派遣社員に学歴は関係なし!
派遣先に対して履歴書の提示する必要がありません。従って、学歴や年齢、更に職歴についても派遣先は知り得ないのです。
しかし現実問題それでは派遣先から「判断基準の材料がない」と言われてしまうため、簡単な職務経歴書を派遣先に提出することがあります。
内容としては、勤務期間と仕事内容について記載したもの。具体的な会社名は伏せて、これまでどんなことをしてきたのか提示します。
派遣社員で大切なのは学歴よりスキルと経験
「経験必須」のお仕事では、「今までしてきた業務が派遣先との業務に類似したものがあるか?」を判断基準としています。特に同業者で働いていたことは派遣先の採用の大きなポイントになります。
しかし、業界未経験であってもそれを補えるスキル(パソコンスキル・ビジネスマナー・資格)があれば考慮してくれます。
派遣において実務経験は非常に大きなウエイトになり、正社員時代よりも高時給が望める可能性があります。
学歴フィルターがある会社でも派遣社員なら直接雇用されることも
直接雇用の採用では学歴を問われていたにも関わらず、派遣中の仕事ぶりが認められて直接雇用に切り替わることもあります。
そういった際には履歴書を提出することがあるのですが、今まで派遣してきた人を「学歴が低い」という理由で無かったこになることはありません。企業が認めてくれたのはあなたのスキルであって学歴ではないのです。しかし「直接雇用」というのは契約社員を前提とした提案なので、それを受諾するかどうかは慎重に判断して下さい。
派遣社員は未経験で低学歴でも人柄とスキルがあれば採用される
事務として働く以上は、パソコンスキルがないことはいくら「未経験OK」の案件でも採用される可能性は低くなります。
PCスキルが全く無いという方は、パソコン研修など福利厚生・キャリアアップの一環として取り入れている派遣会社に登録するようにして下さい。
事務仕事でパソコンを使用しない仕事はまずないため、自信が無い方はそうした派遣会社にまず登録しましょう。
最初から事務やPC作業に興味が無い方は軽作業や調理スタッフ、化粧品販売といった接客・営業の仕事もたくさんあります。
なお社会人経験がある・無いにかかわらず、「派遣として働く」ということは「社会に出る」ということなので最低限のビジネスマナーについては必ず身に付けておくようにしてください。
学歴より顔や人柄重視の採用をしている会社も多い
私が以前勤めていた派遣会社では顔採用を取り入れている派遣先がありました。
容姿・顔立ち・話し方・立ち居振る舞いなど、秘書や受付で女性を採用するときは往々にして行われていました。
容姿に関しては化粧の仕方や髪型、色、ネイルといった細部まで見てくる派遣先もありました。派遣先によっては「既婚者は採用しない」という方針を取っている会社もあり、派遣法を逸脱した面談内容もありました。
私としても気分の良い派遣先とは言えませんでしたが、多くの大手派遣先も採用に取り入れているため実態として派遣社員の方は把握しておいて下さい。
派遣社員と履歴書の学歴まとめ
履歴書の提示が必要ない派遣社員はプライバシーが派遣法によって守られています。しかし、18才未満の方と45才以上の方に関しては契約書の段階で派遣先に通知されることがあります。年齢を言うのではなく「45才以上の方」という実年齢を伏せた提示方法です。18才以下の場合のみ実年齢の公表が認められています。
もし、年齢や学歴を派遣後に聞かれても答える必要はありません。派遣先に対してプライバシーを守りながら働けるのも派遣社員ならではのことです。