便利で豊かににすることを経営理念にとしてドラッグストア事業を展開するコスモス薬品。きれいに整理整頓された「ディスカウント ドラッグコスモス」店内でさまざまな食品、日常消耗品なども販売していることが特徴です。そんなコスモス薬品とはどんな会社なのでしょうか。
コスモス薬品の会社概要
西日本売上高1位の「ディスカウント ドラッグコスモス」を経営するコスモス薬品の会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社コスモス薬品 |
---|---|
創業 | 1983年12月 |
資本金 | 41億7,856万6,600円 |
従業員数 | 正社員4,240人 平均臨時雇用者数13,441人 在籍者総数33,375人(2019年5月末) |
売上高 | 6,111億37,00万円((2019年5月期実績) |
経常利益 | 136億円(2019年5月期実績) |
店舗数 | (2019年10月末現在) 1,020店舗 |
小商圏型メガドラックストアを展開するコスモス薬局
コスモス薬局は小商圏型メガドラッグストアを多店舗展開するというビジネスモデルを日本で初めて成功させました。
小商圏とは人口1万人程度の限られたエリアのことで、そこに2,000平米または1,000平米という大型店を設置するのです。
小売業では大きな商圏に大きな店舗、小さな商圏に小さな店舗という考え方が一般的です。
しかし、コスモス薬局ではあえて独自の戦略を採用し、地域の方々に毎日通ってもらい、末永く利用してもらえるドラッグストアを目指しています。
その競合はドラッグストアだけではなく食品スーパー、ディスカウントストア、コンビニなどになるため、医薬品・化粧品の他にも日用雑貨や食品なども幅広く取り扱っていることが特徴です。
ライトカウンセリング販売に定評があるコスモス薬局
メガドラッグストアというだけあって、コスモス薬局はショッピングモールのような雰囲気もあります。
お客様はショッピングカートを押しながら広い店内を移動し、自由にショッピングするスタイルです。
しかし、やはりドラッグストアなので薬に関するアドバイスを求めているお客様も少なくありません。
コスモス薬局では開放的な店内でお客様にじっくりと商品を吟味していただく「セルフセレクション」を基本としながら、迷っているお客様に的確な「ライトカウンセリング」も大切にしています。
小規模店舗のドラッグストアで働いていてお客様との距離を「近すぎる」と、感じている薬剤師にとっても、コスモス薬局はほどよい距離感で接客できる転職先といえるのではないでしょうか。
コスモス薬品での薬剤師の仕事内容
コスモス薬品では薬剤師の経験者採用を積極的に行っています。OCT販売と調剤薬剤師の2パターンがあり、調剤薬剤師は管理薬剤師として活躍することも可能です。
コスモス薬品でのOCT販売の仕事
薬剤師としての知識を活かしながら医薬品の相談販売、顧客コンサルティングなどを行います。「店頭で接客販売できる転職先を探している」という人にもおすすめです。将来的には店長への道も開けています。
勤務時間は早番10:00~19:00(休憩1時間)、遅番12:00~21:00(休憩1時間)のいずれかを選択できます。
転勤もありますが、通勤可能な範囲内だけの異動です。
九州・中国・四国・関西・中部地区の募集がメインですが、今後は首都圏を含めた年間90店舗~100店舗の新規出店を予定しているので、全国的な求人も期待できるのではないでしょうか。
コスモス薬品での調剤薬剤師の仕事
これまでのコスモス薬品はほぼ全店舗がOTC販売専門でした。
しかし、2019年に都内に出店した都市型小規模店には調剤薬局を併設。さまざまな医療機関の処方箋を受け付け、地域に密着したサービスを提供する面分業薬局時代の到来に備えての試みがスタートしました。
コスモス薬品での調剤薬剤師の仕事は調剤業務、服薬指導、薬歴管理、在庫管理、OCT販売などになります。
調剤薬局併設型ドラッグストアでの一般的な業務といってよいでしょう。小商圏メガストアに調剤薬局を新設する試みもスタートしたので、今後は希望する勤務地で調剤薬剤師として働くことができるかもしれません。
インバウンド客に対応する機会も多いコスモス薬品
コスモス薬品はとくに中国からのインバウンド客が多いドラッグストアでもあります。
日本製の化粧品、生理用品などはインバウンド客に購入され売り切れていることもめずらしくありません。オンラインショップでは中国語対応のサイトもあるほどです。
中国語を活かせる転職をしたいならばコスモス薬品は大いに活躍できる場所があるといえるでしょう。
また「中国語を勉強中」という人も中国語に触れる機会が期待できるコスモス薬品にぜひ転職してみてはいかがでしょうか。
