出版社の派遣案件を見かけたんですがやっぱり忙しいんでしょうか?締切があったり、徹夜してるイメージがあります。
配属される部署にもよりますが、専門性を求められるデザインや編集、未経験でもできる出版物の誤字脱字チェックなどと仕事内容は様々です。派遣社員に徹夜を求めたりすることは無いので安心して下さい。
出版社での仕事は制作・編集・校正
出版社で働く人の仕事内容は大きく分けて制作・編集・校正の3つになります。それぞれ仕事内容が一緒にされている場合や分けられていることもあります。派遣の場合このどれかを任されることになります。
出版社での仕事内容
- 制作
企画立案や、営業部との打ち合わせにより新しい雑誌について考えて形にします。広告を作る際は、お客様の要望を聞き入れて広告目標を考えます。取材で聞き出した内容を元にして制作にとりかかります。 - 編集
イラストを盛り込んだり、元の制作されたものにアクセントをつけたりします。更にイメージアップを狙いキャラクターなどをオリジナルで作成することもあります。出版社によってはイラストを外注で頼みます。その手配なども事務や営業担当と一緒になり行います。 - 校正
これまでの作業で出来上がった原稿を編集者や制作に携わった人達と一緒になり、イメージ通りに完成されているか確認作業を行います。誤字脱字やイメージの修正として赤字で訂正を行い、再び印刷会社に戻されます。また、印刷されたものを確認→修正→確認…この作業を繰り返し行うことで校正が終了します。誤字脱字の確認作業は未経験でも行うことができます。元原稿を見比べながら、抜けを確認します。 - その他事務
電話対応・お茶出し・来客対応といった事務的な要素も任されます。専門的な要素の中にあるので、雑になりそうですがお客様からの電話もあるため、ビジネスマナーに関してもしっかり身につけておきましょう。売れ残った本の保管・処分などの管理も行います。
時給や残業について
時給は1300~1800円と経験を詰めば徐々に上がっていくものの、忙しさの割に高くはなりません。知識を積んで行ければ一般事務以上に時給の昇給は見込めます。残業については締め切り日に近い週は残業する場合もあり、月にならすと10~30時間を見込んでおきましょう。
出版社で働くためのスキル
- 言語の知識
たくさんの言葉に触れる機会の多い出版社の現場では、言語に強いことが求められます。言葉の使い方が誤りや漢字のミスなどは知識がないとできません。 - 事務スキル
営業担当と同行する場合やお客様が来社する際には、ビジネスマナーを踏まえたうえでの丁寧な対応が必要になります。 - DTPの知識
印刷物のレイアウトや編集ができる「卓上出版(DTP)」というソフトの知識が必要です。 - パソコンスキル
ほぼ全ての作業はPC上で行います。ワードやエクセルの基本知識は当然に必要です。 - イラストレーター経験
イラストレーターやフォトショップなどの画像編集ソフトの知識も必要です。
出版社で求められる人物像
- コミュニケーション能力
ひとりで黙々と行うこともありますが、打ち合わせや営業とのやりとりでは意見を言い合い、情報交換が必要になります。 - 提案力のある人
出版社の現場では、様々な提案を出し合うことが多いです。出版するものをどうやって売っていくかのそれぞれの考えが必要とされます。 - 制作することが好きな人
1からモノを作り出してカタチにすることが好きな人が求められます。 - 集中力のある人
誤字脱字チェックは非常に細かい作業ですが世間に出すためにはミスが許されないものです。
コピーライターやフリーランスとして独立することも可
出版社では、広告に関わる企画立案・デザイン・印刷までの工程を全て1人でこなすことも多く、かなりの経験が詰めます。最初はアシスタントから始まった仕事も慣れてくると実績も上がり将来的にはコピーライターやフリーランスとして独立することも夢ではありません。自由な社風の多い広告業界では、そういった思考のもと働いている派遣社員も多いです。