派遣社員は朝礼や清掃に出ずOK?
結論から言ってしまうと、派遣社員は基本的には朝礼や清掃に参加する必要はありません。
派遣社員の雇用元はあくまでも派遣会社ですので、他社の朝礼や清掃に参加する義務はないためです。
同様の理由で会議なども派遣社員は基本的に出る必要はありません。
派遣会社から朝礼や清掃の指示がある場合は参加
なお、派遣会社から派遣先の朝礼や清掃、トイレ掃除などに参加するよう指示があった場合は、雇用元の命令なので参加しなければいけません。
掃除当番に派遣社員が含まれる場合も同様です。
小さな事務所や会社は清掃会社を雇っていないことが多いので、正社員か派遣社員が朝や終業直前に清掃をすることが多いです。
面倒かもしれませんが、指示がある場合は朝礼や掃除に参加しないと最悪契約解除となりますので、参加するべきでしょう。
派遣会社から指示がなくても参加するべき?
なお、稀に派遣会社から指示がないのに、いざ入職すると派遣社員も朝礼に参加したり、掃除をするよう指示されることがあります。
この場合は当然参加せずとも問題ないのですが、空気によっては参加した方が良いでしょう。
特に以前から派遣社員も朝礼や清掃に参加する慣習がある場合、拒否すると派遣先の印象が悪くなり、契約解除に繋がりやすいからです、
どうしても参加したくない場合は派遣会社に指示のない朝礼、掃除に参加させられていることを伝えて、派遣会社から派遣先に「派遣社員を朝礼に参加させないでくれ」と伝えてもらうことで、トラブルを回避できるでしょう。
清掃や朝礼は強制参加ではない
オフィスワーク系の仕事でよくある清掃や朝礼は強制ではなく、会社の美化運動や業務を円滑に進行するための準備に過ぎません。
そのため、派遣先は清掃や朝礼時にいなかった人間に対して、「遅刻」や「減給」とみなすこともできません。
朝礼や清掃は給与に含まれない?
清掃や朝礼に関しては、規則や上司からの指示がなければ労働者自ら行っている仕事に対する「準備行為」とみなされるため、労働時間とならず給与対象にもなりません。
そのため、派遣社員からすると給与にならない朝礼や清掃は参加する意味を一切感じないでしょう。
しかし実際問題として周囲の空気を読まず朝礼や参加をサボタージュすると、社内での印象が悪くなって今後の契約に影響が出るのは確実です。
朝礼や清掃で給料が発生する条件
会社に清掃や朝礼を強制するような命令、規則などがある場合は労働時間とみなされるので、給与を支払う義務が労働基準法によって使用者に科されます。
そのため、もし派遣先や派遣元の指示で朝礼や清掃に参加しているのに給与外となっている場合、それを派遣会社に申し立てましょう。
もしも「10分くらいだし給与は出ないけど自主的に参加してよ」と言うような派遣会社であれば、明らかに労働者の権利を軽んじていますので早急に別な派遣会社に登録することをおすすめします。
1日であれば10分かもしれませんが、1ヶ月働けば220分、1年働けば2640分(44時間)にもなります。
つまり、派遣会社は44時間分、日数にして5日間と半日分の労働時間を支払っていない事になります。
時給で働く派遣社員からすれば44時間分の時給を失うことは痛手すぎますので、たとえ10分であっても朝礼や清掃の給与を渋る派遣会社は直ちに変更するべきでしょう。
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当たり前ですが大手派遣会社が給与を未払いにすると問題になるので、朝礼や清掃で給与を払わないのは中小の派遣会社に多いです。
朝礼や掃除で給与が発生しないことに少しでも不満を覚えているなら、大手派遣会社に登録するべきでしょう。
清掃や朝礼以外で派遣社員の給与に含まれないもの
着替えや仕事の準備
仕事を行うために着替えや準備をする時間というのは「業務時間」ではありません。
そのため、制服のある派遣先の場合、着替えの時間は給与に含まれないので注意しましょう。
またメイクを直したり上着を脱ぐ時間も自由時間とされているため、労働時間に含まれませんので、始業時間までに済ませておく必要があります。
ただ、大手企業を中心としたごく一部の会社では着替えも労働時間に含まれます。
強制でない研修や勉強会
派遣先によってはスキルアップの向上を図り、研修や勉強会などを行っているところもあります。
強制参加の場合は時給が発生することが多いですが、自主的に参加する場合は労働時間とはならず時給も発生しません。
飲み会や忘年会などのイベント
派遣社員が強制されにくい飲み会などのイベント行事も、仮に参加したとしても給与に含まれません。
正社員にとっては飲み会や忘年会の参加は当たり前ですが、派遣社員は強制でないイベントに参加する必要はありません。
なお、飲み会に参加しなかったからといって、派遣社員を切ったり不利な扱いを受けることは派遣法で禁止しています。
労働時間外のことは自由なのが派遣社員のメリットですので、時給が発生しないイベントに関しては不参加でも角が立つことはまずありません。
清掃や朝礼がない仕事もある
派遣先によっては正社員と始業時間をずらし、わざと派遣社員に朝礼や清掃を強制しないようにしているところも増えてきています。
シフト制のように、入れ替わりで入る仕事やパートタイムの仕事も同様です。
派遣社員の清掃や朝礼は拘束時間外
拘束時間とは、「労働時間」と「休憩時間」を足し合わせたものを言います。
拘束時間外で行われる清掃や朝礼に関しては、法律で強制できないとされています。
休憩時間は職場にいなくてもいい自由時間のことを指しており、その時間内は自由な行動が許されています。
なお休憩時間といえど「拘束時間」に含まれているため、その自由時間には45分や1時間と定めがあります。
派遣社員が朝礼や清掃したくない場合は事前の確認が重要
どうしても朝礼や清掃をしたくなければ、事前に営業担当に確認をするか、職場見学のときに質問しましょう。
職場で朝礼や清掃があるか質問することは自由ですし、実際に派遣社員の中には朝礼や清掃を拒む方も少なくありません。
また、ブラック企業では始業時間の30分前や1時間前に暗黙の了解で出社し、朝礼や清掃をすることがあります。
万が一派遣社員なのに30分前に出勤するようであれば、派遣会社にすぐ相談してください
時間外労働は派遣元(派遣会社)との労使協定によって締結されるものですので、派遣先が時間外労働をあなたに強要することはできません。
空気を読むことも大切かもしれませんが、そのことが自分の負担になっているのであれば、改善することも派遣会社の仕事です。
もし改善が見られないようであれば、早急に派遣会社を変更した方が将来のためになるでしょう。
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