酒井先生、「カウンター営業」ってどういう仕事ですか?
カウンター営業のイメージとしては携帯ショップや保険の窓口のように個人で来社されるお客様を対応する仕事です。「窓口営業」とも言われています。自分からお客さまを探す「飛び込み営業」と違って、相手の購買意欲は予め高まった状態での営業なので成約率は高くなります。しかし知識を十分に付けないとお客さまに対応できない仕事です。
外に出ないカウンター営業の仕事はお客様対応の日々
外に出ない営業として知られているカウンター営業は、来店したお客様の対応がメインとなり商品やサービスの説明や提案などを行います。業種としては保険・携帯ショップ・旅行代理店・住宅展示場といった様々なジャンルがあります。
カウンター営業の仕事内容
- お客様対応
メインとなる仕事です。業種としては個人のお客様がメインとなる可能性が多いです。チラシやHPといった広告をみて来店される人への対応です。また、問い合わせに対する対応も行います。ここではクレームor質問などが多いです。 - 情報提供と販売
店内であっても、営業の要素しかありません。商品やサービスの提供はもちろんのことクレーム処理も行います。客先が途絶えた場合は、駅前や店前などでチラシ配りなども行うことがあります。 - 電話営業もある
会社によってやらない会社もありますが、リストに基づいて電話をかけることもあります。商品の提案や新サービスの紹介などを行います。
時給と残業は?
時給1500円以上で設けている所が多く感じられます。業種は保険・旅行代理店・不動産など様々です。窓口は営業時間が決まっているためそこまで長い残業を伴うことはありません。しかし、お客様が帰った後にしかできない仕事もあるため、毎日30分ほどの残業を伴います。月平均10~20時間といったものになります。
カウンター営業に求められるスキル
- 商品・サービスの正確な知識を覚えられること
携帯ショップなどではクレームの対応が多くなります。いくらお客様を対応したところで知識が曖昧だと状況を悪化させてしまいます。正確な知識を覚えることが必要となり、サービスや商品もシーズン毎に変わっていきます。 - 接客経験・販売経験
どういった職種でも構いません、接客した経験が活かされます。その中で学んできたクレームに対する謝罪の仕方などはどのような業種であっても必要です。 - 丁寧な言葉づかい
法人とは違い、個人のお客様を対応することになるため丁寧な言葉づかい常に意識することが大事です。「どういったことで気分を害するか?」わからないこともあります。 - 要望に対する的確な対応できること
「来店されるお客様は何を望んでいる来ているか?」を的確に把握して対応できることが重要です。
カウンター営業に求められる人物像
- 人に合った対応ができること
仕事場によって、来店されるお客様の層は変わってきます。特に携帯ショップでは小学生なども対応します。年代に合わせて話せることができる対応として求められます。 - 人と接することで常に向上心を持って仕事ができること
カウンター営業はクレームを受ける可能性は高いです。そういった状況でも同じミスを起こさないための改善策を考え次に活かしていく向上心が大事です。 - 販売促進に積極的になれる方
カウンター営業では、店内のレイアウトなども考えることもあります。店内に入ってきて「何か買いたい」と思わせる工夫もアイデアひとつで変わってきます。 - 好きな職場であること
旅行代理店などの職場で働く人はその職場に誇りを持って仕事しています。そんな仕事が好きという思いはお客様にも伝わります。
カウンター営業で店内に来るお客様を逃さない
広告などを見て来店されるお客様は「何か欲しい」と思っている人です。自分たちで売りに行くのではなく「買いに来る人」を待つ仕事でもあります。そういったお客様を取りこぼさないようにすることが数字に直結されます。最近では、営業職の中でも女性の割合が多い職場になりつつあります。要望に合わせた提案ができ契約が成立したときの達成感は何とも言えません。例え店内であっても営業のやりがいはどの職種でも感じれます。