労働基準法・派遣法に違反していなくても、「危険な派遣先」はたくさんあります。その目安となるポイントを紹介していきますので就業する前に確認してみて下さい。
なお以下の内容は実際に働いてみないと分からないものばかりで、就業前に把握することは難しいのが現状です。
ただ、その事態を把握したら派遣会社に連絡し、契約更新しないよう、又はすぐさま契約を打ち切ることをおすすめします。
危険でヤバいブラック派遣会社や派遣先の特徴7選
①労働条件と実際の仕事内容が異なる
派遣先が労働条件と異なる仕事をさせることは労働基準法違反です。
派遣社員の仕事は政令26業務以外を自由化業務と言いますが、これは労働条件に明示する内容のみのことを意味しています。
②職場環境・労働環境の雰囲気が悪い
派遣社員ではなく、他の正社員らが毎日のように残業していたり、正社員が疲れきって休みが取れていないような派遣先は危険です。
また社員同士の仲が悪い、上司の怒号がいつもどこかで響いているなども問題です。働きづらい環境の中にいるといつかは派遣社員であるあなたにも飛び火する可能性があります。
③契約更新期間が毎回短い
契約更新期間が毎回のように1~2ヶ月で結ばれている場合は危険信号です。
スポット・臨時的な内容ではない業務において契約期間が短い理由は、派遣先がいつでも派遣社員を切れる状況にしておきたいためであることが多く、会社としての基盤も危ぶまれます。
しかし、外資系企業のように常に能力・実績で評価するような派遣先であると契約期間が短いこともあります。
この場合は「高時給」という形で恩恵を受けているためその根拠が分かりますが、特に理由もなく、又はその理由が説明できないような派遣先については注意が必要です。
④常に求人サイトで派遣社員を募集している
人手不足が続く理由に、その派遣先の離職率が高いことが考えられます。
会社の業績が良いために人材が不足していることなら話は別ですが、そうした優良企業にはすぐ人が集まるもので、常時求人が出ているということはありません。
具体的には2ヶ月以上求人が掲載されているような派遣先には注意してください。
求人内容には「掲載日」が記載されていますのでそちらを見るようにしましょう。ただ何度も書き換えられている可能性もありますので営業担当にその実態を確認しましょう。
⑤コンプライアンスが未整備
会社のイベント、飲み会などが強制参加になっていたり、「派遣社員の扱い方」を知らないような派遣先で働くことは危険です。
こうした実態は中小企業の派遣先に多く、就業規則や社内コンプライアンス制度が機能していないワンマン企業に多い傾向があります。
特に派遣初心者の方はできる限り企業規模が大きい派遣先、ある程度知名度が高い派遣先で仕事を始めるのが安全です。
⑥有給休暇や産休を取得させてくれない
派遣社員でも有給休暇や産休、生理休暇を取得することは可能です。
取得するための条件はあっても、取得を制限してはいけないと法律で決まっています。
取得するのを拒むような派遣先や、取得することで契約を切る又は悪い条件を提示する派遣先は非常に危険です。
ただ、休暇に関する付与義務は「派遣先」に生じるため、逆にこれを利用して派遣先があなたに対してどういった反応を取るか図ってみてもいいかもしれません。
⑦苦情を言ってもまともに相談に乗ってくれない
派遣先における相談については、契約書で記載されている苦情の申出先の方に委ねられます。
職場環境や労働環境の改善を求めるときはその方に相談するべきですが、ブラック派遣会社や派遣先はまともに相談に乗ってくれません。
むしろやんわりと「我慢してもう少し頑張ってほしい」とこちらの人生をなんとも思ってないことがよく分かる回答をしてきます。
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ブラック企業に派遣する時の派遣会社の流れ
- やたら特定の求人を押してくる
- 異常に社内選考の通過や採用の通知が早い
- 会社見学でやたらと契約をおすすめしてくる
- いざ就業すると地獄を見る
派遣会社がブラック企業に派遣する際の流れは、概ね上記の通りです。
特定の求人をやたら押すのも、異常に選考が早いのも、会社見学でやたらと「こんな素晴らしい派遣先は早々ないですよ」と言うのも全て誰も就業したがらないブラックだからです。
そうでもしないと永遠に派遣社員が決まらず、手数料を取ることができないので担当している営業は必死に就業させようとしてきます。
そしてブラック企業なのでいざ就業すると空気や人間が最悪だったり、仕事内容が契約と全然違ったり、未経験可なのにマニュアルが一切ないというトラブルが起きます。
既に就業してしまった方は契約更新を確実に断り、まだ就業前で怪しい匂いを感じ取った方は悪いことは言いませんのでその派遣先はバックレましょう、
紹介してきた派遣会社が大手なら今後を見据えて丁重に断るのもありですが、中小の派遣会社ならブラック企業を紹介する時点でそこもブラックなので、この機会に乗り換えることをおすすめします。
ホワイト企業が多い派遣会社!スタッフサービス オー人事net
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危険でヤバい派遣先や派遣会社の特徴まとめ
派遣先が危険でヤバい企業であるか働いてみないとわからないことも多いですが、本来であれば派遣会社が事前に情報収集を怠らなければ派遣先が危険であるかどうかは分かります。
ヤバい派遣先は前任の派遣社員から間違いなく苦情が来てますし、毎回契約更新をせずに辞めていくので、その理由を必ず聞いているからです。
にも関わらずヤバい派遣先というのを隠して就業させる派遣会社は、派遣社員のことは考えていません。
派遣先のご機嫌伺い、あるいは営業担当の数字のための派遣であるので非常に危険です。
中小の派遣会社は危険でヤバい所が多い
中でも危険な派遣先が多いのは中小派遣会社です。利益のためにどんな企業にも派遣しますし、ブラックと分かっていても派遣の依頼を受けてしまうからです。
また、はたらこねっとなどの求人サイトで「釣り求人」を出して登録者を稼ごうとしています。
一方、大手派遣会社は求人数が多いだけなく、そのブランド力と知名度で派遣先を選べる立場にあり、危険だと思う派遣先は派遣社員のことを考えて派遣依頼を受けないようにしています。
これが大手と中小の大きな差です。また優良派遣事業者など第三者機関の認定の有無で派遣会社を見てみるのも大切です。
初心者におすすめの派遣会社!スタッフサービス オー人事net
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