コスモス薬品の福利厚生、給料、教育制度
コスモス薬品での薬剤師の仕事はOCT販売を中心としながら、今後は調剤薬剤師として活躍できる可能性があることがわかりました。
一方、働きやすさも気になるところです。コスモス薬品の福利厚生、給料、教育制度などについて調べました。
コスモス薬品の福利厚生
コスモス薬品の福利厚生には次のようなものがあります。
大手ドラッグストアチェーンと比較しても遜色ないといえるでしょう。
- 社会保険完備
- 従業員持株制度
- 退職金制度
- リフレッシュ休暇制度(6連休を年1回or4連休を年2回)※入社後2年目から取得
- 研修会
- 住宅補助制度
- 結婚休暇(7日間)
- 定期健康診断
- 旅行補助
- マイカー及び住宅低金利ローン
- らくらく引っ越し(会社が引越し業者手配・大型の荷物等除き、引越し費用会社負担)
- 社宅制度(駐車場付き 月額35,000円)
勤務体制は月間シフト制で週休2日を基本としています。年間休日は110日、希望休制度もあり月2回の公休日を自分で指定することが可能です。
土日を必ず休めるわけではない点などは他のドラッグストアと同様ですし、とくに休みが多いわけでも少ないわけでもないといえるでしょう。
コスモス薬品の薬剤師の給料
コスモス薬品の薬剤師の給料はOCT販売員なのか、調剤薬剤師なのかによって異なります。
いずれも、薬剤師の平均年収と比較してやや高めです。
OCT販売員
月額371,500円(薬剤師・管理薬剤師手当含む)、2年目からは年収約550万円です。
大学卒でも修士修了でも同額になっています。
調剤薬剤師
一般薬剤師は月額435,600円、2年目から年収約600万円が可能です。
管理薬剤師は月額465,100円、2年目からは年収約650万円となっています。
転職入社時のボーナス
コスモス薬品に薬剤師が転職した場合、入社時のボーナスの目安は70万円~80万円です。薬剤師の年間ボーナスの平均は80万円というデータもあるので、標準的といえるでしょう。
コスモス薬局の教育制度
コスモス薬局は中途採用者に対してもしっかりと研修をしてくれます。「ドラッグストアで働くのは初めて」という人はもちろん「店長を目指したい」という意欲的な人にもおすすめです。
販売員セミナー
医薬品・化粧品セミナー | 医薬品や化粧品の知識向上のため、勤務時間内に週3回(1回20分~30分)のオンライン勉強会を実施。 |
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登録販売者資格取得セミナー | 毎月、各店舗で社内講師が登録販売者資格取得のためのセミナーを開催。合格率は業界トップクラス。 |
店舗責任者(副店長以上)研修
店責(副店長)セミナー | 毎月、各エリアで開催される。店舗責任者(副店長以上)は必要なスキルを学ぶためのセミナー。 |
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新任店長セミナー | 福岡で開催。副店長から店長に昇進する人が対象。 |
エリア長候補(セレクト)セミナー | 福岡で開催。店舗運営に優れた店長を時期エリア長候補としてセレクト。8~10店舗を統括するエリア長になるためのセミナー。 |
店長・エリア長会議 | 毎月、店長、エリア長が集まり、社長の経営方針を確認し、情報交換を行う。 |
外部講師セミナー | 年1回開催。店長以上の経営幹部を対象に外部講師を招き1泊2日のセミナーを実施。 |
その他
経営方針セミナー | 出店している全地域に経営幹部が年に1回赴き、一般社員、パートナースタッフを対象に経営方針等を説明。 |
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社内報 | 毎月発行する社内報にも実践的なサービスに関する知識を掲載。 |
コスモス薬品で働く薬剤師の口コミ評判
福利厚生、給料、教育制度などを見てもコスモス薬品は転職先として問題ないホワイト企業であるような印象を受けます。
しかし「本当はブラック企業だった」というようなことはないのでしょうか?実際に働いている人、働いていた人の評判をネットへの口コミ投稿などから調べてみました。
地域の人の役に立っていると実感できる職場
「以前は調剤薬局を併設しているドラッグストアに勤務していました。大学病院の門前薬局だったこともあって、調剤業務がメインでしたね。もっとお客様と触れ合う仕事をしたいと考えてコスモス薬品に転職しましたが、正解でした。食品なども種類豊富に扱っているので、スーパーに立ち寄る感覚で毎日来てくれるお客様も少なくありません。顔なじみの方々に、やっぱり薬剤師さんのアドバイスが欲しいなどと頼りにされるのはうれしいですね」
店長の仕事は大変だけどやりがいがある!
