保育士不足を叫ばれ非常に需要が大きい保育士ですが、ブランクがあると復職をしたいと思っても一歩を踏み出すには勇気がいるものです。
そこで当記事ではブランクからの復帰を検討している保育士に向けて、準備するべきことや不安を解消する方法、復職におすすめの求人サイトなどを紹介しています。参考にして下さい。
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ブランクが不安な保育士が復職のため準備すべきこと
就職しようと思ったら、まずは求人情報をチェックするというのが一般的ですが、ブランクのある保育士が復職を目指すのであればまず準備が必要です。
保育環境は1年もあれば大きく変わるだけでなく、自分の体力に違いがありますので、闇雲に応募してもブラックじゃない理想の職場は見つかりません。
最新の保育情報を確認する
ブランクのある保育士がまず確認しておくべきなのが最新の保育情報です。その際に間違えやすいのが、自分が保育士資格を取った時の教材で復習してしまうことです。
たとえば保育士として働くための知識や法令、感染症やアレルギーの対応策は現役で働いていた頃とは変わっているかもしれません。そしてこれらの情報が古いと、いざ現場に戻っても間違った対応をしてしまう可能性があります。
保育情報のアップデートは復職に必要不可欠ですので、インターネットなどを活用して最新の情報を集めておきましょう。
自分の情報収集力に不安がある場合は、転職エージェントや転職サイトなど復職サポートを行っているサービスに相談してみるのもおすすめです。
自分の希望条件を明確にしておく
家から近いところが良い、福利厚生が充実している園で働きたい、少人数の保育園に就職したいなど、復職には人それぞれ希望があると思います。
この希望条件を明確にしておくのも、復職に際しての大切な準備です。そこが曖昧なままでは、無事復職ができたとしても「思っていた職場と違ってストレスがすごい」「こんな環境では家庭と両立できない」などの不満や悩みを抱えることになります。
また、明確な希望条件が分かっていなければ漠然と求人情報を探すだけになるので、職場復帰の効率も悪くなってしまうでしょう。
就職活動は時間をかければ良い職場が見つかるというものではありません。自分にとってベストな環境で働ける職場を逃さないように、希望条件をしっかりと明確にしておきましょう。
働くための体作り
元気いっぱいの子供達の相手をする保育士は、体作りをしておくことも大切な準備の1つです。
保育士をしているときは気がつかないかもしれませんが、保育は接客業や営業職よりも体力を使う仕事なので、専業主婦をしている方などは特に体力を付けておく必要があります。
体力をつけておかないと復職した途端に体調を崩したり保育が十分に出来なかったりするので、生活習慣を整えて軽い運動を取り入れた生活を心がけましょう。
たとえばいつもより30分早く起きてウォーキングをしたり、銀行や買い物に出かけるときは車を使わず歩くようにしたりするなど、ちょっと意識を変えるだけで体力はつきますよ。
園見学で今の保育環境をチェック
保育の仕事に関しては昔も今も大きな違いはありませんが、保育環境は少しずつ変わっています。
そのため、ブランク期間が長ければ長いほど環境の変化に戸惑いを感じる方も多く、復職をしてもすぐに辞めてしまう保育士もいます。
また、ブランク保育士が働きやすい環境かどうかは、求人募集の紙面上だけでは判断も難しいです。そのため、復職先の保育環境や自分の状況に適した職場なのか等に関しては、事前に確認しておくことが重要です。
たとえば求人情報に「見学可」と記載されていれば、その園に応募するしないに関わらず見学はできるので、実際に保育現場を自分の目で見ておきましょう。
それだけで今の保育環境が、自分が保育士をしていた頃と大きな違いがなければ不安要素を1つ減らせますし、現場を見ることで職場がブラックじゃないか、人間関係は良好そうかなどを確かめて安心することが可能です。
ブランクのある保育士が復職の不安を解消する方法
転職支援サイトを活用する
復職に不安を感じるのは、1人で就職活動をするからです。
しかし、人材不足が続く保育業界では、多くの転職サイトが保育士のサポートを行っているので必要以上に心配しなくて大丈夫です。
まずは転職サイトを活用して、現場復帰や求人情報探しへの不安を解消しておきましょう。
復職支援セミナーを受講する
近年は保育業界に参入する民間企業も増えており、各企業で潜在保育士に向けた復職支援セミナーを開催しています。
民間企業の支援セミナーはいろいろあり、最新の保育情報を教えてくれるセミナーもあれば保育の基本的な知識、実際に保育の現場で働いている保育士の講演会、ワークショップなど利用者のニーズに合わせたものを選ぶことができるのが特徴です。
また、現場復帰のための座学だけではなく、現在の求人募集状況や待遇の動向についてのセミナーも行われていますから、お給料が気になる、有給休暇が取れるのかなど今の保育士の労働環境について知りたいという方は参加してみるといいでしょう。
こういったセミナーに参加をすると、同じように不安を持ったブランク保育士とのつながりもできるので、同じく保育士にブランクのある仲間が出来たりリアルタイムで情報を交換できたりするメリットもあります。
潜在保育士のための就職支援を活用する
待機児童問題に加え、もう一つ問題となっているのが保育士不足です。保育士が不足している限り、いくら保育所を増やしても児童を受け入れられません。
