派遣の営業事務ってどんな仕事?
営業事務は営業的要素が含まれていることから「社内営業マン」とも言われることがあります。事務は事務でも社外の人と関わることが多くなります。逆にそれが苦手な方は一般事務のお仕事を狙っていきましょう。給与は安いですが未経験でも問題なく、社会人としての一般的なスキルを身に付けられるため女性に一番人気です。
営業事務はそれに対するステップアップのようなイメージです。外回りの営業マンのサポートをしたり、外出中でも社外からのお客様の対応をしたりします。一般事務よりコミュニケーション能力や判断力が求められるため給与が高い分、仕事の責任も大きくなります。
一般事務が1000~1300円ほどの時給ですが、営業事務ですと1300円~最高1800円まで昇給可能です。
営業事務の仕事内容
- 電話対応
営業マンと同じレベルでの電話対応能力が求められます。顧客の情報や仕事内容について高い基準で頭に叩き込まなければいけません。時には商品やサービスに対するクレーム対応も行うことがあります。 - 顧客データ・売上データ管理
商品やサービスの受発注や見積書、請求書等の作成、在庫の管理など営業に関わる補助業務全般を行います。営業の方が一人で抱えきれない仕事をサポートしてパソコン等に打ち込み、データや紙ベースで管理します。 - スケジュール管理
営業マンのスケジュールを管理してアポイント等をとることもあります。
営業事務に求められるスキル
- コミュニケーション能力
営業の方との情報共有、顧客対応といった派遣職としては珍しく自分から発信することの多い仕事です。高いコミュニケーション能力と対応力が求められます。 - パソコン基本操作
ワード・エクセル・パワーポイントといった基本ソフトの操作は当然にできなければいけません。 - 臨機応変な対応
イレギュラーな対応や営業マンのフォローを行うことが多いため咄嗟の場面でも判断ができるようにしましょう。 - ビジネスマナー
営業マンと「同じ基準で」丁寧な言葉づかい・気配りを行えるようにしてください。 - 優先順位をつける
営業マンと同様派遣社員に対しても納期やノルマを与えられることがあります。物事に優先順位をつけて確実に仕事をこなしていける能力が必要です。
営業事務は残業になることもある
営業事務は残業があります。時には終業時間ギリギリまでお客様の対応をすることもあります。クレームや受発注のお願い等を受けることもあり、営業マンがいない場合は残って行うこともあります。そうしたこともあり一般事務より100円~200円ほど高い時給が最初から設定されています。
もちろん派遣社員なので残業代はきっちり出ます。辛くてもいいからお金が欲しい、残業代がしっかりもらえるところで働きたいという場合は営業事務が最適です。その代わり急な残業で時間的な融通が他の仕事より取りづらい点も理解しておいてください。
営業は辛く大変なイメージがあります。しかし「営業は嫌だけど、営業事務は好き」という方も少なくありません。
人と話すことが好きだったり、売上に直結する業務に関われる仕事はやりがいがあります。営業事務も一般事務もどちらも会社には欠かせない存在です。「数字をつくる営業マンが偉い」と思われがちですが、そんなことを口にしているようでは事務の方の仕事の理解など到底できません。営業事務にチャレンジされる方は是非この仕事に誇りを持ち、じゃんじゃん稼いでいってください。