派遣の財務の仕事内容
財務は予算編成から資金調達、金融情報のまとめ・分析などお金の流れに関すること全てを行います。外資系企業では資金調達を海外の銀行から行うこともあり、語学力や国際会計基準の知識も必要です。専門性が極めて高いため、職場ではプロパー社員より派遣社員や専門職社員(税理士・会計士)が多く、気を使うこと無く働くことができます。
時給や残業について
財務の時給相場は1500~2000円と経理より少し高めに設定されています。高時給を狙うなら大企業や外資系企業などお金が大きく動く会社がおすすめです。中小企業だと「財務部」というものが存在しない(経理と一括、または社長が担っている)ことが多く、任せられる仕事の責任も大きくなりあまり割に合いません。
残業は職場によって、また任せられる仕事によって大きく変動します。平均すると月20時間ほどですが、ある程度覚悟しておくべきでしょう。繁忙期には残業100時間を超えることもあります。
財務に求められるスキル
- 経理、税務に関する基礎知識
- 日商簿記2級以上(必須)
- BATIC
- PCの基本操作
簿記2級は必須です。持っているのが当然で、持っていないのは論外。また外資系ではBATICなど国際会計知識も持ち合わせていると有利になります。しかし会計事務は資格以上に経験が優遇されるため、とにかく最初は小さな会社で経験を積みましょう。
財務として働く際の注意点
- 残業が多い
- 会社の経営に関わるため責任も多い
- 「未経験OK」の求人が少ない(ほぼ無い)
財務の仕事はどこの業界でも残業が多い仕事です。逆に残業が全くない派遣先はどこも時給が低いところばかり。つまり、「財務」という名目の募集でも、やることは単純な事務(財務部の中で一般事務を行うなど)であることが考えられます。
また会社の経営に関わるため、派遣社員の仕事としては責任が重く、パート感覚で仕事をしようと思っている方や、ある程度ワークライフバランスを保ちたいという方には不向きです(その分やりがいもあります)。
財務は会社の全体像が見えていないとできない仕事なので、最初はその会社を知るところから始まり、加えて業務も覚えていかないとならないので苦労します。時給が高い理由もここにありますが、未経験の初心者ではどんなに立派な資格を持っていても採用可能性は低いでしょう(採用されたとしても次回更新で契約されないことの方が大きい)。