大手企業の派遣社員になるのは難しい?
大企業で正社員として働くには新卒採用で多数のライバルに勝利するか、優れた学歴、あるいはスキルを活用して中途で採用される必要がありますが、どちらも非常に難易度が高いです。
しかし、派遣社員は、本来であれば一生働くこともできないような大企業で働くことも難しくありません。
大手企業の派遣社員に求められるスキル
最低限のビジネスマナーや事務スキル、社会人経験があればあの誰もが知る大手企業で働くことができるでしょう。
テンプスタッフやスタッフサービスといった一部大手の派遣会社は、大企業で働くのに必要なマナーやスキルを学べる講座があります。
不安があるという方は会員登録し、講座を受けておくと安心かもしれません。
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求人数 | ★★★★★★ |
地域 | 全国 |
福利厚生 | ★★★★★ |
営業マンの対応 | ★★★★★ |
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大手企業の派遣社員の倍率はどれくらい?
大企業の派遣社員求人の倍率は時期や社会情勢に大きく左右されるため一概には言えませんが、1人の募集に対して各社で合わせて2~300人の応募があることも珍しくありません。
※大手企業はあなたが登録している会社だけでなく、他にも様々な派遣会社に求人を出しているため、合わせると数百人から応募があることも多い。
そのため、ある意味では大手企業で派遣社員として働くのは難しいと言えるのかもしれません。
この記事をご覧の方が大企業の派遣求人に興味があるように、やはり大企業は中小企業と比べると給与や職場環境、福利厚生まで圧倒的に整っています。
どうせ派遣社員として働くなら好条件が良いのは当たり前のことです。
しかし、そのせいで倍率はかなり高くなっています。求められるスキルはそれほど高くありませんが、ライバルが多いので社内選考を勝ち抜いて採用されるには、何らかのアピールポイントが必要となるでしょう。
大手企業の派遣社員の仕事内容
大企業とはいえ派遣社員の仕事内容は一般企業とそれほど変わりません。
詳細な仕事内容はもちろん募集している業種によって変わってきますが、一般事務であれば普通の一般事務の仕事をしますし、受付であれば他と大差ない受付の仕事をします。
ただ、一部の大手企業は独自の自社パソコンソフトを使っていたり、創業当時から続く慣習があったりするので、そこは中小企業と変わってくるでしょう。
派遣社員は原則として契約書に書いてある以上の仕事をさせてはならず、正社員でなければ出来ない複雑で責任のある仕事も任せてはいけないので、大企業だからといって桁違いに難しい仕事を任せられることはありません。
大手企業が派遣社員や派遣会社を利用する理由
正社員にやらせたくない仕事を任せるため
大企業は自分たち(派遣先企業の社員)がやるにはコストパフォーマンスが悪いと判断した業務について、派遣を利用する傾向があります。
「派遣」とは、派遣会社の人的サービス(商品)を各企業に紹介し、体験して頂くビジネスモデルです。
どこの企業においても、簡単な事務作業・雑務・庶務というのは存在します。
しかし、それらは冒頭にある「就職活動では手が出ない」ような大企業に勤務する、質の高い正社員にやらせるにはコストが見合いません。
そこで、単純作業を派遣社員へと任せるのです。
人手不足だから
派遣社員を利用する会社というのは様々な事情がありますが、多くは「人手不足」が原因です。
大企業でも近年は人手不足が深刻になっていることがあり、その穴埋めとして派遣社員を利用するケースも少なくありません。
大企業で派遣社員として働くデメリットやリスク
①:選考が厳しく期間が長い
大手企業で働きたいという派遣社員は腐るほどいるので、選考は完全なる買い手市場(選考側が有利)となっています。
「誰もが憧れる大企業」は応募者も多いので、派遣会社側も職場見学まで進める社員を「社内選考」で選びます。
しかも、その選定ですら1週間以上を要します。
また大手企業では計画的に派遣社員の選考を組んでいるため「即日就業」という案件が少なく、選考から就業まで1ヶ月近くかかってしまうことも多いです。
②:簡単に契約を切られる
厳しい選考を通った方でも、人材調整や能力不足を理由に、大手企業はたとえ初回契約であってもあっさり切られます。
社会というのは完全なるカースト制度で成り立っているので、会社の規模が大きいほど発言力も大きくなります。
そのため、大企業が「この社員は要らない」といえば、本来は派遣社員を守るべき派遣会社も言われるがままです。
世間で言われている「派遣切り」が多く見られるのは、派遣社員・派遣会社・派遣先の関係性に上下関係が付いてしまっているケースです。
最低でも派遣会社と派遣先だけは対等に意見が言い合える環境であって欲しいのですが、社会的、経済的に相手(派遣先)の立場が上の場合、理屈ではない闇の力が動き言いなりになってしまいます。
③:昇給の可能性が低い
大手企業では派遣料金を定額の人件費で毎年割り出しているため、派遣社員の時給が上がる可能性は極めて低いです。
もともと高時給で募集しているところが多いのですが、派遣社員の仕事は契約書内で決められた範囲でしか求められていないため、毎年のように同じ業務かつ一定の時給になってしまいます。
また、大きな組織の1人に過ぎない派遣社員を個人がどれだけ頑張っても評価されることはありません。
