カワチ薬品は、ドラックストアの中でも売上の良い企業として有名です。
なかには、カワチ薬品への転職を検討している薬剤師の方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、カワチ薬品の薬剤師の年収や転得を成功させるためのコツについて解説していきます。
目次【クリックして移動できます】
カワチ薬品とは?
カワチ薬品はドラックストア業界大手の有名企業です。
次に、カワチ薬品の歴史から特徴について詳しく解説していきます。
カワチ薬品の歴史
カワチ薬品は、1960年に河内薬品を創業し、1980年に株式会社カワチ薬品を設立しました。その後カワチ薬品は、北関東を中心に敷地面積の広いメガ・ドラッグストアを数々展開してきました。また、1986年よりプライベートブランド商品の開発・販売も行うなど業界内でも先駆的な取り組みを率先して行っています。
カワチ薬品の特徴であるメガ・ドラックストア
カワチ薬品の一番の特徴は、医薬品からインテリア雑貨まで幅広い品揃えをしているメガ・ドラックストアです。
カワチ薬品の一店舗あたり平均年商は、ドラッグストア業界平均の約4倍です。
また、1996年にはメガ・ドラッグストアとしては日本初の調剤併設型店舗を出店しています。
カワチ薬品は、買い物と複数の医療機関の処方箋を受付けているドラックストアの先駆け的存在であると言えます。
カワチ薬品で働く薬剤師の給料
カワチ薬品の薬剤師は、大きく
- ナショナル社員
- エリア写真
の2種類の雇用形態に分かれています。雇用形態によって薬剤師の給料は異なります。
ナショナル社員の給料
ナショナル社員とは、転居を伴う異動のある雇用形態です。
ナショナル社員が異動する場合、社員寮を会社が準備します。新卒の薬剤師がナショナル社員となると、月収347,020円、年収は520万円が目安となります。
エリア社員の給料
エリア社員とは、自宅である拠点から通勤可能な範囲内の店舗へ勤務する雇用形態です。
ナショナル社員と異なり、自宅以外の住居へ住む場合の費用に関しては自己負担となります。
エリア社員の月収は322,530円、年収は480万円が目安となります。
カワチ薬品は手堅く安定して給料を得られる
カワチ薬品で異動を伴う雇用形態であるナショナル社員の場合、新卒薬剤師で年収は500万円代となります。
カワチ薬品への中途採用での給与は公開されていませんが、前職でのスキルや経験が考慮されれば、新卒年収よりも増額も期待できるでしょう。
昇給に関しては、大幅な基本給アップはありませんが、各種手当やボーナスは、直属の上司、や店長などの評価で人によって変動があります。
カワチ薬品で働く薬剤師の仕事内容
では、カワチ薬品で働く薬剤師の仕事はどのような内容なのでしょうか。
カワチ薬品の薬剤師の募集職種は、大きく分けて保険調剤、医薬品等販売・管理、健康相談です。そのため、カワチ薬品の薬剤師の募集に関してはOTC販売・調剤の区別はありません。
次に、カワチ薬品で働く薬剤師の詳しい仕事内容について解説していきます。
店舗での調剤業務
店舗での調剤業務では、医師の処方せんに基づき、お薬を取り揃えます。必要に応じて服用しやすいように錠剤にしたり、一包化したりします。
患者さんが正しく服用および使用できるように情報提供を行い、患者さんにお薬を提供します。
要指導医薬品・第1類医薬品の販売
要指導医薬品・第1類医薬品とは、副作用や相互作用など特に注意を要する医薬品のことです。
ドラックストアなどの店舗では、要指導医薬品・第1類医薬品の販売は薬剤師に限られています。
薬剤師は、情報を提供する場所において対面で、書面による情報提供を行いながら販売をします。
管理薬剤師として薬局の運営・管理
カワチ薬品で経験を積み、管理薬剤師となると一般的な調剤業務や医薬品の販売だけではなく薬局全体の運営・管理を行うこともあります。
管理薬剤師は、医薬品発注や環境整備、売上や在庫の管理業務などの仕事も行います。
医薬品部門のエリア統括
薬剤師としてキャリアを積むと、店舗運営をエリアで統括するスーパーバイザー直轄の医薬品担当者である「ヘルスケアエリアリーダー」となることもあります。
「ヘルスケアエリアリーダー」とは、近県で区切られた各エリアに1名ずつ配置されている役職のことです。
おおむね10店舗前後を巡回し、売場提案や保健所等の行政対応、法律についての確認、人事や若手薬剤師の指導などが主な仕事となります。
