正しい退職方法~やるべき行動6箇条
辞める理由はたくさんあっても、辞める方法がわからなかったり、「辞めます」というその一言が言えずにズルズル時間だけが過ぎてしまう人も多いと思います。「本当に辞めていいのか?」「今後の仕事はどうするのか?」色々と考えてしまうと辞められなくなってズルズル引きずってしまいます。そこで、辞めると思ったときにやるべき行動について紹介しましょう。
辞める前にやるべき行動6箇条
考えを整理する
これはまず第一に考えることです。自分が勢いで辞めていないか?相談したら済むことなのか?一度考え直してください。これは、あなたの引き止めているわけではありません。辞める理由をまとめる上で一番大事なことです。また、ここで考える点として自分の残っている有給休暇についても消化してしまいましょう。
辞めるまでの期間を逆算していつ言うべきかを考えておきましょう。自分で理由がまとまれば、退職まで一直線です。
「直属の上司」に辞めることを伝える
例えばあなたが平社員の場合で、課長と部長が上司としていたら「課長」に相談しましょう。課長よりも下の係長やグループリーダーなどがいる場合はその人に伝えます。その人達を通り越して、一気に伝えるべき人(今回の場合「部長」)に伝えてしまうと、課長以下の人たちのメンツが保てないからです。
あまりイメージしにくい問題ですが、そのすっぽかされた上司らは「信頼されていない」と判断され後々の評価に関わることもあるからです。部下が辞めるということは、その直属の上司の評価が落ちる場合もあるため、特別な恨みがなければ伝えてあげた方がいいです(恨みがあるなら無理にとは言いません)。
また引き継ぎ・後任の問題もあるため、最低でも1ヶ月前に伝えましょう。
退職理由は「次が決まっています」
本音の中でも、会社への人間関係を理由に辞めると「改善するようにするから残って」と言われることがあります。もし、言われて残るようなことがあっても自分の気持ちとして居づらくなります。改善のされ方があからさま過ぎて、周りが気を使いはじめる可能性があります。バレるようなウソはやめましょう、結局時間が経つとバレます。ウソをつくのではなく、大雑把に言うことです。
「自分の条件に合う新しい職場が決まりました」が現実的でストレートかもしません。
みなみさんのように次が決まっていない状況で辞めようとすると引き止められることが多いので、ウソでも「次が決まっている」と言った方がいいです。
金輪際会うことのない人たちですから、どう思われてもいいのです。例え辞めたあとにウソがバレても、辞めた人間にそれほど興味はありませんので話題にも上がりません。
退職願・退職届どっちでもいい
法的なことを言うと「退職届」の方が効力が強いみたいですが、辞める当人と、辞めることを伝えられた会社からすれば、そんなことどうでもいいと思いませんか?
実際の現場においてもそうです。まずは辞めることを口頭で上司に伝え、退職日が決まり、形式的に退職届又は退職願が必要になるだけなので、提出そのものは人事の担当から連絡が来るので待ちましょう。こちらは「用意しろ」と言われるまで書く必要はないです。
退職日が決まれば引き継ぎ
有給を取って休んでいても、引き継ぎが上手くいかないと後任者から電話がかかってくることがあります。有給消化中はまだその会社の社員であることを理由に連絡してくる可能性が高いです。折角の有給を有意義に使えないことになります。有給の日までにしっかりと引き継ぎを終わらせておきましょう。有給も次の職場に行くまでのリフレッシュとして必要な時間です。
出勤最終日は挨拶を
これは人によります。最終出勤日に言う人と、有給を消化する日に言う人様々です。しかし、最終出勤日の方が良いです。結局は形式上の話になります。気持ちとしては、最終出勤日がその人にとっての退職日になります。担当していた会社や重要なお客様などには、この日までには挨拶のメール等を済ませておきましょう。
退職を安心して進めるために派遣登録or就職活動を並行させる
キツイことかもしれませんが、並行して行っておくことで退職まで考えることが1つでも少なくなります。よく「有給を使っている間に転職活動をする」と言っている人が多いようですが、実際はかなり難しいです。短期間で決めた会社でも結局は辞める可能性が高くなります。転職ならなおさらでしょう。
派遣登録では、同時に進めることは比較的しやすいです。パソコンがあれば仮登録ができ、就業中の方に関しては登録の時間を夜遅くまでずらすことは可能です。限られた時間の中で、転職先を見つけることより一度派遣として働いて考えを落ち着かせながら転職活動する人も少なくないです。