今日目覚めたら昼間の12時…。派遣先からも派遣会社からも着信履歴がたくさん入っていて、怖くなって無断欠勤してしまいました。契約解除は免れませんよね。
やってしまいましたか…。無断欠勤は契約解除に留まらず派遣会社からの解雇・追放も考えられます。残念ですがそうなった場合、再登録もできません。特に大手の派遣会社における解雇・追放は絶対に避けたいところです。
派遣会社から解雇・追放される項目
派遣社員を雇用しているのは派遣会社。そのため派遣先における不祥事やその責任は派遣会社が負います(一次的には派遣元責任者)。
派遣会社において派遣社員というのは「商品」。その商品が欠陥を起こせば廃棄(解雇)するのは当然のこと。派遣会社から解雇された方は即ブラックリスト入りとなり、仕事を一切紹介されなくなります。自分で応募しても派遣会社から断られることになります。
※「派遣切り」とは異なります。派遣切りについて知りたい方は以下を参考にして下さい。
非常にシビアに聞こえますが、これは正社員であっても同様です。具体的には次のような項目が解雇・追放事由に該当します。
- 派遣先における就業態度が悪い(遅刻・欠勤・早退・居眠り)
- 就業中の不祥事や違反行為
- 派遣会社が定める就業規則を破る
中でも就業中における遅刻・欠勤・早退・居眠りについては、派遣会社が確認できないため、派遣先責任者や指揮命令者の証言を元に追放が決まります。
しかし、解雇には労働契約や就業規則によって予め同意を得て、段階を踏んで行う必要があります。いくら不祥事を起こそうとも、いきなり解雇を言い渡すことはできません。
無期雇用派遣であっても、上記の項目に該当すれば解雇されることはあります。採用基準を満たして派遣会社で直接雇用されていますが、解雇事由に該当することがあれば雇用形態に関わらず(正社員であっても)解雇されます。
大手派遣会社における解雇・追放は避けたい
派遣社員であれば、追放されようとも他の派遣会社に登録すれば仕事を紹介されます。もし派遣会社から解雇されても、派遣の経歴に残るのは「契約途中終了」もしくは「自己都合で終了」となります。そのため他の派遣会社がその経歴を見ても、解雇されたかどうかは知り得ません。
派遣会社間でも追放した派遣社員の情報を共有しているわけではありません。しかし「追放されても他の派遣会社に登録すればいいんだ」と思っていると、徐々に登録できる派遣会社が減っていきます。特にテンプスタッフ、リクルートスタッフィング、アデコからの追放は派遣社員としての寿命を縮めることになりますのでご注意ください。