「ドラッグストアに勤めるからには店長になりたいと考えていましたが、以前の職場はなかなかポストに空きが出なくて。コスモス薬局は次々と新規出店しているのでチャンスがあるのではと転職しました。店長になる夢は叶えましたが8:30から21:00過ぎまで働くこともありなかなか激務です。アルバイトのシフトに欠員が出れば休日返上も当たり前。でも、リフレッシュ休暇制度を使ってまとめて休みを取るなどしてパワーチャージしています」
調剤業務に携われないのは物足りなかった
「私が働いていた頃のコスモス薬局には調剤薬局の併設がありませんでした。市販薬のアドバイスやカウンセリングだけではやっぱり私には物足りなかったですね。調剤スキルが衰えてしまわないか心配でしたし……。でも、今は調剤薬局併設の店舗が増えていると聞きました。門前薬局ではなく面分業薬局としてさまざまな病院の処方箋に触れる機会もあるとか。今は病院内の薬局に勤務していて、だいたい決まった処方箋しか扱っていません。もう少し我慢してコスモス薬局にとどまればよかったなと思っています」
コスモス薬品に薬剤師として転職するコツ
コスモス薬品に転職したいならば、公式サイトの「薬剤師(キャリア)募集」で随時更新されている情報をチェックし、専用フォームから応募するというのが王道の方法かもしれません。
しかし、その前にできることはないのでしょうか?
コスモス薬品の店舗に足を運んでみる
ネットで情報を集めているだけではわからないこともたくさんあります。一度はコスモス薬品の店舗に足を運んでみてから応募しても遅くはないでしょう。
もちろん、内定後に職場見学の機会はあります。しかし、そこでありのままの職場環境を見せてもらえることはまずないでしょう。
実際の環境が自分に合っているか見極めるためにも、面接時に具体的なアピールをするためにも、できるだけ早く店舗に行ってみることをおすすめします。
コスモス薬品で働いている先輩を訪問する
転職後に「事前に調べた情報と違う」と、違和感を覚え、結局長続きしなかった経験がある人もいるでしょう。「今度こそ長く勤めたい」と、考えるならば内部事情に精通することも大事です。
なかなか表には出てこない内部事情を知るには、そこで働いている人に聞くのもひとつの方法です。
もし、大学時代の先輩などがコスモス薬品で働いているようならば、一度、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
転職エージェントに登録する
企業の内部事情を知りたければ転職エージェントに登録するのもおすすめです。
転職エージェントによって持っている情報は異なるので、複数登録しておけば安心でしょう。
転職を成功させた薬剤師は平均して2社~3社の転職エージェントを利用しているというデータもあります。
転職エージェントに登録しておけば、希望するエリアでコスモス薬品の求人があった時に連絡をもらえます。
自分で毎日公式サイトを確認する手間もなくなるのです。その他、面接のアポイントメントから年収アップ交渉までお願いできるというのは見逃せません。
ぜひ、転職エージェントを活用してコスモス薬品への転職を成功させてみませんか?
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最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。
- コスモス薬品の「ディスカウント ドラッグコスモス」は西日本売上高1位の業界大手。
- コスモス薬品は小商圏メガドラッグストアを日本で初めて展開。食品や日用雑貨も豊富に取り扱っているという特徴がある。
- 薬剤師はコスモス薬品ではOCT販売に従事することがほとんど。しかし、今後は調剤薬剤師の求人も増える可能性大。
- コスモス薬品の薬剤師の年収は評判通り平均よりもやや高め。しかし、ボーナスはほぼ標準並み。
- コスモス薬品への転職には転職エージェントを活用しよう!
ドラッグストアと一口にいってもさまざまな形態があります。小規模店舗で「狭くて暗い店舗で働くのに疲れた」という薬剤師にも、開放的な広々とした店舗を特徴とするコスモス薬品はおすすめです。
お客様との距離もほどよい環境なので、接客がどちらかというと苦手な人にも、かといって接客がまったくないのは寂しいという人でも納得できるでしょう。