転職活動における自己分析のやり方
自己分析をおこなうときは、必ず二人以上で行います。インターネット上の自己分析ツール「アセスメントツール」を利用する場合、その結果を第三者に開示して客観的な意見を聞きましょう。
自分は何がしたくて、何に強く、何に向いているかを言葉にするために自己分析はおこないます。それをすべて転職初心者のあなた一人で行うのは困難。職場の同僚に協力してもらうというのも無理があるでしょう。
また、その手軽さゆえに精神状況や健康状態によって結果に違いが発生するという問題点もあります。
例えば転職エージェントに登録している場合は、キャリアカウンセリングの際に一緒に行うことができます。落ち着いた環境の中で専用のツールを使い、出てきた結果に対して適切な意見をもらうことができます。
転職して何がやりたいのか~自分の人間性を知る
自分の人生を振り返ることで、細かく分析していきながら自分は何がやりたいのか・何故転職したいのか探っていきましょう。
転職は「面接に合格する」ためではなく「転職して成功する」ために行います。自分のやりたい仕事を明確にしなければ、それに合った強みを見つけることもできません。
そしてここでポイントとなるのは「好きなもの=やりたい仕事ではない」ということです。
例えば趣味がショッピングだったとしたらアパレル業界に転職すればよいというものではありません。自分が何故この趣味が好きなのかをじっくりと考えて、その好きな理由を仕事で味わえそうな転職先を選ぶようにしましょう。
転職先で何ができるのか~強みと弱みを探す
転職において「強み」という単語を使うと、社会人経験の中で培ったものと考えがちですが、それは誤解です。人生を振り返る中で、人は何回も壁にぶつかるものです。その壁にぶつかったときどのように乗り越えたか、それこそが社会人における「強み」なのです。
そのため強みを見つける際は、人生の中で壁だと思ったことすべてを書き出して、それに対してどのような切り口で乗り越えていったかを深く掘り下げていきましょう。こうして自己分析を行っていくと、必ず乗り越えられなかった壁も出てきます。それこそがあなたの「弱み」となりますので、強みと同じように何故乗り越えられなかったのかを掘り下げていきましょう。
自分の強みを見つけるメリットは自分の得意なことを仕事にできることにあります。強みが活かせる転職先を見つけることができれば、転職後に仕事をスムーズに進めることができ、自ら進んで仕事に向かっていこうと思うことができるようになる積極性を生むことができます。
弱みを見つけるメリットは「転職しなければよかった、失敗だった」と後悔しないことにあります。自己分析をしないまま、とりあえず受かった会社に転職したら、任された仕事は自分の苦手としている分野だったということは少なくありません。結果として上手くいかずにまた転職しなきゃ…となってしまうと、本末転倒です。
何度も転職を繰り返す「ジョブホッパー」にならないためにも、強みだけでなく弱みについてもしっかり考えましょう。
選んだ転職先は自分に向いているか~転職先が求めるものを考える
「自分のやりたい仕事」のある転職先で「自分は何ができるのか」を考えていきましょう。やりたい仕事があったとしても、それに合ったスキルやキャリアがなければ転職は成功しませんし、自分のスキルが活かせる職業があったとしても、自分の中でやりたくないことであれば、また転職をしなければいけなくなるかもしれません。
自分のやりたい仕事のある転職先が求めているであろうスキルや強みを自分から見出すために、客観的な意見を参考にしましょう。また企業研究についても忘れずに。