カワチ薬品で働く薬剤師のキャリアパス
カワチ薬品で働く薬剤師のキャリアパスは、各部門の経験を積んだ後に薬局経営・管理職へ昇進するコースがあります。
カワチ薬品は、店舗が広いメガ・ドラックストアであるためOTC医薬品の品揃えが豊富です。
そのため、OTC医薬品の知識が身に付きます。また、OTC・調剤ともに研修制度も整っているため新卒の薬剤師の方でも安心して働くことができるでしょう。
カワチ薬品で働いている人・働いていた人の評判
カワチ薬品で働く女性薬剤師の働きやすさについての口コミ
カワチ薬品で働く女性薬剤師の有給についての口コミ
カワチ薬品で働く女性薬剤師が多いため、子育て支援にも理解のある職場が多いのでしょう。
有給の取得しやすさなどの働きやすさについては、調剤業務か店舗での販売かなど担当する業務・店舗によっても異なることが多いのではないでしょうか。
カワチ薬品の働きやすさ
カワチ薬品で働く薬剤師の残業時間
カワチ薬品で働く薬剤師の残業時間は、40〜50時間程度と言われています。ドラッグストア全般が労働時間の長い業界だと言われます。
その中でも、カワチ薬品は比較的残業の多い企業だといえるでしょう。しかし、所属する店舗によって業務量や忙しさに大きな差があるため、残業時間も異なります。
カワチ薬品で働く薬剤師の年間休日・休日の取りやすさ
カワチ薬品で働く薬剤師の年間休日は110日です。その他にも、有給休暇・特別休暇・産前産後の休暇・育児休業・介護休業などの休暇も取得することができます。
実際の有給の取得のしやすさについては、店舗の忙しさによって異なるので事前に情報を収集しておくとよいでしょう。
カワチ薬品で働く薬剤師の福利厚生
カワチ薬品は「次世代認定マークくるみん」を取得
カワチ薬品は、従業員の子育てをサポートする企業に対して認定される「次世代認定マークくるみん」を取得しています。
そのため、産休・育休を取得する女性社員だけではなく男性社員もいます。また、時短勤務は子供が小学校6年生まで取得できます。
カワチ薬品は、出産や子育てなどのライフイベントも安心して働くことができるでしょう。
カワチ薬品のその他の福利厚生制度
その他にも、カワチ薬品には様々な福利厚生制度があります。
- 厚生貸付金制度
- 社員持株制度
- 社員割引購入制度
- 財形貯蓄
- 団体生命保険
- 団体自動車保険
- 慶弔見舞金
カワチ薬品では、基本的な福利厚生制度は一通り揃っています。
また、社員割引購入制度を利用することでカワチ薬品での買い物がお得にできることもメリットの一つです。
カワチ薬品に転職を検討している薬剤師の方はエージェントに相談を
カワチ薬品はメガ・ドラックストアを展開する大手のドラッグストアチェーンです。ナショナル社員とエリア社員のどちらかを選択することができるので、自分のキャリアプランに合わせた働き方ができます。
平均的な年収を安定して得られることができますが、店舗や業務の状況により、残業が発生することもあります。
また、店舗によっても人間関係や風土が異なるでしょう。カワチ薬品に転職を検討している薬剤師の方は、エージェントに相談をして事前に情報を収集しましょう。
ドラックストア勤務希望者にオススメの薬剤師転職サイト
個別相談をしてくれるファルマスタッフ
ファルマスタッフ
年代 | 20代~50代 | 雇用形態 | 正社員,アルバイト・パート,派遣社員 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国 | ||
業界 | その他 | ||
おすすめ度 |
- 公開求人のみで50,000件以上
- 全国に12の実拠点ありなので地方にも強い
- 時給5,000円↑の好条件の派遣求人が多数
ドラッグストア求人が多数ある薬キャリAGENT
薬キャリAGENT
年代 | 20代~50代 | 雇用形態 | 正社員,アルバイト・パート,派遣,紹介予定派遣 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国 | ||
業界 | その他 | ||
おすすめ度 |
- 自分だけのオーダメイド求人により理想の転職が出来る
- 即日求人があるので迅速な転職が可能
- 美味しい非公開求人が多数
また、下記の記事では薬剤師の転職におすすめのサイトをランキング形式で紹介していますので、合わせて目を通しておくことをオススメします。