そのため、一部の国や自治体では潜在保育士の就職支援を行っているので、こういった対策を活用しましょう。また、厚生労働省では保育士マッチング強化プロジェクトや求人充足サービスの強化を実施しています。
自治体の支援は各都道府県によって異なりますが、多くの地域で就職支援や就職相談会、保育人財コーディネーターの設置など就職を斡旋する支援を行っています。
さらに再就職支援資金や未就学児を持つ保育士への復帰支援金、子供の預かり支援金など金銭的な面での支援も行われています。
これらの情報は市町村役場に問い合わせが必要ですが、厚生労働省や各自治体のホームページなどでも告知されていますから、1度チェックしてみるといいでしょう。
転職サイトのアドバイザーに相談する
復職に関する不安は活動をすることで少しずつ解消出来ますが、いざ求人案件に応募する場合このまま応募しても大丈夫か、転職先がブラックだったらどうしようなど、様々な不安や悩みが出てくるはずです。
ブランクがない保育士でも再就職に関しては不安がつきものですので、ブランクがあればなおさら面接や転職後の仕事に対して自信が持てない方も多いでしょう。
こういった場合に備えて、企業や自治体の支援と併せて保育士求人サイトのコンサルタントに相談するのもおすすめです。求人サイトのコンサルタントはハローワークのようにただ求人案件を紹介するだけではなく、復職に関する悩みや不安を個別に受けてくれます。
また、地域毎に専任のコンサルタントがいるので、貴方が就職を検討しているサイトの人間関係や離職率といった内部事情も把握しており、ブランクがある保育士でも働きやすい職場を探してくれます。
サイトによっては面接のスケジュール、休日や給与などの労働条件の調整、履歴書の書き方の指導や面接のアドバイスまで行ってくれるので、職場復帰のための活動をまるごとサポートしてもらえます。
また、求人サイトは1分もあれば登録完了かつ完全無料で利用できますので、他の復職支援サービスを利用する場合も同時に登録しておくと安心です。
ブランクのある保育士におすすめの求人サイトランキング
1位:マイナビ保育士
保育士の転職ならマイナビ保育士
年代 | 全年代 | 雇用形態 | 正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート |
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対象エリア | 全国 | ||
業界 | 医療専門職事務/アシスタントその他 | ||
おすすめ度 |
- 職場環境を事前にチェック!
- 登録者限定の好条件求人が多数!
- 面接日程や給与の条件交渉を代行
マイナビ保育士は、自分で求人案件を探すことも出来るのはもちろん、キャリアアドバイザーによる履歴書の添削や面接対策、非公開求人のマッチング、待遇の条件交渉などあらゆるサポートが受けられます。
復職支援サービスもトータルで行っているので、細かい希望条件や待遇へのこだわりなどを持っている方、そしてブランクが不安など独自の悩みを持っている方でも安心してお任せできるのです。
正社員だけではなく契約社員や派遣保育士、非常勤やフリーなどの求人案件が揃っているので、自分のライフスタイルや復職ペースに合わせた仕事が見つかります。
ブランクがあるといきなり正社員で働くのは抵抗があるかもしれませんが、マイナビ保育士なら多様な雇用形態で求人を探せるので無理のない復職が可能です。
2位:保育士WORKER
保育士WORKER(ワーカー)
年代 | 全年代 | 雇用形態 | 正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート |
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対象エリア | 全国 | ||
業界 | 医療専門職事務/アシスタントその他 | ||
おすすめ度 |
- 現役保育士の支持率NO.1
- 入社後のアフターフォローも充実
- 給与交渉や退職交渉も代行してくれる
口コミ評価の低い求人サイトも多い中、なんと利用者の97%が満足している保育士WORKERは、都市部だけでなく地域の求人案件も見つけやすいのが特徴です。
総求人数も4万件以上という数字も業界トップレベルなのですが、約1/4は非公開求人のため高待遇の案件が非常に多いのも保育士WORKERの魅力です。
また、求人案件が多いからこそブランクOKの求人もたくさんあり、それらは研修制度や教育システムが整備されているので、ブランク保育士の方でも安心して働けます。
カウンセリングやヒアリングは電話のみとなっているのは少しネックですが、保育士経験もある専任のアドバイザーがサポートしてくれますし、希望をすれば面接同行、入職後のアフターフォローまで完璧なサポートが受けられます。
そのため、ブランクの不安がある方にはおすすめの転職サイトと言えるでしょう。
ブランクが不安な保育士の復職まとめ
どんなに経験豊富な保育士であっても、ブランクがあれば復職に不安を感じるものです。
ただし、不安だからといって行動をしないままでは何も始まりません。実務経験がある潜在保育士は、待機児童問題を解決する救世主とも言われる存在ですから、どの現場でも大歓迎されます。
転職支援サイトなら、ブランクをしっかりカバーしながら希望条件を満たす職場探しを強力にバックアップしてくれるので、サポートを受けることで少しずつ不安も解消していけます。
需要が高い今だからこそ、ブランクのある保育士でも有利な条件でカムバックすることが可能ですから、転職サイトを活用して充実した保育士ライフがおくれる職場を見つけてください。