「誰でもできる仕事を任せたいから雑用要員を買っている」と、超上から目線の認識なので、こちらが時給を交渉しようものならもっと安価な社員に切り替えるという荒業に出ます。
大企業は本当に人気なので、正直時給が低くても応募はいくらでも集まります。
金持ちがどんどん金持ちになる仕組みの典型例ですね。昇給については期待しないほうがいいでしょう。
④:派遣先責任者との距離が遠い
派遣の契約者には「派遣先責任者」という苦情の申出先や契約更新を判断する方が記載されます。
派遣先責任者は部長、所長など上位職を任命することになっているのですが、大手企業だとその方との距離が遠いため、一般企業よりも相談するのが難しいでしょう。
⑤:正社員雇用される可能性が一般企業以上に低い
大手企業は、自分たちではやりたくない(やるべきではない)仕事を、低コストで文句を言わずにやってくれる派遣社員を求めています。
従って、「3年」という抵触日ギリギリまで働かせ、別の派遣社員と入れ替えられてしまうこともままあります。
一般企業であれば能力次第で正社員に雇用されるケースもありますが、大企業の場合はほぼ0%と思って良いでしょう。
仮にもし直接雇用されることがあっても、正社員ではなく契約社員でしょう。
契約社員として再雇用すれば、更に低賃金で5年間浸け置きすることができるため効率が良いです。
そして5年後は息を吐くように首を切ります。
⑥:社内格差を感じやすい
大手企業における正社員の福利厚生や給与・賞与は大変充実しています。
業態にもよりますが本社であればほぼカレンダー通りのお休みでしょうし、夏季休暇やGWなどの大型連休、その他特別な休暇もいくつか用意されているはずです。
しかしそれは派遣社員にとっては無関係ですので、派遣会社の福利厚生や給与・賞与体制、休暇制度に従わなければなりません。
派遣先が大型連休などに入ってしまうと、派遣社員は休みをもらえても無給になってしまうため非常に痛手です。
また、テンプスタッフやスタッフサービスといった大手派遣会社は発言力があるので、派遣社員と正社員の間に福利厚生などの格差がないように働きかけを行っていますが、立場の弱い中小派遣会社では派遣社員は食堂やカフェが使えない、福利厚生の施設が使えないことも珍しくありません。
⑦:ゴミのような扱いを受けることがある
こうした制度面は肌で感じやすい格差ですが、それ以上に周囲とのコミュニケーション面で苦労することが多いでしょう。
正社員は派遣社員を同じ仲間とは見ておらず、良くて「お客さん」という認識が強いはずです。
時には露骨に無視をされたり、「派遣社員ってクズだよね」という悪口を聞こえるように言われるなど、ゴミのような扱いを受ける会社もあります。
派遣社員を見下すことを推奨している会社もあり、自分たちより下の立場の人間がいることで正社員に安心感を抱かせる狙いの会社もあるようです。
そこまで酷くなくとも、少なくとも正社員とは一線を引かれた対応で孤立することが多いでしょう。
⑧:教育環境が未整備
大手企業は「教育」「研修」に最もお金をかける組織です。しかしそれは、自社の正社員に対する話。
「いついなくなるか分からない」「できて当然」の派遣社員に対して、教える時間など設けておりません。
例えばあなたが「じっくりスキルを身に付けたい」「初めての派遣は教育が整った大手で」と思っている場合、それは見当違いです。
大手企業で派遣社員から正社員になるのは無理?
先程も少し触れましたが、大企業で派遣社員から正社員になるのはほぼ不可能です。
大企業で正社員として採用されるのは新卒を覗けば、他社にない秀でたスキルを持っている即戦力の人材です。
正社員に任せたくない単純作業を行う派遣社員では、どれだけ頑張っても正社員になるのは難しいでしょう。
派遣社員から正社員になりたい場合は大企業でなく、紹介予定派遣を活用して正社員採用をするつもりのある企業に入社するべきです。
派遣社員から契約社員になることはある
大企業で正社員になることは難しいですが、時として働き方が評価されて契約社員になれることはあります。
契約社員になれば最長で5年間そのまま大企業で働くことができます。
5年後は運が良ければ正社員になりますが、基本的には直前に雇い止めとなるでしょう。
大手企業で派遣社員として働く方法
大企業の案件が多い派遣会社に登録する
デメリットがあるとはいえ、やはり一流企業の看板があり、労働環境や福利厚生も整った大企業で働きたい方は多いと思います。
その場合は大手の派遣会社へ登録するのが最善です。
大企業の案件はぽっと出の中小派遣会社でなく、昔から付き合いのある大手派遣会社に集中している傾向があります。
そもそも大手派遣会社は中小と比べて10倍~100倍の求人数を持っていたりするため、大企業で働きたい方はテンプスタッフやスタッフサービスといった誰もが知る派遣会社に登録しましょう。
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大手企業の派遣社員まとめ
今回は大企業で派遣社員として働く難易度や倍率、デメリットなどを紹介しました。
正社員では絶対に働けないような一流企業で働けるのは派遣社員の醍醐味とも言えますが、皆同じことを考えているので倍率は相応に高いです。
大企業に採用される自信がなければ、大手派遣会社に登録して他の派遣社員にはないスキルを身につけるのが効果的でしょう。
また、大企業の応募は大手派遣会社に集中しているので、現在中小規模の派遣会社に登録している方は大手に登録するのも大切です。