MOSはPCスキルの証明となる資格
MOSはマイクロオフィススペシャリストの略で、オデッセイコミュニケーションズが実施している民間資格です。
PCスキルを証明する資格として、事務で働く方にとっては武器となる資格です。事務案件は未経験でも可能な仕事が多いですが、初期値としてPCスキルの高さを証明できるため、企業にとっても良い指標になります。
MOSの実施概要
スペシャリストレベル | エキスパートレベル | |
受験料 | 10,584円 | 12,744~21,168円 |
受験科目 |
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合格基準 | 1000点満点で550~850点 | |
受験方法 | 全国一斉試験・随時試験 | |
実施 | 全国一斉試験:毎月1~2回 随時試験:各試験会場で指定された日程 |
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試験時間 | 各50分 |
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試験形態 | コンピューターを使った実技試験 | |
合格発表 | 試験終了後モニターで発表 |
※受験資格はなく誰でも受けられます。また合格率は非公開となっています。
MOSを受験する魅力
今までPCスキルを証明する際は、人材会社で行えるスキルチェックのスコアのみとなっていました。またそういったところに登録していなかった方は口頭のみで派遣先に伝えることになるため説得力に欠けていました。
企業にとってもPCスキルが資格という形で表されるため採用のきっかけとなりやすくなります。またMOSは世界的に行われている試験で、その資格は海外で仕事をするときでも通用します。
就職・転職時のアピールになる
インターネットが普及する中、PCが使えることは当たり前の時代となっています。そのため仕事に直結したスキルであるMOSを取得していることで、「PCが使えます」と口で言うよりも信用度が高くなります。
結果が試験当日に出る
MOSの採点は試験を受けている間にコンピューターによって自動計算されています。そのため試験当日に点数と合否の結果がわかります。合格率等は公開されていませんが、試験を受けた翌日から履歴書に記載することができます。
MOSが活かせる派遣の仕事
職種 | 必要科目 | 採用難易度 |
一般事務 | Word・Excel | ★☆☆ |
営業事務 | Word・Excel | ★☆☆ |
経理 | Excel・Access | ★★☆ |
企画事務 | Word・Excel・PowerPoint | ★★☆ |
人事 | Word・Excel・PowerPoint | ★★☆ |
秘書 | Word・Excel・Access・PowerPoint | ★★★ |
事務系では業務スピード向上に繋がる
WordやExcelは教えてもらえば誰でもできることですが、専門的に学ぶことで業務スピードを飛躍的に上げることができます。中でもExcelのIF・VLOOKUPが使えることは企業から高く評価されます。
企画事務・広報宣伝事務では必要スキル
プレゼン資料を作成するPowerPointの操作技術は立派なスキルです。求人内の募集を広げるために「尚可」としていることもありますが、使えないと実際は社内選考も通りません。
派遣社員にMOSは必須
MOSは事務系であればどの業界でも通用する資格です。言い換えれば、PCスキルを必要としない事務の仕事はないということです。また業務に直結した資格なので、勉強していく毎に業務スピードが上がっていくことを実感できるはずです。
資格の中でも独学で取得しやすいことも魅力です。また大手派遣会社に登録しておけばMOSの勉強を無料で受講することもできます。